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連載 - ツンデレと老婆-03

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だれでも歓迎! 編集
 町内放送が聞こえてきた
 …あぁ、終わったんだ、と私は自覚する

 結局、私たちのところ…家、というか組でやっている屋台の所には、「夢の国」のパレードとかはほとんど来なかった
 時々、「夢の国」の黒服らしいのが来たから、それはお婆ちゃんが傍のカーブミラーから手を出して引っ張りこんでくれたし…
 …戦いは終わったんだな、と思う
 けれど

(…私。誰かの力になれたのかな…?)

 ぼんやりと、考え込む
 そんな私に…おばーちゃんが、コンパクトミラーから声をかけてきた

『そんな顔をしちゃいけないよ』
「うん、でも…」
『あなたは、ちゃんと自分が出来る事をした。それでいいんだよ』

 …うぅぅ
 そう言われると…

 …っと、母さんがこっちに来てる
 さ、と私はおばーちゃんが映ってる鏡をしまった

「どうしたの?疲れた?」
「ううん、な、なんでもない」

 近づいてきた母さんに、私は慌てて誤魔化した
 …だ、大丈夫かな
 鏡の中にいたおばーちゃんに…気付かれてない、かな?

 母さんは、いつも通り、やんわり、笑ってきていて

「まぁ、いいわ。今日はそろそろ片付けるから、手伝ってくれる?」
「あ、う、うん…あ、でも、兄貴がまだ…」
「あの子は、大丈夫よ」

 そう言って
 母さんは、にっこりと…いつも以上に、笑う

「あの子は、あの子がやるべき事を成し遂げてへとへとでしょうから。ここの片付けは私達でやりましょうね?」
「………」

 …もう
 どうして、母さんって、いつも、何もかもわかっているような顔をしてくるんだろ?
 私は苦笑して、母さんの後について片付けをはじめた

 …傍のカーブミラーから、おばーちゃんがこっそりとこっちを見て、笑っていて
 私は、少し…心を和ませてみたのだった






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