「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 首塚-15

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匿名ユーザー

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「ん、お前か…………そうか、乗ってくれるか!……あぁ、わかってるって。今度、あいつに話、持ちかけようぜ……あぁ、それじゃあな」

 ……よし!
 交渉は成立した!
 これで…あとは、あの黒服に、話を持ちかけるだけだ
 黒服が、俺たちの出す案に乗ってくれるかどうかは、わからない
 だが、必ず説得してみせる
 二人がかりなら、きっとどうにかなるだろう

「何だぁ?彼女から電話か?」
「いや、そうじゃねぇよ」

 傍にいた厨2病に、そう返す
 なんだよ、聞いてやがったのかよ、こっちの話…

「あぁ、彼女な訳ないか。お前ホモだしな」
「誰がホモだっ!?」

 うぉい!?
 この厨2病め、何でか知らねぇが、人のことをホモ呼ばわりしやがって!!
 俺の守備範囲はボインの姉ちゃんだと言ってるだろうが!
 Dカップ以上は認めねぇ!!

「ほほぅ?そんな事を言ってもいいのか?…つい最近、女体化していた男にトキメキまくってただろ?」
「う……!?」

 …っこ、こいつ!?
 どこでそれを知りやがった!?
 思わず、俺がたじろぐと、ニヤニヤ笑ってきやがった
 くそ、むかつく!!!
 いつか、隙を見て勝手に黒く日焼けさせてやる!!

「あ、あれは……その、俺の好み直球ストライクな胸になってたから………って、違う違う!!!あいつは元々男だし!それに、今日辺り元に戻ってるはずだから違うからな!!」
「なんだ、戻ったのか。勿体無いな」

 あぁ、それは俺も同感だよ、畜生
 あの、神々が作りたもう、柔らかな双山が消えてしまうとは…
 まったくもって、嘆かわしい

「そりゃ、一瞬、禁断の扉開けかけたりもしたが…あいつは男なんだから。男に戻るってわかってたから。禁断の扉は開けなかったんだからな。だから、ホモじゃねぇ!」
「それ、色々とギリギリだったんじゃないか……ってか、ふと、思ったんだが」
「何だよ」
「……その、女体化。案外、一回ヤったりしてたら、そのまんまだったかもな」

 …………
 は??

「ど、どういう事だよ?」
「だから。女になった状態で、一回ヤってたら、案外、ずっと女のままだったんじゃないか?」

 よくあるだと、マンガとか小説で、と言ってくる厨2病
 ………
 …………

 …そ、その手があったか!?
 って、悩むな、悩むな俺!!
 たとえ、それでずっと女の体のままだったとしても!!
 あいつの精神は男のままなんだぞ!!
 それだったら、間接的にホモじゃねぇか畜生!!
 それに、んな事実行しようとしたら、あいつ絶対嫌がるだろ!
 無理矢理は駄目だろ!!!
 駄目だろ俺!
 そこは禁断の扉だから!
 新世界への禁断の扉だから!!
 そこに手をかけるな!かけるな俺ぇええええ!!!!!!!!


「うー!ステーキのおにーちゃん、僕の探検隊を救助してー!……うー?ちゅーにびょー、ステーキのおにーちゃん、どうしたの?」
「さぁ?」

 orzの体勢のまま、悩むように固まっているチャラけた青年を前に
 少年は首をかしげ、厨二病の青年はさも面白いものを見るように笑っているのだった




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