夢を見た
それは、誰かが意図的に見せてきているのであろう、夢
それは、誰かが意図的に見せてきているのであろう、夢
伝えたい事があるのだろう
それは、わかる
わかるの、だが
それは、わかる
わかるの、だが
その生首姿を見て、俺が連想したものは
テーブルの上に並べられていた、親父とお袋の……------
テーブルの上に並べられていた、親父とお袋の……------
「-------っ!?」
悪夢に跳ね起きる
じわり
背中を、嫌な汗が伝った
じわり
背中を、嫌な汗が伝った
「…ん…兄さん…?」
むくり
隣の布団で寝ていた弟も、起きて来た
…やや、顔色が悪い
夢に出やがったあの生首落ち武者の言い様から察するに…
隣の布団で寝ていた弟も、起きて来た
…やや、顔色が悪い
夢に出やがったあの生首落ち武者の言い様から察するに…
「…お前も、見たか?」
「あ……兄さん、も…?」
「あ……兄さん、も…?」
ぼんやりとしている弟
何とか、こちらの言葉は耳に入っているようだが…
…多分、こいつも思い出してしまっているのだろう
俺達にとっての、最悪の出来事を
何とか、こちらの言葉は耳に入っているようだが…
…多分、こいつも思い出してしまっているのだろう
俺達にとっての、最悪の出来事を
「…宴に招待、ねぇ」
「兄さん………行くの?」
「………」
「兄さん………行くの?」
「………」
…考える
参加する必要性
それが、自分にはあるか?
参加した場合のメリットとデメリットを考える
参加する必要性
それが、自分にはあるか?
参加した場合のメリットとデメリットを考える
「……いいや」
やめておく、と
首筋をさすりながら、答える
やめた方が、いい
首筋をさすりながら、答える
やめた方が、いい
…俺の後ろに、いついるかもわからない存在
それに気づかれたら、不味い
それに気づかれたら、不味い
「そっか…」
「お前は、どうするんだ?」
「んん………どうしよう…」
「お前は、どうするんだ?」
「んん………どうしよう…」
うとうととしている弟
トラウマを引きずり出されかねない夢を見て叩き起こされたようなものだ
意識がぼんやりしていて…はっきりとした判断が、できないのかもしれない
トラウマを引きずり出されかねない夢を見て叩き起こされたようなものだ
意識がぼんやりしていて…はっきりとした判断が、できないのかもしれない
「……考えて、おくや…それより…僕、眠い…」
「そうか、じゃあ、もう一度寝ておけ」
「うん……兄さん……おやすみ…」
「そうか、じゃあ、もう一度寝ておけ」
「うん……兄さん……おやすみ…」
こてん、と
力尽きたように、弟は布団に倒れこむ
そのまま、小さく寝息を立て始めた
力尽きたように、弟は布団に倒れこむ
そのまま、小さく寝息を立て始めた
「……全く」
布団を掛けなおしてやって…俺は、そっと立ち上がり、ベランダに出た
タバコを咥え、火をつける
タバコを咥え、火をつける
「首塚」の将門、か
なんとも、悪趣味な招待状を送りつけてきやがったものだ
まぁ、あちらは、こちらの事情など知った事ではないだろうが…
なんとも、悪趣味な招待状を送りつけてきやがったものだ
まぁ、あちらは、こちらの事情など知った事ではないだろうが…
「生首は苦手なんだよ、俺達は」
それが、どんな生首であろうとも
俺達は恐らく、それを見るたびに
俺達は恐らく、それを見るたびに
あの日の悪夢を、否応なしに思い出すのだ
fin