人外と人間

ミノタウロス×少女+女 2

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匿名ユーザー

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ミノタウロス×少女+女 2 ◆/Mgq/8agL6様

「カット!」
監督の声を聞き、私はすぐさま女性の元へ白く大きなバスタオルとティッシュの箱を持って駆けつけた。
白目をむいて完全に気絶してる……
私はバスタオルで汗と唾液と精液を綺麗に拭き取りながら、ADの子にもう一枚バスタオルを持ってくるよう指示を出す。
「大丈夫?」
「あっ……あ、はい……大丈夫……です」
まだ完全に意識を取り戻せていないようだけど、無事なようね。
ADの子が持ってきてくれた新しいバスタオルで彼女の身体をくるみながら、彼女の様子をチェックする。
意識はもう大丈夫そうね。あと下は……見た感じ、血が出てるとか、そういう事はないみたいだけど……
「下も平気?」
「えっ……と、その、まだジンジンしてますけど、平気です」
まったく、たいしたものね。「アレ」と初めてやって、この程度で済むんだから。
というか、むしろよがって気持ちよさそうだったものね。
流石は人気AV嬢ってことなのかな。それなりに下も「訓練」が行き届いていたみたい。
亜人相手はこれがデビュー作らしいけど、彼女なら「こっち」の世界でもやっていけそう。
「大丈夫か?」
その、「こっちの世界」じゃ人気の男優が、相手の女優を気遣って声を掛けてきた。
「あっ、はい。ありがとうございます」
「そうか、良かった」
ホッと安堵するその顔は、さっきまで下卑た笑いを浮かべていたのと同一の顔とは思えないくらい穏やか。
腐っても男優って事なのかな。ただやるだけじゃなくて、ちゃんとそれなりの演技をしていたっていう。
……それはどうかなぁ。私は彼の「野生」もよく知ってるから言えるけど、あれもあれで「地」だと思う。
「それにしても思い切ったわね。亜人デビューでいきなり「王子」を相手になんて。あなたから指名したんだって?」
王子というのは、男優のミノタウロスの事。彼をよく知る人達はみんな、彼を王子って呼んでるわ。
その王子を亜人デビュー作に選んだ理由を、私は尋ねてみた。
こっちの世界……人外が出演するAV業界で人間の女優がデビューをする時は、普通ならもっと人間に近い種族……ウェアドッグやウェアウルフあたりを相手にするが定番。
そんな相手になれてきてから、王子のような規格外な亜人や、生理的な嫌悪感を伴いやすいローパーやスライムを相手にしていくもの。
だからいきなり王子を相手にする、しかも彼女から指名したなんて……ちょっと信じがたいのよね。
「はい……実はその、ミノタウロスさんに、えっと……」
あらら、顔を真っ赤にして俯いちゃった。
なんでも……彼女、もう人間サイズじゃ満足できないんですって。
そもそもAV嬢になったのも、そんな理由からだったらしい。
だからあっちのAVでは極太バイブを扱うような作品が元々多かったんだとか。
この若さでねぇ……まあ、プロフィールの年齢と実年齢には「サバ」が何匹か紛れてるとは思うけど。
そんな彼女に、こっちの世界でやらないかってスカウトがあったらしい。
その際に見せられたのが王子の出演作品。それを見て、こっちの世界に足を踏み入れることを決意したとか。
つまり彼女にとって、王子は憧れの男優だったらしい。
なんていうか……まあ、人それぞれよね、うん。
ちなみに、最初王子のアレを見て怯えていたのは……画面で見る以上に実物は大きく見えて流石の彼女も、ちょっと「引いた」らしい。まあすぐアレの大きさに「惹いた」みたいだったけど。
「まあなんにしても……色々と、大丈夫みたいね」
身体的な意味でも、仕事的な意味でも。
むしろ……大丈夫じゃないのは王子の方かな、たぶん。
ふふ、もうそわそわしてるわ……仕方ないわね。
彼女のフォローは他のスタッフに任せて、私は彼のフォローに入りますか。
そもそも、私は王子のサポートのために現場へ来ていたわけだしね。







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