人外と人間

魔物×女勇者 戦慄!恐怖の森! コメディ・昆虫

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戦慄!恐怖の森! 5-135様

説明ッ!

今まで長き戦いを経ている…訳でもないが
魔王(北枕でも平然と眠れることに定評のある)打倒を目指す自称女勇者・アマナ!
小さめの肩掛け鞄のみ持っているため荷物は薬草数枚!
防具を買う金も無く、上はただひたすら着やすい布服!
下は三着セットで安売りしてあったもの!
武器はその辺で拾った木の棒、
しかしっ!

表面を粘菌が覆っていたためアマナ、これを放棄!
そして町を出て近くの森を通過しようとするアマナ、
しかしその森は例によって魔物がわんさか潜む、恐ろしげな森であったのだ……
自身の魔力を引き換えにおいしい水(軟水)を出すことの出来るアマナの運命は!
そしてアマナの秘めたる才能が明らかに!?


ざわ…ざわわ…ざぁっ……
木々が揺らぎ、葉と葉が擦れ合い、立てられた音が森に吹いた風と共に流れていく。
「ふぅ…涼しいなぁ……」
森の小路に女性が一人。ポニーテールに纏められた赤い髪が風になびき、ラピスラズリ色の眼が風の心地良さで少し細められる。
この女性は、アマナという名の、所謂駆け出しの(勇者)である。
実際は近くの町人が気まぐれに森を散歩しに来た、ようにしか見えないが。
「マイナスイオンを感じるなぁ…良いなぁ……ここ。」
じめじめと湿った様子も無く、葉の広い樹が暑い日差しも、それらが作り出す日陰でアマナは汗一つかかない。
「小腹がすいたときは……」
ふと目についた、背の低い木に実った、赤い果実を摘み取る。
「木の実も多いからなー…」
言いながら口に実を放り込み、弾力のあるそれに歯を立てる。
「ぐぼぇぁぁっ!?」
そしてアマナの味雷に針を突き刺したような苦味が襲い、堪らずえづいて口内の果実を吐き出す。
果実と混ざった赤色の唾液を吐き出す様は、とても人間のようには思えない。
「げふっ、げふっ…ちくしょう。」
口内の唾液をひとしきり吐き出した後、指先を口に少し入れ、魔力を指先に集束、一定時間集中すると、指先から水が流れ出し、口内に収まる。
その水で口を濯ぎ、僅かに残った果実の欠片も、余すことなく洗い出され、水と共に地面に吐き出された。

「……うん、もう苦くないね。」
数回手から出した水で念入りに口をすすぎ、一度深く深呼吸をし、再び歩き始める。
「赤い実はやばい、あの木の実は不味い……」
ぶつぶつと呟きながらアマナは森の奥へ足を進めてゆく。
「…よし、覚えた。えーと……」
肩掛け鞄から取り出した地図を広げ、自分が今だいたい森の何処にいるかを考える。
「私の歩行速度は……この道からこう入って…ということは……よっしゃ!」
アマナが導きだした現在位置は、このまま真っ直ぐ進むことが出来れば森の中央部を綺麗に突っ切ることが出来る位置であった。
歩行速度から察するに、恐らく後三日でこの森を突破できるだろう。
「予想より一日早いっ!順調順調♪」
アマナは魔王打倒の旅を決心してから念入りなルート選択、各難所の抜け方、魔王についての研究、などといったことは

全くしておらず、予想についても森の入り口で適当に考えただけである。
また、アマナ自体『この森は赤い実が不味いけど安全』と楽観的に考えていたので、

『木の葉が不自然に多く落ちている』
『やたらなんかの羽根やら何やら落ちてる』
『無数の人ならざる眼がアマナを見ている』
ようなことに全く気付かなかった。


「ふぅ…今日は良い日だなぁ……」
見事に輝いた満月がまるで割り開かれたように
ぽっかりと空いた木々の隙間から
神秘的に肩掛け鞄を枕代わりにし、横になっているアマナとその周りを照らす。
アマナは陽が落ちきっても歩き続けようとしたが、月の輝きに目を奪われ、『キリがいい』とここを今夜の寝床にすると決心し、携帯食糧を適当につまみ、腹も膨れたところで眠ることにした。
「…にしても、本当に良い場所だ…昼に暑くない、夜でも寒くない。魔物もいない……」
草むらを掻き分ける音が、アマナの耳に入る。
「……風…?」
音が小さかったため、アマナはそれをあまり気に留めなかった。
「ふぅ…驚かすなや、風。まったく……」
再び草を掻き分ける音。先程よりも近く聞こえた。
「…いや、まさかね?そんな、ね?」
辺りをきょろきょろと世話しなく見回し、しかし気配を感じ取ることはできない。
「魔物なんか…」
アマナの真横から、草むらを掻き分ける音。音がした方向を向いてみれば、
「ブゥ──ン…」
まるで飛蝗を無理矢理人間の体型にしたような、二足歩行の魔物がそこに居た。

「わー……」「ギギ、ギィッ…」「…きゃああああっ!?」
アマナは絹を裂くような悲鳴を上げながら、自分より頭一つ半ほど背の高い昆虫人仮称とは反対方向へ、走り出した。
昆虫人はそのグロテスクな顎を動かしながら、アマナの忘れていった肩掛け鞄を鋭い鉤爪で摘まみ上げる。
[おーい。やっぱ俺、追わなきゃダメかな?]
[某童謡と同じシチュエーションだ、追っても違和感は無いだろう]
[りょーかい。この鞄を返せばいいんだろ?]
[いや、折角だからついでに襲ってこい。]
[マジで!…ちょっとそれ、大丈夫か…?]
[大丈夫だ。"和〇"と呼ばれても良いくらい良いプレイが出来るさ。]
[…違和感無いよな?無理矢理な展開じゃないよな?]
[行った行った。まずはやってみろ。]
[…頑張って来まーす……]


「魔物がいたっ…見つかったっ!」
しばらく走り続け、脇腹が痛くなり、呼吸も荒くなり、それでも走る。
一般的に魔物は畏怖するべき存在であると解っているから、ひたすらに走り、逃げる。
今自分がどの位置にいるかも分からず、少ない荷物も放ってしまった。
でも、命は一つだけ。そのために逃げる。逃げる。逃げ──
がくんと体勢が崩れ、土の匂いが近付き、衝撃、痛み──
「ぐぇあっ!?」
アマナは転倒してしまう。
「痛っ、あっ…!」
その際に右足を挫いてしまったようで少し体重をかけるだけで、ずきずきとした痛みが走る。
とても走れそうにないし、立ち上がることすらおぼつかない。
(私の馬鹿…!)
これでは魔物に見つかっても間違いなく逃げられないだろう。
ただ、魔物が自分を見失ってくれたことを願うしかなかった。
(…私はその辺の草…私はその辺の……)
おぞましい鉤爪が、アマナの側の地面に突き刺さる。
顔を上げてみると、そこには
「……ギチギチ。」
バッタを無理矢理人型にしたような、短い触覚と鋭い顎と、
「きゃああぁっ!」
先程の昆虫人が、アマナの目の前に立っていた。
「来るなっ!来ないで!下さいお願いします!」
腕の力でて身体を昆虫人から離そうとする。しかしその速度はナメクジのように遅く、
がっし、ぐっい。
「キャァッ!?」
あっという間に追い付かれ、腰をしっかりと掴まれ、持ち上げられておぞましい顔がアマナの顔に近づけられる。

(マモノガ、ワタシ、マルカジリ

みたいな。……ええいっ!只では喰われんよ!)
腕をおぞましい顔に手をかざし、魔力を集束する。
「喰らいやがれっ…!」
そして手が光を帯びて、

閉め忘れた蛇口のように水が指先から流れ出した。
その実に口当たりがまろやかな水は、重力に従い、アマナのシャツとズボンを濡らした。
「キチ、キチ…」
「…やっぱ駄目ですよね、これ。」
昆虫人が顎をしきりに動かしているのを見て、自分を噛み千切る練習でもしてるのか、とアマナは考えた。

自分は魔物に食べられる。
もはや自分は助からない。
自身の終焉を受け入れてみれば、不思議に頭の中は冷静で。
(三軒先のリナちゃん。部屋の中でイカを炙ってベッドに臭いを染み付けたの、私です。
同い年のキュアンちゃん。町の掲示板にあなたのド下手くそなやおい絵を貼ったのは私です。
私は、この何たら怪人に喰われてしまいます。)
昆虫人が、顎を目一杯開き、アマナはその鋭い顎と口内にある舌を見ることが出来た。
(あーあ、食べられちゃう。)
首筋に口をつけられ、ギザギザした感触が何とも言えない。
(こんなことならもっと──)
「ん……っ…?」
(あれ。何コレ?)
肉が裂かれる感触も食い付かれる痛みも無く、柔らかいぬめった何かが首を這い回る感触。
昆虫人が、アマナの首を長めの舌で舐め回している。
「んぅ…ぅ…っ」
(味見?くすぐったいから、そろそろ楽に逝かせて下さいよ…痛いのは嫌ですから頭をがぶっと……)
アマナの全てを諦めたような思いが通じたのか、首から舌を離し、顎を再び大きく開けた。
(あーあ、終わりか…)
死を受け入れるアマナの顔に昆虫人の口が、アマナの口と触れ合い、口内に長い舌が入り込む。
「ふむぅぅっ!?」
(え、何?何なの…コレ!?)
昆虫人の舌がアマナの口腔内で動き、歯列をなぞり、舌を絡ませる。
「むっ…うぅー…っ…!」
アマナの舌はそのおぞましい外見からは想像できない、芳醇な甘味と酸味の混ざり合ったような昆虫人の唾液を舌は感取る。感じ取ってしまう。
「ふむぅっ…うっ……んう、ぅっ…!?」
激しく吸い付かれ、舌が昆虫人の口内に入ってしまったと思えば、甘噛みされ、裏側まで入念に擦り上げられる。
舌を引き戻そうかとしたら、喉奥まで届きそうなほど舌を深く入れられ、甘酸っぱい唾液を流し込まれる。

「ふぅっ…んぐっ…ぷはぁっ!」
アマナの身体から抵抗する力が抜け、口腔を暴れまわる舌の感触に気持ち良さを感じ、股間が火照りかけてやっと舌がアマナの口から引き抜かれる。
「はぁっ…はっ……うぅっ……」
顔に朱が差し、呼吸は荒く、股間からぞくぞくした感触が這い上ってくる。
自身を慰め、絶頂を迎える時に似ていた。
(気持ち良かったなんて……)
頭に霞が掛かり始め、あまり考えを巡らせることが出来なくなっている。
そんなアマナを捕らえたままの昆虫人は次の行動をとる。
「あっ……ふ…っ…くぅ…」
武骨な殻に覆われた手が、アマナの服内を、地肌を這い回る。
脇腹を擦り、肩口から背中に手を滑らせ、胸の周りをぐるりと一周させる。
「あっ…くぅん…」
直接的では無いが、その快楽は実にゆっくり、着実にアマナの理性を溶かし、快感は上がり続ける。
先程のディープキスもあり、アマナの秘部は蜜が溢れかけている。

昆虫人の手が、アマナの服を剥がしにかかる。抵抗する力の無くなったアマナは、着せ替え人形のようにあっという間にその胸も溢れかかった秘部も昆虫人の眼でまじまじと見つめられるようになり、服は昆虫人が何故か持っていたアマナの肩掛け鞄の上に丁寧に畳まれ、置かれた。


「ひっ…うぅっ…」
その殻を纏った手の冷たさに、アマナは声を上げる。「んっ…くぁっ……あっ…」
形の良い胸が昆虫人によって揉みしだかれ、摘まれた先端は硬度を増す。
「ひゃぁっ!?」
同時に、秘部を指が割り開くように弄れ、足の力が抜け、くずおれてしまう。
それを見計らったように昆虫人はアマナをお姫様抱っこの要領で抱え、秘部を指で、胸部をその口で愛撫する。
「くぅぅぅぅっ!んぅぅ…」
胸の片方は昆虫人の口内で舌が先端を中心に舐め回している。秘部は昆虫人の指が、くちゅくちゅと水音を鳴らしている。
その快感は強いものだったが、アマナが自身を慰める際に経験したものだ。
もっと直接的なのが欲しい。
アマナがそう思い始めて、
「くぁぁぁっ!?」
秘部から今まで感じたことの無いような快感が波のように襲い掛かった。
「ひぁぁっなにっ…これぇっ…ひぃぃぃぃっ!?」
昆虫人がアマナの秘部上部の突起を指で摘み、ぐりぐりと捻る。
その経験したことの無い快感は、あっという間にアマナの許容範囲を越え、
「やっ…ひくぅぅっ!?」
直ぐにアマナは絶頂を迎えてしまう。

ぷしゅ、ぷしゅとアマナの出した汁が地面にこぼれ、淫靡な香りを溢れさせる。
「ギチ、ギチィッ…」
昆虫人がその香りを感じ取ったのか、顎をさらに激しく動かし、アマナの腰を手で掴む。
「あっ…やぁっ……」
その下腹部には、実に物騒な外見をした昆虫人自身の肉棒が先走りを大量に垂らしながら、唾液と同じような柑橘系に近い酸っぱい臭いを振り撒いていた。
「ちょっ…待って…私そうゆうのは…っ…」
腰を掴んでいた腕が下げられ、内腿に熱くぬめった肉棒の感触が伝わる。
「はじめてでぇっ…!」
その先端がアマナの秘部に少しめり込み、身体をびくんと跳ね上げてしまう。
「私処女だからぁぁぁぁぁぁっ!?」

下腹が内側から裂かれたような激痛。
熱い自分以外の存在が自分の内部に入り込んだ感触。
激しい耳鳴り、内腿をつたう赤、痛みが脈動に合わせてやって来て
「痛っ…あっ……はぁ…っ?」
「ギチ…キチィ…」
昆虫人がアマナの背に手を回し、慈しむようにゆっくりと手を這わせる。
しばらくそうされているうち乱れていた呼吸は落ち着き、破瓜の痛みだけがずきずきと響く。
「うぅ…っ……むぅ…っ…」
それも気遣ってか、再び肉厚な舌がアマナの口を占領する。
それは先程とはうってかわって、甘酸っぱい唾液を落ち着かせるように、ゆるゆるとアマナの口に移し、そうした優しいキスをアマナは受け入れる。
「ふぅ…っ……んぅ…はぁっ…」
長いキスが終わり、離れた口と口の間に粘っこい唾液が惜しむように垂れ下がる。
アマナの下腹部の痛みは消え去っているようで、顔に苦悶の表情は浮かんでいない。
「きゃあんっ!?」
昆虫人が試しにやってみたのか腰を軽く振ると、いかにも調子の違った声を上げ、秘部は昆虫人の肉棒を離すまいと締め付ける。
「ギチチキ」
その反応を見て待ってましたというように、昆虫人は激しく腰を振り始めた。

激しい水音を鳴らしながら、アマナの秘部に肉棒が出し入れされる。
「ひぁっ…!なにぃっ……これっ…ふぁぁっ!?」
熱い肉傀が、自分の体内を侵食する。その雌として貫かれる感覚はアマナの身体中を走り、脳髄にその快感は刻み付けられる。
「ひっ…ひぁあぁぁっ!?」
身体が激しく痙攣しながら絶頂を迎える。
「ギギュウッ…」
それによって昆虫人の肉棒を、その形を覚え込むように激しく締め付けた。

「ギッギッ!ギヂィッ…!」「ひはあぁぁぁっ!?」
昆虫人はより深くアマナを貪ろうと、アマナの身体を強く自身の身体に押し付け、密着させた状態で腰の動きを早める。
引き抜かれて内側から溢れた粘液が地面に垂れ、再び突き入れられる。
「やっ…きもち……イイよぉっ!」
あまりの快感に自ら腰が動き、秘部のより深くに昆虫人の肉棒がめり込む度、身体がビクリと震え上がった。
「ひっ…ぁっ…もうっ……すごいよぉっ…」
「…ヂヂィッ!?」
アマナが突然昆虫人の背に手を回し、胸元に顔を押し付ける。
きつく閉じられた目蓋から歓喜の涙を流し、口から溢れる涎を止められず、首から胸にこぼれ落ちている。
「むふぅっ…む…くぅぅん……」
三度、昆虫人とアマナが唾液を交換し合う。その甘酸っぱい味を、余すこと無く受け取った。
「…グギギギギィッ!」
「…ぷはっあっあぁぁっ!」
キスを終えた途端に腰の動きが速く、深い物へと変貌した。
ぐぢゅり、ぐぢゅりと掻き回す音がいっそう大きくなり、アマナの身体はこれまで以上に揺さぶられる。
更に快感は高められ、昆虫人の最終目的までよりいっそう近付く。

それは、深い仲の恋人同士のようにお互いの肢体を絡ませていて。
「……ギィィィィッ!」
「ひぁぁぁあぁっ!?」
そして、昆虫人の肉棒が大きく膨れ上がり、最終目的が達成される。

びゅるっ。どくっ。びゅぐっ。ぐぷっ…
「あつい…おかしく…なっちゃうよぉ……」
中に放たれた遺伝子が、秘部に収まりきれなかったようで地面を独特な色に染めた。


嗚呼!その力虚しく、アマナは森の脅威を受けてしまった!

「……結局、あれは何だったんだろう…」

アマナの身体は傷付けられ、一部が欠損してしまった!
「まあ、その……気持ち良かったし、よしとしますか。」
魔王打倒を目指すアマナ、その苦難の道に壁は幾重にも立ち塞がる!

「あ、美味しそうな木の実、しかも赤くない。」

果たして、アマナは魔王を倒すことが出来るのか!?壁を乗り越えることが出来るのか!

「……すっぱぁぁぁぁ!?」
アマナを待ち受ける影とは!?魔王打倒の道は遥かに長く、険しい……!

つづけ

[随分頑張ってたじゃねーか。]
[ああ……でもな]
[ん?何だ]
[最中に背中に手を回されたとき、ぱきって音がしたんだが…]
[どれどれ………]
[…どうなってる?]
[…………]
[言ってくれよ、なぁ……]



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