【八岐大蛇解放作戦】 - 神薙の巫女と堕ちし龍Wiki

『龍教会』に与していた巫女、大綾津 ざんげが立案した潜入作戦。
千年以上前に討伐された八つ頭の巨龍、ヤマタノオロチの再誕を目的とする。
主軸となる方法は、ヤマタノオロチのコアを持ち出して破壊する事。コアは封印の地である出雲風穴に鎮座している。
この封印が非常に強力で、弔竜祭を行う巫女以外は出入りできない。入口の見た目も、ありふれた田舎景色に擬態している。
そこで、社会的な地位の高い主流派所属の簸川 尊之に協力してもらう事にした。
彼の力で日ノ本家の承認を得る事なく、独自に『高天原48』というグループを結成し、弔竜祭への参加を図った。
メンバーは経験値が浅く、なおかつ多くの信仰を得ている巫女を招待した。作戦の成功率を上げ、彼女達を復活の生贄にする為だ。
大綾津 ざんげはコアの龍気がCランク程度まで衰退していると見通し、ヤマタノオロチに喰わせたい神性を厳選した。
次にコアを持ち出す方法だが、これはヤマタノオロチの復活を偽装する事にした。
まず弔竜祭の前日に『高天原48』の1人を、簸川の部下（登龍派）に喰わせる。記憶を失った『高天原48』は違和感なく7人で風穴に入る。
その中で、大綾津 ざんげは密かに所持する龍兵器を爆発させ、破壊行動を行う。彼女は隙を見てコアを八塩折之酒の酒樽に潜ませる。
外に出ると、簸川が記録上では「8人」で中に入ったと言い張る。これによって、ヤマタノオロチが復活し、メンバーの1人を喰らい、どこかへと消えたように演出する。
その後、警備が手薄になった頃に適当な理由をつけて風穴内部に侵入し、コアを回収。『高天原48』の目の前でヤマタノオロチを復活させ、6人を喰わせる。
以上が作戦の全容である。
上記の通り大綾津 ざんげの手腕に委ねられる作戦であった。彼女が喰われた今、その過程を知る者はいない。結果的にヤマタノオロチの復活には成功したようだ。
しかし、大綾津 ざんげは喰われ、櫛灘　姫は喰い損ね、大洪水は失敗に終わり、ヤマタノオロチは重傷を負い東の空へと逃走。『龍教会』にとっては何とも言えぬ形に終わった。