タリゾラ

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タリゾラ


タリというクオリアン

タリゾラは、Mass Effect1、2、3の全てでシェパード チームのクルーとなったクオリアンの女性である。

彼女は、クオリアンの海軍本部委員会の提督であるラエルゾラの娘でもあった。
クオリアン船団1700万人の中でも、彼女は提督達から、特別将来を期待されたクオリアンだった。
シャララン提督からは特に。

タリという存在は、そのファンの人気からどうしても外せないキャラクターの一人だ。
日本においても人気が高いといわれ、スーツの下に隠れた顔は神秘の的でもあった。

とても可愛い声を持つタリは、テックスペシャリストで、チャティーカという愛用のドローンを持ち、戦闘も非常に優秀だ。
おそらく、シェパード チームにタリばかりを入れてミッションをしていたプレイヤーも多かったはずである。
とても心強い味方であり、時々面白いことを言って笑わせる。

タリゾラは、2161年に船団ラーヤで生まれたため、最初はタリゾラ ナ ラーヤといった。
その後、成人すると儀式の巡礼に出た。

その儀式の巡礼に出た後のエピソードが、コミック「ホームワールド」の2に描かれている。
現時点で、タリゾラが出ているコミックはこの1つだけである。


思わぬ拾い物

2183年。

儀式の巡礼に出ていたタリは、ホノラタ号に乗って旅をしていた。
タリの仲間の一人が、キーナ ブリッツという男性のクオリアン。

ホノラタ号はタリの意のままで、儀式の巡礼に必要な場所へどこにでもいけた。エレメントゼロのある限り。

ある日、父親で提督のラエルゾラから通信が入り、「クレッセントネビュラにゲスがいるという報告を受けた。
調べに行ってくれないか」と要請された。

タリは、これは父親からの儀式へのプレゼントだと感じた。
彼女は船をクレッセントネビュラに向けてすぐに出発する。

目標の地点は、冷たい氷の惑星だった。
タリとキーナは2人で、この極寒の地でゲスの捜索をする。

2人は、ゲスの反応のある地点に着くと、やはり停止したゲスが横たわっていた。
普通、こうした状況で停止したゲスを見ることはないが、2人はそのゲスの素性を調べようとした。

キーナ「既に故障しているぞ、メモリコアも焼き切れている。だめか…。」
彼のオムニツールでは、「データなし」と返ってくるばかりだ。

タリ「いえ、私がやってみるわ」 彼女は、見事なテックさばきでメモリコアから通話記録を取り出した。

キーナ「再生してみてくれ」
タリ「やってみる」そして彼女は復元した音声通話記録を再生する。

記録「エデン プライムは大収穫だった。あのビーコンのおかげでコンジット発見に一歩近づいた。
リーパーの復活も間近です」と、そこまでで記録は途絶えた。

キーナ「おい…。これはまさか…。」
タリ「…。これはもしかしたら、すごいものを拾ったのかもしれないわね。もっと調べてみる」

キーナ「データノードで生きているものはないか?! 補助メモリとかにあるはずだ…。」

タリ「あったわ…。えーと…。リーパーが5万年前にプロセアンを絶滅させて姿を消した…。とか…。」
リーパーに関する記述が幾つか見つかった。

2人は、このメモリコアから復元したデータを全てオムニツールに移して、この冷たい氷の惑星を立ち去った。

タリとキーナにとって、儀式の巡礼に出て初めての、まさに“大収穫”だった。

だが、この付近にはセンサーが多数張り巡らしてあったのを2人は知らなかった。
少し離れたある場所で警告音が鳴り響き、ゲスに近づいた2人の監視データがトゥーリアン艦に伝達された。


失うもの

タリとキーナは、イリウム当局にこの音声通話データを見せたほうがいいと考え、イリウムに向かって出発した。

だが、ホノラタ号を追う謎のトゥーリアン艦がいた。
サレン アルティリウスの部下であるトゥーリアンのヤコブス達である。

ヤコブスは、ゲスを調べたクオリアンが何かつかんだと見て追ってきた。

ヤコブスのトゥーリアン艦は先にイリウムに着き、イリウムにホノラタ号がドッキングできないように手を回した。

タリ「どうして降りられないのよ!」
キーナ「許可が出るまで待とう」

2人は下船許可がでない理由を知らないが、ひとまず待つことにした。

しかしほどなくして、ヤコブスら幾人かのトゥーリアンがホノラタ号に乗り込んできて、クルーを殺し始めた。

これを知ったタリとキーナは、別の出口からホノラタ号を出て、近くの輸送船に乗り込んだ。

タリ「この輸送船はどこに行くのかしら?」
船内の音声で、行き先はシタデルだと分かった。
キーナ「シタデルか…。よし、シタデル評議会にこれを見せよう。」

2人は輸送船がシタデルに到着するや、輸送船の船長に見つかって、C-Secに密航者として突き出された。
C-Secでトゥーリアンのチェリックが、タリとキーナを拘留場に入れた。

タリは、チェリックに「シタデル評議会に大事な話があるの! 私達を連れていって!」
と訴えるが、聞いてはもらえない。
拘留場にいた2人は手も足も出ない。

ほどなくして、チェリックではない、別のC-Secらしきトゥーリアンがやってきて、
「出ろ、別な場所にお前達を移す」と言って出ろと促す。
2人はそれに従って、大人しく拘留場を出る。

タリとキーナが、C-Secのメンテナンスエリアまで来ると、いきなりトゥーリアンのヤコブスが現れて、
2人を撃ってきた。

キーナ「しまった! 逃げろ!タリ!」と言った刹那、彼は至近距離から撃たれてしまい、間もなく死んでしまう。
タリもヤコブスの一発が体に当たって怪我を追うが、彼女は攻撃をかいくぐって逃げる。

Mass Effect3の中で、この時撃たれたのがポロニウム弾だったと後にタリは回想する。

ホノラタ号の生き残ったクルー

ホノラタ号はラエル ゾラの所有艦であったが、クルーは彼の配下だった。そのうちの一人はゲスのアップグレードを行う技術士官のテッサ ドゥムス。彼は艦から出ていたので助かった。後でホノラタ号に戻るとクルーは全員死んでいたのを見て、彼はそれをハン ギャレルに伝えると、彼は激怒したが、ラエル ゾラがアラライに研究用のゲスを持ち込んでいることを知って彼はそれを手助けすることをテッサに命令したことが、MassEffect 2でラエル ゾラが死んでしまうことにつながった。

テッサはタリゾラがラエル ゾラの娘であることは知っていたし、彼女がクルーを置き去りにして艦から逃げたことを知っていたが、クルーの死について彼女に恨みを持っていたかどうかは定かでないが、ラエル ゾラの部下だったことを考えれば、ラエルの死はハン ギャレルの罠だったと考えられるし、研究のクルーの誰かが仕組んだとも考えられる。いずれにしても、小説では、この時のクォリアンの提督の内ゼンやハン ギャレルはゲスのアップグレードを悔やんでいて、ラノック以外の居住地を探す道を考えていたとある。コリスはシタデル評議会に頼るべきだという私見を持っていたが、評議会はゲスの解決がクォリアンを支援する条件だと示されていた。この当時のトゥーリアンはシタデル評議会ではゲスを作ったクォリアンには消極的な姿勢だった。


拾うもの

タリは、命からがらヤコブスから逃げ切って、ドクター ミッシェルのいるクリニックを訪れた。
そして、ドクターに事の次第を話した後、彼女の治療を受けた。

その場には、金融アドバイザーで、シャドウブローカーのエージェントでもあるバルラヴォンもいた。

バルラヴォン「待て、今の話は本当か?!」
タリ「ええ、そうよ。だからこうして撃たれたんじゃない!」

バルラヴォン「シャドウブローカーなら、お前の身の安全を保障できると思うぞ? 俺が連絡してやってもいい」
彼は腕のオムニツールを操作し始める。

タリ「本当なの? それ…」

そばにいたドクター ミッシェルの口ぞえもあって、タリはバルラヴォン経由でシャドウブローカーに通信した。
この通話記録が、Mass Effect2のDLCシャドウブローカーの船内の端末に記録されていて、閲覧できる。

タリは、シャドウブローカーに直接会ってもらえるよう要請した。
だが、シャドウブローカーは、タリには会うと言いつつ、エージェントのフィストに通信し、
データを奪ってクオリアンは始末してこいと命令した。

だがフィストは、シャドウブローカーの言う通りにせず、サレンにタリを売ろうとしたことで、
シェパード少佐の介入を許してしまう。

タリは今回、とても多くのものを失った。
ホノラタ号とクルー、そしてキーナという大事な仲間を失った。

そんな中でも、人間だが、シェパード少佐という、心強い味方を手に入れた。

タリは、シェパード少佐のおかげで、シタデル評議会にその音声通話記録を開示することができた。
また、彼女の目の前で、シェパード少佐は人類初のスペクターとなる。

タリは、この目の前のシェパード少佐が、自分にとって儀式の巡礼以上に重要なものになるという予感を感じ取っていた。



シェパード少佐やギャレスと共に、シタデル行政区を歩くタリ。
歩いていると、どこかからあの特徴のあるハナーの声が聞こえてくる。

シェパード少佐が、すぐにハナーのところに行って話をしている。
その隣にC-Secがいて「何とかしてくれないか~」と何かぶつぶつ言っている。

タリから見ると、何だかそれがおかしく見えてきて、ヘルメットの下で少し笑ってしまった。

ギャレス「どうしたんだ? タリ。何かいいことでもあったのか?」
タリ「いえ、何も。ただ…なんだか…わくわくするだけ…」

ギャレス「あのハナーがかい? まさか!? ま、あの声を聞いたら確かに笑いたくなるかもな…。」

タリは一人思い耽った。
父親からもらったメッセージで今回の出来事になったが、彼女はある決意を固める。
「私はやるわ、お父さん。このシェパード少佐についていって、銀河系の役に立つことをして、
いつか故郷のラノックに戻る。」と心にそう誓った。

港から、ノルマンディーSR1に乗り込むタリ。

だが、ジョーカーから変な目つきで、後姿を見られていたことにタリは気づいて、急いで足早に機関室へ向かう。

シェパード少佐「ジョーカー?」
ジョーカー「あれがタリですか? いや~いいケ…。あいえ、何でもありません…。」
シェパード少佐「まったく…。」

機関室にあるコアを見つめるタリ。
タリ「キーラ! こんなの見たことない…。連合ってすごい…。」

アダムズがすぐそばに来て、コアの説明を始めた。
タリは、アダムスからコアを説明を聞くと、すぐに改良点を見つけ出し「エレメントゼロはどこ?」
とすぐに作業を始めた。

こうして、冒険と危険に満ちた、彼女の新たな儀式の巡礼が始まろうとしていた。


コミック「ホームワールド2」

※後半は少し追加しています。


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