…ゆっくりと、それは溶けていっている
青年が放ったコーラに包み込まれた、帽子を被った男性のマスコット
それは、どろどろ、どろどろと溶けていっている
青年が放ったコーラに包み込まれた、帽子を被った男性のマスコット
それは、どろどろ、どろどろと溶けていっている
「うん、ちょうど回りに関係者以外がいなくて良かったよね」
にっこりと、青年は微笑む
結構な人だかりがいる時じゃなくて良かった
一人や2人に見られたくらいなら、きっと「組織」がどうにかしてくれるよね
この青年いつだって、兄に関する事以外はいい加減で他人任せである
結構な人だかりがいる時じゃなくて良かった
一人や2人に見られたくらいなら、きっと「組織」がどうにかしてくれるよね
この青年いつだって、兄に関する事以外はいい加減で他人任せである
「何か、言い残す事はある?」
目の前で溶けていっている帽子屋のマスコットに、青年は声をかけた
どうせ、答えなんて返ってこないだろうな、と思いながら
……しかし
帽子屋は、最後に青年をじっと見上げて、そして…
どうせ、答えなんて返ってこないだろうな、と思いながら
……しかし
帽子屋は、最後に青年をじっと見上げて、そして…
「…………ありがとう」
と、一言、呟く様に言って
そして…最後に残った頭も溶けて、消えてしまった
青年は、きょとん、と、帽子屋が溶けた後を見つめる
……殺した相手から礼を言われるなんて、初めてで
なんだか、よくわからない
そして…最後に残った頭も溶けて、消えてしまった
青年は、きょとん、と、帽子屋が溶けた後を見つめる
……殺した相手から礼を言われるなんて、初めてで
なんだか、よくわからない
「………………どういたしまして?」
首をかしげながら、青年はそう呟く
どうして、帽子屋はそんな事を言ってきたのだろう?
青年はよくわからずに、首を傾げ続けていた
どうして、帽子屋はそんな事を言ってきたのだろう?
青年はよくわからずに、首を傾げ続けていた