「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - パワーストーン-07

最終更新:

Bot(ページ名リンク)

- view
だれでも歓迎! 編集
 …彼女は、じっと、テントの中に入り込んできた女性を見つめていた
 人間だ
 ……都市伝説、ではない

 先ほどからずっと、彼女には「逃げて、逃げて」と、「夢の国の地下カジノ」たちが呼びかけている声が聞こえてくる
 …しかし、彼女はそれには答えず
 テントに入り込んできた女性に、静かに声をかける

「…ここの結界は、そのうち……侵食され、破られます」
「へ?」

 ぜぇ、と
 ようやく呼吸が整ったらしい女性が、顔をあげた
 …彼女の言葉が真実である事を、表すように
 ミシ、ミシ……と、かすかに、テントが押されている音が聞こえてくる

「……ですから。ここから、ここよりも安全な位置へ逃げる方法を…私は、知っています…そちらへと、お逃げください」
「……あなたは?」

 彼女のその言葉に
 女性は、じ、と彼女を見つめてきた
 彼女は、静かに…自嘲するように微笑み、答える

「…私は…ここの結界を保つのが、役目ですから」

 …結界を破られれば、そのまま殺されるのみ
 「夢の国」とのこの戦いに参加する時点で、決めていた事
 はらり、はらり
 タロットカードを気まぐれに弄ぶ

「…どうぞ、一枚選んでください」
「あ、は、はい」

 す、と女性がカードを一枚選び出す
 彼女がそれをめくると…それは、「太陽」の正位置
 「光明」「どんな状態になっても、最後は必ず勝利」…

「…あなたには、未来があります……私には、初めから未来なんて、ない。未来あるあなたは…ここで、たとえ逃げてでも、生き延びるべきです」

 …そうだ
 私には、あの時から、未来なんてないのだ
 あの時死ぬはずだった私
 私はあそこで、亡者になるはずだった
 ……亡者に、未来などない
 しかし、未来なき私でも、未来ある人を、ほんの少しでも助けられるなら…

「…どうか、結界が破られる前に。「夢の国の地下カジノ」へと…逃げてください」

 女性を、じっと見つめて 
 テントが押されていく音を聞きながら…彼女は、そう告げたのだった


 to be …?










タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
記事メニュー
ウィキ募集バナー