凍月

登録タグ:メード リメイク 楼蘭 神父 義肢 車両 門隠大社 陸軍
(投稿者:神父)

概要

「さようなら。……幸福を」

 イテヅキ。表向きには楼蘭皇国陸軍に、しかし実質的には門隠大社に所属するMAID。
 嘉藤保憲と共に各国を転々とし、黒旗を含む対人・対MAID戦闘に従事する事が多い。
 元来は月門計画に基づいて製造されたMAIDであるが、計画目標を達成する事ができないままコア喰い事故に巻き込まれて四肢を失った。
 現在は半義肢化された砲甲冑を与えられ、異能は一切持ち合わせていないものの平均以上の攻撃能力を発揮する。
 計画当時、精神統御を目的に以磨川義元から能楽の手解きを受けており、義肢に頼らざるを得ない現在でも基本的な呼吸や動作は再現可能。
 特に能楽特有の足捌きは砲甲冑を介してなお巧緻であり、決して高速とは言えないながら1tを超える質量を感じさせない。
 対人戦闘を繰り返している割に性格はすれておらず大人しいとも言えるが、冷静に過ぎるあまり他人に配慮する事ができないのが欠点。
 また表にこそ出さないものの異能保有MAIDに対して屈折した感情を持ち、敵対しているはずの黒旗に近い思想を抱いている。

通称 「無慈悲な夜の女王」、「砲獅鷲(ガングリフォン)
出身 楼蘭皇国
装備 義肢、短刀「冬寂」、一式装甲歩行砲甲冑(改)
身長 149cm(義肢装備)/202cm(砲甲冑装備)
誕生 1943年8月15日
素体年齢 外見19歳
教育担当 嘉藤保憲以磨川義元、他
異能 -
対人戦闘 ★★★★★
対G戦闘 ★★
心遣い

装備

義肢

 骨格標本を思わせる細身の軽量義肢。元来は傷痍軍人の生活支援用である。
 必要最低限(人体と同程度)の強度しか有しておらず、一般人が日常生活で使う分には支障ないが軍用としてはやや不足。
 また見た目もややグロテスクなきらいがあり、凍月はこの上に黒い長手袋と長靴下を着用する事で義肢を隠している。
 もっともMAIDによる強度上昇を考慮すると、隙間の多い構造は暗器術に適しているとも言える。

短刀 冬寂(ウィンターミュート)

 Wintermute。凍月が愛用する短刀。全長六寸五分、刃長わずか三寸、無反り。
 形状や拵えは伝統的な楼蘭刀(匕首)そのものであるが、実際にはグリーデル王国の鍛冶師ウェイン・B・ギブスンの作。
 交換留学と称して楼蘭へ渡った彼がさる刀工の下で修行した際に鍛えた複数の刀のうち、最も短い一振りである。
 彼の作は両面に漢字、瑛字の銘があるのが特徴で、これには《冬寂》、《I am the dead, and their land.》*1と刻まれている。
 特に名刀と言うほど切れ味がよいわけではないが、さりとて駄作と言うほどの事もない。
 なお刃長が三寸しかないのは、ギブスンが「三寸斬り込めば人は死ぬ」という言葉を真に受けたためだと言われる。

種別 短刀
製作 Wayne Bluce Gibson
刀身長 91mm
全長 197mm
重量 0.2kg
有効射程 0.1m

ガリング・エレクトリック・八幡 一式装甲歩行砲甲冑(改)

 ガリング・エレクトリック(GE)社と八幡重工によって共同開発された小型砲甲冑。ただし凍月用に大部分が改装され、原形を留めていない。
 本来は重量2tの最軽量級砲甲冑で、密林や廃墟などでの機動的運用を考慮に入れて開発されたものである。
 一式というのは楼蘭側の名称であり、アルトメリアではVW1、あるいはハイマックスと呼ばれる。
 凍月が装備する車両は原型をさらに圧縮し、不要な手足の格納スペースを削る事で小型化されたもの。
 また通常ならば砲甲冑には欠かせない作業腕や一部の装甲までも排除し、備砲も軽量・低反動の擲弾銃に換装する事で高機動化を徹底した。
 もっとも高機動と言っても所詮は砲甲冑としての話であり、装脚を駆使してもMAIDとしては水準レベルがやっと。
 なお、リサイクル計画の一環として同様の改装が施された車両がアルトメリア連邦において運用されている。

種別 砲甲冑
製造 Garring Electric Company、八幡重工
全高 2.02m
重量 1150kg

バイトレザーフィールド Mk18速射擲弾銃

 バイトレザーフィールド造兵廠設計の手動式速射擲弾銃。
 一式砲甲冑の標準装備である37mm速射砲の代わりとして二門が両肩部に固定されており、40mm×53mm中速度擲弾を発射する事が可能。
 有効射程は1600mと非常に長く、突撃破砕、攻勢支援、全面制圧など広範な運用が行われる。
 使用弾は通常榴弾、成形炸薬弾、焼夷弾、榴散弾、発煙弾、照明弾など多岐にわたり、一見すると特化型のようでいて多用な要求に対応しうる。
 ただし砲架や弾薬まで含めればその重量は100kgほどになるため、積極的運用にはそれなりのペイロードが要求される。
 なお凍月においては、機械義手の機構を流用する事で外部入力を不要としている。
 モデルはUS Mk18。*2

種別 擲弾銃
製造 BiteleatherField Armory
口径 40mm
銃身長 596mm
使用弾薬 40mm×53mm
装弾数 48発
作動方式 ボルトアクション式
全長 1094mm
重量 32.9kg(x2)
発射速度 毎分400発(最大)、毎分40発(持続)
初速 241m/s
有効射程 1600m


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登場作品

外部リンク


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最終更新:2010年01月06日 02:00
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*1 「我こそは死者にして、その地」

*2 Mk19自動擲弾銃の前身