人外と人間

狼男×少女 2 和姦

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関連 → 狼男×少女

狼男×少女 2 ◆IyobC7.QNk様

膝へと収まっている少女からの唐突な言葉に男は動きを止めた。
その少し背を丸めた様に見えるシルエットは人に近いが、全身を覆う黒い体毛に獣の頭が決定的な違いである。
「はい?」
聞き返しながら声の主である少女に視線を移すと青い双眸が彼をとらえた。
狼男の困った顔を初めて見た人間は自分ではないかと少女は思う。
「グーガルが可愛いって言ったの」
少女は笑うと円を描く様に手を滑らせ毛に覆われた腹部を撫で始めた。
グーガルは溜め息に近い調子で少女を咎める。
「ディア、止めて下さい」
「あ、なんだか懐かしい」
拾ったばかりの頃よく枕にされていた事を思い出す。
触れている手のひらは温かく、しなやかな毛が指の間を縫うように通るピンとした感触にディアは夢中になっていた。
「止めて下さい」
「でもちょっと固くな……ひぁ、やっ」
全く意に介さないディアにグーガルは同じ言葉を繰り返し、中断していた行為を再開する。
固い肉球の少しざらついた感触と合間に存在する繊毛の刺激にディアは身を震わせた。
「待っ……グーガ、ル」
「いやです」
きっぱりとした断りにディアの怒りをはらんだ瞳がグーガルに向けられる。
抗おうとするが体格から何から全てに勝る彼にかなうはずはない、肉球の腹が肉芽を捉えた。
「……っ」
ディアは息を飲み、グーガルの腹部に添えられていた手が反射的に握られ、少量の毛と共に皮膚が引っ張られる。
「痛いです」
ディアの返答は無かった。
代わりに口惜しそうに彼を見上げていたが我慢できずにグーガルの肉球を追う様にディアの腰が動き始める。
月の淡い光に照らされ、蒼白くすら見えていたディアの身体は薄く染まり、その昂りを知らせていた。
水音が粘ついた淫音へと変わる。
「いいですか、挿れますよ」
問いかけに俯いていたディアが小さく頷いた。

濡れきった秘所は待っていたとばかりに易々と彼を受け入れる。
「あ……っ、くぅ……」
体に侵入した質量はディアに快しか伝えなかったが、この瞬間だけは小さく苦し気な声を上げてしまう。
薄い視界の中で、ほんの一瞬グーガルの顔が歪んだ。
ディアは強く目を閉じ気づかぬ振りをする。

グーガルが突き上げる度にディアの身体が跳ね、それは扇情的な踊りとなり彼を悦しませる。
肉壁を摺り上げられる度に喘ぐことしかディアにはできなかった。
「っ!……やっ」
頂へと押し上げられた肉体はディアの意思に反して痙攣する様に動きグーガルのペニスを締め上げる。
グーガルが呻きディアの奥へと精が注がれた。
伏せられた長い睫毛が震えている。
汗が伝い光った。
グーガルは充足感に脱力し崩れ落ちそうになったディアを支える。
彼の毛がぺたりと肌に貼り付いた。
「終わりにしますか」
彼の言葉をディアは頭を振って否定した。
内部にグーガルの脈動を感じている。
滲んだ視界にみえる金色の瞬き。
「ん、まだ……」
少しして律動が再開された。
いつも途中から意識が途切れてしまうが、まだ大丈夫だとディアは思う。
意識の糸がきれる直前は半ば苦痛に近いかも知れない。
起きていたいのに眠ってしまう子供の様な気分。
彼が満足するまで耐えきれない、それが堪らなく悔しく感じる。


しかしディアが正気づくと、それは終わっていた。
「可愛いですよ」
始めに彼に向けた言葉をそのまま返される。
「う……ぅさぃ……」
発語すらままならない蕩けきった状態でもディアは何かしらを言い返そうとしていた。
グーガルは耳を澄ませる。
「……ばか犬」
そこだけ、はっきりとした発音にグーガルは苦笑した。
「犬ではなく狼ですってば」






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