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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 合わせ鏡のアクマ-35

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合わせ鏡のアクマ 35


「・・・・・・それで、何をしようというのですか?」
東区のある墓地の付近で、一人の少女が黒服の男と向かい合っていた。
「盟主から呼び出されたから何かと思えば、あなたも忙しいでしょうに」
「いえ、話を聞いたら放っておけなかったもので・・・」
黒服の男は淡々と答えると、大きなカバンから小刀を取り出した。
「・・・それは?」
「組織が管理している都市伝説のひとつです・・・すみません!」
声を張り上げた黒服の男が、小刀を少女へ振り上げる。
とっさに少女が後ろへ避けると、プツンという音が聞こえたような気がした。
「今のは・・・一体?」
「『刃物は縁を切る』という都市伝説です。もっとも切るのは縁ではなく・・・契約ですが」
「契約を・・・切る?」
少女が戸惑っていると、黒服の男はカバンから何かを取り出した。
「これを飲んでください、『河童の妙薬』・・・あらゆる病を治す力をもっています」
「病を治す・・・!契約を、切るってあなたまさか!」
「『刃物は縁を切る』・・・その能力は、【都市伝説との契約とその効果を断ち切る】
 もっとも、さっきのように不意打ちで・・・弱い力の都市伝説でなければ完全に断ち切れませんが」
少女は話を聞きながら、渡された『河童の妙薬』を飲み・・・ふと己の右腕を見た。
「え・・・数字が!『ソニータイマー』が消えている!?」
「その『ソニータイマー』の契約者・・・彼の元にも、同僚を向かわせておきました。小刀と妙薬を持たせて」
黒服の男は懐に手を入れると、スッと一枚の紙を取り出した。
「これは組織が使っている、都市伝説と契約するための『契約書』です。
 ・・・もし、もう一度契約を結びたいと思ったら・・・それに都市伝説の名前を書けば、契約できるでしょう」
そう言い残して立ち去ろうとする彼の背中に「待って!」という少女の声がかかる。
「私達は・・・助かるの?『河童の妙薬』なんてもので本当に筋ジストロフィーが治るなんてことが・・・」
「都市伝説が起こす奇跡や災いを、私達は見てきているはずですよ。・・・確かに、完全に治るとは限りませんが」
「・・・一般人に、都市伝説の力を使えないのは分かる。でも、なんで私達を助けてくれるの?」
「・・・・・・子供が苦しむ姿なんて、見ていたくありませんから」
そう答えると、黒服の男はカバンを持ち上げ少女に背を向けてフラフラと歩き出した。
西日の差す燃えるようなオレンジ色に染まる町並みを、黒い男はただ・・・歩く。

*


黒服Dとギザ10の方の『契約書』の設定をお借りしました。
お二方に焼き土下座+剣山土下座ッ!

会話している二人は黒服Dと『サンチアゴ』の少女です。

『刃物は縁を切る』

この都市伝説・・・というより迷信は、刃物に宿ります。
本文に出ましたが能力は単純【都市伝説との契約とその効果を断ち切る】
ただ、そこまで強い力をもっているわけではないので確実に成功するかどうかは運任せ。
今回は話の流れで一発成功ですけど。乱戦の中とかだとまず成功しません。
あと、能力を使うと刃こぼれしていきます。小刀に宿っている場合は・・・2,3回が使用限度。
それ以上は刃が崩れて使えなくなります。その分、成功したときの効果も絶大。


で、肝心の「その能力によってどういった変化が起きたのか」ですが
まず『サンチアゴ航空513便事件』との契約と、『ソニータイマー』の効果が断ち切られます。
すると『ソニータイマー』の、無償修理期限を過ぎた時の効果も現れなくなります。
まぁそうなると彼女の筋ジストロフィーが再発するので『河童の妙薬』で治してしまいます。
次に何故、『ソニータイマー』の契約者の下へ黒服Dの同僚が向かったのか・・・
これは『サンチアゴ』の効果が契約破棄によって無効化され、戻ってくるからです。
そうなると彼もまた筋ジストロフィーに蝕まれるため、ついでに治してしまおうと。
ところで、誰が行ったんでしょうね。禿の黒服が行ってたら彼、卒倒するんじゃないかなぁ・・・








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