何処か、『組織』を敵とする集団のアジトに少女はいた。
「腹ぺこだー」
まだ、小学生低学年にしか見えない少女は、自分が縄で縛られている事も気にせず、暢気に言った。
そんな緊張感の無い少女の閉じ込められている部屋の扉が大きな音をたてながら開く。
「こいつか」
そして、長身の顔の恐い男が、部下らしい集団を引き連れて部屋に入ってくる。
「はい、ボス。『組織の敵は許さないぞー』とか叫びながらここに真正面から突撃してきまして。普通なら殺すんですが。まだ子供でして」
「能力は?」
「それが、ただのナイフ持ってただけでして。取り押さえる時も能力を使わなかったんで、契約者なのは確かなんですが、何の都市伝説なのかは」
「お兄さんが、ここで一番偉い人なのー?」
男が部下と話ししているのも気にせず、唐突に少女は尋ねた。
「そうだ。で、だ。お嬢ちゃんは何しに、き……た…………?」
ふと、奇妙な事に気がつく。何故か少女の胸が徐々に膨らんでいるのだ。
そして、危険を感じて男が逃げようとするより早く、男達のアジトは「爆発するシリコン」によって吹っ飛んだ。
「腹ぺこだー」
まだ、小学生低学年にしか見えない少女は、自分が縄で縛られている事も気にせず、暢気に言った。
そんな緊張感の無い少女の閉じ込められている部屋の扉が大きな音をたてながら開く。
「こいつか」
そして、長身の顔の恐い男が、部下らしい集団を引き連れて部屋に入ってくる。
「はい、ボス。『組織の敵は許さないぞー』とか叫びながらここに真正面から突撃してきまして。普通なら殺すんですが。まだ子供でして」
「能力は?」
「それが、ただのナイフ持ってただけでして。取り押さえる時も能力を使わなかったんで、契約者なのは確かなんですが、何の都市伝説なのかは」
「お兄さんが、ここで一番偉い人なのー?」
男が部下と話ししているのも気にせず、唐突に少女は尋ねた。
「そうだ。で、だ。お嬢ちゃんは何しに、き……た…………?」
ふと、奇妙な事に気がつく。何故か少女の胸が徐々に膨らんでいるのだ。
そして、危険を感じて男が逃げようとするより早く、男達のアジトは「爆発するシリコン」によって吹っ飛んだ。
何処か、『組織』の施設に爆発した少女と全く同じ少女が、三人いた。
「あー」「死んだー」「黒服さんー?」
「ん、どした?」
「爆発したー」「一人いなくなったー」「補充ー」
「頑張れよ」
そう言って、「世界には自分と同じ顔の人間が三人いる」と契約していた黒服が少女の一人を撫でると、
「がんばるー」「組織の為にー」「過激にー」「ドカンとー」
少女は一人、増えていた。
ただ、爆発する為だけに。
「あー」「死んだー」「黒服さんー?」
「ん、どした?」
「爆発したー」「一人いなくなったー」「補充ー」
「頑張れよ」
そう言って、「世界には自分と同じ顔の人間が三人いる」と契約していた黒服が少女の一人を撫でると、
「がんばるー」「組織の為にー」「過激にー」「ドカンとー」
少女は一人、増えていた。
ただ、爆発する為だけに。