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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 赤い靴-07

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だれでも歓迎! 編集
 己の契約者の後を、赤い靴はついていく
 …いつ、「夢の国」が現れてもいいよう、万全の注意を払いながら

「……っふん。都市伝説が堂々と出歩いてるわね」
「そうだな」

 契約者の呟きに同意する
 …みな、堂々としすぎだろう
 まぁ、事態が事態なだけに、ここまでしなければならないのかもしれないが

「あんたも、堂々と姿出しとく?」
「あぁ、いや、やめておく。正直、俺の能力は不意打ちが一番な能力だからな」

 …それが、「夢の国」に効くかどうかは知らないが
 それもそうね、と契約者は同意してきた

 二人で、人波をかきわけ、歩く
 契約者は、屋台の様子などをじっくりと視察しているようだ
 …まぁ、ついでに食べ歩きもしている訳だが

「ん~…あ、あそこにはお化け屋敷があるわね」
「…はっきりとした都市伝説の気配が二つ。片方からグロテスクの気配」
「……んじゃ、やめとくわ」

 焼き烏賊を飲み込み、契約者はそっとお化け屋敷から離れた
 食事の後にグロはやばいだろう、常識で考えて
 と、そうやって、二人で歩いていると

「うー!赤い靴のおねーちゃん!!」
「あら」

 てちてち
 駆け寄ってくる、少年
 その後ろから、母親らしき女性…にしか見えない男性も、慌てて駆けてくる

「もう、○○ちゃん、またはぐれたら大変でしょ?」
「うー…ゴメンナサイ」
「お久しぶりです」

 ぺこり
 契約者が、頭を下げた
 この少年と、少年の父親は顔見知りだ
 どこの組織にも所属していない契約者に、都市伝説の情報をもたらしているのはこの少年なのだ
 父親譲りで霊感が強いらしい少年
 親子揃って、赤い靴が実体化していない段階でも、存在を把握してくる

「2人も、お祭かしら?」
「はい。父が出資してますので、視察を兼ねて」
「うー?しさつ?刺殺??」

 うーうー
 どうやら、少年には若干、難しい話題のようだ
 やれやれと、契約者が肩をすくめる

「まぁ、いいわ。面白かった出店とか、あった?」
「うー!ハンバーグ美味しかったー!射的でしょーぶすごかったー!」

 無邪気に、答えてくる少年
 少年の父親が、あらあら、と笑っていて
 契約者は、ふむ、と真剣に少年の話を聞いている

「うー、赤い靴のおねーちゃんも、一緒に屋台見てまわろー?」
「え?いいけど…」

 ちらり
 契約者は、少年の父親を見つめる
 親子2人の様子を邪魔しないか、悩んでいるようだ
 少年の父親は、微笑んでくる

「●●ちゃんがよければ、一緒に回りましょう?大勢の方が楽しいわ」
「…それじゃあ、お言葉に甘えて」

 そう言って、契約者は二人と一緒に歩き出した
 赤い靴も、その後をついていく

 …くるり
 不意に、少年が振り返った

「--きひひっ、そんなに警戒して無くて大丈夫。本番は明日だよ……きひひひひっ」
「-------っ!?」

 ぞくり
 背筋を走りぬけた、悪寒

 普段の少年は、無邪気で大変よろしいショタなのだが
 …時折、こうやって豹変する
 その瞬間は、まるで別人のようで、恐ろしい

「どうかしたの?」
「うー?なんでもないよ。うーうー」

 …しかし
 変化はいつも、一瞬で
 だからこそ、赤い靴は、この事実を契約者に伝える事がいつも出来ないのだった



 ……きひひひ、と
 少年は、誰にも気付かれないように
 また、笑った




 fin








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