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連載 - ヤンデレ弟の日常-12

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匿名ユーザー

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 …ゆっくりと、それは溶けていっている
 青年が放ったコーラに包み込まれた、帽子を被った男性のマスコット
 それは、どろどろ、どろどろと溶けていっている

「うん、ちょうど回りに関係者以外がいなくて良かったよね」

 にっこりと、青年は微笑む
 結構な人だかりがいる時じゃなくて良かった
 一人や2人に見られたくらいなら、きっと「組織」がどうにかしてくれるよね
 この青年いつだって、兄に関する事以外はいい加減で他人任せである

「何か、言い残す事はある?」

 目の前で溶けていっている帽子屋のマスコットに、青年は声をかけた
 どうせ、答えなんて返ってこないだろうな、と思いながら
 ……しかし
 帽子屋は、最後に青年をじっと見上げて、そして…

「…………ありがとう」

 と、一言、呟く様に言って
 そして…最後に残った頭も溶けて、消えてしまった
 青年は、きょとん、と、帽子屋が溶けた後を見つめる
 ……殺した相手から礼を言われるなんて、初めてで
 なんだか、よくわからない

「………………どういたしまして?」

 首をかしげながら、青年はそう呟く
 どうして、帽子屋はそんな事を言ってきたのだろう?
 青年はよくわからずに、首を傾げ続けていた




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