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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - ソニータイマー-48

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sonytimer

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                            「食の力」



三人の男子高校生が歩いている。彼らの名前は海士深 藻治郎(あまみ そうじろう)、黒酢 軟吉(くろず ぜんきち)、火高 辛太(ほだか しんた)。
藻治郎「むしゃむしゃ…。あ、君達も食べるかい? 都昆布」
辛太「いらねぇよ。そんな事より柿ピー食おうぜ」
軟吉「いやー、僕辛いの無理だしぃー…。あー都昆布なら食べるよー」
と、まぁ三人は仲良く(?)雑談していたのだが…
かさかさと赤いものが歩いてきて、藻治郎のズボンを挟んだ
藻治郎「え? …ザリガニっ!?」
三人が向こうを見ると…大量のザリガニがこちらへ向かってきていた…
藻治郎「くっ…!」
藻治郎は後ろに下がりながら都昆布やら海苔やらを食べ始めた。すると見る見るうちに髪が伸び始め…ザリガニたちに巻きついた
彼の契約都市伝説、『海藻を食べると髪が良く育つ』の能力である
辛太「ちっ…! 食らえ!」
ポケットから、カラ○ーチョを取り出し、バリバリ食べる辛太。そのすぐ後、辛太の口から火が出て…ザリガニを焼いた
彼の契約都市伝説、『辛いものを食べると火を吐く』の能力だ
軟吉「うーん…これはやばいねー…」
酢の入った一升瓶を取り出し、グビグビ飲む軟吉。そこにザリガニたちが飛び掛るが…軟吉は人間業でないような柔軟性で、それを受け流してゆく
彼の契約都市伝説、『酢を飲むと体が柔らかくなる』の能力である
藻治郎「ねぇ…ムシャ…尋常じゃないよね、このザリガニ達…ムシャ…数も敵意も戦闘力も…!」
辛太「ああ、やべぇな…バリボリ…カラム○チョが足りなくなんのも時間の問題だ…」
軟吉「せめてー本体を見つけられればー良いんだけどねー!」
あまりに沢山のザリガニに苦戦している三人。だがその三人の苦難を全く気にせず、ザリガニ達は押し寄せてくる。まさに数の暴力だ
「おや、何をしているんですか? 貴方達」
眼鏡をかけた青年が歩いてくる。彼の名前は青苺 瞳(あおめ あきら)。
藻治郎「見れば分かるでしょ、ザリガニに襲われてるんだよ!」
辛太「数が多すぎてキリがねぇんだ!」
軟吉「何処かに本体がいるとは思うんだけどー」
瞳「そういうことなら任せてください」
そう言って瞳はブルーベリーを齧る。彼の契約都市伝説、『ブルーベリーを食べると目が良くなる』。能力は『ブルベリーを食べた後、しばらくの間非常に眼が良くなる』というもの
瞳「見つけました。あそこです!」
瞳が遠くを指差す
辛太「OK! 本体が分かればこっちのモンだ!」
辛太がカラ○ーチョをバリバリ食べ、火球を飛ばす
『熱!』
辛太の火を浴び、老婆が姿を現す。『ザリガニ婆』。ザリガニを操って人を襲う都市伝説だ
藻治郎「瞳君、辛太君、ナイス! 早速捕らえるよ…ムシャムシャ…黒髪ロングストレート!」
都昆布を一気に食べ、髪を伸ばして『ザリガニ婆』を捕らえようとする藻治郎
『そうは行かないよ…ザリガニ達!』
藻治郎「うわっ…! 髪の毛にザリガニが! 離れろ! 離れろって! 頼むから離れてよおおお! 髪の毛が生臭くなる! 」
『ひひひ…さぁ、あんた達の仲間は一人動けなくなったよ…次は誰かねぇ…ひひひ』
軟吉「藻治郎君髪の毛には何かとうるさいからなー。しょーがない、僕が行くよー」
そういうと軟吉は近くの塀に登り、屋根に上り、屋根伝いに歩いていって、『ザリガニ婆』の上まで到達した
軟吉「さーて、捕まえるよー」
酢を飲んで手に入れた猫以上の柔軟さを利用して『ザリガニ婆』に真上から飛び掛る軟吉
『ひひひ…上から攻めるのは良いけど…隙が大きすぎるよ!』
『ザリガニ婆』の手から放たれたザリガニが軟吉を襲う
軟吉「うわー! 危ないー!」
咄嗟に宙返りしてかわす軟吉。だがそのせいで『ザリガニ婆』を捕らえられなかった
瞳「まずいですね…! このままでは全滅です! 『ザリガニ婆』ってここまで強い都市伝説でしたっけ!?」
辛太「やべぇぞ! どうすんだ瞳(ひとみ)!」
瞳「「ひとみ」じゃありません「あきら」です! 間違えないで下さい!」
辛太「どっちでもいいだろ! 今はこの状況をどうするかが問題だ!」
瞳「前半はともかく後半には同感ですね。しかし、僕には攻撃能力がありません」
辛太「問題ねぇ。まだ取って置きがある!」
そう言った辛太が鞄から取り出したものは、“暴君ハバネ□”。あの物凄く辛いお菓子である
辛太「行くぜ…少し離れてろ、瞳(ひとみ)!」
瞳「だから瞳(あきら)ですって!」
辛他の言葉を訂正しつつ、辛太から離れる瞳。瞳が離れるのを確認して、辛太は暴君ハバネ□をバリバリ食べ始める
辛太「バリボリバリボリバリボリ…」
そして、すぐに全部食べ終わった
辛太「くー…相変わらず効くなぁー! じゃ、焼き尽くすか!」
辛太の口から大量の炎が放たれ、辺り一面を包んでいく。ザリガニを大量に焼けたのだが…
藻治郎「熱! 明らかにやりすぎでしょ! 僕の髪まで焼ける!」
軟吉「ちょ、木にまで燃え移ってるよー! まずいってこれー!」
瞳「まさかこれが取って置きですか? リスキー過ぎるでしょう」
味方まで巻き込んだ。そして、肝心の『ザリガニ婆』の方はというと…
『さっきは不意打ちだったから対応できなかったけど…同じ手を二度食うほどアタシも馬鹿じゃあないんでね…!』
大量のザリガニを盾にして身を守っていた
瞳「ダメじゃないですか! 」
藻治郎「結局やられてんの僕達だけじゃん!」
軟吉「後先考えなさ過ぎだよー!」
辛太「やっちゃったZE☆」
瞳「やっちゃったZEじゃありませんよ! どうすんですかこの状況!」
辛太「そこまで考えてなかったZE!」
藻治郎「考えてなかった!? ふざけるのも大概にしてよ!」
軟吉「とにかく逃げよーよ!」
瞳「しかし周りは火の海です。これをどうにかしないことには…」
慌てふためく藻治郎達
藻治郎「…そうだ」
軟吉「何か案でもあるのー?」
藻治郎「うん。ほら、辛太君って契約都市伝説の影響で耐火能力あるじゃん? だから…」
辛太「ま、まさか…」
藻治郎「そう、そのまさかだよ」
その瞬間、逃げようと走り出す辛太だったが…
藻治郎「逃がさないよ!」
藻治郎の髪に絡め捕られてしまった
辛太「ひぃっ…!」
藻治郎「…それじゃ、消火活動開始!」
藻治郎は辛太の足首に髪を巻き付けて振り回し、消火活動に勤しんだ。こんなやりとりをしている間に『ザリガニ婆』は巨大なザリガニに乗って逃げてしまった…
やがて火はおさまり、ぼろぼろになった辛太をつれて藻治郎達は帰路についた

続く…


「誰かが困っている?」「取り返しのつかないことになってる?」
「「もしかして、僕(あたし)達の出番かな(かしら)?」」
牛乳を持ったやけに長身の青年と、やけに胸の大きい少女がいたが
今回はもう彼らの出番はない


今度こそ、続く…



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