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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 赤い靴・DNo-20f

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匿名ユーザー

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「……あの、さ」

 ぽつりと、繰が口を開く
 まっすぐに、ディランを見上げてきた

 ……まっすぐな眼差し
 強い、意思
 …それを、羨ましく思う

「あんまり、気にしない方が…いいと、思うわよ。そう言っても無理かもしれないけど…あんまし、気にしない方が、いいと思う」

 言葉を選んでいる……吟味している、と言うよりは、どう、自分の考えを伝えたらよいのか、はっきりせず
 それでも、必死に何か伝えようとしてきているような、そんな印象

「先生の、その友達だって……どんな人だったか、知らないけど、でも……先生がその人の死に負い目を感じ続ける事を、望んでないと思う」


 ----悪ぃ、しくじった
 ----あぁ、泣くなよ馬鹿野郎、その為に知り合った訳じゃねぇ…
 ----悪ぃな、お前さんが辛い思いして伝えてくれた事、生かせなかった


 友人の、バーナードの、最期の言葉が
 あの、最期の表情が、脳裏に浮かびあがる


 ----お前さんは連中に見つかるな、生き延びろ
 ----お前さんにだって、幸せに生きる権利はあるさ


 どこか申し訳なさそうに、笑って
 今にも命が消えそうな中、激痛で言葉をまともにしゃべる事すらできなかったはずだと言うのに
 それでも、笑ってそう伝えてきて…死んでいった友人

 自分には、そんな資格などあるはずがないと言うのに
 それでも、そう伝えてくれた

「その人の事、忘れるなんて、できないだろうけど」

 ゆっくり
 ゆっくりと
 繰は、言葉を伝えてくる

「だからって、その事にとらわれ過ぎないで。前を向いて……昔の事だけじゃなくて、今の事とか、先の事考えて」

 言葉が
 心に、しみいる

「それで、さ。幸せに、なってよ。先生は生きているんだから。生きてるんだったら……幸せにならなきゃ、ダメでしょ」


 生まれてこなければよかった
 自分など、生まれてくるべきではなかった
 生まれてきてしまった自分に、幸せになる価値などない
 幸せになる権利などない

 ずっと、そう考え続けていた


「……僕は、幸せになっても、いいのかな……」
「当たり前じゃない!」
「でも」


 こんな、罪深い存在が


「たくさんの人の命を奪ってきた僕が、本当に、幸せになっても………いいの?」

 ただ、言われるがままに
 命令させるがままに、人の命を奪い続けてきた自分に

 幸せになる
 権利、なんて
 あるはずが、ない

「いいに決まってるでしょ!!」

 がしりと、繰がディランの肩をつかんできた
 そのまま顔を近づけて、続けてくる

「先生、前に言ってたじゃない。「もう、誰も殺したくない」って」

 覚えて、いたのか
 あの時の言葉を

「……先生が、昔、何をやってたのか、私は知らない。けど…幸せになっていいに決まっている。駄目なんて理由があるはずがない!!」
「繰、ちゃん……」

 じっと、見つめてくる繰
 その眼差しから、ディランは目をそらすことができず
 二人は、そのまま見つめあっている状態になって………


 ばんっ!!と
 唐突に、部屋の扉が開いた!

「ディランさん!さっき、ベランダに偵察しに来たような奴」

 が、と
 ……扉を開けたヘンリーが、固まる
 その背後で「だから待てっつっただろうが」と、パスカルの呆れているような声がして

 …………数秒間、時が止まって

 ぼしゅん!!と
 繰は、一気に耳まで真っ赤になって

 ごがすっ

「あだっ!?」
「ヘ、ヘンリー君っ!?」

 想いっきり、繰は能力でもってヘンリーを殴り飛ばしたのだった





to be … ?







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