「百合夫婦」
やあ、初めましてかな? 私は芙向 姉妹音(ふむかい あねもね)。小百合の母親だ。え? 姉妹音であねもねは無理がある? はは、世の中には波波波と書いてさんばと読ませる者も居るんだ。今更言いっこなしだ
姉妹音「さて、今日は何故かジャガー人間が大量発生しているからな…。気をつけた方がいいぞ、芳子」
芳子「ええ、そうですね姉妹音。私達も一応契約者ではありますけど、用心に越したことはありませんからね」
紹介しよう。彼女は芙向 芳子(ふむかい かおるこ)。私の妻だ。ちなみに旧姓は一迅(いちじん)だ
姉妹音「ああ、そうだな。だがもしもジャガー人間に襲われるようなことがあったらその時は私が芳子を守るよ。
妻の事を守るのが、嫁の仕事なんだから」
芳子「////…。ふん、守られるのは貴女の方ですよ姉妹音。よ、嫁の事も守れないようでは妻なんて務まりません!」
姉妹音「///…そうか。じゃあ折衷案で…お、お互いに守り合えば良いんじゃないか?」
芳子「そ、そうですね。そうすれば私達は最強無敵にして無限大です///」
姉妹音「/////…なんか自分で言っておいてなんだが恥ずかしいな////」
芳子「もう///…貴女が照れてどうするのですか///は、恥ずかしいのは私の方です///」
全く、相変わらず芳子は可愛いな/// …顔が熱くなってきた
『ババリバリッシュ!』
この鳴き声はジャガー人間!? くっ、今良いところなのに! まったく空気の読めない奴だ。だが現れてしまった以上…
姉妹音「芳子には手を出すな」
芳子「姉妹音に手を出してはいけません」
私たちはお互いに。お互いを庇うように――構えた
『ババリバリッシュ!』
ジャガー人間達が襲いかかってくる。だが無駄だ。芳子には指一本触れさせん!
姉妹音「『生命自然発生説』」
私がそう唱えると、地面から虎が生まれる。そして、ジャガー人間達に向かっていった
姉妹音「ジャガーvsトラの異種戦闘ってとこかな? このジャガー達が雌ならまさにキャットファイトだ」
これは私の契約都市伝説、『生命自然発生説』だ。あらゆる物質から生命を発生させることができる。…紹介が遅れてしまったが、なにを隠そう私は生物学者なのだ
『ババリバリッシュ!』
ジャガー達とトラ達が拮抗している。さて、これで削れれば万々歳だが…
『バリッシュ!』
なっ…!?
私が確認したジャガー人間は6匹。だから私も6匹のトラを生み出した訳だが…まさかもう一匹いたとは…!
力が拮抗している勢力同士なら、当然数が多い方が勝つ。
しかしそれよりもこの状況をどうするか、だ。新しい生物を出すか…ってもうこんなに近くに…!
駄目だ、間に合わな―――
カランカラン。ダメージを覚悟した私の耳に、大きな鈴の音が響いた。すると、どこからともなく斧を持った人が現れ…ジャガー人間に斧を振り下ろした
芳子「言ったはずですよ? 姉妹音には手を出すなと…」
芳子…! 芳子! 助けてくれたのか! ありがとう! 愛してる!
芳子「終末だかなんだか知りませんが、貴方達を断罪します。
動物愛護団体が何と言おうと…お生憎様、ここから先は無法地帯。日本国憲法は適用されません」
追加で紹介しよう。私の妻、芳子は法律家…それも弁護士だ。そして今のは、彼女の契約都市伝説、『犬鳴村伝説』。
詳しくはググってくれた方が早いだろうが、斧を持った人が現れたのは『犬鳴トンネルには柵があり、乗り越えた所の紐と缶の仕掛けに引っかかると大きな音が鳴って村人が駆けつける』というものだ
姉妹音「ありがとう、芳子…助かったよ。さて、それじゃあ本気で行こうか…『生命自然発生説』、虎を追加!」
私はジャガー人間の数に合うようにトラを追加する
姉妹音「さて、ジャガー人間。密林の王たる私のトラ達に果たして勝てるかな…?」
『ババリバリッシュ!』
ジャガー人間達とトラ達の戦闘が再開される。噛みつき、引っかき、かわし、かわされ…まさに接戦だった
しかし…
「ガウッ…」
悲しいかな、ここで人型と獣型の差が出る。ジャガー人間達のテクニックでトラ達が切り裂かれてしまった
姉妹音「ほう…コンクリも切り裂く爪を持つだけのことはあるな…実に興味深い」
私は素直に感心する。いやはや、サンプルに欲しいくらいだよ
姉妹音「…で? まさかそれで勝った気になっているのではあるまいな?」
『バリッ…!?』
そこには無傷なトラ達が居て。ジャガー人間達に噛みついた
芳子「私も助太刀します」
そしてその隙に、斧を持った『犬鳴村』の村人達が攻撃する。それで倒せたわけでもないが、かなりの有効打だ
姉妹音「…『細胞サンプル』。病院は入院した患者の細胞をサンプルとして保管しているという都市伝説でな。私は好きな生物にその細胞を適用させられるのだ。
ちなみにトラ達には『A婦人の無限再生細胞』が使われている。欠損程度なら三秒くらいで完治するのさ。…そして」
私は芳子の方を向き、言う
姉妹音「芳子…そういえばホワイトデーのお返しがまだだったな。ふふ、チョコレートを作って来たんだ…食べてくれたまえ」
そして私は口にチョコレートをくわえ、差し出すか
芳子「ふぇ? え、えっと…///」
姉妹音「どうした? 早くしないと溶けてしまうぞ?」
芳子「つ、つまりそのまま食べろと…こ、こんなところで…! 人が見てるじゃないですか///」
姉妹音「ほう…なら人が見ていなければ良いと?」
芳子「なっ…べ、別にそういうわけでは…! ない、こともない、ですけど…」
姉妹音「…できれば早くして欲しいんだ。
…私も、恥ずかしいから///」
芳子「~~~~~~っ///」
何かが吹っ切れたのか、私の顔に顔を近づける芳子。あ、どんどん芳子の顔が近づいてくる…まずい、本格的に恥ずかしくなってきた///自分で誘ったくせに
芳子「んむ…」
姉妹音「んん…」
私の唇に芳子の唇が付き、チョコレートが芳子の唇に移る。これが本当のバードキス? などという駄洒落で気を紛らわせていないとどうにかなってしまいそうだ
芳子「…ぷはっ」
姉妹音「………/// ど、どう、だった……?///」
芳子「ふふ…とっても、美味しかったですよ?」
芳子の美しい笑みが、私の心臓を捕らえる。鼓動が早くなるのを感じる。…さっきまでの弱気はどうしたんだ
姉妹音「あ、ありがとう/// …」
さて、もっと食べさせたいところだがここは我慢だ
姉妹音「さて…そろそろかなり高くなっているころだな」
芳子「ええ、そうですね」
見ると、いつの間にかあった超高層タワーにジャガー人間達が括り付けられている。これが私の、私達の契約都市伝説…『木間市タワー』だ
『ババリバリッシュ…!?』
流石のジャガー人間達も戦慄しているようだな。まあ、あそこまで百合百合すればかなり高くなる。いくらネコ科といえど恐怖を感じないわけがない。
さて、あとは私達が離れるだけだ。名残惜しいが、私と芳子が一歩、二歩と離れていく。すると…
ガラガラと盛大な音をたて、『木間市タワー』が崩壊した。『木間市タワー』はあらゆる攻撃にも耐えて壊れない頑丈さを持つが、反面百合エネルギーを得られないとすぐに崩壊するほどデリケートなのだ
姉妹音「これで終わりだ、ジャガー人間」
芳子「貴方達に判決を言い渡します。
…『死刑』。私の姉妹音に手を出したこと、地獄で猛省なさい」
姉妹音「ははは、だが安心してくれたまえ。サンプルくらいは採ってやるから」
そしてジャガー人間達は地面に激突し、絶命した
姉妹音「ふぅ。…ありがとう、芳子。助かったよ」
芳子「いえ、助けられたのは私の方です」
姉妹音「はは、まったく…相変わらず可愛いな芳子は」
芳子「なっ…そ、そんなの! 姉妹音の方が可愛いですよ///」
姉妹音「///」
本当に可愛い奴だよ…。まあ、こうして見事ジャガー人間達を倒した私達は、ジャガー人間のサンプルを採った後、いちゃいちゃしながら帰ったわけだ。…周り視線が少し痛かったが。
え? 何故女同士なのに子供が居るのかって? 決まっているだろう、『iPS細胞』と契約したからだ。では、これで…
姉妹音「さて、今日は何故かジャガー人間が大量発生しているからな…。気をつけた方がいいぞ、芳子」
芳子「ええ、そうですね姉妹音。私達も一応契約者ではありますけど、用心に越したことはありませんからね」
紹介しよう。彼女は芙向 芳子(ふむかい かおるこ)。私の妻だ。ちなみに旧姓は一迅(いちじん)だ
姉妹音「ああ、そうだな。だがもしもジャガー人間に襲われるようなことがあったらその時は私が芳子を守るよ。
妻の事を守るのが、嫁の仕事なんだから」
芳子「////…。ふん、守られるのは貴女の方ですよ姉妹音。よ、嫁の事も守れないようでは妻なんて務まりません!」
姉妹音「///…そうか。じゃあ折衷案で…お、お互いに守り合えば良いんじゃないか?」
芳子「そ、そうですね。そうすれば私達は最強無敵にして無限大です///」
姉妹音「/////…なんか自分で言っておいてなんだが恥ずかしいな////」
芳子「もう///…貴女が照れてどうするのですか///は、恥ずかしいのは私の方です///」
全く、相変わらず芳子は可愛いな/// …顔が熱くなってきた
『ババリバリッシュ!』
この鳴き声はジャガー人間!? くっ、今良いところなのに! まったく空気の読めない奴だ。だが現れてしまった以上…
姉妹音「芳子には手を出すな」
芳子「姉妹音に手を出してはいけません」
私たちはお互いに。お互いを庇うように――構えた
『ババリバリッシュ!』
ジャガー人間達が襲いかかってくる。だが無駄だ。芳子には指一本触れさせん!
姉妹音「『生命自然発生説』」
私がそう唱えると、地面から虎が生まれる。そして、ジャガー人間達に向かっていった
姉妹音「ジャガーvsトラの異種戦闘ってとこかな? このジャガー達が雌ならまさにキャットファイトだ」
これは私の契約都市伝説、『生命自然発生説』だ。あらゆる物質から生命を発生させることができる。…紹介が遅れてしまったが、なにを隠そう私は生物学者なのだ
『ババリバリッシュ!』
ジャガー達とトラ達が拮抗している。さて、これで削れれば万々歳だが…
『バリッシュ!』
なっ…!?
私が確認したジャガー人間は6匹。だから私も6匹のトラを生み出した訳だが…まさかもう一匹いたとは…!
力が拮抗している勢力同士なら、当然数が多い方が勝つ。
しかしそれよりもこの状況をどうするか、だ。新しい生物を出すか…ってもうこんなに近くに…!
駄目だ、間に合わな―――
カランカラン。ダメージを覚悟した私の耳に、大きな鈴の音が響いた。すると、どこからともなく斧を持った人が現れ…ジャガー人間に斧を振り下ろした
芳子「言ったはずですよ? 姉妹音には手を出すなと…」
芳子…! 芳子! 助けてくれたのか! ありがとう! 愛してる!
芳子「終末だかなんだか知りませんが、貴方達を断罪します。
動物愛護団体が何と言おうと…お生憎様、ここから先は無法地帯。日本国憲法は適用されません」
追加で紹介しよう。私の妻、芳子は法律家…それも弁護士だ。そして今のは、彼女の契約都市伝説、『犬鳴村伝説』。
詳しくはググってくれた方が早いだろうが、斧を持った人が現れたのは『犬鳴トンネルには柵があり、乗り越えた所の紐と缶の仕掛けに引っかかると大きな音が鳴って村人が駆けつける』というものだ
姉妹音「ありがとう、芳子…助かったよ。さて、それじゃあ本気で行こうか…『生命自然発生説』、虎を追加!」
私はジャガー人間の数に合うようにトラを追加する
姉妹音「さて、ジャガー人間。密林の王たる私のトラ達に果たして勝てるかな…?」
『ババリバリッシュ!』
ジャガー人間達とトラ達の戦闘が再開される。噛みつき、引っかき、かわし、かわされ…まさに接戦だった
しかし…
「ガウッ…」
悲しいかな、ここで人型と獣型の差が出る。ジャガー人間達のテクニックでトラ達が切り裂かれてしまった
姉妹音「ほう…コンクリも切り裂く爪を持つだけのことはあるな…実に興味深い」
私は素直に感心する。いやはや、サンプルに欲しいくらいだよ
姉妹音「…で? まさかそれで勝った気になっているのではあるまいな?」
『バリッ…!?』
そこには無傷なトラ達が居て。ジャガー人間達に噛みついた
芳子「私も助太刀します」
そしてその隙に、斧を持った『犬鳴村』の村人達が攻撃する。それで倒せたわけでもないが、かなりの有効打だ
姉妹音「…『細胞サンプル』。病院は入院した患者の細胞をサンプルとして保管しているという都市伝説でな。私は好きな生物にその細胞を適用させられるのだ。
ちなみにトラ達には『A婦人の無限再生細胞』が使われている。欠損程度なら三秒くらいで完治するのさ。…そして」
私は芳子の方を向き、言う
姉妹音「芳子…そういえばホワイトデーのお返しがまだだったな。ふふ、チョコレートを作って来たんだ…食べてくれたまえ」
そして私は口にチョコレートをくわえ、差し出すか
芳子「ふぇ? え、えっと…///」
姉妹音「どうした? 早くしないと溶けてしまうぞ?」
芳子「つ、つまりそのまま食べろと…こ、こんなところで…! 人が見てるじゃないですか///」
姉妹音「ほう…なら人が見ていなければ良いと?」
芳子「なっ…べ、別にそういうわけでは…! ない、こともない、ですけど…」
姉妹音「…できれば早くして欲しいんだ。
…私も、恥ずかしいから///」
芳子「~~~~~~っ///」
何かが吹っ切れたのか、私の顔に顔を近づける芳子。あ、どんどん芳子の顔が近づいてくる…まずい、本格的に恥ずかしくなってきた///自分で誘ったくせに
芳子「んむ…」
姉妹音「んん…」
私の唇に芳子の唇が付き、チョコレートが芳子の唇に移る。これが本当のバードキス? などという駄洒落で気を紛らわせていないとどうにかなってしまいそうだ
芳子「…ぷはっ」
姉妹音「………/// ど、どう、だった……?///」
芳子「ふふ…とっても、美味しかったですよ?」
芳子の美しい笑みが、私の心臓を捕らえる。鼓動が早くなるのを感じる。…さっきまでの弱気はどうしたんだ
姉妹音「あ、ありがとう/// …」
さて、もっと食べさせたいところだがここは我慢だ
姉妹音「さて…そろそろかなり高くなっているころだな」
芳子「ええ、そうですね」
見ると、いつの間にかあった超高層タワーにジャガー人間達が括り付けられている。これが私の、私達の契約都市伝説…『木間市タワー』だ
『ババリバリッシュ…!?』
流石のジャガー人間達も戦慄しているようだな。まあ、あそこまで百合百合すればかなり高くなる。いくらネコ科といえど恐怖を感じないわけがない。
さて、あとは私達が離れるだけだ。名残惜しいが、私と芳子が一歩、二歩と離れていく。すると…
ガラガラと盛大な音をたて、『木間市タワー』が崩壊した。『木間市タワー』はあらゆる攻撃にも耐えて壊れない頑丈さを持つが、反面百合エネルギーを得られないとすぐに崩壊するほどデリケートなのだ
姉妹音「これで終わりだ、ジャガー人間」
芳子「貴方達に判決を言い渡します。
…『死刑』。私の姉妹音に手を出したこと、地獄で猛省なさい」
姉妹音「ははは、だが安心してくれたまえ。サンプルくらいは採ってやるから」
そしてジャガー人間達は地面に激突し、絶命した
姉妹音「ふぅ。…ありがとう、芳子。助かったよ」
芳子「いえ、助けられたのは私の方です」
姉妹音「はは、まったく…相変わらず可愛いな芳子は」
芳子「なっ…そ、そんなの! 姉妹音の方が可愛いですよ///」
姉妹音「///」
本当に可愛い奴だよ…。まあ、こうして見事ジャガー人間達を倒した私達は、ジャガー人間のサンプルを採った後、いちゃいちゃしながら帰ったわけだ。…周り視線が少し痛かったが。
え? 何故女同士なのに子供が居るのかって? 決まっているだろう、『iPS細胞』と契約したからだ。では、これで…
続く