競走馬の脚質について

競走馬の脚質は概ね6つある
❶逃げ → スタートしてすぐに先頭(ハナ)に立つタイプ。他馬を怖がり仕方なく逃げるタイプもいる。
❷先行 → 逃げ馬の後ろ2〜4番手あたりを走るタイプ。
❸差し → 5〜8番手あたりにつけて好位から差すタイプ。
❹追込 → 馬群の後方につけ、直線の決め手勝負にかけるタイプ。
❺自在 → メンバーとスタート次第で位置取りを変えるタイプ。
❻マクリ → 序盤は後方にいて、中盤から位置取りを徐々に押し上げ、4角は外を回って先頭集団にとりつくタイプ。
❶逃げ → スタートしてすぐに先頭(ハナ)に立つタイプ。他馬を怖がり仕方なく逃げるタイプもいる。
❷先行 → 逃げ馬の後ろ2〜4番手あたりを走るタイプ。
❸差し → 5〜8番手あたりにつけて好位から差すタイプ。
❹追込 → 馬群の後方につけ、直線の決め手勝負にかけるタイプ。
❺自在 → メンバーとスタート次第で位置取りを変えるタイプ。
❻マクリ → 序盤は後方にいて、中盤から位置取りを徐々に押し上げ、4角は外を回って先頭集団にとりつくタイプ。
逃げ
❶スピードが豊富でダッシュ力はあるが、ラストスパートではあまり伸びない。
決め手がない馬は逃げor先行したほうが一番能力を発揮できるが、ゴール前では瞬発力のある馬に差されてしまうことも。
❷気性的に他馬を怖がったり、気にする。
このタイプは馬群に包まれると能力を発揮できないので、思い切って逃げか追い込みに徹することも。また、決め手がない先行馬はスピードがあれば逃げる場合もある。
❸折り合いがつかない
馬が行きたがるのを無理して抑えず、馬並みに気分良く走らせたほうが好走すると判断した場合、ハナに立つケースが多い。
決め手がない馬は逃げor先行したほうが一番能力を発揮できるが、ゴール前では瞬発力のある馬に差されてしまうことも。
❷気性的に他馬を怖がったり、気にする。
このタイプは馬群に包まれると能力を発揮できないので、思い切って逃げか追い込みに徹することも。また、決め手がない先行馬はスピードがあれば逃げる場合もある。
❸折り合いがつかない
馬が行きたがるのを無理して抑えず、馬並みに気分良く走らせたほうが好走すると判断した場合、ハナに立つケースが多い。
先行
❶メンバー次第で変わる
逃げてもよし、同型がいれば2番手に控えてもよいタイプ。
❷気性的に2〜3番手につけたい
スピードはあるけど、他の馬を先に行かせたいタイプ。
❸戦略として3〜4番手にあたりにつける
どの位置にもつけられるが、最も理想的なポジションとして選択しているタイプ。
逃げてもよし、同型がいれば2番手に控えてもよいタイプ。
❷気性的に2〜3番手につけたい
スピードはあるけど、他の馬を先に行かせたいタイプ。
❸戦略として3〜4番手にあたりにつける
どの位置にもつけられるが、最も理想的なポジションとして選択しているタイプ。
差し
❶5〜8番手あたりの好位から差す
比較的安定したレースが可能。瞬発力があるタイプならスローでもじゅうぶん届く位置にいるし、逆にハイペースでも逃げ先行馬よりは体力の消耗は少ないので、スタミナがあるタイプなら上位台頭が可能だ。
❷中団でも後方から差す
スタートがあまりよくない馬に多い。こうなると追い込み馬とほぼ変わらない。
❸ギリギリまで脚を溜めて直線で瞬発力を生かす。もしくはロングスパートができる。
先行馬と同様、好位で競馬ができるタイプはペース配分が上手で、馬群に囲まれても怯まない馬が多い。
比較的安定したレースが可能。瞬発力があるタイプならスローでもじゅうぶん届く位置にいるし、逆にハイペースでも逃げ先行馬よりは体力の消耗は少ないので、スタミナがあるタイプなら上位台頭が可能だ。
❷中団でも後方から差す
スタートがあまりよくない馬に多い。こうなると追い込み馬とほぼ変わらない。
❸ギリギリまで脚を溜めて直線で瞬発力を生かす。もしくはロングスパートができる。
先行馬と同様、好位で競馬ができるタイプはペース配分が上手で、馬群に囲まれても怯まない馬が多い。
追込
❶前半は無駄な動きをせず直線で爆発的に伸びる
序盤は後方にいてスタミナ温存、直線での末脚にかけるタイプ。
❷折り合いに不安があり、他馬が近くにいると怯む、出遅れ癖があるなど
なんらかの問題を抱えている場合が多く、追い込みに徹するケースが多い。このタイプは総じて不利を受けやすく、展開がはまらないと能力を発揮できません。
序盤は後方にいてスタミナ温存、直線での末脚にかけるタイプ。
❷折り合いに不安があり、他馬が近くにいると怯む、出遅れ癖があるなど
なんらかの問題を抱えている場合が多く、追い込みに徹するケースが多い。このタイプは総じて不利を受けやすく、展開がはまらないと能力を発揮できません。
自在
❶メンバーとスタート次第で位置取りを変える
どの位置でも能力を発揮できる実力者
❷前走とは違う位置取りを試した
なかなか結果を出せない馬が、脚質を変えて極端な位置取りを好む場合も。このタイプが激走すると波乱を呼ぶ。
❸成長して気性面が安定した
馬が成長して騎手との折り合いがつくようになり、作戦の幅が広がったってこと。
どの位置でも能力を発揮できる実力者
❷前走とは違う位置取りを試した
なかなか結果を出せない馬が、脚質を変えて極端な位置取りを好む場合も。このタイプが激走すると波乱を呼ぶ。
❸成長して気性面が安定した
馬が成長して騎手との折り合いがつくようになり、作戦の幅が広がったってこと。
長くいい脚(スタミナ)のある馬を見分けるポイント
❶淀みのない流れ
競走馬はどこかでペースを緩めないと、後半はバテてしまい、いずれは止まってしまうでしょう。だからワンペースで走れる馬は相当タフってこと。特に逃げ先行して勝った馬は高く評価していいと思います。
競走馬はどこかでペースを緩めないと、後半はバテてしまい、いずれは止まってしまうでしょう。だからワンペースで走れる馬は相当タフってこと。特に逃げ先行して勝った馬は高く評価していいと思います。
❷古馬混合のレース
成長途上の若駒はスピードから先に成長し、底力やスタミナといった要素は成長が遅く、どちらかと言えば晩成型である。
そのため若駒限定戦に比べて、古馬混合のレースはスタミナを問われる傾向があり、レベルも段違なので、古馬を相手に好走した3歳馬は普通に強いと思います。
成長途上の若駒はスピードから先に成長し、底力やスタミナといった要素は成長が遅く、どちらかと言えば晩成型である。
そのため若駒限定戦に比べて、古馬混合のレースはスタミナを問われる傾向があり、レベルも段違なので、古馬を相手に好走した3歳馬は普通に強いと思います。
❹タフな消耗戦
ダート戦や時計のかかる芝で好走する馬は、パワーとスタミナに長けている場合が多い。
特にダートは芝とダートの時計を比べれば、ダートのほうが断然遅い。何故なら砂に脚を取られるぶん、走るのに力(パワー)を要すためである。
また、芝のレースで重馬場や荒れ馬場になると走路に脚をとられて、良馬場を走る以上にパワーが必要になります。
ダート戦や時計のかかる芝で好走する馬は、パワーとスタミナに長けている場合が多い。
特にダートは芝とダートの時計を比べれば、ダートのほうが断然遅い。何故なら砂に脚を取られるぶん、走るのに力(パワー)を要すためである。
また、芝のレースで重馬場や荒れ馬場になると走路に脚をとられて、良馬場を走る以上にパワーが必要になります。
❺開催後半の荒れ馬場
開催後半になると馬場が悪化して、同じ良馬場でも余計に時計がかかるようになる。
特に冬場は野芝が休眠期に入るので、踏まれて荒れた馬場は回復も鈍い。そのため暮れ〜春先までは良馬場であっても時計は、それほど良くありません。
時計のかかる馬場では、どの馬もスピードを生かせないので、もともとスピードの足りない馬に利がある。
そうした馬はたいていパワーやスタミナはあるので、走りにくい荒れた馬場でも、それほど時計は落とさない。
開催後半になると馬場が悪化して、同じ良馬場でも余計に時計がかかるようになる。
特に冬場は野芝が休眠期に入るので、踏まれて荒れた馬場は回復も鈍い。そのため暮れ〜春先までは良馬場であっても時計は、それほど良くありません。
時計のかかる馬場では、どの馬もスピードを生かせないので、もともとスピードの足りない馬に利がある。
そうした馬はたいていパワーやスタミナはあるので、走りにくい荒れた馬場でも、それほど時計は落とさない。
❻スローのロングスパート戦
❼脚質がマクリタイプ
マクリとは道中後方にいた馬がレース中盤から早めに動いて→4コーナーはマクリ気味に進出→外を回って先頭集団にとりつく馬のこと。
他馬よりも早めに仕掛けると脚が溜まらないどころか、ガス欠を起こしやすくなります。それでも買っちゃうのスタミナのある証拠。
使える脚が短い瞬発力タイプにはできません
マクリとは道中後方にいた馬がレース中盤から早めに動いて→4コーナーはマクリ気味に進出→外を回って先頭集団にとりつく馬のこと。
他馬よりも早めに仕掛けると脚が溜まらないどころか、ガス欠を起こしやすくなります。それでも買っちゃうのスタミナのある証拠。
使える脚が短い瞬発力タイプにはできません
❽道中の位置取り
例えば、AとBの馬がいたとしましょう。それぞれの位置取りはAが「⑭-⑭-⑬-⑬」で、Bは「③-③-③-②」だとする。ペースはハイペースです。さて、どちらの馬がスタミナがあると思いますか?答えはBです。
何故かというとBの馬は前半から息つく暇もないくらい速い流れを前々で競馬をしているのに対し、Aの馬は常に後方で脚を溜めて折り合っているからです。
つまりどうゆうことかと申しますとスタミナに不安がある可能性が否定できないからです。
スタミナが豊富な馬なら早めに動いたり、道中の位置取りも中団〜前で競馬ができるはずです。
スタミナがない馬にはそれができません。
例えば、AとBの馬がいたとしましょう。それぞれの位置取りはAが「⑭-⑭-⑬-⑬」で、Bは「③-③-③-②」だとする。ペースはハイペースです。さて、どちらの馬がスタミナがあると思いますか?答えはBです。
何故かというとBの馬は前半から息つく暇もないくらい速い流れを前々で競馬をしているのに対し、Aの馬は常に後方で脚を溜めて折り合っているからです。
つまりどうゆうことかと申しますとスタミナに不安がある可能性が否定できないからです。
スタミナが豊富な馬なら早めに動いたり、道中の位置取りも中団〜前で競馬ができるはずです。
スタミナがない馬にはそれができません。
ハイペースにならない限り競馬は逃げ先行タイプが断然有利!
差し馬や追い込み馬には直線での末脚に優れた馬が多いが。
追い込み馬に関しては馬群(集団)に入りたくないタイプや、レースの流れについていけず、能力不足の馬も含まれる。
また、レース展開に左右されることも多く、後方のままでレースを終えるパターンもしばしば、実際に追い込んでいなくても追い込みタイプに分類される馬が多い。
差し馬や追い込み馬には直線での末脚に優れた馬が多いが。
追い込み馬に関しては馬群(集団)に入りたくないタイプや、レースの流れについていけず、能力不足の馬も含まれる。
また、レース展開に左右されることも多く、後方のままでレースを終えるパターンもしばしば、実際に追い込んでいなくても追い込みタイプに分類される馬が多い。
追い込み馬が好走する条件
❶逃げ先行馬がハイペースで飛ばし、後半バテる展開となったとき。
❷スローペースからヨーイドンの競馬となったとき。
❶逃げ先行馬がハイペースで飛ばし、後半バテる展開となったとき。
❷スローペースからヨーイドンの競馬となったとき。
まず前者の❶は逃げ先行馬が多く揃ったときに発生しやすい。
レース序盤から前が競り合う展開になれば、自然とハイペースになり
先行馬や中団にいた差し馬でさえも後半苦しくなるなることがある。
そこで後方にいた追い込み馬が展開の利が生じるケース。
レース序盤から前が競り合う展開になれば、自然とハイペースになり
先行馬や中団にいた差し馬でさえも後半苦しくなるなることがある。
そこで後方にいた追い込み馬が展開の利が生じるケース。
後者の❷はスローペースから、後半各馬のスピードが問われる通称ヨーイドンの競馬になったときである。
スパート合戦になった際は、瞬発力やスピードが他馬を大きく上回った馬の追い込みが決まるケース。
一方で、スローペースの追い込み馬の特徴は鋭い脚が一瞬しか使えない点にある。
スローだと馬群が一団になって進むので、一瞬の脚でもゴボウ抜きできる。
がしかし、ハイペースになると馬群が縦長になるので、一瞬の脚だけでは届かないため、弱点が露呈してしまいます。
スパート合戦になった際は、瞬発力やスピードが他馬を大きく上回った馬の追い込みが決まるケース。
一方で、スローペースの追い込み馬の特徴は鋭い脚が一瞬しか使えない点にある。
スローだと馬群が一団になって進むので、一瞬の脚でもゴボウ抜きできる。
がしかし、ハイペースになると馬群が縦長になるので、一瞬の脚だけでは届かないため、弱点が露呈してしまいます。

逃げ切りor先行押し切り
❶中盤が遅く→上がりが速い
前半はゆっくり追走して余力を残し、逃げ馬有利の展開になるのが必勝パターン。
厳しい流れが苦手なので、タフさを問われると沈むタイプ。
❷テンが遅く→中盤はあまり緩めない
前半からハイペースで飛ばして逃げ、後続を寄せつけず、そのまま押し切るのが必勝パターン。
厳しい流れが得意なので、馬券上ではとても頼りになります。
❶中盤が遅く→上がりが速い
前半はゆっくり追走して余力を残し、逃げ馬有利の展開になるのが必勝パターン。
厳しい流れが苦手なので、タフさを問われると沈むタイプ。
❷テンが遅く→中盤はあまり緩めない
前半からハイペースで飛ばして逃げ、後続を寄せつけず、そのまま押し切るのが必勝パターン。
厳しい流れが得意なので、馬券上ではとても頼りになります。
好位・中団差し切り
❸中盤速いパターンが最適
5〜8番手の中団に位置取り、好位から差すのが必勝パターン。
無難ではあるものの、比較的安定したレースが可能。実力馬向きの戦法といえる。
❸中盤速いパターンが最適
5〜8番手の中団に位置取り、好位から差すのが必勝パターン。
無難ではあるものの、比較的安定したレースが可能。実力馬向きの戦法といえる。
後方差し・追い込み
❹中盤が速く→上がりがかかる流れを底力で相対的に伸びてくる
本来の後方差し・追い込みが嵌るパターンは④である。厳しい流れが得意なので、G1など重賞レースでも頼りになります。
❹中盤が速く→上がりがかかる流れを底力で相対的に伸びてくる
本来の後方差し・追い込みが嵌るパターンは④である。厳しい流れが得意なので、G1など重賞レースでも頼りになります。
❺中盤が緩く→速い上がりの中で究極の瞬発力を爆発させる
スローペース症候群の近年は❺のタイプが多く、厳しい流れが苦手なので、タフさを問われると沈む。
このタイプの差し馬はG1など、ハイペースで底力が問われる展開が予想される時は、疑ってかかるようにしましょう。
スローペース症候群の近年は❺のタイプが多く、厳しい流れが苦手なので、タフさを問われると沈む。
このタイプの差し馬はG1など、ハイペースで底力が問われる展開が予想される時は、疑ってかかるようにしましょう。