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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

単発 - こっくり無惨

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匿名ユーザー

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※この話に用いられた方法は、ついさっき思いついた物であり効果が実際にあるとは限りません


深夜0:05、千葉県夜刀浦市の某高校にて。

「こっくりさん、こっくりさん、どうぞおいで下さい。もしおいでになられましたら『はい』へお進みください」

『新年最初の獲物キタ━━━(゚∀゚)━━━!!』

ススッ

「おおっ!凄ぇ、本当に動いた!じゃあ、次は……」 『ふっふっふ……』

私は都市伝説【こっくりさん】。
生前は、立派な一匹の妖狐…………になる直前で、漁師に撃たれて命を落とした哀れな狐の霊です。
いやー最近私を呼んでくれる子供がすっかり居なくなっちゃって、ノロノロコロコロ出来なくて鬱憤たまってたんですよ、色々と。
その間暇すぎて、人間共の暮らしに溶け込んでたら何か人化の術使える様になるわ、特技が強化されるわでw
『小銭飛ばし?何それ美味しいの?』状態ですよもうwwでも別に努力したわけでもないのになー、なんでだろうなー。
……まあいっか。今はこのいたいけな男子高校生をどうやって嵌めようか考えましょう……ふっふっふ……。

『少年……君に恨みはないが、これも【こっくりさん】としての宿命なのですよ』

だから私は悪くない。悪いのは油揚げも御神酒も用意せずに、私を呼び出した君自身です。
さあ、次の質問は?

「こっくりさん、こっくりさん、あなたは女の子ですか?」 『……え?』

……え?いきなり何聞いてるのかこいつ……確かに生前は雌だったので「はい」に移行する。
おいやめろ、無言でガッツポーズすんな腹立つ。

「こっくりさん、こっくりさん、あなたの履いている下着の色は?」 『はい!?』

いや、本当に何聞いてるの!?答えるわけが「返事なし……ノーパンか」何でわかるの!?
その後も、そいつのよくわからない質問は続いた。

「こっくりさん、こっくりさん、あなたがよく着る服は?」 『いつもは巫女服だけど、って惜しい!もう少しで指を離しそうだったのに!』

「こっくりさん、こっくりさん、あなたの尻尾はモフモフですか?」 『自慢じゃないけど、まあ毛並みは良い方ね』

「こっくりさん、こっくりさん、あなたの男性経験は?」 『……その、生前に稲荷さまからお情けを……って何言わせるんじゃー!』

「こっくりさん、こっくりさん、あなたは今まで何人※しましたか?」 『ふっ……自慢じゃないけど一桁よ!少年でようやく二桁目(泣)!』


「……こんな物かな。さて、そろそろ終わりにしようか」 『よ、ようやく帰れる……』

駄目だ、精神的にもう限界。悔しいがこいつは諦めて、また次の機会を―――。

「よいしょっと」ペリッ 『はっ?』

次の瞬間、私は自分の目を疑った。先程まで五十音の並んでいた紙が、一瞬で真っ白に―――違う。

『か、紙を……二枚重ね……?』

「これで『はい』か『いいえ』しか答えられないよな。こっくりさん、こっくりさん、お願いがあるんです」

そう言ってそいつは、左手で傍らのカバンを探って、一本の万年筆を取り出した。
そしてその蓋を器用に片手で開け…………。

「俺の、新しい雌奴隷になって下さい」 『…………ふっ…………ふざけるなぁぁぁぁぁぁぁ!!』

あれだけ質問した挙句に、最後は奴隷になれ!?オーケーよくわかった、要は自殺志願者かこのガキ!殺す!こいつは絶対に殺す!
そう心の中で叫びながら、私は『いいえ』の文字のところまで一気に移動した。

「危なっ、指話すとこだった……でも、嬉しいですよこっくりさん」 『は?何を言って』


「だって、わざわざ自分から『はい』に行ってくれるなんて。そんなに奴隷になりたかったんですか?」『…………!?』


思わず自分が十円を動かした場所、その下に書かれた文字を見る。そこに書かれていたのは…………『はい』。
…………なん、で…………!?ま、まさか!さっき剥がした紙の『いいえ』の部分の下に『はい』と書いて…………!

「さて、こっくりさん。もし本当に奴隷となってくれるなら、この万年筆にお入り下さい」 『……ぃ……ぃゃ……』

こいつはルールを破っていない。だから、私も【こっくりさん】のルールに従い、選ばなければいけないのだ――――――

『いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………………………!!』

――――――目の前に示された、二つの『はい』のどちらかを。(終)

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