「んもぅ、将門様ったら…どこに行っちゃったのかしらぁ?」
祭り会場を、スーツ姿のキャリアウーマン風の女性が歩いている
彼女の背後には、生首だけの少女の幽霊が浮かんでいた
…しかし、その幽霊の姿は彼女が存在している事を認識している相手、もしくは、霊感の強い存在にしか、認識できない
……あのささやかな幸せと契約している少年には、初見で泣かれて困ったものである
どうにも、あの少年、ほぼ怖いもの知らずの癖に生首だけは苦手らしい
とまれ
女性は、困っていた
主が勝手に、ふらりとどこかに行ってしまったからだ
今はまだ昼間、祟り神であるあのお方の力が最大限に発揮される時間帯ではない
…まぁ、それでも、身の危険はないだろう、と信じている
ただ、心配なのは、あの方の今の時代の感覚とは少しずれている、という事だ
早く、合流しなければ
彼女の背後には、生首だけの少女の幽霊が浮かんでいた
…しかし、その幽霊の姿は彼女が存在している事を認識している相手、もしくは、霊感の強い存在にしか、認識できない
……あのささやかな幸せと契約している少年には、初見で泣かれて困ったものである
どうにも、あの少年、ほぼ怖いもの知らずの癖に生首だけは苦手らしい
とまれ
女性は、困っていた
主が勝手に、ふらりとどこかに行ってしまったからだ
今はまだ昼間、祟り神であるあのお方の力が最大限に発揮される時間帯ではない
…まぁ、それでも、身の危険はないだろう、と信じている
ただ、心配なのは、あの方の今の時代の感覚とは少しずれている、という事だ
早く、合流しなければ
「とにかく、探しましょ」
『…う、うん…』
『…う、うん…』
こっくり
女性の背後に浮かぶ生首が、こくりと頷く
賑やかな祭会場を、女性は主を探して歩き回る
……と、その時
女性の背後に浮かぶ生首が、こくりと頷く
賑やかな祭会場を、女性は主を探して歩き回る
……と、その時
『………』
……ふ、と
女性の背後を付いてきていた生首が、ふと、動きを止めた
何かを、じっと見つめている
女性の背後を付いてきていた生首が、ふと、動きを止めた
何かを、じっと見つめている
「……あら?どうしたの?」
『あ………ご、ごめんなさい、何でも、ないの』
『あ………ご、ごめんなさい、何でも、ないの』
…もじもじ
なんだか、俯いて赤くなっている生首
あら、と女性は、どこか和んだ雰囲気を感じる
この様子は…女の勘が、伝えてくる
なんだか、俯いて赤くなっている生首
あら、と女性は、どこか和んだ雰囲気を感じる
この様子は…女の勘が、伝えてくる
「カッコイイ人でもいた?」
『~~~~~~~っ』
『~~~~~~~っ』
ぽぽぽぽっ
生首が頬を赤らめている光景
見る人が見れば、卒倒しかねない光景だが、女性にとっては和む光景である
この女性にとって、契約している都市伝説であるこの生首の少女は、歳の離れた妹のような感覚だ
可愛らしくて、溜まらない
生首が頬を赤らめている光景
見る人が見れば、卒倒しかねない光景だが、女性にとっては和む光景である
この女性にとって、契約している都市伝説であるこの生首の少女は、歳の離れた妹のような感覚だ
可愛らしくて、溜まらない
「ふふふっ、素敵な人に見とれちゃう気持ちはわかるけど…将門様を探すのを優先しましょ?その後に、ゆっくりと…あなたの好みの男性について、教えてもらいましょうかぁ?」
『~~~~ふぇえ……か、勘弁してよぉ…』
『~~~~ふぇえ……か、勘弁してよぉ…』
ぽっぽっぽっぽっぽ
真っ赤になっているパートナーの姿に、女性はくすくすと微笑むのだった
真っ赤になっているパートナーの姿に、女性はくすくすと微笑むのだった
「…何だか視線を感じた。感じた」
「気のせいじゃないか?」
「気のせいじゃないか?」
祭り会場の一角、占い師の背後に居た首だけのハンサムな存在は視線に気付いていたが、契約者になかった事にされていたのだった