にゃんにゃんにゃん
菊花を咥えて、奥の部屋まで入って言ったダミア
ぺちぺち、菊花に叩かれてきているのだが、物ともしていない
仮にも悪魔だ、と言うことか、人形の腕力では、どうにもならない
菊花を咥えて、奥の部屋まで入って言ったダミア
ぺちぺち、菊花に叩かれてきているのだが、物ともしていない
仮にも悪魔だ、と言うことか、人形の腕力では、どうにもならない
「……にゃ?」
と
ベランダの方を向いたダミア
力が緩んだ隙に、菊花はダミアの口から脱出した
ほっとして、彼女もまたベランダに視線を向けて……
ベランダの方を向いたダミア
力が緩んだ隙に、菊花はダミアの口から脱出した
ほっとして、彼女もまたベランダに視線を向けて……
そこに浮かぶ存在に、気づいた
その頃
マンションから、少し離れたその場所で
マンションから、少し離れたその場所で
「……見つけた!」
その男は、喜びに笑みを浮かべた
片目を抑えている、その男…………抑えている手の下に目は、ない
片目を抑えている、その男…………抑えている手の下に目は、ない
男は俗にいう「使い魔」と呼ばれる存在の契約者である
その代償は……己の片目
己の片目を使い魔に変えた、と言い換えてもいい
代償は決して小さくない、欠点も弱点も多い
だが、便利な能力でもある
己の目玉を飛ばし、遠くの状況を把握する
地味だが、便利な能力だ
その代償は……己の片目
己の片目を使い魔に変えた、と言い換えてもいい
代償は決して小さくない、欠点も弱点も多い
だが、便利な能力でもある
己の目玉を飛ばし、遠くの状況を把握する
地味だが、便利な能力だ
そして
彼はその能力でもって、ターゲットを発見した
とあるマンションの一室
そこに、エイブラハム様が探していると言う、淫魔の姿を見つけた
ベランダの窓の辺りに目玉をホバリングさせ、強化された視力でしっかりと確認する
褐色の肌、黒い髪………黒い、瞳
間違いない!
彼はその能力でもって、ターゲットを発見した
とあるマンションの一室
そこに、エイブラハム様が探していると言う、淫魔の姿を見つけた
ベランダの窓の辺りに目玉をホバリングさせ、強化された視力でしっかりと確認する
褐色の肌、黒い髪………黒い、瞳
間違いない!
男は、懐から携帯を取り出した
あの男の居場所を報告すれば、自分はこんな子飼いの下っ端ではなく、正式に「教会」に所属させてもらえるかもしれない……!
あの男の居場所を報告すれば、自分はこんな子飼いの下っ端ではなく、正式に「教会」に所属させてもらえるかもしれない……!
男は、成果を焦った
……故に、判断ミスを犯した
彼の契約都市伝説には、一切の戦闘力はない
その能力は、眼玉を飛ばしての遠距離、もしくは狭い場所の偵察が精一杯の能力だ
……故に、判断ミスを犯した
彼の契約都市伝説には、一切の戦闘力はない
その能力は、眼玉を飛ばしての遠距離、もしくは狭い場所の偵察が精一杯の能力だ
だから
報告よりも、先に
その使い魔を、自分の手元に戻すべきだったのだ
報告よりも、先に
その使い魔を、自分の手元に戻すべきだったのだ
「-------ぇ」
携帯を手にした、彼の視界
使い魔を通して伝わってくる光景
使い魔を通して伝わってくる光景
それは
牙をむきだし大口を開けた何者かが……己の使い魔に飛び掛かってきていた、光景で
退避命令は、間に合わない
牙をむきだし大口を開けた何者かが……己の使い魔に飛び掛かってきていた、光景で
退避命令は、間に合わない
「っが、ぁ!?」
使い魔と化していた、己の目玉
それが、何者かに食らいつかれ、食いちぎられる、その痛覚は………そのまま、男に伝わって
男は倒れこみ、携帯を地面に落とし、痛みにもだえ苦しむのだった
それが、何者かに食らいつかれ、食いちぎられる、その痛覚は………そのまま、男に伝わって
男は倒れこみ、携帯を地面に落とし、痛みにもだえ苦しむのだった
もっちゃ
もっちゃもっちゃもっちゃ
もっちゃもっちゃもっちゃ
「にゃー」
もむもむもむ
ベランダでホバリングしていた、目玉に蝙蝠の翼とトカゲの尻尾が生えた珍妙な生物
ダミアは、それを敵だと認識したのか
それとも、エサだと認識したのか
ベランダでホバリングしていた、目玉に蝙蝠の翼とトカゲの尻尾が生えた珍妙な生物
ダミアは、それを敵だと認識したのか
それとも、エサだと認識したのか
飛び掛かり食らいつき、食らっていた
その口元から蝙蝠の片翼とトカゲの尻尾がはみ出ている光景に
菊花は、「そんな物食べたらお腹を壊す」とでも言いたいのだろうか
ぺちぺち、ダミアに止めるよう訴えかけていたのだった
その口元から蝙蝠の片翼とトカゲの尻尾がはみ出ている光景に
菊花は、「そんな物食べたらお腹を壊す」とでも言いたいのだろうか
ぺちぺち、ダミアに止めるよう訴えかけていたのだった
to be … ?