&bold(){メダロット4} メダロットシリーズ4作目であり、2・3と連続で主人公を務めた天領イッキの物語も一旦完結する。 2001年にゲームボーイカラー専用ソフトとして発売。 メダロット2で初めてメダロットを手にしロボトルの世界に踏み入れた彼は、メキメキロボトルの腕を上げ、 行く先々の事件を解決し、復活したロボロボ団とヘベレケ博士の野望を打ち砕いた。 メダロット3では、データが消失という災難にあうものの、各地の大会で勝ち抜きメダリンピックに優勝、 メダロットの秘密を握るマザー、ブラックデビルとの戦いに勝利し、宇宙人たちと仲良くなった。 以上の数々の活躍をしてきた主人公天領イッキだったが、 最近は「自分はメダロットのことを本当はどこまでわかっているのか」という悩みを持っていた。 ちょうどその時、彼の学校に赴任したばかりの担任ヤミクモリュウコに、 「メダロットの育成がなってない」「ロボトルだけがメダロットじゃない」と言われ、 パートナー1体残してメダロットのデータを取り上げられてしまう。 イッキはこれを機に一からメダロットの育成をやり直すことを決意し、 メダロット社がメダロットの育成状況を判定する試験「メダ険」において、 最強のメダロッターに与えられる最高の称号「メダマスター」を目指す。 一方隣の花園学園では、突如各地に現れた「四天王」の部下たちに、 学園のアイドルであり、天領イッキたちの友達でもあるカリンがさらわれてしまう。 もちろんイッキと仲間たちはカリンを助け出すために、さまざまな人やメダロットたちの助けを借りつつ、 東西南北の小学校に現れた「四天王」と彼らに従属するロボロボ団たちと戦う。 果たして「四天王」たちの目的とはいったい何なのか…、そしてイッキは「メダマスター」になれるのか!? シリーズの集大成的作品であり、前作メダロット3をベースに、数多くの要素が加わった。 [[タイムアタック]]・[[カウントアタック]]・[[スタティック]]・[[アサッシン]]・[[加護]]・ [[ターゲット吸収]]などといった新しい攻撃方法・行動が追加され、 ロボトル以外に[[メダスピードキング]]・[[メダバードコンテスト]]などといったメダロットの競技、 装備パーツで各顔グラフィック、装備メダルで会話内容が変わる、パートナーメダロットシステムが追加。 登場メダロットは前作メダロット3のメダロットに加え、メダロット4の新規登場メダロット50体以上、 さらに初代・2・Rに登場したメダロットも登場し、あわせて240体以上に上る。 条件を満たせばメダロット3からパーツを送ることもできる。 新メダルや新メダフォース、調整された旧メダフォースも追加。 前作以前の過去ゲーム作品や漫画メダロッターりんたろうや漫画版メダロットシリーズに登場した 地名やキャラクターも登場し、エンディング後のイベントや「メダマスター」までの道のりなど、 すべてにおいてボリュームがシリーズ最大のものとなっている。 メイドイッキや「四天王」がらみの百合・ホモネタなど、ちりばめられたネタも最多。 ファンの中で2と並び人気が高い作品。 不満点は、パーツが増えすぎたためか下位互換・上位互換に当たるパーツが多くなってしまったことと、 以前にも増して一層ロボトルが複雑になったことぐらいか。