町内放送が聞こえてきた
…あぁ、終わったんだ、と私は自覚する
…あぁ、終わったんだ、と私は自覚する
結局、私たちのところ…家、というか組でやっている屋台の所には、「夢の国」のパレードとかはほとんど来なかった
時々、「夢の国」の黒服らしいのが来たから、それはお婆ちゃんが傍のカーブミラーから手を出して引っ張りこんでくれたし…
…戦いは終わったんだな、と思う
けれど
時々、「夢の国」の黒服らしいのが来たから、それはお婆ちゃんが傍のカーブミラーから手を出して引っ張りこんでくれたし…
…戦いは終わったんだな、と思う
けれど
(…私。誰かの力になれたのかな…?)
ぼんやりと、考え込む
そんな私に…おばーちゃんが、コンパクトミラーから声をかけてきた
そんな私に…おばーちゃんが、コンパクトミラーから声をかけてきた
『そんな顔をしちゃいけないよ』
「うん、でも…」
『あなたは、ちゃんと自分が出来る事をした。それでいいんだよ』
「うん、でも…」
『あなたは、ちゃんと自分が出来る事をした。それでいいんだよ』
…うぅぅ
そう言われると…
そう言われると…
…っと、母さんがこっちに来てる
さ、と私はおばーちゃんが映ってる鏡をしまった
さ、と私はおばーちゃんが映ってる鏡をしまった
「どうしたの?疲れた?」
「ううん、な、なんでもない」
「ううん、な、なんでもない」
近づいてきた母さんに、私は慌てて誤魔化した
…だ、大丈夫かな
鏡の中にいたおばーちゃんに…気付かれてない、かな?
…だ、大丈夫かな
鏡の中にいたおばーちゃんに…気付かれてない、かな?
母さんは、いつも通り、やんわり、笑ってきていて
「まぁ、いいわ。今日はそろそろ片付けるから、手伝ってくれる?」
「あ、う、うん…あ、でも、兄貴がまだ…」
「あの子は、大丈夫よ」
「あ、う、うん…あ、でも、兄貴がまだ…」
「あの子は、大丈夫よ」
そう言って
母さんは、にっこりと…いつも以上に、笑う
母さんは、にっこりと…いつも以上に、笑う
「あの子は、あの子がやるべき事を成し遂げてへとへとでしょうから。ここの片付けは私達でやりましょうね?」
「………」
「………」
…もう
どうして、母さんって、いつも、何もかもわかっているような顔をしてくるんだろ?
私は苦笑して、母さんの後について片付けをはじめた
どうして、母さんって、いつも、何もかもわかっているような顔をしてくるんだろ?
私は苦笑して、母さんの後について片付けをはじめた
…傍のカーブミラーから、おばーちゃんがこっそりとこっちを見て、笑っていて
私は、少し…心を和ませてみたのだった
私は、少し…心を和ませてみたのだった