概要
「――標的確認、削除開始」
Lasez。
軍事正常化委員会(黒旗)に所属するMAIDの一体で、元は
レベルテ王国の出身。
所属を黒旗へと移した理由は教育担当官の
ベルモスコ中佐から紹介を受けた折、同組織の思想に共感し、MAIDに関する環境に対し社会的な改革が必要と感じた為。
特定MAIDの中でも危険度の高いものや、目撃数が急増しつつある“ファスマもどき”の削除の他、
黒旗協賛企業の開発した歩兵用対G兵装の広告塔も請け負う、ルージア大陸本部の決戦兵器的位置付け。
敵を徹底的に追い詰める戦い方で知られ、軽々とした身のこなしや獰猛な目つきなどから“地獄の豹”と恐怖されている。
日頃の無機質かつ冷徹な言動や威圧的な雰囲気のせいで交友関係は少ないが、仕事に対して決して妥協しない姿勢から評価は高い。
こう見えて大酒呑みという意外な一面を持つが、下戸なのですぐに潰れる。ストレス発散の為に敢えて潰れる程呑むとか。
毎晩ビール樽に頭を突っ込んで寝ているので、髪質の著しい低下が目下の悩み……らしい。
- 通称:「地獄の豹」
- 出身:レベルテ王国
- 所属:クロッセル連合王国陸軍 → 軍事正常化委員会
- 階級:下級管理者(黒旗におけるMAID用階級)
- 装備:MG34-38M、ジュラルミン盾、他
- 身長:167cm
- 誕生:誕生1942年8月28日
- 年齢:19歳(実働3年)
- 教育担当官:リカルド・デル・ベルモスコ
- 好き:酒、リカルド
- 嫌い:不明
敏捷性 |
★★★★★ |
冷徹 |
★★★★★ |
恐怖心 |
- |
酒豪 |
★★ |
眼力 |
★★★★★★ |
MG34-38M「メードカービン(MAIDs' Carbine)」
MG34汎用機関銃(セミオート/ドラム給弾仕様)のバレルを切り詰める事で大幅に短銃身化、中近距離での戦闘に着目した派生モデル。
元々は
エントリヒ帝国の銃器メーカーが国内MAID向けの装備として1938年にカスタマイズしたもので、ルージア大陸各国から“メードカービン”と呼ばれていた。
しかし、
303作戦により帝国内のMAIDが激減し、尚且つ
MG42汎用機関銃の登場により活躍の場を失った事で在庫が大量に余った為、
その大半が諸外国へ売り捌かれ、皮肉にも
偽装MAIDらに弱装弾を使わせてそれらしく見せるなどの用途に用いられた事もある。
ラセスが所持するのはその売り捌かれたうちの一丁であり、奇しくも黒旗に移ってからもこの銃を買い揃えていた為にそのまま使い続けている。
種別 |
汎用機関銃 |
製造 |
Bachauser-Werke AG |
口径 |
7.92mm |
使用弾薬 |
7.92mm×57mm |
装弾数 |
75発(ドラム給弾) |
作動方式 |
反動回転閉鎖式 |
全長 |
775mm |
重量 |
10.5kg |
初速 |
685m/s |
有効射程 |
500m |
ジュラルミン盾
機動隊用に生産された、長方形のジュラルミン盾。エントリヒ帝国製で、各国へ広く輸出されている。
対G戦闘においては、どれほどの有用性が発揮できるのかは判明しておらず未だ実験段階に留まる。
下部の杭は地面に固定するためのものだが、近接武器として使えなくもない。
MAID用サーベル
戦闘用投擲丸鋸「メタルブラット(Metall blatt)」
工業用回転鋸の刃を元に剛性を強化したもので、力強く投げつける事でコンクリートに軽く刺さる程度の威力を発揮。
同組織に所属する
ロナのものと全く同一の装備であり、ラセスの場合はシールドの裏のポケットに30枚ほど格納している。
ちなみに、ロナとは違い破損が無い限りは死体から引き抜いて再利用する。
手榴弾
ごく普通の、エントリヒ帝国製手榴弾。メードカービンで撃ち抜き、任意のタイミングで起爆させる用法を好む。
関連、所感
“いずれ起きる災厄、之にて絶ち切るべし”
登場作品
最終更新:2011年05月26日 03:24