新生ローマ帝国

◆更新履歴
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【2025/2/25】 アドリア戦争・ヴェネツィア戦に関する記事を追加
【2023/11/27】 ローマ爆誕
【2023/11/17】 ①伊仏戦争割譲地サヴォイア、コルシカ両地域を「五公統一領」とし、その解説を追加
②世界輝興計画に関する帝国広報を更新
【2023/07/29】 南伊の消滅につき諸項目を修正
【2023/02/14】 帝国広報に「国産AMUの実用化」を追加
【2023/02/05】 ①軍備拡大に伴うページ長大化を防ぐため、軍備関連のみをまとめたサイトを作成
②同盟国に帝政シェラルド様を追加
【2022/09/12】 メディテラネア=フランス戦争関連記事の完結及びアーカイブ化
【2022/07/19】 溜まっていた分のメディテラネア=フランス戦争を更新
【2022/07/08】 メディテラネア=フランス戦争1〜3を更新
②「Fil dissonance melodi」2を更新
【2022/05/17】 ①「帝立陸軍」軍備に「L3/33」「カノーネ・ダ・65/17 サンツィオーネ」を追加
②「帝立海軍」一部艦船にモットーを追加(メディテラネア級、ヴェリチェルカ級、ヴェネツィア級、マエストラーレ級)
【2022/05/07】 帝国広報に「インカ帝国派遣艦隊が結成」を追加
【2022/03/25】 「帝立海軍」軍備「カピターニ・ロマーニ級」に画像を添付
【2022/03/24】 ①「帝立陸軍」軍備に「銃火器」の項目を追加し、インカ帝国様との共有兵装を二種追加
②国名にイタリア語・フランス語表記を追加
③地図における周辺国家情報を最新のものに更新
【2022/02/06】 ①帝国広報に「インカ帝を招いた親閲観艦式」を追加
②「帝立海軍」軍備「ジュゼッペ・ガリバルディ」に性能諸元を追加
③「帝立海軍」軍備に「退役済み」の項目を追加+レオナルダ・ヴィンチを追加
【2022/01/16】 「帝立海軍」軍備「改メディテラネアUP41計画艦マーシャ・ポーラ級」に画像を添付
【2021/12/31】 旧ミズガルズ皇国連邦様の国名変更に対応。エルトシア諸国及びエントルテ連邦で統一しました。
【2021/12/21】 帝国広報に「南北イタリア同盟における通貨統合」を追加
【2021/12/20】 帝国広報に「月ノ谷共和国連邦との条約締結に際する調印式、帝都にて」を追加
【2021/12/19】 帝立海軍において、人名を由来とする艦名を有している艦艇の命名規則を、女性名に則る修正を行いました。
【2021/12/18】 帝国広報に「インカ帝国との国交とノブレス・オブリージュ」追加
【2021/12/03】 「軍事組織」に各種行進曲、讃美歌のURLを追加
【2021/11/24】 ①帝国広報「ミサイル巡洋艦、就役へ」追加
②「帝立海軍」軍備「ジュゼッペ・ガリバルディ」に画像を添付
【2021/11/21】 ①軍事組織「帝立海軍」に艦隊構成を追加
②「帝立海軍」軍備に「シャルル・マルテル級」「ジュゼッペ・ガリバルディ」「ラ・ガリソニエール級」を追加。画像は随時添付予定


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諸侯連合帝国の末永き繁栄を大聖堂に祈りましょう。


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◆国家概要

国名
新生ローマ帝国
Impero Novus Romano
国旗
国章
&
略号 INR
別称 北伊、西ローマ、新生ローマ
元首 ローマ皇帝ロマーニャ
国是 Sic indeficinter Virtus(尽きることなき勇気を持つ)
政治体制 元首制
公用語 イタリア語、フランス語
宗教 ヴァチカン神教
首都 チッタ・エテールナ
人口 約60,550,200人
通貨 ローマン・リラ

◆政体スライダー

民主的 ---------■ 独裁的
政治的左派 ---------■ 政治的右派
開放社会 ------■-- 閉鎖社会
自由経済 -■------- 中央計画経済
常備軍 ■-------- 徴兵軍
タカ派 ■-------- ハト派
介入主義 -----■--- 孤立主義

◆ニュース・声明

場所 帝国広報 見出し
記事
戦時 帝国広報 トラキア・ローマ帝国との停戦交渉、トリエステにて
帝国元老院は先日未明、トリエステにて行われた数日間に渡る交渉の末に、トラキア・ローマ帝国との停戦協定が結ばれたことを発表した。なお、この協定の内容は12ヶ月という期限付きの暫定のものであり、我が国が宣言したローマ皇帝位に関しては今後の外交に持ち越されることとなる。今回の戦争によって陸海軍の両主力部隊は損耗が激しく、師団及び艦隊の再編が急務とされている。
戦時 帝国広報 陸海軍、ヴェネツィアの奪還に成功
帝国史上最大ともされる陸軍二公、海軍二公による共同作戦は、遂にヴェネツィアの奪還を成功させるに至った。当初劣勢だった帝国陸海軍だったが、ル・テリエ侯爵が増援艦隊を派遣したことによって戦況が覆され、ヴェネツィアを占拠する賊軍を撃退に成功している。一方で、長引く戦争による戦費の増大により国内では不満を表す声が高まりを見せており、専門家は「水面下で両国による停戦交渉が行われる可能性が極めて高くなっている」との意見を述べており、今後も状況の推移から目が離せない。
外交 帝国広報 セレニア連邦王国との条約調印式、帝都にて
我が新生ローマ帝国は、新たにセレニア連邦王国と友好条約の締結を果たした。帝都チッタ・エテールナにて行われた調印式に際し、ローマ皇帝ロベルタ・ミーナ・ロマーニャ、ジェノヴァ領主フレン・ル・テリエ侯爵などがセレニア連邦王国要人を迎え、式は滞りなく行われた。セレニア連邦王国にはロマーニャ帝より、帝室御用達ワインなどの贈答品が送られており、この条約が両国友好の礎となることを強く願うと、同席したヴァチカン教皇は語っている。
外交 帝国広報 セレニア連邦王国と国交樹立へ
新生ローマ帝国元老院は、アフリカ大陸北部を統治するセレニア連邦王国との国交樹立及び、友好条約締結のための調印式を近々執り行うことを発表した。調印式は戦争の最中である我が国に対するセレニア連邦王国側の配慮として、帝都チッタ・エテールナにて行われる運びとなっている。これに伴い、直近の戦争に積極的な出兵を行っていないル・テリエ侯爵艦隊と帝都憲兵隊カラビニエリによる警戒体制がより厳重になるものと思われ、要人の来訪に伴っての危険因子の防止・排除に全力を期す構えである。
戦時 帝国広報 ヴェネツィア奪還作戦が本格化へ
依然として賊軍による占領が続くヴェネツィアに対して、帝国元老院は本格的な攻勢に出ることを表明した。ラーナ伯爵、及びロマーニャ帝麾下の陸軍部隊のうち、北部・西部方面軍をヴェネツィア近辺に集結させ、絶えず砲弾の雨を降らせている。また、リベルタ橋封鎖を行い陸上補給経路を断ち、海上に健在な駆逐艦を配備することで兵站を徹底的に狙い、早期降伏を促している。
戦時 帝国広報 駆逐艦隊、賊軍潜水艦を撃沈
先日未明、撤退中の連合艦隊に賊軍の潜水艦が奇襲攻撃を仕掛けた。連合艦隊は駆逐艦を中心とし、対潜警戒を維持していたものの、賊軍の潜水艦が発射した魚雷が旗艦サヴォイアに命中。しかし、プリエーゼ式水雷防御を駆使してサヴォイアは浮上を続けた。また、駆逐艦隊の決死の攻撃により、賊軍潜水艦に損害を与えることに成功したと元老院は発表している。陸、海共に拮抗した戦況が続いており、早急なヴェネツィアの奪還が必要であると専門家は意見を示している。
戦時 帝国広報 ぺスカーラ沖にて賊軍艦隊の撃退に成功
新生ローマ帝国元老院は、ペスカーラ沖で発生した賊軍との戦闘において、プレディエーリ騎士公艦隊の到着により敵艦隊の撃退に成功したと発表した。なお、果敢にも夜間の接近戦を仕掛けたカピターニ・ロマーニ級を主軸とする駆逐艦隊の被害は甚大であり、サヴォイアも軽微ながら損傷を負ったため、敵の撤退に合わせ本艦隊、分艦隊ともに態勢を整えるべく撤退した。旗艦サヴォイア、総旗艦メディテラネアを中心に輪形陣を組み、艦隊は警戒を維持しながら退却中であるという。
戦時 帝国広報 ペスカーラ沖海戦の勃発
新生ローマ帝国元老院の発表によると、先日未明、ヴェネツィアを脱出し南下を続ける主力艦隊を賊軍が急襲し、大規模な夜戦が勃発したとのことである。総旗艦メディテラネアの防衛のため展開した巡洋艦隊に軽微な損害が発生したものの、主力艦隊は未だ健在である。また、ティレニア海より戦艦サヴォイアを旗艦とするプレディエーリ騎士公艦隊が前線に到着しており、初陣となったサヴォイア級戦艦の圧倒的な火力は、戦局を我が国の優勢に傾けるには差し支えのないものであった。
戦時 帝国広報 ヴェネツィアより主力艦隊が脱出
新生ローマ帝国元老院は先日未明、ヴェネツィア港湾地区よりアドリア海方面主力艦隊が脱出に成功したと発表した。ヴェリチェルカ辺境伯はヴェネツィア防衛と同時に艦隊の鹵獲を危惧し、かねてより手を打っていたものと思われる。脱出した艦隊は南下を続け、ティレニア艦隊との合流を目指しているようだ。なお、この脱出に伴い賊軍の追討艦隊と小規模な衝突が発生しており、海上での本格的な衝突は避けては通れないだろうと専門家は見解を述べている。
戦時 帝国広報 ヴェネツィア防衛戦の推移
ヴェリチェルカ辺境伯領の名誉騎士公による陸戦隊はヴェネツィア郊外に展開し、賊軍の侵攻を防ぐべく防衛戦を繰り広げた。最終的に郊外の防衛ラインは突破されヴェネツィア市街への侵入を許してしまったが、陸戦隊の時間稼ぎにより市街大通りには塹壕が構築され、ヴェネツィアは運河による天然要害と化しており、賊軍の侵攻を市街地に食い止めることに成功した。なお市街戦の指揮はエマヌエーラ・ラーナ伯爵麾下、エミーリア・ロマーニャ州東部を統治するジュゼッペ・ベロッティ騎士公が執り、ヴェルル・ヴェリチェルカ辺境伯率いる海軍騎士公らは防衛戦の最中、ヴェネツィア軍港に停泊中の主要艦隊の出港準備を急いでいるとのことである。
戦時 帝国広報 対トラキアの防衛戦争が開戦
新生ローマ帝国元老院は、ローマ皇帝退位やローマ市割譲など過剰な内政干渉を行ったトラキア・ローマ帝国が強硬手段を実行したことを発表した。ヴェネツィアへ侵攻したトラキア・ローマ帝国軍に対し、ヴェネツィア領主ヴェリチェルカ辺境伯は「ローマ皇帝の意向に従って奴等に相応しい名をくれてやろう。賊軍という名をだ」とこの侵攻を痛烈に批判し、ヴェネツィア各所に早急な防衛線の構築を目標とし、陸軍伯爵ラーナ卿に応援を要請した。
国外 帝国広報 東南アジア国際演習
新生ローマ帝国元老院は先日、2ヶ月ほど前に、東南アジア地域にて行われた国際軍事演習に艦隊を派遣していたことを明らかにした。なお、参加艦艇についてはミサイル巡洋艦「ジュゼッペ・ガリバルディ」、大型嚮導駆逐艦「ポンペオ・マーニョ」「パオラ・エミーリア」の三隻であるとしている。
国内 帝国広報 ロマーニャ大公、ローマ皇帝即位
先日、帝都チッタ・エテールナでロマーニャ大公のローマ皇帝即位に際する戴冠式が挙行された。これによりロマーニャ帝は国号を「新生ローマ帝国」と改め、古のローマ帝国の始まりの地であるこの都から、再びその威光を蘇らせるという趣の宣言をなさった。なお、戴冠式には各国要人も臨席され、新たなローマ帝国の始まりの瞬間を見届けられた。臨席された要人は以下の通りである(敬称略)。
・ルークリア国 イレーナ・レヴィンスカヤ1世ルクレフ/ティアラント特権自治領総督マリア・テレジア
・安勢国 小川雄一首相
・ラティアンス・レフタニア技巧連合 レテルク・マルセン首相
・インカ帝国 皇帝アタワルパ
・王立政府アルシング 本国女王/アルシング総督
・トンガ帝国 ピロレヴ皇太女
・ヌーク社会主義連邦共和国 クリスチャン・フレゼリク10世
・帝政長岡皇国 Blueice帝/橘成季外務卿
・日ノ出国 小太刀頂桜首相
・イベリア イザベル=ジャルジェ外交顧問
・シランナ社会主義共和国連邦 L・ホタカイネン大統領
またこの他に、隣国シェラルドからの亡命貴族も見られた。

◆詳細

新生ローマ帝国(Impero Novus Romano)は、イタリア半島北部を領有する国家である。
古代ローマ帝国の正統な後継者たるロベルタ・ミーナ・ロマーニャ大公を君主として貴族を中心とした階級社会が形成されており、これにより文明的には復古調で貴族主義的な趣が随所に見られる。そのため周辺諸国からは『時代がかっていて頭の固い貴族連中の国』という印象を抱かれることも少なくはない。
それに反して、地中海に面した中世的な街並みや、絵画など極めて高い芸術文化は、観光地として旅客らを惹きつけている。
他国と大きく異なる風習として、社会進出をするほとんどが女性であるという点が挙げられ、貴族家の当主から軍人、公務員など多岐に渡る分野でその姿が見られる。男性の働き手も存在するが、それでも男女比は未だに大きく偏っている。

◆統治体制・政治

基本的な政治形態は前身であるメディテラネア諸侯連合帝国と変わらず元首制であるが、ロマーニャ大公の新生ローマ皇帝戴冠後には、政治的決定権は円卓会議からロマーニャ帝一人に移された。しかしロマーニャ帝はあくまで「全国民の第一人者」の立場にあると、また「権威において万人には勝りますが、権力においてはこれといって優れたものを持つわけではありません」とも語る。あくまで以前までの円卓会議制の延長線上という側面が存在し、ローマ皇帝の権力も様々な権限を一身に集約したものである。ひとつひとつは合法ながら、しかしそれらを統一することで最高権力者の地位となる。ローマ皇帝となったロマーニャ帝は、以下の称号・権限を持つ。

  • 「イル・プリンチペ」-市民、元老院の第一人者であることを指す称号。
  • 「アゴスタ」-「尊厳ある者」の称号。
  • 「執政官のインぺリウム」-新生ローマ帝国における行政権の根拠と、軍の指揮権。
  • 「護民官職権」-身体の不可侵権、元老院への議案提出、招集、拒否権など。
  • 「インペラトーレ」-皇帝の称号。
  • 「国家の母」の称号。

これにより、前諸侯連合における意思決定機関である円卓会議は事実上解体され(円卓の崩壊)、「元老院」として名を改めて新生した。元老院は円卓会議のような意思決定機関から、皇帝の諮問機関といった役割に変化していった。これには旧五大家門に加え、騎士家門当主も新たに議員に加えられ、ロマーニャ帝の政治的補佐を行うことになる。
これまでと同様に、各地の貴族が自領の平民に「名誉騎士」の階級を与え、それらを束ねた騎士団を君主が統一することで国軍とする軍事組織体制もそのままに残されている。
しかし「エレガント」が重視される新生ローマ帝国では、貴族がノブレス・オブリージュの精神を蔑ろにすることは恥ずべきこととされており、ロマーニャ帝が諸国民のためを思って政治の行く先を決定することはほぼ確約されているようなものである。そのため不平不満は少なく、「理想の専制君主」としての権威を確立し、支持を得ている。

◆階級

階位 階級名 概要
1 ローマ皇帝 国家の統一者。
2 貴族・聖職者家門 各地の平民を支配する者。
また、教皇庁に仕える聖職者。
3 上級市民 職人など、主に第二次産業に従事する者。
4 一般市民 商人など、主に第三次産業に従事する者。
5 下級市民 農民や漁師など、主に第一次産業に従事する者。
一般に、下級・一般市民から徴兵を行う。
それらを隊として統括するのが貴族であり、彼らをまとめ上げ軍とするのがロマーニャ帝。

※教皇庁内での役職・階級
階位 役職名 概要
1 教皇 教皇庁の最高権力者。
2 枢機卿 教皇の補佐、各大司教及び司教区を統括する者。
3 大司教 司教区に属する司祭・助祭の統括者。
4 司祭 大司教により任じられる聖職者。
5 助祭 司祭を補佐する者。

◆有力貴族家門

ヴェリチェルカ辺境伯

 ヴェネツィア現領主。

ル・テリエ侯爵

 ジェノヴァ現領主。

ラーナ伯爵

 フィレンツェ現領主。

ヴァチカン教皇

 国教であるヴァチカン神教の総本山たる聖座、すなわち教皇庁の主。聖歌隊の指揮権を持つ。

◆騎士家門

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ヴェリチェルカ辺境伯領

総領主:ヴェルル・ヴェニータ・ヴェリチェルカ
家名 現当主 領地
フィオレッティ家 クロリンダ・アドリアーナ・フィオレッティ フリウーリ・ヴェネツィア・ジューリア州
デルミーニア家 ベネデッタ・グローリア・デルミーニア ヴェネト州北部
ファリネッリ家 ドミティッラ・オッタヴィア・ファリネッリ トレンティーノ・アルト・アディジェ州北部
サロモーネ家 オリエッタ・ノルマ・サロモーネ トレンティーノ・アルト・アディジェ州中部
モゲリーニ家 フェリチタ・アデライデ・モゲリーニ トレンティーノ・アルト・アディジェ州南部

ル・テリエ侯爵領

総領主:フレン・ル・テリエ
家名 現当主 領地
メッザカーポ家 ファビア・オレスティッラ・メッザカーポ ロンバルディア州北部
ヴェルターニュ家 ヴェーラ・エーベ・ヴェルターニュ ロンバルディア州南部
バロッコ家 フィロメーナ・アルベルティーナ・バロッコ ピエモンテ州北部
プレディエーリ家 リア・イレーニア・プレディエーリ ピエモンテ州南部
ドヴィツィオーゾ家 リオネッラ・サーラ・ドヴィツィオーゾ ヴァッレ・ダオスタ州

ラーナ伯爵領

総領主:エマヌエーラ・アントニーナ・ラーナ
家名 現当主 領地
アチェールビ家 ラヴィニア・ノヴェッラ・アチェールビ エミーリア・ロマーニャ州西部
ベロッティ家 ジュゼッペ・ブルニルダ・ベロッティ エミーリア・ロマーニャ州東部
スカルパ家 イタラ・ネリーナ・スカルパ トスカーナ州北部
アリエンツォ家 アリーナ・マティルデ・アリエンツォ トスカーナ州南部

ロマーニャ帝領

総領主:ロベルタ・ミーナ・ロマーニャ
家名 現当主 領地
ダンディーニ家 アウレリアーナ・アメリア・ダンディーニ ウンブリア州
ラブリオーラ家 ロザリア・ネリーナ・ラブリオーラ マルケ州北部
ピアツォッラ家 オッティーリア・ベトロニッラ・ピアツォッラ マルケ州南部
マッツォーニ家 リーチャ・ロッサーナ・マッツォーニ ラツィオ州北部
グリロッティ家 フォルトゥナータ・インマコラータ・グリロッティ ラツィオ州南部

ヴァチカン教皇領

※教皇領に関しては「騎士」ではなく「枢機卿」として扱われ、教皇庁内で一定の地位を有することとなる。
教皇:ヴァレーリア・マリネッタ・ヴァチカーノ
家名 現当主
シェルヴィーノ家 ミレーナ・ラヴィニア・シェルヴィーノ
リトリコ家 ラウラ・サンドラ・リトリコ
スコッティ家 パトリツィア・カロリーナ・スコッティ
リオールニ家 カデーナ・ファビアーナ・リオールニ
パンカーロ家 ルーナ・バジーリア・パンカーロ

◆歴史

以前はメディテラネア諸侯連合帝国として存在していた。永遠の都ローマを有することから各国に目を付けられ、メディテラネア=フランス戦争(通称「伊仏戦争」)などで諸外国と戦火を交えた歴史を持つ。
複雑怪奇を極める欧州情勢の渦中に自国の存続を確立するには、かつてこの地に栄えた古代ローマ帝国の復活を成し遂げなければならない。ローマ帝国の正統なる末裔として、力強くあらねばらない。そのことから、円卓会議は「最後の議決」としてロマーニャ大公の「ローマ皇帝」即位を決定。帝都チッタ・エテールナにて戴冠し、これ以降は、一人の皇帝により統一された北伊としての体制を確立していくこととなる。

◆主要都市・施設・地理

帝都チッタ・エテールナ

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──「永遠の都」の名を冠する帝都は、古代の官庁街や円形闘技場などが数多く残された芸術と文化の都でもある。
「全ての道はチッタ・エテールナに通ず」という諺があり、今も昔もイタリア半島における交通の要衝となっており、国内の各地方へのアクセスが非常に良好。
【観光施設】
  • コロッセオ
 ──古の時代、イタリア半島を起点にヨーロッパ全域に覇を唱えた大帝国の残した円形闘技場。
直径約188m、高さ58mの巨大な施設内には5万人もの観客を収容可能。中央では剣闘士たちが血を流し、また、地下には各属州から連れられた猛獣の数々を収容するための檻や、剣闘士らの傷を癒すためのテルマエ(浴場)が設けられている。

  • フォロ・ロマーノ
 ──コロッセオのすぐ傍に位置する、かつての大帝国の官庁街。
集会や裁判、政治、商業などが活発に行われた「国家の心臓」ともいえるその遺跡は、大帝国の末裔、同じイタリア半島に生きる人々により保全され、今でも静かに、しかし確かに脈打っている。

工都ジェノヴァ

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──イタリア半島西岸北部に位置する都市。メディテラネア諸侯連合帝国屈指の工業地帯であり、現領主はル・テリエ侯爵。

水都ヴェネツィア

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──イタリア半島東部に位置する都市。水都と称される通り、発達した運河と行き交うゴンドラ、純白の建物が並び、その風景はアドリア海の女王とも。造船業に秀でる。現領主はヴェリチェルカ辺境伯。

花都フィレンツェ

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──イタリア半島中部に位置する都市。芸術文化に富み、花の生産が盛んであることから花都の異名を持つ。フィレンツェ産の薔薇は希少価値が高く高額で取引される。現領主はラーナ伯爵。

ヴァチカン教皇庁

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帝都チッタ・エテールナ内に存在する。正式にはヴァチカン区であり、教皇庁とはヴァチカン区内に存在する組織及びその活動拠点の事を指す。国教の総本山たる聖座であり、日夜聖職者たちが街を行き交う。大聖堂では定期的にミサが開かれ、多くの人々が祈りの言葉を捧げに訪れる。

獲得領土

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メディテラネア=フランス戦争における講和条約において、我が国がシェラルドより割譲を受けたサヴォイア、コルシカ両地域のことを指す。戦後復興と植民、各種軍備の輸送が行われており、特にコルシカ島に関して、ル・テリエ侯爵の有するティレニア艦隊が駐留する軍港、及び要塞としての軍備が進められている。

◆軍事組織

新生ローマ帝国の保有する軍事組織は、貴族とその領地から徴用された兵士「名誉騎士」によって構成される。徴用兵は兵から士官、貴族家門並びに傍系は将官、高級将校として軍を統括する。
軍事組織の指揮権は、ロマーニャ帝が全権を有する。

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◆過去の記事


Imperatore Giornale

帝国広報
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記事名
内容

記事

ロマーニャ大公の皇帝即位を円卓が発表
内容

円卓会議は、国家方針の大幅な転換を発表。内容は、円卓会議を廃し、ロマーニャ大公をローマ皇帝に即位させ、皇帝のもとで統一された国家運営を行うというものだ。&br()帝都チッタ・エテールナで戴冠したロマーニャ大公は、我が国の民族こそローマ帝国の正統なる末裔であるとし、力強くあらねばならないと語る。皇帝のもと統治される北伊は、確実にひとつの転換期を迎えていると言えるだろう。

親善企画による各国代表者の訪問
内容

昨日、国際親善企画により参加各国の代表者が我が国を訪れた。各国代表者は帝都チッタ・エテールナに到着後、ロマーニャ大公ら五大家門当主による案内を受け、帝都はコロッセオをはじめとし、昨今忙しなく戦後復興と軍備が進む「五公統一領」のひとつであるコルシカ島の、ル・テリエ侯爵旗下艦隊が駐留する海軍基地を視察された。
中世風の文化・街並みと、現代的な技術とが混在する我が国を回り、ロマーニャ大公は「メディテラネア諸侯連合帝国の威光を少しでも認知していただければ」と語る。代表者各位は後日我が国を発ち、次国であるシランナ社会主義共和国へと向かわれる運びとなっている。

国産AMUの実用化
内容

円卓会議は先日、北伊初となる国産AMUのプロトタイプ、テルメス・イヴの開発が完了したことを発表した。
当機体は、メディテラネア=フランス戦争での功労者たる、ル・テリエ侯爵領プレディエーリ騎士公に献上され、同騎士公の領地で武装が施される運びとなっている。
円卓会議代表ロマーニャ大公はこれに関し、「今後は騎士家門のAMU、アウクシリア達による宇宙軍の編成についても議論を重ね、宇宙軍需産業に力を入れなければ我が国は生き延びられない」と語った。(2023/02/14)

エルトシアへ艦隊派遣
内容

先日、同盟国であるエルトシアにおいて内乱が発生し、混乱状態にあるため援軍を求むとの通達が円卓会議に届いた。
ル・テリエ侯爵領ではシェラルドとの戦争が続く中、アドリア海に面して海軍の指揮権を有するヴェリチェルカ辺境伯とその配下たる騎士諸侯は特別できることもなく暇を持て余していたため、エルトシアに向けて艦隊を派遣することを決定。
とはいえ、国家の主権に関わる戦争の最中であるために戦力の欠損は極力避けたいという円卓会議の方向性もあり、派遣されるのは超長距離ともいえる航続距離を有する巡洋艦ジュゼッペ・ガリバルディ、戦艦ジョバンナ・ダ・ヴェラッツァーナ、カピターニ・ロマーニ級駆逐艦二隻の計四隻に留められた。

インカ帝国派遣艦隊が結成
内容

円卓会議は、インカ帝国に対して艦隊派遣を行うことを決定した。最新鋭戦艦マーシャ・ポーラを旗艦に、ヴィットリオ・ヴェネト、ポンペオ・マーニョなど複数の艦船が派遣されることとなる。地中海を遠く離れたこの派遣には、同国軍の近代化に際した艦隊行動の指導・監督などを行う目的を有し、派遣艦隊は当面の間、インカ帝国港に寄港停泊することとなる。

インカ帝を招いた親閲観艦式
内容

円卓会議は、同盟国であるインカ帝国元首アタワルパ帝を迎え、ヴェネツィア港沖合にて親閲観艦式を行ったことを発表した。
また同日、円卓会議は五大家門とインカ帝国要人らによる会談が行われており、インカ帝国の近代化に向けた技術的協力を惜しまない方針について再確認している。(2022/02/06)

月ノ谷共和国連邦との条約締結に際する調印式、帝都にて
内容

本日、円卓会議は帝都チッタ・エテールナに、月ノ谷共和国連邦の使者を迎えた。
東欧に位置するこの国から提案されたのは、友好条約の締結であったと発表した。
かつまた、円卓会議はこれを受諾する方針で一致。帝都において、当該国との初の条約となる「月愛友好条約」の調印式が行われる運びとなった。(2021/12/19〜20)

インカ帝国との国交とノブレス・オブリージュ
内容

南米大陸遺跡群へ調査に赴いていた帝立フィロゾフィア学府の研究チームが“インカ帝国”を名乗る集団と接触した。
数度のやり取りを経て、彼らが独立の国家として存在していることを認めた円卓会議は、貴き者の務めとして当該国への各種支援を行うことを決定。
大西洋を越えた先に位置するインカ帝国の発展に多大な貢献を残すことで、諸侯連合の威光を世界に広めるための下準備とする狙いが見られる。(2021/12/18)

ミサイル巡洋艦、就役へ
内容

円卓会議は、緊張を高める国際情勢及び、諸外国の脅威への対抗のため“威光計画”の一端として、核弾頭搭載ミサイル“ポラーレ”並びに優れたレーダー設備を有する巡洋艦ジュゼッペ・ガリバルディが就役したと発表した。「諸侯連合の威光の為とはいえ、この外形は些かエレガントさに欠けるがね」と、ヴェリチェルカ辺境伯は顔を顰めた。(2021/11/24)

エルトシア諸国及びエントルテ連邦との同盟成立
内容

アジアの大国、エルトシア諸国及びエントルテ連邦との同盟関係の締結が円卓会議によって発表された。相互防衛をはじめとし、技術協力も推し進めていきたいとロマーニャ大公家ロベルタ・ミーナ・ロマーニャは語る。(2021/11/13)

メディテラネア級戦艦三番艦インペロの空母改装工事が完了
内容

フレン・ル・テリエ侯爵の案に基づき、予てより進められていたメディテラネア級戦艦三番艦インペロの航空母艦化のための改修工事が完了し、帝立海軍に復帰することが発表された。戦艦としての厚装甲をそのままに残した本艦は、新規に建造された装甲空母といっても相違ない。(2021/11/12)

エルトシア諸国及びエントルテ連邦使節団の来訪
内容

はるか遠い東方より、エルトシア諸国及びエントルテ連邦の使節団が本日未明、帝都チッタ・エテールナを訪れた。諸侯連合帝国宛の同盟の提案に関する書簡を預かっており、この提案に対して近日中に円卓会議が招集される運びとなっている。(2021/11/08)

改メディテラネア級戦艦計画案を海軍部が発表
内容

海軍部は本日、メディテラネア級戦艦の後継となる新規計画艦(UP41計画に基づく)「マーシャ・ポーラ級」の建造計画を発表。本級はメディテラネア級戦艦の火力不足を補うべく、主砲を38.1cmから40.6cmに拡大しており、より一層の砲撃能力を有するという。



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伊仏戦争の記録
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ケープタウン講和条約
内容

円卓会議は、代表としてロベルタ・ミーナ・ロマーニャ大公を此度の戦争の講和条約「ケープタウン条約」の締結会場へと派遣した。
これにより我が国は、トリノ条約に基づきコルシカ島・サヴォイアと賠償金を得、かつまた、シェラルドとは「ラテン君主条約」を締結。戦争初期は激しく敵対していたシェラルドとの協力体制が敷かれ、インカ帝国もまたこれと結びつきを強めた。
対仏戦争として火蓋が切られたこの戦争では、陣営が紆余曲折を経て頻繁に入れ替わり、最終的にはフランス側につくことになった我が国は、トラキア・ローマ帝国やヴァラキア、クラフタリアの行った蛮行を認めず、今後はCELTO陣営に対する警戒を強めることとなるだろう。

永遠の都の戦い
内容

国内からの退去を拒んだCELTO軍は、その派遣部隊を帝都チッタ・エテールナへと集結させていた。その事実が判明したのは、帝都チッタ・エテールナが陸海からの攻撃に晒された直後であった。
我が国の共和派を支援するという名目のもと帝都への攻撃を開始したCELTO軍に対し、帝都チッタ・エテールナは古の時代から続く堅牢な城壁でこれに耐え、またル・テリエ侯爵領の艦隊が出撃。帝都港湾ではCELTO艦隊との海戦が行われ、これにはマルセイユから出撃したシェラルド海軍艦隊も加わった。艦隊はCELTO軍に敗北を喫したものの、最終的にCELTO軍を押し返すことに成功した。
直後、ナポリからの脱出を図るべく同市の占領を企てたCELTOだったが、同盟国で有り、またCELTOと敵対関係にある月ノ谷共和国連邦が送り込んでいた“観光客”によりナポリから逃走。直後にシェラルド軍、及び帝都憲兵隊カラビニエリによって包囲され、遂には投降した。
その後、円卓会議とシェラルドは結託し、シェラルドはコロンビアへ、円卓会議はインカ帝国支援の名目で派兵し侵攻を続けるヴァラキア軍と交戦。激しい戦闘の末にヴァラキア軍を国境まで押し戻し、ついに戦争は終結した。

再びのインカ侵攻
内容

円卓会議は、突如ヴァラキアが盟友インカ帝国へと侵攻を開始したことを発表。対仏連合として戦線を共にしたクラフタリア、ヴァラキア両国がインカ帝国へ侵攻した事実を受け、ノブレス・オブリージュのかけらも見られないその蛮行に対し、円卓会議は正式に「対仏連合からの離脱」を宣言。
直後に、戦争の発端でもあるシェラルドとトリノ条約を締結し、これによりコルシカ島及びニース及びサヴォイア両地域の割譲・賠償を得、和平を締結することに成功。円卓会議は「フランスとの戦争は終結した」として国内に残留する対仏連合軍へ退去を命じた。
しかしトラキア・ローマ帝国はこれに反発し、ニースの占領を続行。ル・テリエ侯爵直下の部隊がこれに対し攻撃を敢行したが作戦は失敗し、ニースは同国が占領を続けることとなる。

募る対仏連合への不信
内容

ロマーニャ大公がトリノでの会談を行った後、シェラルド軍はメディテラネア本土から撤退を開始した。これにより事実上、我が国は領土の防衛に成功したこととなり戦術的目標は達成した。
一方で対仏連合として戦闘に参加していたトラキア・ローマ帝国やCELTO軍は追討戦を望んだが、円卓会議はこれを「これ以上の戦闘続行に意味はない」として拒否。一方で、初期に侵攻を受けたル・テリエ侯爵領の騎士公の一部はトラキアやCELTOと同様に徹底的な報復を望んでおり、国内の意見は大きく割れていた。
そんな中、トラキア・ローマ帝国は突如として対仏連合からの離脱を宣言。独自にシェラルドへ侵攻を開始したため、この火に油を注ぐ行為に円卓会議は制裁として、トラキアへの補給の一切を断った。
制裁への制裁と言わんばかりに村落から強制徴発などを行ったトラキアへの不信感は募り、円卓会議は幾度も非難した。しかしこの離脱に続くように、特にシェラルドへ敵愾心を抱くイットリカン、クラフタリアなどが立て続けに連合を離脱。
我が国の兵士が血を流し占領したコルシカ島を独自に占領するなどの軍事行動を次々と行ったため、円卓会議を筆頭とするメディテラネア諸侯は、シェラルドへの報復を望んでいた騎士公ですらも反連合を掲げるようになった。

クラフタリアへの非難生命
内容

円卓会議は、インカ帝国への攻撃を開始し依然その侵攻を止めないクラフタリアに対し、国内に派遣されていた同国軍将校を通じて即時戦闘停止を求めたものの、彼らはその蛮行を続け、盟友インカ帝国の港湾都市リマを炎に包み、多くの民間人死傷者を出していた。
円卓会議、ロマーニャ大公は正式に非難声明を発表し「盟友インカ帝国の領土を蹂躙することは、貴きメディテラネア諸侯連合帝国のイタリア半島を土足で踏み躙ることと同義と知れ。皇帝と円卓の威光に平伏さず、尚も侵攻を続けるのであれば誅罰を与える」と、これを強く批判した。
また、インカ帝国では派遣されていた小規模艦隊が指揮官の独断でクラフタリア海軍補給艦隊への強襲を敢行。補給艦を数多く撃沈し、クラフタリア軍が撤退する一因を作り上げた。

フランス王が即位
内容

円卓会議は、シェラルド、ランスにてエリック2世が「フランス王」として正式に即位したことが明らかになったと発表した。
フランスに攻勢をかけるアイルランド、CELTOに対しこれを“虐殺”としたエリック2世の意思の下に多くの国民が自ら志願して兵役に就き始めているようであり、前線での戦闘はより激しさを増すことが予想される。

シェラルド内部で政変か
内容

本日、円卓会議はシェラルド内部で政変が発生した様子であるとして発表した。
これにより、貴き地であるメディテラネア諸侯連合帝国はイタリア半島への侵攻を企てたアルベルティーヌが将校らにより除かれ、これによりシェラルド軍の士気には高揚が見られるとのこと。
CELTO軍が攻勢を強め、パリへと着実に駒を進める中で起こったこの出来事が今後の戦線にどれほどの影響を及ぼすか懸念されている

トリノ会談
内容

神聖なるイタリア半島を踏み躙った報いと言わんばかりに、フランス国境を越えその領土へ進軍を続ける北伊と反仏諸国であったが、突如としてアルプス山脈方面からフランス軍の侵攻があった。ラーナ伯爵はアルピーニに展開を命じるも、予想だにしない攻撃に展開が遅れ、容易く侵攻を許してしまうこととなる。
ロマーニャ大公の功労の賜物ともいえる統一司令部の存在するミラノは瞬く間に占領され、またリグリア地方の各都市が霹靂の如き電撃戦の餌食となった。ロマーニャ大公はこの窮地にノブレス・オブリージュの精神を見出し、精鋭の騎士諸侯を引き連れて殿を名乗り出る。フランス軍を足止めし、せめて諸国連合軍を安全地帯へと逃すために残ったロマーニャ大公とその麾下である精鋭騎士諸侯は激闘を繰り広げながら、かろうじて連合軍をパルマへ後退させることに成功するも、自身はピエモンテにてフランス軍に包囲されることとなった。
ロマーニャ大公は包囲の突破を企てるも、堅牢に配置された包囲網を突破することは叶わず、やむを得ずトリノで籠城。長期戦を覚悟したロマーニャ大公ではあったが、そんな中この電撃戦を指揮していたとされるフランス軍司令官が単身で現れた。その姿勢に敵ながら感銘を受けたロマーニャ大公は銃を向ける騎士諸侯を静止し、同じく“単身で”その会談に臨んだ。
──それから暫く経ったのち、騎士諸侯は武器を所持したままヴェリチェルカ辺境伯領への撤退が認められ、それに呼応するようにフランス・イタリア方面軍も撤退を開始した。なお、この会談に関してロマーニャ大公は情報の公開を円卓会議にすらしていない。

海軍二公の共闘、コルシカ島占領
内容

統一司令部の設置により統率を得た諸国連合は、国際的な孤立を深めるフランスへ大規模な反攻作戦を実施。イベリアはバイヨンヌを包囲した上、海軍がボルドーを砲撃。
メディテラネアの騎士諸侯は諸国連合の支援を受けつつ、フランス領コルシカ島を占領。この作戦にはヴェリチェルカ辺境伯、ル・テリエ侯爵の海軍元帥両名の協力もあり、帝立海軍総旗艦チッタ・エテールナや同級改装空母インペロなどの主力艦が積極的に用いられ、その威光を充分に示した。
陸では、ラーナ伯爵とロマーニャ大公が連合の支援の下でフランス軍を国境の向こうへ押し返すことに成功し、部分的に行った攻勢でニースまで進軍。占領していたアイルランド軍と邂逅を果たし、握手を交わした。

ニース反乱と反攻作戦
内容

貴き地であるイタリア半島での戦線は膠着状態が続いており、CELTOやアンアンモなど多国の兵士を援軍として受け入れながらも、その統一の指揮系統を有していなかったがために諸国連合は連携が取れず、結果として効果的な反攻を行えずにいた。
この頃、フランスの不当な侵攻から一年ほどが経過していたが、ニースのイタリア系住民がフランスの戦費調達目的での増税に反発しクーデターを画策。これに乗じたアイルランドが攻勢をかけ、ニースを瞬く間に占領した。
この頃、面倒を押し付けられたロマーニャ大公の血の滲むような努力の末に、漸く諸国連合の統一司令部がミラノに設置され、組織的な攻勢によりフランス軍を押し返すことに成功。諸国連合はアスティ、トリノなどを迅速に奪還し、遂には包囲されていたジェノヴァを一年ぶりに解放した。

アンアンモ参戦
内容

ビザンツ連合の下参戦していたモレラ共和国の働きにより、グランイベリア及びアイルランドが対フランス陣営として参戦したことは、ジェノヴァで包囲されている諸侯にとっては吉報であった。&br()前線にはアイルランドからの援軍が派遣され、またイベリアはピレネー方面のシェラルド軍を攻撃し、両国の参戦はシェラルドに大きな影響と混乱をもたらすものになると円卓会議は発表した。

チッタ・エテールナ協定
内容

円卓会議は、帝都チッタ・エテールナにてトラキア・ローマ帝国及びスミトラントが協定を結び、これにより対フランス大同盟が結成されたことを発表。
この事実は前線を維持するメディテラネアの騎士諸侯、果てには援軍を送った同盟国の指揮向上に繋がり、また新たに派遣された両国の援軍もあって戦線は膠着状態となった。ラーナ伯爵は防衛を続行すれば犠牲者が増え続けると判断し、円卓会議に通達の上でトリノを放棄。一方で奪還したアレッサンドリア周辺に堅牢な塹壕を築き上げた。
その頃、ル・テリエ侯爵邸の存在するジェノヴァはシェラルド軍に包囲されており、砲撃に晒されていた。ヴェネツィア領主ヴェリチェルカ辺境伯は所有する艦船数隻を補給担当としてティレニア海方面へと回し、海路からジェノヴァの騎士諸侯へ補給を行ったことにより、本来険悪であったル・テリエ侯爵との関係が一時改善したとみられる。
ラーナ伯爵はアレッサンドリア方面の指揮をロマーニャ大公に引き継がせ、自らはヴェリチェルカ辺境伯が物資・兵員輸送を担うべく出撃させた重巡洋艦ヴェネツィアに座乗し、海路からジェノヴァのル・テリエ侯爵邸を司令部とし、その防衛を指揮した。

アレッサンドリアの戦いとラーナ伯爵の出陣
内容

南伊を交えた諸侯連合軍は、同じように増援を得たシェラルド軍とアレッサンドリアで交戦を開始した。諸侯連合軍は善戦を続けるも、良質とはいえない豆戦車は容易に打ち破られ、また兵士も性差による体力差から、次第に劣勢を強いられ始めた。
この頃、プレディエーリ騎士公はその指揮権を帝立陸軍総帥のラーナ伯爵へと引き継いでおり、これを受けたラーナ伯爵はアレッサンドリアを放棄し撤退を選択。これによりシェラルドは同市を占領、続いてル・テリエ侯爵邸の存在するジェノヴァを包囲したが、ラーナ伯爵は守備隊の被害を最小限に抑えるべくポー川対岸へと退却。人命を最優先にした撤退戦の末、被害を軽微に抑えることに成功した。
その間、指揮権をラーナ伯爵に託したプレディエーリ騎士公はモンフェラート一帯に布陣、シェラルド軍を引き込むように展開し堅実な戦闘を続けていた。北上したシェラルド軍の一部がモンフェラートのプレディエーリ騎士公に向け進軍をした際、ラーナ伯爵はこれを好機と主力隊を投入し、伸び切ったシェラルド軍を二つに分断。これに乗じる形で素早くアレッサンドリアを解放し、更なる戦果拡大を狙ったものの司令部の整備不足により統率が取れず、ジェノヴァの包囲を解くことは叶わなかった。

南北諸侯連合軍の結成
内容

シェラルドの指揮系統に乱れが生じていると捉えたプレディエーリ騎士公は、これを攻勢の機会であるとして随所に攻勢をかけた。しかし正面突撃ばかりを繰り返していたシェラルド兵は統率の取れた動きによりこの攻勢を跳ね除け、各地の要害が突破された。
シェラルドがピエモンテ州へ侵攻した際、プレディエーリ騎士公の稼いだ時間によりすでに帝立軍は動員が完了していた。諸侯は紋章を掲げ、士気は極めて高く、地中海協定に則り参戦した南伊サルデーニャ王国の兵士も加え、全面でこの侵攻を阻止するべく展開。同日にはアレッサンドリアでの戦闘が開始された。

アルプス攻防戦
内容

この不当な侵攻を阻止するべく招集されたル・テリエ侯爵領の名誉騎士の指揮は、ピエモンテ州南部を統治するプレディエーリ騎士公に委ねられた。プレディエーリ騎士公は自領の自然環境を活用した要害の地での交戦を積極的に選択、正面突撃を繰り返すシェラルド軍を、地の利と指揮の高さを生かして押さえ込み、電撃戦で帝都チッタ・エテールナへ迫られるという最悪の事態を阻止することに成功した。
一方その頃、帝都チッタ・エテールナではル・テリエ侯爵を不在とする四家門が未だに会議を続けていた。ラーナ伯爵は前線に対し山岳地帯での作戦行動を得意とするアルピーニ隊を派遣し、その防御をより強固なものとした。ロマーニャ大公は同盟諸国に対し援軍の派遣を要請し、主としてエルトシア、サルデーニャ王国などから前向きな返事を得ることができた。
そんな中、プレディエーリ騎士公は依然として防衛戦を指揮し続けており、そのノブレス・オブリージュに則った貴き姿勢に感銘を受けた平民らは率先して塹壕やバリケードの数々を設備。これによりシェラルドの侵攻をより一層遅延させていた。

シェラルド、ル・テリエ侯爵領へ侵攻
内容

本日、北西に位置する隣国シェラルドが、宣戦布告も無しにル・テリエ侯爵領へと侵攻を開始した。
フレン・ル・テリエ侯爵はこれを受け緊急の円卓会議を招集、五大家門の早期一致を経て、自領守備隊に抵抗を指示し、『聖戦である』と称してこの侵略行為に対し発砲を許可した。
これを受け、シェラルドのアルベルティーヌ政権は正式に宣戦布告、安寧を破り戦争が勃発した。


◆所属・締結同盟

所属組織


同盟国
王立政府アルシング
インカ帝国
月ノ谷共和国連邦
帝政シェラルド

コメント

  • 国交あるいは同盟を結びたいのですがいかがでしょうか?-ミズガルズ皇国連邦- -- amanomiyayura217 (2021-11-08 19:27:26)
  • ミズガルズ皇国連邦様、ご提案ありがとうございます。帝国としては貴国の提案を喜んでお受けしたく考えております。こちらの同盟国一覧に貴国名を追加しておきますので、何卒よろしくお願いします。具体的な内容についてある場合Discordまでお願いします。→ヴぇるる#3154 -- velelou822 (2021-11-09 12:22:10)
  • 了解しました -- amanomiyayura217 (2021-11-09 17:50:50)
  • 隣国の両シチリア王国です。我が国は神聖なイタリア半島を領有する国同士同盟を結びたいと考えております。どうかご検討お願いします。 -- 両シチリア王国外交官 (2021-11-13 14:20:02)
  • 両シチリア王国様、ご提案ありがとうございます。同じイタリア半島に生きる身として、貴国の提案を喜んでお受け致します。条約の具体的な調整に関して、後日Discordへ連絡致しますので今しばらくお待ちくださいませ。 -- velelou822 (2021-11-13 21:14:57)
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最終更新:2025年04月17日 00:58