虎の子がにゃーにゃーと鳴いている
友達がほしいと猫の側で鳴いている
鳴き声につられて、他の虎の子が近づいてきた
猫は虎の子に気づく事なく、猫だけで遊んでいた
友達がほしいと猫の側で鳴いている
鳴き声につられて、他の虎の子が近づいてきた
猫は虎の子に気づく事なく、猫だけで遊んでいた
Red Cape
彼は、基本的に「当たり前」と思っている事を実行に移す
それはつまり、「学校にはまじめに通うべきだ」と言う事であったり、「困っているお年寄りが居たら手助けすべきだ」と言う事であったりする
もっとも、彼はどこか、常識が若干ズレているところがあるのもまた、事実である
よって、彼の言う「当たり前」の中には「仕えるべき主の役に立つべき行動をとる」と言うものや、「己は獄門寺家の14代目であるのだから、その自覚を持つべき」というものであったりもする
それはつまり、「学校にはまじめに通うべきだ」と言う事であったり、「困っているお年寄りが居たら手助けすべきだ」と言う事であったりする
もっとも、彼はどこか、常識が若干ズレているところがあるのもまた、事実である
よって、彼の言う「当たり前」の中には「仕えるべき主の役に立つべき行動をとる」と言うものや、「己は獄門寺家の14代目であるのだから、その自覚を持つべき」というものであったりもする
獄門寺 龍哉。獄門寺組14代目若頭。獄門寺組13代目組長 獄門寺 龍一の息子
父親が、「獄門寺」と言う家の本来の役割を思い出し、その役目を必要以上に背負い込もうとしていたように………龍哉もまた、「獄門寺」家が学校町においてどのような役割を持っているのかを理解し、その役目を果たそうとしていた
龍一と違い、龍哉にとって幸いであったのは、龍哉が背負おうとしているその宿命を理解している存在が幼い頃から居た事だろう
幸いであると同時、その環境は龍哉により強く自覚を抱かせ、まっすぐに、まっすぐに………どこまでもまっすぐに、その道へと突き進ませているのだが
若干スレてしまっているその常識もそのままに、龍哉はどこまでもどこまでも、まっすぐに進んでいた
父親が、「獄門寺」と言う家の本来の役割を思い出し、その役目を必要以上に背負い込もうとしていたように………龍哉もまた、「獄門寺」家が学校町においてどのような役割を持っているのかを理解し、その役目を果たそうとしていた
龍一と違い、龍哉にとって幸いであったのは、龍哉が背負おうとしているその宿命を理解している存在が幼い頃から居た事だろう
幸いであると同時、その環境は龍哉により強く自覚を抱かせ、まっすぐに、まっすぐに………どこまでもまっすぐに、その道へと突き進ませているのだが
若干スレてしまっているその常識もそのままに、龍哉はどこまでもどこまでも、まっすぐに進んでいた
「獄門寺」家の役目
「日景」家に仕え、それを守り支える………と言うのが、かつての役目
その役目は、今では薄れており、今背負うべきは別の役目
龍哉が自覚し、果たそうとしている、その役目は………
「日景」家に仕え、それを守り支える………と言うのが、かつての役目
その役目は、今では薄れており、今背負うべきは別の役目
龍哉が自覚し、果たそうとしている、その役目は………
「っと、私、ここのマンションだから」
「おや、そうだったのですね。では、これで。さようなら。また、明日」
「おや、そうだったのですね。では、これで。さようなら。また、明日」
ぺこり、と龍哉はクラスメイトの女生徒に頭を下げた
学校町とは別の土地から、中央高校に通う為に一人でやってきて生活していると言う
この街に慣れていない彼女の事が、龍哉は少し心配だった
なにせ、この街は特殊なのだ
この土地に慣れてない者は、この土地の「餌食」になりかねない
住んでいるうちに、自然と危険から遠ざかるすべは身につくだろう。当人すら無意識のうちに、そういった感覚は磨かれていくはずだ
そうなるまでが、危険なのである
今日、彼女から「一緒に帰ろう」と誘われた時、龍哉が承諾したのはそういった心配もあったからなのである
自分が、とりあえず家まで「護衛」すれば、大丈夫だろう、と。そう考えたのである
マンションへと入っていく後ろ姿を見送り。さて、と、龍哉はこの場を立ち去ろうとして
学校町とは別の土地から、中央高校に通う為に一人でやってきて生活していると言う
この街に慣れていない彼女の事が、龍哉は少し心配だった
なにせ、この街は特殊なのだ
この土地に慣れてない者は、この土地の「餌食」になりかねない
住んでいるうちに、自然と危険から遠ざかるすべは身につくだろう。当人すら無意識のうちに、そういった感覚は磨かれていくはずだ
そうなるまでが、危険なのである
今日、彼女から「一緒に帰ろう」と誘われた時、龍哉が承諾したのはそういった心配もあったからなのである
自分が、とりあえず家まで「護衛」すれば、大丈夫だろう、と。そう考えたのである
マンションへと入っていく後ろ姿を見送り。さて、と、龍哉はこの場を立ち去ろうとして
「……………」
ぴたり、と、足を止めた
感じ取ったのは、不穏な気配。人間ではない、異質の気配
…………都市伝説の、気配
感じ取ったのは、不穏な気配。人間ではない、異質の気配
…………都市伝説の、気配
「………っ!」
視界の隅に入った、それの姿に
龍哉はばっ、と、素早く物陰へと跳んだ
そこに居たのが何であるのか、即座に見抜いたからこそ、身を隠し、それを直接、見ないようにする
龍哉はばっ、と、素早く物陰へと跳んだ
そこに居たのが何であるのか、即座に見抜いたからこそ、身を隠し、それを直接、見ないようにする
「白い姿、あの動き。クネクネですね」
クネクネ、その都市伝説に関しては、龍哉はきちんと情報を持っていた
それが、「何」であるのか………「クネクネとは何であるのか」を理解すると、発狂する。その理解は「クネクネを見つめ続ける」事で進んでしまい、発狂へと近づくのだ
だから、クネクネを直接見てはいけない。見たならば、即座に攻撃を開始し、理解する前に倒すべきである
龍哉は、一度クネクネを視界から外す事によって理解を止めた。そうでなければ、「理解」が進み、自分は発狂する
クネクネの能力の発動範囲から逃れるのは、至極「当たり前」の行動なのだ………その能力が自分に向けて使われていたなら、尚更の事
そして、次にとるべき「当たり前」の行動へと移っていく
それが、「何」であるのか………「クネクネとは何であるのか」を理解すると、発狂する。その理解は「クネクネを見つめ続ける」事で進んでしまい、発狂へと近づくのだ
だから、クネクネを直接見てはいけない。見たならば、即座に攻撃を開始し、理解する前に倒すべきである
龍哉は、一度クネクネを視界から外す事によって理解を止めた。そうでなければ、「理解」が進み、自分は発狂する
クネクネの能力の発動範囲から逃れるのは、至極「当たり前」の行動なのだ………その能力が自分に向けて使われていたなら、尚更の事
そして、次にとるべき「当たり前」の行動へと移っていく
「あれは………さて、契約者ありでしょうか、それとも、なしでしょうか」
クネクネが、悪意を持って行動しているのか否か……それは、龍哉には完全には判断しきれない
そもそも、クネクネと言う都市伝説自体は自我を持っていないパターンが多いのだ。半分、自然災害に近い…いや、それを言ったら、大半の都市伝説は自然災害みたいなものだが…故に、見つけたら対処できる者が対処すべきだ
契約者が居るならば厄介だが………そうで、なければ
そもそも、クネクネと言う都市伝説自体は自我を持っていないパターンが多いのだ。半分、自然災害に近い…いや、それを言ったら、大半の都市伝説は自然災害みたいなものだが…故に、見つけたら対処できる者が対処すべきだ
契約者が居るならば厄介だが………そうで、なければ
「僕一人で、どうにかなりますね」
そう、自分一人で大丈夫だ
龍哉はそう判断した
龍哉はそう判断した
それは、決して慢心ではない
ただ、自分の実力をきちんと理解しているだけの事である
ただ、自分の実力をきちんと理解しているだけの事である
気配を感じる。相手の位置を理解し、そして………静かに、それを呼び出す
「「大通連」、「小通連」!!」
ひゅんっ、と
呼びかけに応え、何処からそれが飛び出してきた
ひゅんひゅんと、それは龍哉の意思に従って回転しながら飛んでいき………
呼びかけに応え、何処からそれが飛び出してきた
ひゅんひゅんと、それは龍哉の意思に従って回転しながら飛んでいき………
ーーーーーざしゅっ、と
刃が、踊り狂うクネクネに、斬りかかる
己の手に握っていなかったのだが、龍哉はその感触を感じていた
故に、気づく
刃が、踊り狂うクネクネに、斬りかかる
己の手に握っていなかったのだが、龍哉はその感触を感じていた
故に、気づく
(斬り込みが、浅かった………避けられた)
まだ、致命傷には至っていない
そして、こちらの攻撃を避けたのだろうクネクネの気配が薄まった
逃げようとしているのか、こちらに反撃しようとしているのか
そして、こちらの攻撃を避けたのだろうクネクネの気配が薄まった
逃げようとしているのか、こちらに反撃しようとしているのか
ばっ、と龍哉は改めて通りに出た
自分以外に、人影はないまま。クネクネの姿も見えない
薄い薄い、クネクネの気配を探す
自分以外に、人影はないまま。クネクネの姿も見えない
薄い薄い、クネクネの気配を探す
(…見ては、いけない。今度、クネクネの姿を見たら。本格的に攻撃されるかもしれない)
見た瞬間に、「理解」を一気に進められるかもしれない。それだけは避けるべき「当たり前」の行動だ
………それならば、と
龍哉は、「当たり前」のように目を閉じた
………それならば、と
龍哉は、「当たり前」のように目を閉じた
くねくね、くねくねと
それは気配を隠そうとしながらも、本能に従ってくねくねと動いていた
こちらに気づいたあの少年が、即座に隠れると言う行動をとった瞬間から、クネクネは相手が契約者である可能性を感じていた
こちらの正体を、能力を知っており、それに対応しようとしたのだろう、と
そのまま逃げるのか、と言う予想は外れ、飛んできた攻撃を何とか避けて………そして、今、反撃の隙を伺っている
それは気配を隠そうとしながらも、本能に従ってくねくねと動いていた
こちらに気づいたあの少年が、即座に隠れると言う行動をとった瞬間から、クネクネは相手が契約者である可能性を感じていた
こちらの正体を、能力を知っており、それに対応しようとしたのだろう、と
そのまま逃げるのか、と言う予想は外れ、飛んできた攻撃を何とか避けて………そして、今、反撃の隙を伺っている
(敵………敵、敵…………人間、「餌」………狂、狂…………、「餌」、主………)
くねくねとうねりながら、少年に近づいていく
少年は、辺りの気配を伺っているようだった
くねくねの攻撃手段は限られている。その姿を見せて、相手を発狂させる事だけ
その姿を見せ続けなければその能力は発揮されないが………
少年は、辺りの気配を伺っているようだった
くねくねの攻撃手段は限られている。その姿を見せて、相手を発狂させる事だけ
その姿を見せ続けなければその能力は発揮されないが………
(敵、見………能力、全開………!)
このクネクネは…………いや、クネクネを「纏った」契約者は、自らのその能力を強化させていた
普段は、通常通り「見つめられ続ける事により、自らが何であるのか理解させ発狂させる」と言う能力
しかし、契約によって強化された能力は、「相手が自分を見た瞬間に一気に理解させて発狂させる」と言うもの
姿さえ見せれば確実に相手を発狂させられる………勝利を確定させるにふさわしい能力
問題があるとすれば、乱発すると「飲まれる」危険性が高まる、と言う事か
普段は、通常通り「見つめられ続ける事により、自らが何であるのか理解させ発狂させる」と言う能力
しかし、契約によって強化された能力は、「相手が自分を見た瞬間に一気に理解させて発狂させる」と言うもの
姿さえ見せれば確実に相手を発狂させられる………勝利を確定させるにふさわしい能力
問題があるとすれば、乱発すると「飲まれる」危険性が高まる、と言う事か
(敵、狂、狂、敵…………勝利、勝利、勝利!!)
…このクネクネの契約者は、既に「飲まれ」かけていた
飲まれかけている事を自覚する事なく行動し………自らを従えている存在の意思に答えようとするかのように、人間を発狂させ集める為に行動すべく、動く
飲まれかけている事を自覚する事なく行動し………自らを従えている存在の意思に答えようとするかのように、人間を発狂させ集める為に行動すべく、動く
するりっ、と、体をくねらせ、少年の前に踊りでた
もはや気配を隠す必要もない
目の前の少年が自分を見た瞬間に、勝負は決まる………
もはや気配を隠す必要もない
目の前の少年が自分を見た瞬間に、勝負は決まる………
はず、だった
「ーーーーーーっ!?」
少年は………目を閉じていた
じっと、目を閉じた状態
これでは、姿を「見せて」「理解」させる事が、出来ない…………っ!
じっと、目を閉じた状態
これでは、姿を「見せて」「理解」させる事が、出来ない…………っ!
(……っ、無理矢理、開、見………!)
無理矢理にでも、目を開かせよう
目を閉じたままの状態で、自分に対応出来るはずがない
目を閉じたままの状態で、自分に対応出来るはずがない
クネクネは、クネクネ契約者は、そう考えた
油断していた
忘れていた
この少年は、こちらの姿を見ていない状態で、攻撃をしてきて………自分が避けていなかったら、確実にあの一撃で命を奪われていたであろう、その、事実を
忘れていた
この少年は、こちらの姿を見ていない状態で、攻撃をしてきて………自分が避けていなかったら、確実にあの一撃で命を奪われていたであろう、その、事実を
「大通連」
少年の声に答えるように、その右手に三尺一寸、厳物造りの太刀刀が姿を現した
「小通連」
もう一振り、また別の刀が少年の左手に出現する
それらが、どんな刀であるのか、クネクネは知らない
それは、鬼の刀
鬼女が振るいし三振りの刀のうちの、二振り
鬼の宝剣
通常、契約には多大なコストを必要とするその刀を、少年が飲まれる事なく契約出来ている理由も、クネクネは知らない
目の前に居る少年が、鬼に最も近い血筋であるその事実に、クネクネは気づく事は出来ずに
鬼女が振るいし三振りの刀のうちの、二振り
鬼の宝剣
通常、契約には多大なコストを必要とするその刀を、少年が飲まれる事なく契約出来ている理由も、クネクネは知らない
目の前に居る少年が、鬼に最も近い血筋であるその事実に、クネクネは気づく事は出来ずに
ーーーーーざんっ、と
少年が振り下ろした二振りの刀によって、クネクネの体は綺麗に切り裂かれ、この世から消失した
少年が振り下ろした二振りの刀によって、クネクネの体は綺麗に切り裂かれ、この世から消失した
「…………っふぅ」
手応えを感じて、眼を開く
龍哉の目の前には、一人の男が倒れていた
恐らくは、クネクネの契約者だったのだろう
龍哉の目の前には、一人の男が倒れていた
恐らくは、クネクネの契約者だったのだろう
龍哉が振るった刀は、クネクネ「だけ」を切り裂いた
契約者にはダメージを与える事なく、都市伝説だけを切り裂いて消失させたのだ
龍哉が契約しているその刀に、元からそのような能力があったのか。それとも、龍哉の力量によるものか。判断出来る者は残念ながら、この場には居ない
契約者にはダメージを与える事なく、都市伝説だけを切り裂いて消失させたのだ
龍哉が契約しているその刀に、元からそのような能力があったのか。それとも、龍哉の力量によるものか。判断出来る者は残念ながら、この場には居ない
「さて、契約者の方は、どうしましょうか」
むむぅ、と、倒れている男を前に龍哉は考える
契約都市伝説を倒した以上、この男性はもはや契約者ではない
さて、これをどうしようか
話は聞き出したいが、このような路上では、少々面倒な事になるかもしれない
出現させていた刀を一旦手元から消しつつ、龍哉が思案していると
契約都市伝説を倒した以上、この男性はもはや契約者ではない
さて、これをどうしようか
話は聞き出したいが、このような路上では、少々面倒な事になるかもしれない
出現させていた刀を一旦手元から消しつつ、龍哉が思案していると
「………なぁにやってんだ、坊や」
聞き覚えのある声
その声に、龍哉はぱっ、と表情を輝かせて、そちらへと視線を向けた
ゆっくりと、龍哉に近づいてくるのは和装の男。褐色の肌に濃い茶色の長い髪。左目が大きな切り傷で潰れているその男に、龍哉は警戒を見せない
その声に、龍哉はぱっ、と表情を輝かせて、そちらへと視線を向けた
ゆっくりと、龍哉に近づいてくるのは和装の男。褐色の肌に濃い茶色の長い髪。左目が大きな切り傷で潰れているその男に、龍哉は警戒を見せない
「お久し振りです。学校町にいらしていたのですね」
「あー、今日ついたばっかりだよ………そうだってのに、お前が戦ってる現場見る事になると思わなかったわ」
「あー、今日ついたばっかりだよ………そうだってのに、お前が戦ってる現場見る事になると思わなかったわ」
強くなったな、とぽふぽふと頭を撫でられ、龍哉は少し嬉しそうに笑った
そんな龍哉の様子を見て、男もふっ、と笑う
そんな龍哉の様子を見て、男もふっ、と笑う
「ま、積もる話はあとだ。そこで倒れてる奴、なんとかしねぇと駄目だろ………「先生」の診療所にでも、運ぶか?」
「そうですね。そちらで、お話を聞かせていただいきましょう」
「一応、お前の親父にも連絡入れとけ。大丈夫、とは思うが………」
「そうですね。そちらで、お話を聞かせていただいきましょう」
「一応、お前の親父にも連絡入れとけ。大丈夫、とは思うが………」
………この街に、「嫌な気配」がする
男のその呟きに、龍哉はむぅ、と声をあげて
わかりました、と鞄から携帯を取り出し、父親へと連絡を撮り始めた
その間に、和装の男はよっ、と気絶しているクネクネ契約者を担ぎあげて。龍哉の電話が終わると、二人で歩き出したのだった
わかりました、と鞄から携帯を取り出し、父親へと連絡を撮り始めた
その間に、和装の男はよっ、と気絶しているクネクネ契約者を担ぎあげて。龍哉の電話が終わると、二人で歩き出したのだった
虎の子達が遊んでいると、怖い獣がやってきた
獣は虎の子達を無視して、猫達の元へ向かおうとした
虎の子達は猫達を守ろうと立ち向かい、獣を追い払った
猫達がその事実に気づく事は、ない
獣は虎の子達を無視して、猫達の元へ向かおうとした
虎の子達は猫達を守ろうと立ち向かい、獣を追い払った
猫達がその事実に気づく事は、ない
Red Cape