…こいつに言われて、自覚する
この黒服との付き合いは、長い
……まぁ、このテントにいる占い師の女との事は、知らないのだが…
この黒服との付き合いは、長い
……まぁ、このテントにいる占い師の女との事は、知らないのだが…
そうなのだ
付き合いは、それなりに長いつもりなのだ
だが、この黒服の事は、知っているようで、知らない事が多すぎる
人間だった頃…については、黒服も最近思い出したばかりのことだから、仕方ないとして
それ以外だって、知らない事が多すぎる
…そもそも、どこで生活していたのか、住所知らないままだったし
まぁ、これからは、こいつも一緒に三人で生活するつもりではあるが…
付き合いは、それなりに長いつもりなのだ
だが、この黒服の事は、知っているようで、知らない事が多すぎる
人間だった頃…については、黒服も最近思い出したばかりのことだから、仕方ないとして
それ以外だって、知らない事が多すぎる
…そもそも、どこで生活していたのか、住所知らないままだったし
まぁ、これからは、こいつも一緒に三人で生活するつもりではあるが…
「どうかなさいましたか?」
と、黒服がこちらの様子に気付いて、小さく首を傾げてきた
何でもない、と短く答える
……流石に、お前の事を全部教えろ、とか、ストレートに言う訳にもいかないだろう
そこまで、相手の事に踏み込むつもりもない
相手が踏み込ませてくれたら、その時に踏み込めばいい
それまでは…その一歩手前で、待たせてもらうとしよう
何でもない、と短く答える
……流石に、お前の事を全部教えろ、とか、ストレートに言う訳にもいかないだろう
そこまで、相手の事に踏み込むつもりもない
相手が踏み込ませてくれたら、その時に踏み込めばいい
それまでは…その一歩手前で、待たせてもらうとしよう
「なぁ」
「はい?」
「はい?」
並んで歩きながら、声をかける
黒服と手を繋いでいる少女がむっとした表情をしてきたが、理由がわからないからひとまず無視だ
黒服と手を繋いでいる少女がむっとした表情をしてきたが、理由がわからないからひとまず無視だ
「…お前には、金出してもらってた時期もあるし。その分の借りを返す意味でも…力にならせろよ」
そうだ
こいつには、世話になりっぱなしだったから
だから、少しでも力になりたい
その為にも、契約したのだ
契約者と都市伝説と言う関係になった以上、力になってやる事は当然のはずだ
こいつには、世話になりっぱなしだったから
だから、少しでも力になりたい
その為にも、契約したのだ
契約者と都市伝説と言う関係になった以上、力になってやる事は当然のはずだ
「あの頃の事でしたら、気になさらなくてもいいのですよ?」
「お前が気にしなくても、俺がお前の力になりたいんだよ……お前の事、好きだし」
「お前が気にしなくても、俺がお前の力になりたいんだよ……お前の事、好きだし」
そうだ、本当の家族よりも、家族らしい相手
本当の父親よりも、ずっと父親らしい相手
だから、好きに決まっている
嫌いなわけじゃない
恋愛的な意味ではなく、家族として、好きなのだ
本当の父親よりも、ずっと父親らしい相手
だから、好きに決まっている
嫌いなわけじゃない
恋愛的な意味ではなく、家族として、好きなのだ
「…お心遣い、ありがとうございます」
そう言って、軽く笑ってきた黒服
…その黒服の手を握っている少女が、激しい敵意を向けてきている事に
青年は気付いていないし、黒服も当然の事ながら、カケラも気づいちゃいねぇのだった
…その黒服の手を握っている少女が、激しい敵意を向けてきている事に
青年は気付いていないし、黒服も当然の事ながら、カケラも気づいちゃいねぇのだった
終わってしまえ