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  • ろりしょたばとるろわいある@ うぃき
  • 山頂を見上げて

ろりしょたばとるろわいある@ うぃき

山頂を見上げて

最終更新:2008年05月21日 08:23

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だれでも歓迎! 編集

山頂を見上げて ◆Z80Hd6AR2s


「ちぃ、神社で時間を食ったのがまずかったか」

夜の闇の中を、黒い影が駆ける。その影の上には金髪の少女が一人。
真祖の吸血鬼、エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルは歯噛みしていた。
現在、人形使いたる彼女はあるるかんを巧みに操り、風のような速度でタワー方面へと向かっている。
ジェダの関係者であり、山頂でこけにしてくれたリリスはタワーにいるはず、もしくはいたはずだ。

だがひとつ重要な問題があった。それは時間だ。

よくよく放送を思い出すと19時でタワーは禁止区域となる。
今の正確な時間はわからないが、タワーを目指すとして、禁止区域から脱出する時間も考えておく必要がある。
禁止区域に触れて爆死していては笑い話にもならない。
あいつを道連れにしたとしても不十分だ。リリスさえ殺せばいいという問題ではない。
飛行能力を使って全力で飛んで行っても時間がないのは同じことだ。むしろ魔力を使う分、案としては劣る。
ただでさえ自分は弱っている上に、今ある魔力はそのまま梨花という少女の命と等価だ。
無駄にはできない。無駄にするわけにはいかない。

視線を上げ、夜空を見上げる。今夜は皮肉にも満月だった。
私はナギにかけられた登校地獄の呪いのおかげで麻帆良学園から出られない。
さらに学園に張られた結界のおかげで力は制限されている。また自ら積極的意思をもって力を使うこともほぼない。
普段は別荘の中でしか本来の力を発揮できない生活を送っている。
そして今連れてこられている殺戮の島。
改めて自分について振り返る。体力、魔力は確かに足りていない。
しかし、今は力を使う明確な目的があった。リリスを殺す。ジェダへと至る道を作る。
制限下ではあるが満月の夜というのは最高の環境だ。
闇の福音として、とびっきりの災厄を以てリリスへと礼をしてやらねばならん。
そのことを考えると、回復もまだ不十分な力は、早くも解放を期待して持て余し気味ですらあった。
そんなとき道路脇に白い少女を捉え、思考を中断する。

「ん、あれは……なかなか面白いやつがいるじゃないか」


◇ ◇ ◇ ◇


ここで時刻はわずかに遡る。

インデックスは、神社へと戻るべく動き出したのも束の間、目の前に広がる光景に足を止めざるを得なかった。
そこにあったのは、吉永双葉だったもの、だった。
真っ赤な血をぶちまけ、人間が死んでいるというより散乱しているという表現のほうが近い状態。
吐き気を必死になって飲み込んだ。

「ひどい……」

なんとか気分を落ち着けながら考える。まさか、これもヴィータがやったんだろうか。
人間としての原型を留めていない死体。まるで遊びながら殺したようにすら見える。
ヴィータは私が死んだか確認せずに去った。これを考えるとこの惨状はヴィータがやったとはちょっと考えにくい。
双葉に個人的な恨みがあった可能性はどうだろうか。
双葉とは会って間もないし、私が見た限り恨みがあるようには見えなかった。
少し周りを見渡してみる。
辺りには他に人の気配はない。一緒にいたはずの紫穂は、私と同じようにヴィータに襲われたんだろうか。
視線を双葉の死体に戻す。その悲惨な様子はやはりヴィータのイメージと食い違いすぎる。
それなら私がいないときに、第三者の、襲撃があった。
こう考えるのが妥当なんだろうか。そのとき紫穂はどうなったんだろう? ヴィータは?

「あー、もう頭こんがらがってきたんだよ」

私がいない間に双葉が襲われて、死んだ。これだけは覆しようがない事実。
埋葬するにも一人だし、時間がかかりすぎる。この死体を扱うのは精神的にもつらい。
やっぱり一旦神社に戻ろうかと考える。
しかし、ゆっくり考える時間は与えられなかった。やや離れたところから、魔力の気配を感じたのだ。
おそらく道路沿いに魔力を持った誰かがこっち方向に向かってきてる。ただ、この魔力の感じには、覚えがあった。

「……エヴァ?」

半日も一緒にいたから間違いようがない。
でも、かなり弱っているはずなのにどうしたんだろうか。しかもなんだか移動速度もはやい。

「とにかく行ってみよう、急がないと通り過ぎちゃうかも。双葉……ごめんね」

ここで感傷にひたって立ち止まっているわけにはいかない。エヴァと合流できるなら合流したほうがいい。
双葉に対して後ろ髪を引かれながらも、落ちていた空のランドセルと剣だけ拾って道路へと向かった。


◇ ◇ ◇ ◇


道路に出るとすぐにエヴァらしき影は見えてきた。
ただ、見えてくる影は記憶のエヴァより一回り大きい。速さから考えても何かを使って移動してるみたいだった。
そもそもなんでここに一人でいるのかがわからない。目が覚めたならリンクたちと会ったはずだけど。

「エヴァ!」
「おい貴様、今の時間を教えろ」

黒い人影に乗ったまま、顔を合わせて間髪入れずに聞いてきた。時間って、開口一番でそれですか。
エヴァを乗せて移動してたのは、首輪がないみたいだから少なくとも参加者ではないみたいだ。
黒衣に頭に白い羽、それに片腕がない。とりあえずこれは保留。

「ごめん、私の時計壊れちゃったからわかんないんだよ。
それより、神社でリンクとりかに会ったよね? 二人はどうしてるの?
エヴァが寝てる間に色々あって大変だったんだよ」

時間がわからないと聞くとエヴァの表情がすぐに苛立たしげなものに変わる。

「ちぃ、役に立たん奴め。まあこっちも色々あったんだ、悪いが私は急ぐ。もう行くぞ」

そう言ってエヴァはさっさと立ち去ろうとする。ああもう、人の話をちゃんと聞こうとしない人だな。

「ちょっと待って! 全然こっちの質問に答えてないよ!
だいたいなんでこんなところに来てるの? それになんだか魔力も回復してるみたいだし。
その乗ってるのも何? 今のエヴァってかなりわけわかんないんだよ!」

疑問を一気に吐き出す。
対してエヴァは心底うっとおしそうにこっちを見ている。

「うるさいな、急ぐと言ってるだろうが。
そもそも見捨てていった私に構う必要はないだろう。ただでさえ時間が足りてないというのに」

……どうしてこうわがままな人ばっかりかな。しかも何か勘違いをしている。

「別に見捨てていったわけじゃないんだよ、リンクたちがいたでしょ。
そうだ! なのはやニケには会わなかったの?
なのはは困ったことになってるんだよ。一人で殺し合いにのってる人を殺して回ってるって」
「…………話してみろ」

しばらく黙り込んだ後、最後の一文に対してだけ、ようやくエヴァは興味を示した。
まったく自分に都合のいいことしか耳に入らないのかな。
自分勝手ぶりにため息をついて、なのはについて聞いていた話を説明した。

「なるほど、面白いことになってるじゃないか」
「面白いって笑い事じゃないよ!」

説明が終わるとエヴァは嘲り交じりの笑みを浮かべた。
本当に笑い事じゃない。
危険人物の排除のためといったって積極的に殺して回っているのを認めるわけにはいかない。
止めてあげないと本人のためにだってならない。

「なに、滑稽じゃないか、面白いことを聞いたものだ」
「もう。とにかくみんなと合流しよう。勝手な行動しないで、こんなときなんだから協力しないと」
「……悪いが貴様らと馴れ合うつもりはない、仲間なんぞいらん。仲良しごっこなら勝手にやっているといい」

もう用はないと言わんばかりに、はっきりとした拒絶。不愉快だという感情が言葉の端からでも伝わってくる。

「どうして? ここから脱出するんじゃないの!?」
「うるさい、私のことは放っておけ」
「エヴァ!」

立ち去ろうとする進路を回り込んでふさぐ。神社にはリンクや梨花たちもいる。
ニケたちも帰ってきてるかもしれない。
エヴァが舌打ちしながら地面へと飛び降りる。
返答をじっと待つ。しかし、返ってきたのは仲間としての言葉ではなかった。
代わりに、これが答えだとでも言わんばかりに、漆黒の影がゆらりと動き出した。

「放っておけといっている!」
「えっ?!」

黒い色が一瞬で視界に広がる。何が起きたのかすぐにはわからなかった。
次に見えたのは夜空。足を絡めとられ、仰向けに押し倒される。
背中から落ちたせいで切りつけられた傷が痛んだ。
反応する暇もなく、動き出した黒い人影によって一瞬で組み伏せられたのだった。

「ちょっとエヴァ! いったいどういうつもり!?」

こちらを見下ろしているエヴァに向かって問いかける。
エヴァがこちらに向けている眼差しには今度は多分に挑発的なものが含まれている。
片腕しかないあるるかんだが、肉体的に一般人の枠を出ないインデックスには抜け出ることができない。
それでも抜け出ようと足掻いているとエヴァが口を開いた。

「……吸血鬼とは、すなわち血を飲む生き物だというのはわかるな?
そして飲むという行為な以上血に対して好みがあるのも当然といえるよな」

突然の展開と話題転換。なぜ今吸血鬼とはなんたるかなんて話をしなくちゃならないのか。

「よく聞く伝承だと処女の血を好むとかだな。油ぎった中年の血なぞ飲めたものではないという話も聞く。
魔力回復をするにしても血が美味いに超したことはないよなあ」

ただエヴァの様子を見ていると漠然とよくない予感だけはふつふつと沸いてきた。
何、また悪いニュース? はは、もう勘弁してほしいんだけどな。
エヴァは冷笑を携えてこちらを見下ろしている。
先を聞くのがなんだか怖い。だが悪い予感というのは往々にして当たるものだった。

「梨花という娘の血はなかなか美味かったぞ。
あんまり美味くて加減がきかなかったなあ。思わず死ぬまで吸い尽くしてしまったぞ」

やっぱり悪い予感は当たってしまっていた。それでもただ呆然とするしかなかった。
まったく意味がわからない。どうしてりかの血を吸うなんて話になるのか。
でも、これでエヴァの魔力回復の説明がついてしまう。
ついさっきヴィータが私たちを裏切って去っていった。
山小屋に集まった仲間は違う場所で同じように裏切りを起こしていたということなんだろうか。

「嘘だよ、どうして? この殺し合いに乗るってこと!?」
「どうしてって吸血鬼なんだから血を吸って当然だろう。それに悪いがこんな殺し合いに乗ってやるつもりもない。
私は私の思うように行動するだけだ。これでわかったか? 私は貴様らの仲間ではないんだよ。
……梨花の血を吸ったとはいえ魔力は全快してないからな、
あんまりうるさいようなら、貴様の血で回復してやっても構わんのだが?」

今すぐ拘束をといてエヴァに問い詰めたい。
でも私を押さえてるこれは魔力ではなく物理的な力で動いてるみたいでどうすることもできない。
それでも精一杯手足を使って足掻いてみる。
認めたくなかった。梨花を殺したってことも、エヴァが仲間じゃないって言うことも。

そのとき不意に私を押さえていた影が、その隻腕を振り上げた。
顔のほうへと向かって一気に振り下ろされようとしている。
結局状況を打開する手も浮かばず、思わず目を瞑る。
――が、体に衝撃は訪れず、代わりに感じたのは、耳元で地面をたたきつける音。
腕が振り下ろされた先は顔のわずかに横だった。

「あまり暴れるな。まあ貴様の血をというのは冗談だ。
少なくとも今は危害は加えん。貴様には助けられた恩もあるようだからな。
それにしても、その様子は男に襲われているようにしか見えんな。その服は趣味なのか、この露出狂が」

エヴァがにやりと哂う。
こんな状況でふざけたことを言っても到底和やかな空気にはならなかった。
どうせ冗談なら最初の話から冗談なんだって言ってほしかった。

「こいつはあるるかんという人形で、私の忠実な従者だ。私にはこいつ以外に仲間など必要ない。
この先、貴様は私の敵以外の何者でもない。そして私は貴様にとっての敵だ、危険人物だ。
なんなら高町なのはに言って私を殺しに来させるといい。まあ、みすみすやられてやる気はないがな」

エヴァは私を押さえ込んでいた人形、あるるかんを引き上げながら告げた。
途中からは目にも口調にもはっきりとした意思がこもっていた。
明確な拒絶、仲間としての次はもうないという意思表示。私とエヴァの間にはただ無表情な人形がに佇んでいた。

「じゃあな、せいぜい死なないように気をつけることだ。
そうそう、今の私は他人に対して少々慎重でな、疑わしきは罰してしまうかもしれん。
その時点で貴様らの方針と合わないだろう。貴様らは馴れ合いなりにがんばることだ」
「ちょっと、エヴァ!」

言い終わると、再びあるるかんに乗って、今度こそエヴァは立ち去っていった。
そして、あっという間に声が届かないところまで離れてしまう。

「……もう、どうして……」

自分の知らないところで状況はどんどん悪いほうに向かっている。
ここにきてからいつもそうだった。
エヴァにしてもヴィータにしてもなのはにしても。死んでしまった双葉にしても勝にしても。
脱出のために集まったはずの仲間は、波が寄せるだけで崩れる砂の城のようなものだったんだろうか。
一人の力じゃ何も出来てない。だからこそ仲間と協力するべきなのに。

「みんな、勝手すぎるんだよ……」

放送から今に至るまでの出来事はインデックスにもきついものがあった。
完全記憶能力による10万3000冊の魔道書の内容を記憶する魔道図書館。
魔導書を守るため絶え間ない追っ手から逃げてきた経験があるとはいえ、こうも度重なる死と裏切りはかなり堪えた。

目の前にそびえる山を見上げる。
山小屋に集まっていた6人。必ずしも一枚岩とはいいがたかった。それでも仲間だと思っていた。
今じゃ仲間として一緒に行動できそうなのはニケしかいない。
そのニケも向かった学校で無事だったという保障はどこにもない。

懐中電灯で神社の方向を照らしてみる。光の届かない道の向こう側は、暗く、おぼろげだった。


【A-5/道路脇/1日目/夜】

【インデックス@とある魔術の禁書目録】
[状態]:軽度の貧血、背中に大きな裂傷跡と火傷
[装備]:水の羽衣(背部が横に大きく裂けている)@ドラゴンクエストⅤ、葉っぱの下着
[道具]:支給品一式(食料-1日分、時計破損)、 ビュティの首輪、コキリの剣@ゼルダの伝説
[思考]:とにかく一旦神社に戻らないと。
第一行動方針:神社に戻る。
第二行動方針:ヴィータおよびアリサの捜索。 紫穂も気になる。
第三行動方針:落ち着いたら、明るい所でじっくりビュティの首輪を調べたい。
第四行動方針:状況を打破するため情報を集める。
第五行動方針:普通の下着、てか服がほしいかも。
基本:誰にも死んで欲しくない。この空間から脱出する。
[備考]:拾った双葉の型紐が切れたランドセルに荷物まとめて入れています。
インデックス自身のランドセルは壊れているので内容物の質量と大きさを無視できません。
時計が壊れて現在の時間が分かりません。少なくとも周りは暗い。
エヴァを完全に敵とみなしているわけではないが不信感あり。


◇ ◇ ◇ ◇

あるるかんに乗り移動しながら、エヴァンジェリンは思索する。
あれでもう擦り寄ってはこないだろう。誇張も交えた話だったが、やつらへの挑発にもなったはずだ。
神社にはリンクとやらもいるし、なんとかするだろう。
インデックスにしろリンクにしろ、もし死んだとすれば、所詮はそこまでだったということ。元々対した縁ではない。
ニケたちと徒党を組むなりやっていくはずだ。今回私のせいで人間不信になったとしても、私の知ったことではない。

問題はむしろ高町なのはのほうか。
山小屋でヴィータに対してやったことは記憶に新しい。
あの時点での行動も、ぬるいやつが見れば狂ってるともいえる光景だっただろう。
高町なのはは山小屋にいた時点で、あれだけのことを出来る人間だった。
だが、あのとき、あいつはあくまで殺さずにヴィータを鎮圧しようとした。
それが今じゃどうだ。
襲撃者を迷わず殺すだけではなく、ご褒美で二人のうち一人を救うためにもう一人を殺す?
なるほど非常に合理的な判断ではある。
しかし、たかが小学生程度のガキが自分のやってることがどういうことかわかっているのかは疑問だ。
そのやり方は間違いなく敵を生む。場合によっては悪として処断されかねんといえる。
まあ妙に達観したところのあるガキだったから少しはわかっているのかもしれんが。
何にしても日陰者の先達として是非とも顔を合わせたいものだ。
苛立たしいことに行動方針は私と近い。自然とめぐり合う可能性は充分だろう。
そのとき高町なのははどんな目をしているか。
中途半端な覚悟なら、その場で切って捨ててやる。生ぬるい覚悟で進んでいい道ではない。
完全に悟りきってやっているのなら、まったく恐れ入る。そうそう出来ることではない。
だが。
そのときは、私はそんな高町なのはにだけは倒されてやるわけにはいかなくなる。
やたらと長かった人生の決着だ。自分を倒す正義くらい選んでもいいだろう。
ただ合理的なだけの正義に散らされるなど、悪の魔法使いとしての誇りが許さない。

「まあいずれ出遭うときを楽しみにしておこう」

思考を元の目的に関するものへと移す。しかし、無駄に時間をくってしまった。
相変わらず時間はわからない。このまま進んでも19時にはおそらく間に合っていないだろう。
とにかくこれからすべきなのはタワー周辺エリアでの探索か。
リリスが少し前までいたなら何らかの動きがあってしかるべきだろう。
どこかに情報を持った奴がいるはずだ。締め上げてでも情報を捻り出してやる。
それが私の最終目的に至る最短ルートのはずだ。

脇にそびえる山を眺める。
山頂でニケとなのはと出会ったときとはずいぶん状況がかわったものだ。
太鼓を叩きながら踊り狂っているところに飛び蹴りを食らわせたのもまだたった半日前だったか。
山小屋に集まった面子は崩壊状態だ。ニケ、高町なのは、インデックス、才賀勝、ヴィータ。
まあ、やつらが正義を語るなら逆境なんてものは付き物だ。

私は私でいずれ訪れる時まで悪としての道を全うしようじゃないか。

【A-5/路上/1日目/夜】

【エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル@魔法先生ネギま! 】
[状態]:衰弱(中)、魔力(中回復)
[装備]:フェアリィリング@テイルズオブシンフォニア、あるるかん@からくりサーカス
[道具]:なし
[思考]:とりあえず情報集めか。
第一行動方針:リリスを倒し、ジェダの情報を聞き出す。そのためにタワー周辺エリアで情報収集。
第二行動方針:ジェダの居場所に至る道を突き止め、露払いをする。
第三行動方針:ジェダを倒そうと挑む者たち(リンクたちならなお良し)の前に立ち塞がり、討たれる。
基本行動方針:ジェダ打倒のために暗躍。ただし仲間は作らない。
最終行動方針:誇り高き悪として、正義の前に散る。
※ジェダの甘言は無視しています。
※あるるかんの構造を把握しました。魔力なしでも充分操れます。
※梨花の血を大量に吸いました。雛見沢症候群、及び女王感染者との関連は不明です。
※高町なのはの動向を気にしています。

≪207:かえりたい 時系列順に読む 209:キアリクは効きますか?≫
≪207:かえりたい 投下順に読む 209:キアリクは効きますか?≫
≪188:破れた誓い、そして… エヴァの登場SSを読む 217:19:00、B-7にて≫
≪187:血と涙は買えばいい -人心、バイバイ。-(前編) インデックスの登場SSを読む 224:そして僕にできるコト≫

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