【基本データ】
●全長156mm ●全幅92mm ●全高39mm
●Item No:19601
●本体価格600円→本体価格780円(2015年8月改定) ●1998年2月発売
【本体内容】
シャーシは
スーパーX。
ギヤは4:1に加え、3.5:1が付属。
新設計のXシャーシ用小径3本スポークホイールと24mm径の小径バレルタイヤを装備。
ローラーはゴムリング付き16mmプラローラー、ゴム無し13mm。
取り外し可能なリヤステー付き。
初のスーパーX採用キットで、初めて標準で超速ギヤが付属したマシンでもある。
先行販売版はなぜかドライブシャフトがブラックメッキだった。
エアロ後期にはシャーシを白SX、ボディをクリヤパープルカラーに変更したという限定キットの「クリヤースペシャル(ITEM:94459)」が少量スポット生産された。
【漫画、アニメでの活躍】
爆走兄弟レッツ&ゴー!!MAXの主人公、一文字豪樹が使うマシン。
シャドウブレイカー Z-3の兄弟車である。
『マックスブレイカー Z-2』が劇中での正式名称。ただし豪樹本人はマックスブレイカー(ないしはマックス、原作ではブレイカー呼びも多い)としか呼ばず、Z-2名義で呼ぶのはもっぱらボルゾイ関係者である。
星馬 豪のマグナムシリーズと似た白ベースの青と赤のファイアパターンのカラーリングで、同じくストレートメインのかっとび仕様を意識している(アニメ版では作画上の理由で塗装が簡略化された結果ファイアパターンがマグナムに更にそっくりになった)。
ブレイカーシリーズで一番特徴がない(特に漫画)。
弟の烈矢、草薙兄弟、大神マリナ(アニメのみ)、その他ボルゾイスクールのメンバーとの激闘を繰り広げた。
原作では登場当初、豪樹の無茶なセッティングの所為で完全な性能を発揮できておらず、それでもかなりの性能を有していたものの土屋博士が少しセッティングしただけの市販のセイバーに負ける有様だった(そして何故か一切カラーリングされておらずボディ真っ白)。
土屋研究所にてセッティングをニュートラルな状態に戻した結果、すさまじい性能を発揮。そしてなぜかカラーリングもしてもらうw
豪樹はそれで研究所を飛び出してしまったが、土屋博士の「まだセッティングは終わってないぞ!」と言うセリフから考えて、まだ性能アップの余地があった可能性がある。
原作ではTRFビクトリーズの鷹羽リョウとの勝負に負けたことをきっかけに、土屋研究所から
パクってきたもらってきたVSシャーシに乗せ変える改造を施され、最終的に
ブレイジングマックスとなる。
アニメ版では冒頭から、シャーシのエアロ効果により高速走行時にエアロバリアと呼ばれる空気の層を生成する能力を持っていた。
但しこれは特殊能力のようなもので技などではなく、走った結果できるものに過ぎない。
その後の度重なる敗北の末に「必殺技が無いから負けたんだ」という結論に至った豪樹は、居候しているGEN製作所の面々の協力を得て、上記の能力を利用しマシン前方にエアロチューブを伸ばしその中を突っ切る「マックスストーム」という必殺技を会得する。
伸ばしたエアロチューブは前方の障害物をよけるようにコース上から空中へと伸び、ブレイカーはそれに沿って空中を走り抜ける。
さらに内部が真空であることから空気抵抗から解き放たれたマシンは超加速、その爆発的な加速力と突然の立体挙動からブレイカーが消え(たように見え)る。
また、チューブ内に他のマシンを巻き込めば真空によるカマイタチで破壊することも可能。Zシリーズの兄弟機と同様の「速く走るためのものだが攻撃も可能な技術」であることがうかがえる。
しかし発動にはエアロバリアを最大までチャージする必要があるため時間がかかり、更にエアロチューブを上空へ跳ね上げるため前方に障害物が必須。
エアロチューブ内で細かい軌道修正ができるわけもなく、コーナー前で無鉄砲にストーム発動→コースアウト…というシーンもしばしば。
意外と扱いづらく、劇中でもみなみに「案外不便な技」と言われている。
その上でマグナムトルネードのような使えば勝ち確定のような技でもなく、お披露目から数話後の左京との戦いでは
ボルゾイラキエータ(のロケットバーニアによる物理的な加速)に実質的に破られている。
最期は原作と異なり、
フェニックススティンガーのフェニックスハープーン(
レイスティンガーと同じ場所から出るニードル攻撃で、さらにニードルが爆弾になっていて本体から分離したあと指輪からの指令で爆発する)で大破。
さらにその後、修復を試みた豪樹がスキャン装置の操作をミスしたことにより「持ち主に完全破壊される」という意外過ぎる形でその生涯を終える。
【VIP内での評価】
スレ内での略称はマクブレ。
大径ホイールが標準装備されているマックスブレイカーTRFに人気を奪われがちである。
しかし、超速ギヤ+スーパーXシャーシなので、ポテンシャルは高い。
だが、マックスブレイカーが登場した頃には2次ブームは収束しつつあり、スーパーXが完全に評価されなかった不遇のマシンである。
【公式ページ】
【備考】
スーパーX&前後ワイド小径タイヤとスピードより安定性を重視したマシン構成。
マックスブレイカーに限らず、スーパーXシャーシに付属するホイールはオフセットがマイナスな物が多いので、他のシャーシへの流用には工夫が必要。
また付属のゴムタイヤもこれまでのフルカウルの物(26㎜)よりも直径が若干小さく(24mm)なった。
これ以降、VS・MSの小径もこの直径となっている。
だがホイール強度が少々弱いので、スペアホイールを用意しておくかカーボンホイールにすると安心。
付属するリヤステーはローラーベースが広がるような形をしている上、強度が心許ない。
実用性は低いので交換するが吉。
また、限定GUPでゴールドメッキボディもあった。
最終更新:2022年12月04日 13:44