「初めての発見」
どうも。世界の平和を守るために『水晶髑髏』を集めている、髑水晶髏です
晶髏「いよいよ拙いよ…。もう九月だよ…。当初は来年までに13個全部集めなきゃいけなかっただけど、最近に10月28日世界終了説も出たし、早く集めないといけないのに…」
『カタカタカタ、安心しな。微弱だが気配がするぜ?』
晶髏「今度こそは当たりだよね?」
『何度も言ってるが、保障はできねぇよ』
晶髏「やれやれ…。で、どっちの方向?」
『此処から北西の方向にわずかに反応があるぜー』
晶髏「おっけー。じゃ、いこうか」
そんなわけで、僕達は北西に向かって歩いていくのだった。今度こそ、“当たり”であることを願って…
晶髏「あとどのくらい?」
『あと300メートルくらいのところだぜ』
晶髏「了解」
そして、どんどん歩いていき…
『ん、かなり近いぜぇ!』
晶髏「よし!」
さらに歩いていくと…
晶髏「これ…は…」
僕の眼に映った物は、透明感のある結晶でできた、頭蓋骨―――水晶髑髏だった
晶髏「『ソクラテス・スカル』…!」
僕は考古学研究部の中でも一番の水晶系オーパーツ、特に水晶髑髏マニアだ。一目見れば、何の水晶髑髏か分かる
「ん? 貴方、これが何か分かるのですか…?」
行商人っぽいお婆さんが言う
晶髏「ええ、ええ。僕はこういうものを…水晶髑髏を探していたんです。ですから、単刀直入に言います。――その『水晶髑髏』、僕に譲ってくれませんか…? お金なら、幾らでも払いますので…」
真面目な表情で、何時になく真面目な表情で、行商お婆さんに言う
「…………お金なら、要りませんよ」
しばらくの沈黙の後、行商の婆さんが口を開く
晶髏「…え?」
「お金なら、要りません。私は貴方のような人間を探していたのです…。最近私達、オカルトアイテムの行商人の間で噂になっていましたよ…。『水晶髑髏を必死になって探す人間が居る』…とねぇ。
行商人として、水晶髑髏のことはある程度分かっております。2012年までに13個全てをそろえなければ、世界が滅びる――。私もこの『ソクラテスの水晶髑髏』を持つ者として、水晶髑髏を探していました…。
しかし私ももう老いぼれの身。これはマスター・スカルを持つ若い貴方に託すことにしましょう…。私の分まで、どうか世界を救ってください…」
マスター・スカル。全ての水晶髑髏を束ねる水晶髑髏。『ヘッジスの水晶髑髏』がそれにあたる
晶髏「ありがとうございます…!」
僕は舞い上がりたい気持ちを抑えながら、お礼を言って『ソクラテスの水晶髑髏』を受け取る
『…貴方が、私の新しい主ですか…』
晶髏「ん? 主って…契約するの?」
『言ってなかったか? 世界を救うには、マスター・スカル…つまり『ヘッジスの水晶髑髏』の契約者が他の12個の水晶髑髏全てと契約する必要があるんだよ』
晶髏「え!? それって…容量は大丈夫なの?」
『いえ、問題ありません。『ヘッジスの水晶髑髏』は全ての水晶髑髏を束ねるマスター・スカルであり、『水晶髑髏』の代表格とも言える存在ですから』
『そういうこった。つまり、俺と契約した契約者さんは、『水晶髑髏』とのみ、容量を消費せずに契約できるのさ』
晶髏「容量を消費せずに…?」
『ま、その代わり…俺は13個の水晶髑髏の中で一番…ずば抜けて消費容量がでかいんだけどな』
晶髏「え…。ってことは『アッシリアの水晶レンズ』『黒いピラミッド水晶』『黒水晶のパワーストーン』とも契約してる僕って…」
『ああ。物凄く心の器がでかいんだろうな』
晶髏「そうなのか…。一応念のため常に『モリオン』の力で心の器は拡大してるんだけど…」
歩きながら、自分の容量が大きかったことに驚く僕
『理解できましたね? では、早速契約しましょう』
『ソクラテスの水晶髑髏』の眼が光り、宙に浮き、僕の目と合う
『…契約、完了』
………なるほど、確かに容量が減ったような感じがしない。
晶髏「…と、いうことは。これであと11個か…」
『ご存知かと思いますが、私の能力は『サイコメトリー』のような物です』
晶髏「触った物の記憶を読めるんだよね。確か瞑想するとさらに精度が上がるとか」
『ええ、その通りです』
そんなこんなで、水晶髑髏を一つ発見した僕。でも、僕の旅はまだまだ終わらない。世界を救うため、13の水晶髑髏を見つけるまでは…!
どうも。世界の平和を守るために『水晶髑髏』を集めている、髑水晶髏です
晶髏「いよいよ拙いよ…。もう九月だよ…。当初は来年までに13個全部集めなきゃいけなかっただけど、最近に10月28日世界終了説も出たし、早く集めないといけないのに…」
『カタカタカタ、安心しな。微弱だが気配がするぜ?』
晶髏「今度こそは当たりだよね?」
『何度も言ってるが、保障はできねぇよ』
晶髏「やれやれ…。で、どっちの方向?」
『此処から北西の方向にわずかに反応があるぜー』
晶髏「おっけー。じゃ、いこうか」
そんなわけで、僕達は北西に向かって歩いていくのだった。今度こそ、“当たり”であることを願って…
晶髏「あとどのくらい?」
『あと300メートルくらいのところだぜ』
晶髏「了解」
そして、どんどん歩いていき…
『ん、かなり近いぜぇ!』
晶髏「よし!」
さらに歩いていくと…
晶髏「これ…は…」
僕の眼に映った物は、透明感のある結晶でできた、頭蓋骨―――水晶髑髏だった
晶髏「『ソクラテス・スカル』…!」
僕は考古学研究部の中でも一番の水晶系オーパーツ、特に水晶髑髏マニアだ。一目見れば、何の水晶髑髏か分かる
「ん? 貴方、これが何か分かるのですか…?」
行商人っぽいお婆さんが言う
晶髏「ええ、ええ。僕はこういうものを…水晶髑髏を探していたんです。ですから、単刀直入に言います。――その『水晶髑髏』、僕に譲ってくれませんか…? お金なら、幾らでも払いますので…」
真面目な表情で、何時になく真面目な表情で、行商お婆さんに言う
「…………お金なら、要りませんよ」
しばらくの沈黙の後、行商の婆さんが口を開く
晶髏「…え?」
「お金なら、要りません。私は貴方のような人間を探していたのです…。最近私達、オカルトアイテムの行商人の間で噂になっていましたよ…。『水晶髑髏を必死になって探す人間が居る』…とねぇ。
行商人として、水晶髑髏のことはある程度分かっております。2012年までに13個全てをそろえなければ、世界が滅びる――。私もこの『ソクラテスの水晶髑髏』を持つ者として、水晶髑髏を探していました…。
しかし私ももう老いぼれの身。これはマスター・スカルを持つ若い貴方に託すことにしましょう…。私の分まで、どうか世界を救ってください…」
マスター・スカル。全ての水晶髑髏を束ねる水晶髑髏。『ヘッジスの水晶髑髏』がそれにあたる
晶髏「ありがとうございます…!」
僕は舞い上がりたい気持ちを抑えながら、お礼を言って『ソクラテスの水晶髑髏』を受け取る
『…貴方が、私の新しい主ですか…』
晶髏「ん? 主って…契約するの?」
『言ってなかったか? 世界を救うには、マスター・スカル…つまり『ヘッジスの水晶髑髏』の契約者が他の12個の水晶髑髏全てと契約する必要があるんだよ』
晶髏「え!? それって…容量は大丈夫なの?」
『いえ、問題ありません。『ヘッジスの水晶髑髏』は全ての水晶髑髏を束ねるマスター・スカルであり、『水晶髑髏』の代表格とも言える存在ですから』
『そういうこった。つまり、俺と契約した契約者さんは、『水晶髑髏』とのみ、容量を消費せずに契約できるのさ』
晶髏「容量を消費せずに…?」
『ま、その代わり…俺は13個の水晶髑髏の中で一番…ずば抜けて消費容量がでかいんだけどな』
晶髏「え…。ってことは『アッシリアの水晶レンズ』『黒いピラミッド水晶』『黒水晶のパワーストーン』とも契約してる僕って…」
『ああ。物凄く心の器がでかいんだろうな』
晶髏「そうなのか…。一応念のため常に『モリオン』の力で心の器は拡大してるんだけど…」
歩きながら、自分の容量が大きかったことに驚く僕
『理解できましたね? では、早速契約しましょう』
『ソクラテスの水晶髑髏』の眼が光り、宙に浮き、僕の目と合う
『…契約、完了』
………なるほど、確かに容量が減ったような感じがしない。
晶髏「…と、いうことは。これであと11個か…」
『ご存知かと思いますが、私の能力は『サイコメトリー』のような物です』
晶髏「触った物の記憶を読めるんだよね。確か瞑想するとさらに精度が上がるとか」
『ええ、その通りです』
そんなこんなで、水晶髑髏を一つ発見した僕。でも、僕の旅はまだまだ終わらない。世界を救うため、13の水晶髑髏を見つけるまでは…!
続く…
世界が滅びるまで、後105日…