(「前編」の続き)
ロボット達によって、ジャージの男と短パンの女は、戦闘不能になった。
そして当のロボット達は、まだまだ戦闘可能なようだった。
そして当のロボット達は、まだまだ戦闘可能なようだった。
男A「なっ……大丈夫か!」
女A「うそ、こんな、事が……!?」
男A「いったい、何があったというんだ…!?」
女A「うそ、こんな、事が……!?」
男A「いったい、何があったというんだ…!?」
/※ ジャージの男VSマントロボット:始 ※/
男B「お前は……まさかッ!?」
ロボット2「でぇりゃアアアアアアァァァ!」
ロボット2「でぇりゃアアアアアアァァァ!」
マントロボットは刃物になっている右腕を振り回し、ジャージの男を切り裂こうとする。
しかし何度やっても、ジャージの男に攻撃は届かない。
しかし何度やっても、ジャージの男に攻撃は届かない。
男B「(【ゾーン体験】のおかげでスタミナが尽きるまで走り続ける事はできる。)
(しかし逃げてるだけじゃ勝てない。どうする……。)」
(しかし逃げてるだけじゃ勝てない。どうする……。)」
男の頭の回転もまた、【ゾーン体験】で早くなっていた。
その力により、状況に適した回答が一瞬で閃いた。
その力により、状況に適した回答が一瞬で閃いた。
男B「(そうだよなぁ、それしかないよな。)」
男はロボットとの距離を取り、助走をつけるべくロボットに向かって全力で走り出す。
男B「(たとえどんな状況であろうとも……)
(全力で戦うのみ!)」
(全力で戦うのみ!)」
男はロボットに向かって飛び蹴りをした。
タイミングよくジャンプし、よく伸びたその足は、的確にロボットへと向かっていた。
タイミングよくジャンプし、よく伸びたその足は、的確にロボットへと向かっていた。
男B「だありゃあああぁぁぁ!」
ロボット2「なァ!?ぬおアアアアアァァァ!」
ロボット2「なァ!?ぬおアアアアアァァァ!」
綺麗に男が着地したと同時に、ロボットは勢いよくぶっ飛んだ。
男B「これだけやっておけば、無事では済まんだろう。」
ロボット2「……再ッ、再ッ!起動ォォォオオオオオ!」
ロボット2「……再ッ、再ッ!起動ォォォオオオオオ!」
少しの間だけ動かなかったが、すぐにまた動けるようになった。
男B「まだ、動けるのか……。」
ロボット2「所詮人間に俺がァ!倒せるものかァァァ!」
ロボット2「所詮人間に俺がァ!倒せるものかァァァ!」
ロボットのマントが裏返り、赤から青へと変わる。
同時に、ロボットの右腕が刃物から槍状のものへと変化した。
同時に、ロボットの右腕が刃物から槍状のものへと変化した。
男B「な、なんだあれ!?」
ロボット2「赤が嫌いならァァァ!青にしてやるよォォォ!」
ロボット2「赤が嫌いならァァァ!青にしてやるよォォォ!」
ロボットは猛スピードで男に突っ込んでくる。
男はすぐに反応し、避けようとサイドステップする。が……。
男はすぐに反応し、避けようとサイドステップする。が……。
男B「くっ!?」
ロボット2「人間はァ!疲れるんだろォ!?はァァァ!」
ロボット2「人間はァ!疲れるんだろォ!?はァァァ!」
男の疲労が限界に近づき、いくら【ゾーン体験】といえども誤魔化せなくなっていた。
避けきれなかった男を、無情にもロボットはその右腕で突き刺した。
避けきれなかった男を、無情にもロボットはその右腕で突き刺した。
男B「がはっ……。」
ロボット2「俺達は絶対に疲れないィ!それがお前との差だァァァ!」
ロボット2「俺達は絶対に疲れないィ!それがお前との差だァァァ!」
その時、男の身体から何かが抜けているのを感じ取った。
ふとロボットの胸部に目をやると、右側の一部がガラス張りになっていた。
そのガラスの部分に、なにやら赤い液体が注がれていた。
ふとロボットの胸部に目をやると、右側の一部がガラス張りになっていた。
そのガラスの部分に、なにやら赤い液体が注がれていた。
男B「ッ……!?」
その瞬間何かを悟り、男は力を振り絞ってロボットを蹴り飛ばした。
ロボット2「ぐおァ!ちぃ、貴様ァァァ!」
男B「く、やはり、血が……。」
男B「く、やはり、血が……。」
そう、ロボットは男の血を抜き取ろうとしていたのだ。男が真っ青になるまで……。
男B「中途半端な、知識のせいで、警戒を怠った……。」
ロボット2「青も嫌いなら……俺の好きな赤だアアアアアアァァァ!」
ロボット2「青も嫌いなら……俺の好きな赤だアアアアアアァァァ!」
ロボットはまたマントを翻し、右腕を刃物に変換した。
男B「か、体が……!」
疲労が蓄積していた男の身体は、とうとう完全に動かなくなった。
そんな男に躊躇なく、ロボットは刃物を振り下ろした。
男の身体は真っ赤に染まっていった。
/※ ジャージの男VSマントロボット:終 ※/
/※ 短パンの女VS十円玉ロボット:始 ※/
女B「これが、魔王の目的って事……?」
ロボット1「チャリーン!魔王?どうでもいい!倒す!」
ロボット1「チャリーン!魔王?どうでもいい!倒す!」
短パンの女は、コイン型のロボットの容姿や発言からある1つの見解を得た。
それは同時に、これから始まる混沌を告げるものであった。
それは同時に、これから始まる混沌を告げるものであった。
女B「……アンタにかまってる暇はないよ!早く皆に知らせないと……!」
女はロボットに背を向け、全力で走り出した。
ロボット1「むむ、チャリーン!」
ロボットは腹部の穴から、女の背中に向けて何かを放った。
発射音が小さすぎたため、女は全く気付けず、それは命中した。
発射音が小さすぎたため、女は全く気付けず、それは命中した。
女B「痛ッ!?なによ急に……ってきゃあ!?」
急に、女の脚が全く動かなくなった。
どれだけ動かそうと願っても、脚は女の言う事を聞かなかった。
どれだけ動かそうと願っても、脚は女の言う事を聞かなかった。
ロボット1「チャリーン!命中命中!」
女B「アンタ、何を……?」
ロボット1「もう一度!チャリンチャリーン!」
女B「アンタ、何を……?」
ロボット1「もう一度!チャリンチャリーン!」
またもやロボットは腹部から何かを2回放つ。
今度は視認できたため、女は刃物を取り出して切り払えた。
今度は視認できたため、女は刃物を取り出して切り払えた。
ロボット1「チャリーン!?失敗失敗!」
女B「いったい何を……って、これは?」
女B「いったい何を……って、これは?」
そこに落ちていたのは、真っ二つになった十円玉だった。
数は4つ、つまり2枚の十円玉だったもので、ロボットから放たれた数と一致する。
状況を分析していると、不意に脚の違和感が解かれた。
数は4つ、つまり2枚の十円玉だったもので、ロボットから放たれた数と一致する。
状況を分析していると、不意に脚の違和感が解かれた。
女B「あっ、動く……。」
ロボット1「チャリーン!呪いが切れた!コントロール難しい!」
女B「呪い……?」
ロボット1「チャリーン!呪いが切れた!コントロール難しい!」
女B「呪い……?」
その言葉を聞いて、彼女の推測は確信に変わった。
そしてその確信は、しだいに恐怖へと変わっていく。
そしてその確信は、しだいに恐怖へと変わっていく。
女B「早く伝えないと……!」
ロボット1「させない!チャリンチャリーーン!」
ロボット1「させない!チャリンチャリーーン!」
女が走り出すと、ロボットは躊躇なく十円玉を放つ。
しかし弾道は女の背中から反れて女を追い越してしまった。
しかし弾道は女の背中から反れて女を追い越してしまった。
女B「えっ、なに!?」
ロボット1「チャリーン!追尾モード!」
ロボット1「チャリーン!追尾モード!」
すると十円玉は、まるでその命令を聞き受けたかのように旋回する。
女B「そんな事までできるの!?でも……!」
女は刃物を取り出し、切り払う体制をとる。
ロボット1「チャリーン、急上昇!」
切り払おうとした瞬間、それを回避するように十円玉が天高く上昇する。
女B「くぅ、急いでるのに!」
女は今までにないほど集中する。上空と、音……。
やがて上空に金属の煌めきが見えた。
やがて上空に金属の煌めきが見えた。
女B「そこか!」
女の得物は的確に十円玉を切り裂いた。
地面に、真っ二つになった十円玉の残骸が2つ落ちた。
地面に、真っ二つになった十円玉の残骸が2つ落ちた。
女B「え……?」
もう1枚の十円玉は、上空から遠回りし、女の足元をめがけて低空飛行していた。
その姿を確認した頃には、もう間に合う間合いではなかった。
十円玉が女の脚にぶつかり、また女に呪いをかけてその自由を奪う。
その姿を確認した頃には、もう間に合う間合いではなかった。
十円玉が女の脚にぶつかり、また女に呪いをかけてその自由を奪う。
ロボット1「チャリーン!止まった止まった!」
女B「くぅ!ま、まだ……。」
女B「くぅ!ま、まだ……。」
女は腕で自分の身体を引きずりながら進もうとする。
そんな姿を見ても、ロボットは攻撃をやめようとしなかった。
そんな姿を見ても、ロボットは攻撃をやめようとしなかった。
ロボット1「逃がさない!チャチャチャチャリチャリチャリチャリチャリーン!」
ロボットは女に向けて、無数の十円玉を放出する。
脚の自由がきかない女に、成す術はなかった。
脚の自由がきかない女に、成す術はなかった。
女B「み、みんな……逃げて……!」
/※ 短パンの女VS十円玉ロボット:終 ※/
女A「そんな、あんなに強い2人が……。」
悪魔「まったく、その男は生かしておけと言っただろ?虫の息じゃねぇか。
んで、その女は要らねぇから手加減するなと命令しただろ?」
ロボット2「う……す、すまねぇ。」
ロボット1「チャリーン!あいつ、強い!」
悪魔「まったく、その男は生かしておけと言っただろ?虫の息じゃねぇか。
んで、その女は要らねぇから手加減するなと命令しただろ?」
ロボット2「う……す、すまねぇ。」
ロボット1「チャリーン!あいつ、強い!」
落胆したような目で、倒れている2人を見つめる少年。
やがてその顔は、不気味な笑みを浮かべる。
やがてその顔は、不気味な笑みを浮かべる。
女B「みんな……そいつは、都市伝説を、ロボットに……!」
女A「え……?」
男B「そうだ……!かはッ、消してきた都市伝説を、回収しッ……!」
男A「そういう事か……。やっとお前達の目論見が分かった。」
女A「え……?」
男B「そうだ……!かはッ、消してきた都市伝説を、回収しッ……!」
男A「そういう事か……。やっとお前達の目論見が分かった。」
不意に、少年は拍手する。
悪魔「ご名答、かな。【侵蝕式契約型都市伝説 】、通称【ULV 】。
このカードは多くの都市伝説のデータを蓄積していて、
それをこの端末から全ての物質に『契約』させる事ができる。強制的にな。」
このカードは多くの都市伝説のデータを蓄積していて、
それをこの端末から全ての物質に『契約』させる事ができる。強制的にな。」
少年はカードをちらつかせながら、流暢に説明した。
女A「け、『契約』は都市伝説と人間が、互いに同意して行うものでしょ!?」
悪魔「そういう、『強制的に契約させる』都市伝説もまた、この世に存在するのさ。
その他色々な都市伝説をこのカードに打ち込んで、最後に……。」
男B「【赤マント青マント】……。」
女B「【コックリさん】……。」
悪魔「元となる都市伝説を取り込む。完成。
ちなみにその後の【ULV】は【死の行群】と【相対性理論の理解者】だ。
たまたま見つけてな。今回は役に立ったよ。」
悪魔「そういう、『強制的に契約させる』都市伝説もまた、この世に存在するのさ。
その他色々な都市伝説をこのカードに打ち込んで、最後に……。」
男B「【赤マント青マント】……。」
女B「【コックリさん】……。」
悪魔「元となる都市伝説を取り込む。完成。
ちなみにその後の【ULV】は【死の行群】と【相対性理論の理解者】だ。
たまたま見つけてな。今回は役に立ったよ。」
その説明を聞いて、4人はある同じ考えを共有する。
奴らが今までしてきた事の意味、そしていつか起こる惨劇……。
奴らが今までしてきた事の意味、そしていつか起こる惨劇……。
男A「そのために人々から都市伝説を……!?」
悪魔「それは誤解だ。……って、説明する必要もないか。まぁ、奪ってるのは『邪魔だから』だ。
【ULV】はオレが独断で造ってるだけで、『本来の目的』とは関係ないぜ。」
男A「まだ、恐ろしい計画があるというのか……。」
女A「『造った』……?都市伝説を?」
悪魔「それは誤解だ。……って、説明する必要もないか。まぁ、奪ってるのは『邪魔だから』だ。
【ULV】はオレが独断で造ってるだけで、『本来の目的』とは関係ないぜ。」
男A「まだ、恐ろしい計画があるというのか……。」
女A「『造った』……?都市伝説を?」
悪魔「……喋り過ぎた。そろそろ片付けないとな。おいお前!」
ロボット2「ん?なんだァ!」
ロボット2「ん?なんだァ!」
悪魔「その女を、真っ二つに切り裂け。」
ロボット2「了解ッ!だアアアァァァァァァ!」
女B「え……?」
女B「え……?」
男A「なッ!?」
女A「きゃあああぁぁぁぁぁぁ…………!」
女A「きゃあああぁぁぁぁぁぁ…………!」
短パンの女は、上半身と下半身に分断された。
男B「き、さまッ……!」
ロボット2「おぉ、綺麗な血だァ!で、どうするんだァ!?」
悪魔「こうするのさ。」
ロボット2「おぉ、綺麗な血だァ!で、どうするんだァ!?」
悪魔「こうするのさ。」
少年は例のコードを短パンの女の上半身に貼り付ける。
悪魔「今まで使い時が分からなくて困っていた……【ULV】、『這う』。インストール。」
女の姿は見る見るうちに機械化していった。しかしその面影は、完全には消えていなかった。
女B「みんな、に……ケ、テ……。」
悪魔「お次は、【ULV】、『追う』。インストール。」
悪魔「お次は、【ULV】、『追う』。インストール。」
次は下半身に【ULV】を使い、それを機械化させていく。
女B「テケ、テケテ、ケ。」
女A「【テケテケ】と【トコトコ】……?」
男A「人間を、ロボットに変えた……!?」
悪魔「『都市伝説化』な。しかし、何故か身体の欠損が補われないな……。」
女A「【テケテケ】と【トコトコ】……?」
男A「人間を、ロボットに変えた……!?」
悪魔「『都市伝説化』な。しかし、何故か身体の欠損が補われないな……。」
少年がそう言って間もなく、短パンの女の下半身が、上半身を持ち上げる。
まるで元々1つだったように、その体はくっついた。
まるで元々1つだったように、その体はくっついた。
女B「テケ、トコ……。」
女A「……!?」
悪魔「おぉ、2枚で1体となる【ULV】か!これは面白い。」
女A「……!?」
悪魔「おぉ、2枚で1体となる【ULV】か!これは面白い。」
女B「テケテケ、トコトトココ、ケテケテテ……。」
男A「……!貴様、よくも……!」
悪魔「さて、どんなデータが取れるかな……。」
男A「……!貴様、よくも……!」
悪魔「さて、どんなデータが取れるかな……。」
始めて怒りを露わにしたサングラスの男を見て、少年はただ笑みを浮かべるだけだった。
【ULV】と化した短パンの女は、ただ、意味のないであろう音を発し続ける。
【ULV】と化した短パンの女は、ただ、意味のないであろう音を発し続ける。
女B「テケテケ、トコトトココ、ケテケテテ……。」
悪魔「……?発声に関するエラーか?日本語を喋らない。
人間を媒体にしているのに、変な話だ。」
悪魔「……?発声に関するエラーか?日本語を喋らない。
人間を媒体にしているのに、変な話だ。」
目の前で仲間をロボットにされてしまい、男達はただ呆然とするしかなかった。
悪魔「まぁいいか。さっそく……。」
???「「待てぇ!」」
少年が声の方を向くと、大勢の男達が構えていた。
悪魔「んっと、どなた?」
男C「どういう事だ、この状況……?」
男D「難攻不落の【バミューダトライアングル】が崩壊し、悲鳴を頼りに駆けつけてみれば……。」
男E「短パンの姉御に似た悪趣味なロボットと、血塗れになったジャージのアニキ……。」
男C「どういう事だ、この状況……?」
男D「難攻不落の【バミューダトライアングル】が崩壊し、悲鳴を頼りに駆けつけてみれば……。」
男E「短パンの姉御に似た悪趣味なロボットと、血塗れになったジャージのアニキ……。」
少年は聞いているのか聞いていないのか、特に反応を示さずにキーボードを叩いていた。
悪魔「……全員契約者か?そういえば言ってたな、捜索がどうとか。
まぁ、見たところ頭数だけ戦闘員並に揃えたってところか。」
男C「くっ……!」
悪魔「では全て回収させてもらおう。珍しい都市伝説だけ、だが。…いけ!」
まぁ、見たところ頭数だけ戦闘員並に揃えたってところか。」
男C「くっ……!」
悪魔「では全て回収させてもらおう。珍しい都市伝説だけ、だが。…いけ!」
【ULV】3体が一斉に襲い掛かる。
しかしサングラスの男が集めた戦士たちは、ひるまずに応戦する。あの1体を除いて…。
しかしサングラスの男が集めた戦士たちは、ひるまずに応戦する。あの1体を除いて…。
男C「姉御!姉御じゃねぇのか!?」
女B「テケテケ、トコトトココ、ケテケテテ……!」
女B「テケテケ、トコトトココ、ケテケテテ……!」
【ULV】と化した女は、どこからともなく長い刃物を取り出し、振り回す。
悪魔「元々の都市伝説の能力も使える…いや、使いこなせてないか?
…エラーが500件以上、言語エラーと行動妨害エラー?
どれも初めて見る現象だ。ある意味面白いデータだが。」
…エラーが500件以上、言語エラーと行動妨害エラー?
どれも初めて見る現象だ。ある意味面白いデータだが。」
男C「あのパソコン…たしか姉御を…!」
男A「元には戻せないかもしれないが…あれを壊せば、仲間を増やせなくなる…!」
男A「元には戻せないかもしれないが…あれを壊せば、仲間を増やせなくなる…!」
それを聞き、1人の男が少年の元へと突っ込む。
その手には、宝石らしきものでできた巨大なハンマーが握られていた。
その手には、宝石らしきものでできた巨大なハンマーが握られていた。
男D「俺がァ!やるぅぅぅぅぅぅ!」
男は、少年へ向けてハンマーを振り下ろす。
少年は閉じたノートパソコンを盾にしてしまう。
その結果、少年は大きく吹き飛ばされながらも無事だったが、ノートパソコンは真っ二つに壊れてしまった。
少年は閉じたノートパソコンを盾にしてしまう。
その結果、少年は大きく吹き飛ばされながらも無事だったが、ノートパソコンは真っ二つに壊れてしまった。
悪魔「なっ…!?」
男D「どうだ!『世界一固い』ダイヤモンドの力は!」
悪魔「…【ダイヤモンドは硬い】か、また面倒な都市伝説を…。」
男C「これで奴はもう…。」
男D「どうだ!『世界一固い』ダイヤモンドの力は!」
悪魔「…【ダイヤモンドは硬い】か、また面倒な都市伝説を…。」
男C「これで奴はもう…。」
そう言いかけて、少年の手元を見て固まる。
ノートパソコンが、みるみるうちに直っていった。
ノートパソコンが、みるみるうちに直っていった。
悪魔「残念だったな、そんな事しても、これは絶対に壊れねぇ!」
男A「…【ロールスロイス】か…!あのパソコンに定着されているのか、あるいは…。」
男A「…【ロールスロイス】か…!あのパソコンに定着されているのか、あるいは…。」
こちらで戦闘している最中、コイン型ロボットと応戦している方では。
男達「たあぁ!」「ちぃ、飛び回られると攻撃が当たらん!」「逃げるな!」
ロボット1「チャリーン!…ん、来た!」
ロボット1「チャリーン!…ん、来た!」
そうコイン型のロボットが言うと、短パンの女によって外された手足が飛んでくる。
そのままそれらのパーツは元あった所へと戻っていき、コイン型ロボットは元通り戻った。
そのままそれらのパーツは元あった所へと戻っていき、コイン型ロボットは元通り戻った。
ロボット1「復活!チャリーン!」
その様子を遠巻きに見て、サングラスの男はもう一つ気付く。
男A「まさか、あのロボットにも【ロールスロイス】の影響が…!?」
悪魔「個体差はあるけどな。【ULV】を作る時に利用する、ってのが関係してるのか。」
男A「くっ…倒す事はできないのか…?」
悪魔「個体差はあるけどな。【ULV】を作る時に利用する、ってのが関係してるのか。」
男A「くっ…倒す事はできないのか…?」
その時だった。
ロボット2「はアアアァァァ!全員血祭、り…。」
ロボット1「チャリーン!チャリーン…チャリ…チャリ…。」
女B「テケテ…ケ、トコ…トトココ…、ケテケ…テ・テ……。」
ロボット1「チャリーン!チャリーン…チャリ…チャリ…。」
女B「テケテ…ケ、トコ…トトココ…、ケテケ…テ・テ……。」
男達「「ッ!?」」「な、何が…?」「急にどうしたんだ?」
男C「短パンの姉御!?」
男A「…何が起こった?」
男C「短パンの姉御!?」
男A「…何が起こった?」
急にロボット達が苦しみだす。よく分からない状況に、男達は対処が分からなくなる。
少年もまた、表情が変わった。
少年もまた、表情が変わった。
悪魔「…全員のエラーが、100…200…まだ増えるか?こんな時に、面倒な事になったな。」
ある男が、マントのロボットに臆せず挑発する。
男「おい!俺達をコロすんじゃないのか!?」
ロボット2「ち、チガ…。」
男達「こいつ、やっぱり血を求めてやがる!」「さっさと倒そう!」
ロボット2「ち、チガ…。」
男達「こいつ、やっぱり血を求めてやがる!」「さっさと倒そう!」
ロボット1「チャ・チャ・チャ…、やだよ、こんな事…。」
男達「ッ…!?」
男達「ッ…!?」
コイン型ロボットの言動で、一瞬だけ静寂が訪れる。
ロボット1「ママ、どこ?…帰り、たい…チャ、チャリ…ン…。」
ロボット2「俺、は…こ・な事…望・でいな…い…!」
ロボット2「俺、は…こ・な事…望・でいな…い…!」
男B「どういう…事だ?」
女B「テテケテテ、コト、ケテテケ、コトトト…、テケ、コトコココ、…テテテケテ…。」
男A「…やはり、そういう事だったのか…!」
サングラスの男は、少年を睨みつける。
男A「お前の【ULV】とやら…完全に人を操れるわけではないのだな?」
悪魔「…正解。洗脳系の都市伝説が【ULV】の中に含まれている。
時間制限程度だったが…お前達がしぶといのか、人間を使った【ULV】が原因か?」
悪魔「…正解。洗脳系の都市伝説が【ULV】の中に含まれている。
時間制限程度だったが…お前達がしぶといのか、人間を使った【ULV】が原因か?」
少年が悠長に分析を続ける中、短パンの女の様子が…。
女B「テケ、コトコココ、…テテテケテ!」
短パンの女の上半身と下半身が分裂し、二手に分かれる。
上半身は右側へ、下半身は左側へ、叫びながら、地面をえぐるように突っ走る。
上半身は右側へ、下半身は左側へ、叫びながら、地面をえぐるように突っ走る。
女B「テケ、コトコココ、テテテケテ!テケ、コトコココ、テテテケテ!」
女B「テケ、コトコココ、テテテケテ!テケ、コトコココ、テテテケテ!」
女B「タ、コトココオ、テテテケテ!テケ、コトココオ、テテテケセ!」
女B「 タ オ セ !」
短パン女の上半身と下半身は、同時に少年に体当たりする。
しかし、見えない何かがそれを阻んでいた。
しかし、見えない何かがそれを阻んでいた。
悪魔「言語障害回復と同時に、洗脳解除エラー。直ったと思ったらこれだよ。」
女B「くぅぅ!?」
女B「くぅぅ!?」
弾き飛ばされるも、短パンの女はなんとか体勢を立て直す。
次は上半身と下半身合体し、長い刃物を取り出して斬撃を飛ばす。
しかしそれも、何かに阻まれて届かない。
次は上半身と下半身合体し、長い刃物を取り出して斬撃を飛ばす。
しかしそれも、何かに阻まれて届かない。
悪魔「無駄無駄。しかし、人間の意志で【ULV】と契約都市伝説の両方を使いこなせるというのか。
まぁどちらの能力でも、オレに攻撃は届かないがな。
唯一それができそうな奴は…。」
まぁどちらの能力でも、オレに攻撃は届かないがな。
唯一それができそうな奴は…。」
男D「俺だぁぁぁあああ!」
ハンマーの男が、少年の後ろから襲い掛かる。
しかしハンマーを振りかぶり飛び上がった瞬間、空中で制止する。
しかしハンマーを振りかぶり飛び上がった瞬間、空中で制止する。
悪魔「すでに対処済みだからねぇ。残念。
後で都市伝説の方は回収させてもらうから、安心して待ってな。」
後で都市伝説の方は回収させてもらうから、安心して待ってな。」
ハンマーの男は、まるでそこだけ時間が停止したように動かなくなった。
その様子を見て、短パンの女は怒りをさらに増幅させる。
その様子を見て、短パンの女は怒りをさらに増幅させる。
女B「たぁぁぁ!覚悟ォ!」
短パンの女が少年に跳びかかる。
それでも、見えない壁を越える事はできない。
それでも、見えない壁を越える事はできない。
悪魔「データ提供ご苦労様。おかげで新しい【ULV】の使い方が分かったよ。
だが、もう暴れるのは簡便な…。」
女B「くっ!?」
だが、もう暴れるのは簡便な…。」
女B「くっ!?」
そう言いながら、少年は短パンの女の額にコードを張り付ける。
女は抵抗を試みたが、何故か体が動かない。
女は抵抗を試みたが、何故か体が動かない。
悪魔「【ULV】、アンインストール。」
その瞬間、短パンの女は光に包まれる。
光が消えると、機械化されていた部分も何もかも元通りに戻っていた。
光が消えると、機械化されていた部分も何もかも元通りに戻っていた。
悪魔「お次は…。」
少年は信じられないほどのスピードで跳躍し、残りのロボット2体のところへと向かう。
悪魔「お前達にまで暴れられては困るからな…。」
ロボット「うっ!?」「はっ!?」
悪魔「【ULV】、アンインストール。」
ロボット「うっ!?」「はっ!?」
悪魔「【ULV】、アンインストール。」
ロボット達は光に包まれ、元の十円玉とマントに戻った。
悪魔「さてと…実験はこれぐらいにするかな…。」
女A「いっけぇぇぇえええ!」
その声に反応し、少年が振り返ると、スーツの女が光弾をこちらへ放っていた。
その光弾はそのまま少年に命中し、爆発を起こした。
その光弾はそのまま少年に命中し、爆発を起こした。
女A「はぁ…はぁ…。」
男A「一発逆転の一手だったが、どうやら上手く行ったようだな。
しかしあいつのモールス信号に気付き、戻れるという推測のせいで
無理に耐えさせる事になってしまった…。」
女A「何、言ってるんですか…。本当に戻れたじゃないですか…。」
男A「一発逆転の一手だったが、どうやら上手く行ったようだな。
しかしあいつのモールス信号に気付き、戻れるという推測のせいで
無理に耐えさせる事になってしまった…。」
女A「何、言ってるんですか…。本当に戻れたじゃないですか…。」
男達「さすがスーツの姉御!」「これなら奴も…!」
「よぉし、さっさと2人を医療班へ!」
「よぉし、さっさと2人を医療班へ!」
しばらく、辺りに歓声が鳴り響く。
それも、つかの間だった。
悪魔「あーぁ、良い手だったんだろうな。数分前までは。」
砂煙が晴れると、赤黒いオーラをまとった少年が、いた。
悪魔「でも残念、データをもらった瞬間から今まで、ずっと解析を続けていたのさ。
そしてもっとも最適な防御方法を、ちょっとさっき見つけていたんだ。」
そしてもっとも最適な防御方法を、ちょっとさっき見つけていたんだ。」
スーツの女は青ざめ、震える。自分の渾身の一撃が、無駄に終わったのだ。
悪魔「んで…医療班って、都市伝説だよな?通常の医療品は手には入らないだろうし。
となると…面倒だから選別はやめるか。」
となると…面倒だから選別はやめるか。」
そう言いながら、少年はポケットからカプセル状の何かを取り出す。
それについているボタンを押し、宙に投げると、黒い煙が出てくる。
その煙はどんどんと広がっていき、やがて空を覆い尽くす。
それについているボタンを押し、宙に投げると、黒い煙が出てくる。
その煙はどんどんと広がっていき、やがて空を覆い尽くす。
男A「ま、さか…魔王…!?」
悪魔「お前さぁ、なんか仲間を呼ばれる事を心配してたけどさ。
俺達の部隊1つ1つが、この程度の集落を滅ぼすには充分な戦闘力を持っているのさ。
まぁ、使えない部隊もあるけどな。」
俺達の部隊1つ1つが、この程度の集落を滅ぼすには充分な戦闘力を持っているのさ。
まぁ、使えない部隊もあるけどな。」
少年はまた、サングラスの男に向けて悪魔の笑みを浮かべる。
悪魔「特に幹部、お前達が『悪魔』と呼んでいるやつらは…
少ない『死傷者 』で制圧する事に特化しているのさ!
そして俺は、1人で都市伝説の回収と制圧できる。杞憂だったんだよ!お前の悩みは!」
少ない『
そして俺は、1人で都市伝説の回収と制圧できる。杞憂だったんだよ!お前の悩みは!」
煙の中でスパークが走る。すると煙の向こう側からか、槍が降ってくる。
それを見て男達は逃げ惑うが、槍は的確に彼らを狙っていた。
それを見て男達は逃げ惑うが、槍は的確に彼らを狙っていた。
男達「ぎゃあああぁぁぁ…」「…が、は…。」「う、うわぁぁぁぁぁぁ…ぁ…。」
少年はキーボードで何かを打ち込みながら、微笑む。
悪魔「この装置も完成と見ていいな。これで量産が図れる。都市伝説回収が捗るねぇ…。」
男A「俺は…負けたのか?」
サングラスの男に向けて、1本の槍が降ってくる。
男A「悪は、滅びないとでも…言うのか…!?」
その槍は、サングラスの男の胸を―――
数多の悲鳴が響き、やがて静かになる。
少年はキーボードを叩き、呟く。
悪魔「これで…99体回収、と。100体とか言ってたのはサバを読んでたのか?
…いや、まずは報告しよう。」
…いや、まずは報告しよう。」
少年はノートパソコンを閉じ、背負っていたリュックの中に閉まい、地面に置く。
そしてリュックから通信機を取り出し、誰かと会話する。
そしてリュックから通信機を取り出し、誰かと会話する。
悪魔「オレだ。今すぐ―――へ行って欲しい。おそらく―――。
何も無かったらすまないが、よろしく頼む。」
何も無かったらすまないが、よろしく頼む。」
そう言って、少年は通信機を切った。
―――と同時に、背後に激痛が走る。
悪魔「…な、に…?」
タケル「へへっ…。」
タケル「へへっ…。」
そこには、今まで隠れていたタケルの姿があった。
その手には、血の付いた包丁らしきものが見える。
その手には、血の付いた包丁らしきものが見える。
悪魔「…どこに隠れていた、かは聞かないでやろう。
それよりも…お前、何をしたか分かっているのか?」
それよりも…お前、何をしたか分かっているのか?」
タケルは震えながらも、その顔に笑みを浮かべる。
タケル「それはこっちの台詞さ!これはオレが契約した【縁切り包丁】!
これでお前は、お前の都市伝説は無力になった!」
これでお前は、お前の都市伝説は無力になった!」
それこそが、タケルの目的だった。
この世界で、都市伝説を失う事は死に直結する。
より強い都市伝説で世界を支配しようとする、彼等ならなおさらだ。
より強い都市伝説で世界を支配しようとする、彼等ならなおさらだ。
その都市伝説を、問答無用で開放する。
この【縁切り包丁】の能力は、おそらくどんな都市伝説よりも強いだろう。
この【縁切り包丁】の能力は、おそらくどんな都市伝説よりも強いだろう。
悪魔「なるほど、だが…。」
少年は、タケルの首元を掴んで持ち上げる。
タケル「ぐっ!?うぐっ…。」
悪魔「お前に2つ教えてやろう。
1つ、その都市伝説には、実は対抗策がある。その都市伝説は研究済みなんだよ。」
1つ、その都市伝説には、実は対抗策がある。その都市伝説は研究済みなんだよ。」
タケルは必死にもがく。
悪魔「2つ、お前はパソコンをしまう隙をうかがっていたんだろうが…
オレの契約している都市伝説は…。」
オレの契約している都市伝説は…。」
少年は自分の傷口にもう片方の手をかざす。
すると傷はあっという間に癒え、血で汚れた部分も綺麗になっていた。
すると傷はあっという間に癒え、血で汚れた部分も綺麗になっていた。
タケル「……!?」
悪魔「パソコンじゃ、ない。
が…。オレに傷をつけた勇気と行動力に敬意を表す。」
悪魔「パソコンじゃ、ない。
が…。オレに傷をつけた勇気と行動力に敬意を表す。」
ふと、タケルの周りにディスプレイのようなものが浮かび上がる。
そこには、大量の数字と、文字と…自分の顔が映っていた。
そこには、大量の数字と、文字と…自分の顔が映っていた。
悪魔「見せてやるよ…オレの力を。」
ふと、タケルは自分の体が軽くなっていくことに気が付いた。
そして足を動かそうとした時、全てを悟った。
そして足を動かそうとした時、全てを悟った。
自分の体が、だんだんと消えているのだ。
悪魔「あのサングラスのやつ、オレを見て
『機械の触りすぎで命を機械程度と思ってる』とか考えてたんだろうが…」
『機械の触りすぎで命を機械程度と思ってる』とか考えてたんだろうが…」
次に、タケルは自分の記憶が消えていくことに気付く。
走馬灯のように流れていく記憶が、数秒後には思い出せなくなっていた。
走馬灯のように流れていく記憶が、数秒後には思い出せなくなっていた。
悪魔「オレの前では、命どころか『この世の全て』がプログラムの塊でしかないんだよね。」
次に、タケルは苦しくなくなっていくことに気付いた。
痛みもなく、音もなく、臭いもない、何もない。
ディスプレイを見ると、それに比例するように、文字がどんどん消えていく。
痛みもなく、音もなく、臭いもない、何もない。
ディスプレイを見ると、それに比例するように、文字がどんどん消えていく。
悪魔「そんなオレに抗った末路…絶対的な管理者に攻撃するマルウェアは…。」
―――そして、タケルの視界は真っ暗になった―――
悪魔「デリート、完了。」
ディスプレイには、『NULL』とだけ表示されていた。
悪魔「―――で、どうだったんだ?」
《???「ビンゴだったよ。【風の便り】の契約者が【虫の知らせ】の契約者と情報交換を行っていた。」》
悪魔「やはり。あの閉鎖空間で、情報も無しに生活するのは危険だろうからな。
通常の通信手段が使えなくとも、都市伝説ならやはり可能だったか。」
通常の通信手段が使えなくとも、都市伝説ならやはり可能だったか。」
《???「まだ他にも同じ手を使っているやつがいるかもしれん。
最悪、その2人を含めたネットワークだったとしたら…。」》
最悪、その2人を含めたネットワークだったとしたら…。」》
悪魔「…さっさと片付けないとな。ところで、また千人無傷か?
やっぱ大群率いるはかっこいいな。憧れるよ。」
やっぱ大群率いるはかっこいいな。憧れるよ。」
《???「人海戦術が取り柄なだけだ。私は、1人で成果を上げる事はできないからな…。」》
悪魔「よし、じゃあ一旦帰るとするか。異世界系の都市伝説の研究もしたい。
うまく行けば探査装置のアップグレードができるかもな。」
うまく行けば探査装置のアップグレードができるかもな。」
《???「あまり無理はするなよ、[日向]。いくら軍のブレインでも、休息は必要だ。」》
日向「大丈夫だよ[十文字]さん。そっちこそ、しっかり休んで次回に備えるべきじゃないか?」
《十文字「…まぁいい。倒れるようなことはないようにな。」》
日向「了解。」
俺は知ってしまった。
終わったはずの物語が、続いていたことを。
だが後悔している暇はない。
俺が観測したから、どうという訳ではないかもしれない。
むしろ発見できたおかげで、全てが終わる前に、救う事ができるのかもしれない。
とにかく、早く伝えなければ…。
いや、まずは『あれ』を…せめて『あれ』を回収できれば…。
困難な事だろうが、あいつらには恩がある。
全ての責任を押し付けたくはない。少しでも役に立ちたい。
そのためにも、まずこの地に降りよう。
全てを元に戻すために―――
―――西 剣裁
―――「本編」へ続く…