出雲風穴 - 神薙の巫女と堕ちし龍Wiki

島根の山はずれの麓にある風穴。
内部は冷風の影響で気温が安定している為、八塩折之酒を木造の酒樽に入れて貯蔵庫として利用している。
かつては日本各地にある封印の地の一つで、最下層にヤマタノオロチのコアが鎮座していた。
伝承によれば、その龍の尾から発見した草薙の剣は出雲大社へ、頭は8本杉の下に埋め、骨の一部は須左神社、そしてこの風穴にコアを秘匿したと言い伝えられている。
風穴内部に立ち入る事ができるのは「弔竜祭」を行う巫女のみである。コアは長年の浄化活動で龍気が衰えたこともあり、徐々に国から重要視されなくなっていたようだ。
そしてある「弔竜祭」の日、風穴のコアが消えた。
程なくして、朝霧の立ち籠める斐伊川のほとりで新たなヤマタノオロチが誕生した。
それ以降この場所は特に役目もなく放置されている。