
ジェノフェージでも生き残れるクローガン
クローガンのウォーロード オキアー博士は、ジェノフェージで荒廃が進むトゥチャンカでも生存できる強いクローガンを作ろうとし、クローンのクローガンを作った。それがグラントだ。
今回のエピソードには、残念ながらグラントは登場せず、ラサのエピソードに終始しているものの、MassEffect 2の特攻任務のリストにグラントが入る前のストーリーとして描かれている。
MassEffect 2でグラントから話を聞くと分かるが、オキアー博士はグラントを確保する時に死んでしまったので、オキアー博士との会話はミッションの時の会話だけだ。彼は、最強のクローガンを作ったと思ったので、資金提供をするブルーサンズのジェドーレによってグラントのタンクを強力に護衛させていた。
MassEffect 2では、ジェドーレと会話するような機会はないが、彼女の持っているML-77ミサイルランチャーはシェパード少佐でも使うことが可能だ。
実際、プレイする上ではM-920 カインのほうが強力だとは思うが、この物語ではレックスが最初に所持していたML-77ミサイルランチャーがストーリーの要素となっている。
実際、プレイする上ではM-920 カインのほうが強力だとは思うが、この物語ではレックスが最初に所持していたML-77ミサイルランチャーがストーリーの要素となっている。
Mass Effect: Foundationでは、グラントの物語はないのだが、おそらく、グラントはシェパード少佐がタンクを開けてからDLCシタデルに至るまで、話は語られて分かっているので、追加のエピソードがなかったのかもしれない。
Mass Effect: Foundation
謎の資金提供者
MassEffect1のアサインメントで登場したヘレナ ブレイクは、人間が偶然に開発したレッドサンドの売買に関わり、ブルーサンズに資金提供をしていたが、このことはスペクターのテラ ヴァシールも知っていたが、彼女の手伝いをするアサリの傭兵たちにも資金提供されていたため容認していた。
ラサは、オメガの倉庫に隠れて、ヘレナ ブレイクが誰と会って何を話しているのかを知るため、盗聴器をしかけようとしていた。少し前に、トゥーリアンのアークエンジェルであるギャレス ヴァカリアンに命を救われたラサだったが、今回も慎重に事を進めていたはずだった。
倉庫の警備員をしているブルーサンズのバタリアンが、レッドサンドの在庫を調べに倉庫で作業をしている時、運悪くラサに出くわしてしまった。
バタリアン兵「おい、そこで何をやっているんだ?」
ラサ「あ、いえ、密輸品があるかどうかを調べていて」と慌てた。
ラサ「あ、いえ、密輸品があるかどうかを調べていて」と慌てた。
バタリアン兵「お前は何を言ってるんだ! ここはヘレナ ブレイクの倉庫だから密輸品しか置いて・・・」としていると、ラサが逃げようとしたので、「捕まえろ!」と言って3人のバタリアンに捕まったラサ。
結局、アリア ティロークの前に連れてこられたラサは、手錠をかけられたままアリアから尋問を受けることになった。
アリア「正直に言えば命は取らない。お前がサーベラスのエージェントだということは分かっている。イルーシヴマンとの通信を傍受したからな」と言って、縛られたラサの顔に手を当てて撫でる。
しばらくしてもラサが何も言わないので、アリアは目くばせすると、バタリアン兵はラサを殴る。
口から血を吐くラサ。
口から血を吐くラサ。
アリアは、ラサが持っていたパッドを見ると、ヘレナ ブレイクの調査をしているのだと分かった。彼女はブルーサンズに資金提供をしているが、その大半がレッドサンドであり、サーベラスもまたレッドサンドを集めていることはアリアも知っていた。(この時は、オレグのオメガ侵略前)
アリアは考えた。サーベラスに対し、大きな打撃を与える為にこのラサを利用できないものかと。そしてアリアは考えた。ブルーサンズを手に入れるために一計を案じた。
ヘレナ ブレイクは、この時アリアの管理下にあったために、側近のバタリアンのブレイに命じて、ヘレナ ブレイクにラサを会わせることにした。
ラサは、アリアから解放されたのはいいが、捜査対象だったヘレナ ブレイクにアリアが会わせると言ったことには驚いた。
当然、ラサも何か魂胆があると分かっていたが、イルーシヴマンの命令を遂行するには彼女に会うしかないと考えたラサ。
当然、ラサも何か魂胆があると分かっていたが、イルーシヴマンの命令を遂行するには彼女に会うしかないと考えたラサ。
この時は、まだクローガンのオキアー博士に辿り着くことを、ラサはまったく予想していなかったが、バタリアンのブレイが、ヘレナ ブレイクのいるオメガのエレメント ゼロの加工工場へとラサを連れて行ったので、あの独特な匂いで頭痛がしておかしくなりそうだった。
ヘレナ ブレイクは、レッドサンドを作るために、精錬されていないエレメント ゼロを粒子状にする加工作業を見守っていた。そこに謎の人間の女性が現れたので、きっとまた捕虜でも捕まえてきたんだろうと思った。
ヘレナ ブレイクは、バタリアンのブレイに聞いた「このネズミは何をしたの?」
ブレイ「いや、アリアがこのラサという人間と話をさせろ、というので連れてきた。サーベラスの犬だそうだ」
ブレイ「いや、アリアがこのラサという人間と話をさせろ、というので連れてきた。サーベラスの犬だそうだ」
ヘレナ ブレイクは、納得したという顔をして、ラサの手錠を解いてやって、彼女の自室に連れて行った。
そしてラサにコーヒーを出してこう言った「私はこう見えても取引上手なの。リラックスして話し合いましょう」と言って不敵な笑顔を浮かべた。
そしてラサにコーヒーを出してこう言った「私はこう見えても取引上手なの。リラックスして話し合いましょう」と言って不敵な笑顔を浮かべた。
ラサは思った。この人は善人ぶってはいても、実際やってることはシタデル評議会には決して言えないような密輸だったので、人はやはり外見では判断できないと考えた。
ラサ「私はサーベラスのエージェントで、ラサと言います。よろしく」と素直に言ってコーヒーを飲む。
ヘレナ ブレイク「実は、私は多くの顧客を相手にしていてね。ま、大体はあなたも知ってる通り、扱っているのはレッドサンドなのだけど、まだサーベラスにだけは直接提供はしていないの。理由は分かる?」
ヘレナ ブレイク「実は、私は多くの顧客を相手にしていてね。ま、大体はあなたも知ってる通り、扱っているのはレッドサンドなのだけど、まだサーベラスにだけは直接提供はしていないの。理由は分かる?」
ラサ「きっと、シャドウブローカーのせいでしょ?」
ヘレナ ブレイク「ええ、そう。シャドウブローカーにはレッドサンドを提供して、クレジットではなく、シタデル評議会の検閲をパスする許可をもらっているの」と、すんなり話してしまう。
ヘレナ ブレイク「ええ、そう。シャドウブローカーにはレッドサンドを提供して、クレジットではなく、シタデル評議会の検閲をパスする許可をもらっているの」と、すんなり話してしまう。
ラサは、どうりでシタデルにもヘレナ ブレイクの荷物が多いと納得した。
ヘレナ ブレイク「それで、サーベラスのエージェントのあなたをアリアが私に会わせた理由は分かるかしら?」といって真顔になった。
ラサは考えた。しかし答えは出ない。
ラサは考えた。しかし答えは出ない。
ヘレナ ブレイク「ま、その真意は後であなたも分かるでしょうが、あなたにお願いがあるので聞いて。」と言って、静かに言った。
ラサは耳を澄ませて聞いた。
ラサは耳を澄ませて聞いた。
ヘレナ ブレイク「実は、私はある武装組織と今争っててね。それでヘビーウェポンとヘビーメックがどうしても必要なの。あなたのボスに言って調達してもらえないかしら?」と言ってニヤっとした。
ラサ「ヘビーメックならすぐに用意できるけど、ヘビーウェポンは何が欲しいの?」と聞いた。
ヘレナ ブレイク「ML-77ミサイルランチャー知ってる?」
ヘレナ ブレイク「ML-77ミサイルランチャー知ってる?」
ラサ「ええ、この前会ったクローガンが持っていたけど・・・入手できるかどうか」と言って首を傾げた。
ヘレナ ブレイク「もしML-77ミサイルランチャーを用意できれば、私はサーベラスにもレッドサンドを提供することにするわ。いい取引だと思うんだけど」と言ってコーヒーを飲む。
ヘレナ ブレイク「もしML-77ミサイルランチャーを用意できれば、私はサーベラスにもレッドサンドを提供することにするわ。いい取引だと思うんだけど」と言ってコーヒーを飲む。
ラサは、レックスが持っていたML-77ミサイルランチャーを手に入れることができるかどうかは分からなかったが、イルーシヴマンに聞いてみようと思った。これは、今サーベラスでも誰も持ってないヘビーウェポンなので、おそらく知るはずがないと思った。
ラサは、「分かりました。ヘビーメックとML-77ミサイルランチャーを調達してきます」と言ってパッドに約束の署名をして、バタリアンのブレイに連れられて、またアリアの元に戻った。
アリア「いいか、ラサ。もしヘレナ ブレイクの依頼が完了できなかったらお前は・・・」
ラサ「はい、分かっています」
ラサ「はい、分かっています」
アリア「よし、なら、これを持っていけ。私が知る中では、この者が最も武器に詳しい」と言ってブレイに目くばせし、パッドをラサに渡した。
パッドには、ほぼ人間ばかりのブルーサンズの部隊を率いる隊長のジェドーレ、その詳細と所在地が書いてあった。
ラサは、このジェドーレをデータベースで見たことがあった。これはもしかして・・・これはジェドーレを消してでもML-77ミサイルランチャーを手に入れてこい、つまり、ジェドーレを消すことそのものが目的だと分かった。しかし彼女を含めてこのブルーサンズは非常に強力だともデータベースにあった。ジェドーレが非常に厄介な敵なので、アリアはサーベラスに頼んだのだろう。
アリアはラサを開放すると、ラサは一度サーベラス・ステーションに帰還した。
イルーシヴマンと会う
イルーシヴマン「よくやったラサ。しかしこの任務は大変危険なので、お前一人では不可能だ。サーベラスの精鋭とカイレンと一緒に行け。もしうまく事が運べば、お前にエグゼクティブ・クラスの階級を与えよう」と破格の命令を下した。さらっと言うが、ジェドーレはシェパード少佐でも苦戦するほどのブルーサンズの隊長なのだ。ましてやラサではジェドーレを倒すこは難しいと分かっていたイルーシヴマン。
ヘビーメックは、サーベラスでも製造しているので、すぐにでもオメガに輸送すると言い、ML-77ミサイルランチャーは、ミッションが完了すればサーベラスの精鋭部隊がヘレナ ブレイクに届ける予定・・とラサは考えていた。
ラサは、喜んでいいのかどうか分からないが、これはおそらく、例の特攻任務のリストためだと理解し、早速ブルーサンズのジェドーレと戦う準備を始めた。
ジェドーレとは、MassEffect 2で、シェパード少佐がオキアー博士に会う時に遭遇するブルーサンズの司令官のジェドーレだ。この時は、アリアもまだブルーサンズを把握できておらず、ブルーサンズの創始者であるヴィド サンティアゴなどの邪魔者を排除する必要があったので、ついでにこの人間のジェドーレも排除しよう、という魂胆だった。
イルーシヴマンは、アリアの明確な意図を知る由もなかったが、なんとなく予感はしていた。しかし特攻任務のリストの為には必要不可欠なミッションだった。それに、レッドサンドが手に入れば、リーパーの研究には役に立つ。既にポール グレイソンはジリアン グレイソンを逃がしていて、彼は人間をハスクにするための研究所にいたが、まだ実験は始まっていない。
ラサは、サーベラスの精鋭部隊とカイレン共に、パッドにあったブルーサンズのジェドーレのいる基地へと向かった。
場所は、イーグル星系、アイミール星域2番めの惑星コーラス。
場所は、イーグル星系、アイミール星域2番めの惑星コーラス。
ブルーサンズとオキアー博士
ラサは、久々に本格的な戦闘になると思い、カイレンとサーベラスの精鋭部隊と共に、武器とメック、そしてヘビータレットを用意してブルーサンズの基地に潜入した。
しかし、ブルーサンズはオキアー博士護衛のために、通常よりも多い人数の兵を駐屯させていて、また、サーベラスが来るのを知っていたようだった。
サーベラスの精鋭部隊でも、第一ゲートは突破できても、第二ゲートからは銃撃が激しく、とても突破は難しい。サーベラスの精鋭部隊もばたばたと倒されていく。スナイパーライフルは強力で狙い撃ちされている。カイレンやラサも傷を負った。
カイレン「既に見抜かれていたようだな」
ラサ「これはきついわね」
ラサ「これはきついわね」
カイレンは、今まで何度も難局を乗り越えてきた元軍人だ。彼は、この施設の見取り図をオムニツールで見直し、どこか別のルートがないか調べた。
サーベラスの精鋭部隊の一人が言った「ガンシップなら用意しています」と言うので、彼に操縦を任せて囮にし、カイレンはジェドーレのみを追うことにしようと考えた。
サーベラスの精鋭部隊の一人が言った「ガンシップなら用意しています」と言うので、彼に操縦を任せて囮にし、カイレンはジェドーレのみを追うことにしようと考えた。
ラサは、ガンシップに上空から狙撃させ、自らもスナイパーライフルで援護しようと考えた。
カイレンは、基地の通路の排水溝やパイプを使ってゲートを突破し、ジェドーレのいる区画へと入り込んだ。そして、その区画の上の階から彼女を見下ろす。しかし、よく見ると、ジェドーレは数人のクローガンと話をしているようだった。
オキアー博士「このタンクにいるクローガンには、絶対に傷一つつけてはならない」
ジェドーレ「分かった。すぐにサーベラスは帰るだろう。ここで大人しく待っていてくれ」と、自分達にサーベラスが勝てるわけないと踏んだ。
ジェドーレ「分かった。すぐにサーベラスは帰るだろう。ここで大人しく待っていてくれ」と、自分達にサーベラスが勝てるわけないと踏んだ。
楽天的にジェドーレは言うが、オキアー博士は気が気ではない。
ラサは、依然としてブルーサンズの銃が強すぎて突破できないので焦った。ガンシップも損傷して一時退避した。
カイレンは、イルーシヴマンからオキアー博士については保護対象と聞いていたので、ジェドーレと一緒にいたのでは手が出せなかった。
カイレンは、イルーシヴマンからオキアー博士については保護対象と聞いていたので、ジェドーレと一緒にいたのでは手が出せなかった。
ラサは、サーベラスの精鋭部隊の人数もかなり減ってきたので、ここから先は難しいと考え、カイレンに通信した。
「カイレン、この正面ゲートからでは突破はできないわ。ジェドーレはどうなった?」
「カイレン、この正面ゲートからでは突破はできないわ。ジェドーレはどうなった?」
カイレン「オキアー博士がいた。ジェドーレの暗殺は今回は諦めよう。すぐ帰る」と言って、周囲を見回すと、武器が多く積んである倉庫を発見した。そこにはML-77ミサイルランチャーも多数積んであったので、これをカイレンは持ち帰ることにした。
ラサは、カイレンがML-77ミサイルランチャーを数本手にしてきたのを見て、ほっと安心したが、精鋭部隊が大勢死んだのを見たカイレンは非常にがっかりし、部隊をまとめてサーベラス・ステーションに帰還することにした。
ラサの意外な結末
ラサ「すいません。ジェドーレを倒せなくて」
イルーシヴマン「いいんだ、ML-77ミサイルランチャーは手に入れてきたんだ。ヘレナ ブレイクにとってはミッションは成功したのだから、ラサ、お前にエグゼクティブ・クラスの階級を与え、特権とコンソールへのアクセス権を与える。今後もがんばってくれたまえ」と、ラサを昇格させて褒めた。
イルーシヴマン「いいんだ、ML-77ミサイルランチャーは手に入れてきたんだ。ヘレナ ブレイクにとってはミッションは成功したのだから、ラサ、お前にエグゼクティブ・クラスの階級を与え、特権とコンソールへのアクセス権を与える。今後もがんばってくれたまえ」と、ラサを昇格させて褒めた。
ラサは、こうしてサーベラスでは、ミランダとジェイコブに次ぐ特権を手に入れた。しかし、まだこの時はシェパード少佐蘇生のためのラザラス プロジェクトが始まっておらず、オキアー博士の報告書を書く以外、グラントの件でも他にすることがなかった。
あのジェドーレというブルーサンズの隊長は、当初からオキアー博士に資金提供をしていたようで、オキアー博士がクローンを作っているのを手伝っていたのか、それともブルーサンズがクローガンの兵士を作る為の考案でクローンを作っていたのか、ラサもやや混乱した様子。
今回は、ジェドーレを消すことには失敗したが、アリアはサーベラスの精鋭部隊が大勢やられたと聞くと、もっと強い軍事専門家に任せるといってこの事は不問に付した。最初からラサでは勝てないと思っていたのだろう。そしてヘレナ ブレイクは、サーベラスにレッドサンドを提供することになり、それがジリアン グレイソンを育てたポール グレイソンへとつながるのだった。
本当の目的
ヘレナ ブレイク「ジェドーレは倒せなかったけど、よくやったわね、ラサ。もしかして知っていたの?」
ラサ「何がです?」
ラサ「何がです?」
ヘレナ ブレイク「今回の目的がよ。たしかにアリアはジェドーレを消そうとした。でも本当の目的はきっと・・・」
ラサ「本当の目的は?」
ラサ「本当の目的は?」
ヘレナ ブレイクは、意味ありげな笑みを浮かべて、イルーシヴマンへ高級な酒を送ると言ってラサと別れた。
ラサは、彼女が言った本当の目的とは何だろうと思いながら、サーベラス・ステーションへと帰還した。
ラサは、彼女が言った本当の目的とは何だろうと思いながら、サーベラス・ステーションへと帰還した。
ラサは、今回の目的は、きっとそれぞれ別な目的があったのだろうと思い、納得した。アリアは、運がよければジェドーレを排除してブルーサンズにいる人間を減らそうとした。そして、ヘレナ ブレイクはアリアを満足させて、ヘビーメックとヘビーウェポンで闘争相手に勝とうとした。また、イルーシヴマンはレッドサンドを手に入れて、リーパーの研究に使おうとした、ということだと判断した。
ジェドーレはいずれ、シェパード少佐がサーベラスで戦線に復帰して、彼が彼女を倒すのは、特攻任務のリストが開始されてからのことになるのだった。
オメガのアフターライフの下層。
酒を飲みながら、サラリアンのバーテンと話をしているラサの姿をじっと見つめる目があった。それはシャドウブローカーのエージェントであり、スペクターのテラ ヴァシールでだった。
酒を飲みながら、サラリアンのバーテンと話をしているラサの姿をじっと見つめる目があった。それはシャドウブローカーのエージェントであり、スペクターのテラ ヴァシールでだった。
テラ ヴァシールは、実は今回、シャドウブローカーがすべて通信を傍受して、シャドウブローカーの兵がジェドーレを助けていたことに気付かれていないと分かると、エージェントにラサへの監視を任せてオメガを後にした。そして、それをブレイがニヤニヤしながら見ていた。
Mass Effect: Foundation
BioWare™ © 2022 Electronic Arts Inc.
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