白瀬狐は神装巫女だ。そして、煙玉と爆弾による攻撃をメインにする神装巫女である。そうなったのは、白狐の権能に、工業があるからである。
元々は、神装巫女向けの武器を使っていた。が感覚的に、自分が関わって一から作った方が良いし、工業、科学の結晶的な存在であったほうが相性が良いと感じた。それを研究員の静さんに相談したところ、巫女の感で武器や行動を変え実際に良くなったことは良くあると教えてくれた。過去の様々な巫女で似た事があったようだ。そして、爆弾と言う案と、神装巫女研究の後ろ盾もしている、制作会社を後日引き合わせてくれた。
かなり大きな会社でもあり、従業員の何人かには元巫女もいる会社。様々な兵器を日々作っているのだという。「白瀬 狐と申します。よろしくお願いします」私は、丁寧な動作で挨拶をする。そして会社側のスタッフが紹介をしたあと、案内をしてくれた。
そして、案内を終えると今回の企画、爆弾作成の話へと移る。だいたいの設定図は私が作る。そして、パーツは量産し組み立ては工業の権能を使い、私が行うという案を出した。そしてそれは概ね認められた。設定図については、いくつか出すように頼まれたりもした。
そして設定図通りに試作品を創り、組み上げることになった。丁寧に心を込めて組み上げ、ほんの少し、光が宿り爆弾の中に吸い込まれる。それを持ち、研究所持ちのシュミレーターで試すと、前使っていた神装巫女向けの装備よりも明らかに火力が上がっていた。爆弾以外にもいくつか作り、特に効果的になる可能性が高かったのが煙玉。一般人のいる状態という、シチュエーションにした際、一般人に害がなく、龍には見つかりにくくし逃亡させることがしやすい。煙を巻いて逃げれば体制を立て直しやすい、情報を持ち帰りやすい。以下のことから煙玉と爆弾を使う巫女となった。
その後シンクロ率が上がり組み立ても機械や他の人に任せても設定図を作ったことから関わった判定になるようなった話はまた別の話である。