隙間男と契約者 03
男は走った
こんなに走ったのは人生で初めてかもしれない
この町は危険だ
この町を離れよう
家へと戻り、白いヴェスパのエンジンをかける
この町から急いで出なければ……
だが、どこまで離れれば安全なのだろうか
そうだ、電車に乗り換えよう!
こんなに走ったのは人生で初めてかもしれない
この町は危険だ
この町を離れよう
家へと戻り、白いヴェスパのエンジンをかける
この町から急いで出なければ……
だが、どこまで離れれば安全なのだろうか
そうだ、電車に乗り換えよう!
バイクを駅前に停め、電車へと乗り換える
「県境くらいまで行ってみたらどうです?」
車両の連結部分の隙間から声が掛けられる
「そうだな……あそこまで行けば取り敢えず安全だろう」
男は独り
姿の見えない者を相手に平然と言葉を交わす
姿の見えない者を相手に平然と言葉を交わす
「俺達は生き延びるぞ……隙間男」
「美少女の脱ぎたて生ぱんつを手に入れるまでは……そう易々と死ねませんしね」
「ああ、全くだな」
「美少女の脱ぎたて生ぱんつを手に入れるまでは……そう易々と死ねませんしね」
「ああ、全くだな」
「「俺たちは生きるッ!何があってもだッ!!」」
彼らの行方を知るものはいない