バイスイントルーダー


【基本データ】

バトルモード ●全長178mm ●全幅67mm ●全高36mm
ワイドモード ●全長150mm ●全幅100mm ●全高36mm
●Item No:19305
●本体価格600円 ●1998年7月発売
  • 再販時
●Item No:95534
●本体価格900円 ●2020年3月14日(土)発売


【本体内容】

リアルミニ四駆第5弾。車輪を支えるアームが稼動し、ワイドモード・バトルモードの変形が可能。
敵役の持つマシンではあるが、アームの稼動機構がカエルに見えて笑える。
スピンバイパーと同じく、メカの一部をボディに装着したまま走行用シャーシに載せ替えられるようになっている(スピンバイパーと違ってメカパーツ無しでも載せ替えできる)。
但し、基本的に中央のボディーしか走行用シャーシに乗せられず、リアルシャーシから乗せかえるとしょぼく見える(カウルがない分、メカパーツを省くと凄く軽いけど)。
そのためかコロコロやミニ四駆BOOKの改造例では、Xシャーシのサイドガードを利用してアームとタイヤ周りのカウルを装備した作例があった(でもそれをやるとかなり重くなる)。
実際にやっていたレーサーもいたようである。
コックピット内のセンサーが単眼タイプゆえ、ジオン系モビルスーツっぽい


【漫画、アニメでの活躍】

レッツ&ゴーMAXの草薙 陣のマシンとして登場(漫画、アニメとも)。
ダンガンレーサーのようなバトルモードが特徴だが、相方のモチーフが刃なのとアニメ版での合体方法から察するに、「鞘」がモチーフだったりするのだろうか…。

漫画では変形機構でタイヤ幅が狭くなることを利用して細い隙間を縫うようにして走る他、ジャンプしながらアンカーつきのワイヤーを床や壁に発射、バトルモード状態で勢いをつけて相手に車体をたたきつける「ハンマーサドンデス」という技を持っていた。
この技の威力を上げるために、前輪部には展開式のホイールカバーがついているようだ。

アニメではハンマーサドンデスは使わず、もっぱら車体前方から放たれるワイヤーで直接捕縛や攻撃を行っている(ワイヤー発射口も四方八方についていた原作版と異なり、前方に4つのみ)。
これがえらく高性能であり、前方のマシンに引っ掛けて足止めしつつ引っ張ってもらったり、ワイヤーアクション的な立体機動をしたり、挙句の果てにはマックスストーム発動中のマックスブレイカーを狙い撃って破壊したりとやりたい放題。
勿論普通に走っても早く、サマーレースのラストで見せたバトルモードに急変形して細いコース壁面を壁走りしてヘアピンカーブを駆け抜けるシーンはなかなか印象的。

さらに、ファントムブレードと合体して「ファントムバイス」という形態になったりしていた。
その際は「バイスイントルーダー!トランスフォーム!」の掛け声とともに前輪を閉じ、後輪アームを最大まで開きつつ車体後部を持ち上げる。
そこへファントムブレードが入ってきて合体終了となるのだが、この動作からスレではもっぱら『アッー!』扱いをされていた。
因みに、劇中において合体することに対するメリットは特に明言されていない。単純に8輪駆動で速いとかパワーが高いとか、ボルゾニックシステムの相乗効果ですごいとかだろうか…。
一応、この状態でもバイスイントルーダー側のワイヤーアタックなどは健在。

【VIP内での評価】


【公式ページ】

  • 2020年再販時


【備考】

兄弟機でありながらシルエットの全然違う本機とファントムブレードだが、実はアームを除いた本体(キットでモータライズシャーシにのせる状態)のデザインがそっくりである。
なお、実際のキットではアニメでの特徴の一つであったファントムブレードとの合体はできないので注意(アームの開く幅が少ないので合わない)。無理やり再現しようとして壊した当時の男子小学生は多いと聞く。
また、その構造上キット付属のボディキャッチを使わないとバトルモードにできなくなっている(他のボディキャッチでは干渉して後輪アームが閉じ切れなくなる)。

マイスト社のストリートトルーパーシリーズというトイラジシリーズに、コイツソックリのギミックを持ったものが一時期出回り、一部で話題になったw

2020年にまさかの再販。
この際、バックブレーダーの2020年再販品と同じく、箱裏の漫画や改造作例まで当時のまま再現された理想的な再販となった。




最終更新:2023年07月02日 03:25