「三竦み」
少し離れた近所に、三軒の家があった
「今日こそは…」
「今日こそは…」
「今日こそは…」
「あの陰気蛞蝓男に…」
「あのドS蛇女に…」
「あの蛙眼鏡男に…」
「勝ってあげるわ…!」
「勝つしかありませんね…」
「絶対勝つんだから…ふふふふ…」
そう言って家を出る三人
名前は上から蛇ノ目 真巳(じゃのめ まみ)、池虫 圭太(いけむし けいた)、滑川 旅雨(なめりかわ りょう)である
真巳「うふふ…今日こそは蛇が最高だと言うことを思い知らせてあげるわ!」
圭太「臨むところです!」
旅雨「トラウマを植え付けてあげるよ…ふふふふ…」
彼らは幼なじみでありライバルであった。彼らは幼い頃出会った時からお互いをライバル視し、いがみ合っていた
真巳「さあ、行くわよ…『八俣大蛇』!」
真巳の目の前に八俣ノ大蛇が現れる
圭太「行きます!『四本指の大蝦蟇』!」
圭太の目の前に大きな蝦蟇が現れる
旅雨「ふふふふ…いくよ、『蛞蝓おばさん』…」
『はいよ! ここはおばちゃんに任しときなさい、旅雨ちゃん』
旅雨の後ろから給食のおばちゃんっぽい人が現れる
旅雨「でも…この大きさじゃ…フェアじゃないよね…」
『蛞蝓おばさん』の能力でたくさんの蛞蝓が寄ってくる。そしてその蛞蝓に旅雨が水をかける
すると…大量の蛞蝓が二倍の大きさに膨れ上がった。彼のもう一つの契約都市伝説『蛞蝓を水槽に入れると膨らむ』の能力である
そして、大量の蛞蝓が集合し…一匹の巨大蛞蝓になる。
『蛞蝓おばさん』の能力、蛞蝓をあらゆるものに擬態させる、である。ポケモンで言うところのイリュージョンだ。
こうして八岐大蛇、巨大蝦蟇蛙、巨大蛞蝓が向き合う形となった。
圭太「さあ、行きますよ蛇ノ目さん!」
圭太がそういうと、『四本指の大蝦蟇』の姿が見えなくなる
真巳「え…!?」(消えた…? ヒキガエルのくせに?)
圭太「驚いているようですね蛇ノ目さん。私の『四本指の大蝦蟇』はですね…私の息子の友人の協力で魔改造(バージョンアップ)したんですよ…。
つまり…私の『四本指の大蝦蟇』にはこの世のあらゆる蛙の特性が入っているのです!」
真巳「ふーん…アンタもちょっとはできるようになったのね。…けど。
それがどうしたのかしら?」
姿の見えない『四本指の大蝦蟇』を、『八俣大蛇』が的確に狙う
真巳「蛇にはピット器官があるのよ? 姿を消したって無駄だわ」
真巳が凄く相手を蔑んだような目で言う
真巳「さて、次はアンタよ」
真巳が『八俣大蛇』で巨大蛞蝓を狙う
旅雨「ふふふふ…甘いよ…。クスススス…」
しかし、巨大蛞蝓は小さな蛞蝓の集合体。簡単に受け流されてしまう
旅雨「クスススス…これだけじゃないよ…」
蛞蝓が次々に『八俣大蛇』の口に入る。するとだんだん『八俣大蛇』の動きが鈍くなっていく
真巳「何を…ハッ!? アンタまさか…」
旅雨「ふふ…そのまさかだよ…。『蛞蝓には解熱作用がある』…。これから僕はどんどんその蛇の体温を奪っていくよ…
蛇は変温動物だからね…。その内ほとんど動かなくなるだろうね…ふふふふ…」
凄く陰湿な表情で旅雨が言う
真巳「アンタはいつもそんな陰湿なことを…。恥ずかしいとか思わないの?」
旅雨「思わないね…。陰湿で何が悪いのさ?
それと僕より…君の蛇の心配をしたらどうだい…?」
旅雨が指を指すとその先には、蛞蝓の粘液で溶かされはじめている『八俣大蛇』が居た
真巳「…!!」
真巳が思わず言葉を失う。これが絶句と言うものなのか、と強く感じながら
旅雨「ふふふふ…さーて、次は君の番だよ…」
再び蛞蝓を集合させて巨大蛞蝓にし、『四本指の大蝦蟇』に向かわせる。
しかし、大蝦蟇は長い舌を伸ばして蛞蝓を食べ始めた
圭太「何です? 餌やりですか?」
旅雨「クッ…! でも…。蛙だって変温動物…。体温を下げてしまえば怖くない…」
『蛞蝓には解熱作用がある』の能力で大蝦蟇の体温を下げようとするが…
圭太「…読んでましたよ。あなたがそう来ることは既に予測済みです」
そこには全く何でもないように蛞蝓を食べ続ける大蝦蟇が居た
旅雨「な…!?」
圭太「あらかじめ蝦蟇の油の膜で包んでおいたんです。どんな病気や怪我でも治せる『蝦蟇の油』に…低体温症ごとき、治せないとでも?」
旅雨「ク…あいつには蛞蝓の粘液も効かない…」
圭太「さあ、これで分かったでしょう? あなたと私じゃ…“ココ”の出来が違うんですよ…」
圭太が自分の頭を指さしながら言う
少し離れた近所に、三軒の家があった
「今日こそは…」
「今日こそは…」
「今日こそは…」
「あの陰気蛞蝓男に…」
「あのドS蛇女に…」
「あの蛙眼鏡男に…」
「勝ってあげるわ…!」
「勝つしかありませんね…」
「絶対勝つんだから…ふふふふ…」
そう言って家を出る三人
名前は上から蛇ノ目 真巳(じゃのめ まみ)、池虫 圭太(いけむし けいた)、滑川 旅雨(なめりかわ りょう)である
真巳「うふふ…今日こそは蛇が最高だと言うことを思い知らせてあげるわ!」
圭太「臨むところです!」
旅雨「トラウマを植え付けてあげるよ…ふふふふ…」
彼らは幼なじみでありライバルであった。彼らは幼い頃出会った時からお互いをライバル視し、いがみ合っていた
真巳「さあ、行くわよ…『八俣大蛇』!」
真巳の目の前に八俣ノ大蛇が現れる
圭太「行きます!『四本指の大蝦蟇』!」
圭太の目の前に大きな蝦蟇が現れる
旅雨「ふふふふ…いくよ、『蛞蝓おばさん』…」
『はいよ! ここはおばちゃんに任しときなさい、旅雨ちゃん』
旅雨の後ろから給食のおばちゃんっぽい人が現れる
旅雨「でも…この大きさじゃ…フェアじゃないよね…」
『蛞蝓おばさん』の能力でたくさんの蛞蝓が寄ってくる。そしてその蛞蝓に旅雨が水をかける
すると…大量の蛞蝓が二倍の大きさに膨れ上がった。彼のもう一つの契約都市伝説『蛞蝓を水槽に入れると膨らむ』の能力である
そして、大量の蛞蝓が集合し…一匹の巨大蛞蝓になる。
『蛞蝓おばさん』の能力、蛞蝓をあらゆるものに擬態させる、である。ポケモンで言うところのイリュージョンだ。
こうして八岐大蛇、巨大蝦蟇蛙、巨大蛞蝓が向き合う形となった。
圭太「さあ、行きますよ蛇ノ目さん!」
圭太がそういうと、『四本指の大蝦蟇』の姿が見えなくなる
真巳「え…!?」(消えた…? ヒキガエルのくせに?)
圭太「驚いているようですね蛇ノ目さん。私の『四本指の大蝦蟇』はですね…私の息子の友人の協力で魔改造(バージョンアップ)したんですよ…。
つまり…私の『四本指の大蝦蟇』にはこの世のあらゆる蛙の特性が入っているのです!」
真巳「ふーん…アンタもちょっとはできるようになったのね。…けど。
それがどうしたのかしら?」
姿の見えない『四本指の大蝦蟇』を、『八俣大蛇』が的確に狙う
真巳「蛇にはピット器官があるのよ? 姿を消したって無駄だわ」
真巳が凄く相手を蔑んだような目で言う
真巳「さて、次はアンタよ」
真巳が『八俣大蛇』で巨大蛞蝓を狙う
旅雨「ふふふふ…甘いよ…。クスススス…」
しかし、巨大蛞蝓は小さな蛞蝓の集合体。簡単に受け流されてしまう
旅雨「クスススス…これだけじゃないよ…」
蛞蝓が次々に『八俣大蛇』の口に入る。するとだんだん『八俣大蛇』の動きが鈍くなっていく
真巳「何を…ハッ!? アンタまさか…」
旅雨「ふふ…そのまさかだよ…。『蛞蝓には解熱作用がある』…。これから僕はどんどんその蛇の体温を奪っていくよ…
蛇は変温動物だからね…。その内ほとんど動かなくなるだろうね…ふふふふ…」
凄く陰湿な表情で旅雨が言う
真巳「アンタはいつもそんな陰湿なことを…。恥ずかしいとか思わないの?」
旅雨「思わないね…。陰湿で何が悪いのさ?
それと僕より…君の蛇の心配をしたらどうだい…?」
旅雨が指を指すとその先には、蛞蝓の粘液で溶かされはじめている『八俣大蛇』が居た
真巳「…!!」
真巳が思わず言葉を失う。これが絶句と言うものなのか、と強く感じながら
旅雨「ふふふふ…さーて、次は君の番だよ…」
再び蛞蝓を集合させて巨大蛞蝓にし、『四本指の大蝦蟇』に向かわせる。
しかし、大蝦蟇は長い舌を伸ばして蛞蝓を食べ始めた
圭太「何です? 餌やりですか?」
旅雨「クッ…! でも…。蛙だって変温動物…。体温を下げてしまえば怖くない…」
『蛞蝓には解熱作用がある』の能力で大蝦蟇の体温を下げようとするが…
圭太「…読んでましたよ。あなたがそう来ることは既に予測済みです」
そこには全く何でもないように蛞蝓を食べ続ける大蝦蟇が居た
旅雨「な…!?」
圭太「あらかじめ蝦蟇の油の膜で包んでおいたんです。どんな病気や怪我でも治せる『蝦蟇の油』に…低体温症ごとき、治せないとでも?」
旅雨「ク…あいつには蛞蝓の粘液も効かない…」
圭太「さあ、これで分かったでしょう? あなたと私じゃ…“ココ”の出来が違うんですよ…」
圭太が自分の頭を指さしながら言う
さて、これで鋭い人も、あまり鋭くない人も、気づいただろう。蛇、蛙、蛞蝓。循環する力関係。
つまり、彼ら三人は三人で共有の都市伝説と契約しているのだ。そう、『三竦み』と…
つまり、彼ら三人は三人で共有の都市伝説と契約しているのだ。そう、『三竦み』と…
続く…