「はい、どうぞ。「組織」の人だからってツケ払いは駄目って言われてるからね」
「はいはい」
「はいはい」
ちゃりん、と
何やらやる気なさそうな黒服から、青年はジュースの代金を受け取った
今回の作戦に関しては、青年も(兄に関する事以外)やる気がないが…この黒服も、結構やる気がないようだ
…が、むしろ、青年としてはその人間臭さが気に入った
「組織」の歯車でしかない、感情を持たない機械のような黒服は苦手である
それよりも、人間味のある黒服の方が利用しやす……親しみがある
何やらやる気なさそうな黒服から、青年はジュースの代金を受け取った
今回の作戦に関しては、青年も(兄に関する事以外)やる気がないが…この黒服も、結構やる気がないようだ
…が、むしろ、青年としてはその人間臭さが気に入った
「組織」の歯車でしかない、感情を持たない機械のような黒服は苦手である
それよりも、人間味のある黒服の方が利用しやす……親しみがある
「君を担当してくる…あの過労死候補ナンバー1の黒服は、どうしたの?」
「ん~、まだ色々と仕事あるみたいだから。さっきまでちょっと休んでたけど、またあちこち動き回ってるみたいだよ」
「ん~、まだ色々と仕事あるみたいだから。さっきまでちょっと休んでたけど、またあちこち動き回ってるみたいだよ」
誰かに連絡もとっていたようだし
…何やら、少女とチャラい男と契約とかもしていたようだが、青年にはそれはあまり関係ないし、興味もない
まぁ、アレが原因であの黒服が「組織」を離れる事になったら、また新たに利用しがいのある黒服を探さないと駄目だが…
…………
…何やら、少女とチャラい男と契約とかもしていたようだが、青年にはそれはあまり関係ないし、興味もない
まぁ、アレが原因であの黒服が「組織」を離れる事になったら、また新たに利用しがいのある黒服を探さないと駄目だが…
…………
「…何か?」
「ううん、なんでもないよ?」
「ううん、なんでもないよ?」
にっこり、笑いかける
うん、候補1、かな?
うん、候補1、かな?
「今、「学校町」にかなりの戦力が集中してるんだね?」
「そのようだねー。淀元町でも変わった赤マントが出たって情報があるみたいだけど。でも、今は完全に「夢の国」対策優先だから放置されてるみたいだし」
「そのようだねー。淀元町でも変わった赤マントが出たって情報があるみたいだけど。でも、今は完全に「夢の国」対策優先だから放置されてるみたいだし」
何か色々大変だよねー、とリンゴ飴を舐めつつ、やる気なさげな黒服は答えてきた
…やっぱり、この学校町以外でも、都市伝説は出現しているんだなぁ、と青年はぼんやり考える
まぁ、出現数及び、人間に関わってくる確立から見ると、確実にこの学校町が世界最大規模と見て間違いないだろうが
……何かに呪われてんじゃないだろうか、この街
ツタンカーメンとか、ブルーダイヤとか、そこら辺の洒落にならないクラスの奴に
…やっぱり、この学校町以外でも、都市伝説は出現しているんだなぁ、と青年はぼんやり考える
まぁ、出現数及び、人間に関わってくる確立から見ると、確実にこの学校町が世界最大規模と見て間違いないだろうが
……何かに呪われてんじゃないだろうか、この街
ツタンカーメンとか、ブルーダイヤとか、そこら辺の洒落にならないクラスの奴に
(…「首塚」に呪われてるのは、「組織」だしね)
「首塚」の呪い
それは、様々な形で現れる
…今回の、「組織」の黒服が一部「夢の国」に乗っ取られていたことから始まる戦力の半減
それは、「首塚」の呪いがそのような形で現れた結果だろう
つまり…「首塚」としては、「組織」への呪いは、一応、成就した訳だ
だからこそ、今回の「夢の国」との戦いで、協力してやってもいい、と言う事を言ってきたのかもしれない
それは、様々な形で現れる
…今回の、「組織」の黒服が一部「夢の国」に乗っ取られていたことから始まる戦力の半減
それは、「首塚」の呪いがそのような形で現れた結果だろう
つまり…「首塚」としては、「組織」への呪いは、一応、成就した訳だ
だからこそ、今回の「夢の国」との戦いで、協力してやってもいい、と言う事を言ってきたのかもしれない
(……ま、どうでもいいか)
色々と考えたところで
結局、この青年は兄の事しか考えてない
兄さえ無事なら…唯一の家族さえ無事なら、後はどうでもいいのだ
どこまでも自分勝手なヤンデレブラコン
それが、この青年である
結局、この青年は兄の事しか考えてない
兄さえ無事なら…唯一の家族さえ無事なら、後はどうでもいいのだ
どこまでも自分勝手なヤンデレブラコン
それが、この青年である
「それじゃあ、見回り頑張ってね。サボってるのが見つからない程度に」
「うん、見つからないよう頑張るよ」
「うん、見つからないよう頑張るよ」
それじゃあ、と言って、離れていくやる気のない黒服
それを見送って、青年はジュース販売の面倒な仕事に戻ったのだった
それを見送って、青年はジュース販売の面倒な仕事に戻ったのだった