?何故BETAの話にBALLSが関係してる?
BALLSがBETAを作ったの?
BETA:ウォーマシンにBALLSを組み込むことで、破壊と創造の両方が可能になった他文明侵略用の自動機械。
敵文明の生産施設を破壊したり、資源帯を奪ったり、敵の兵器を壊したりして、様々なものを材料にBETAを量産することができる。
生産力の0になった敵文明が降伏したら、今度はその力を復興に使うこともできる(ただしローマ式)
コメント:マブラヴ(一応直接的な死人は少なめ)がスタートします。生産破壊・生産力共にチートです。
前提条件:balls ウォーマシン
効果:兵力・労働力として使用可能 敵文明に生産性ペナルティ 【保有数の制限無し】 時々暴走
研究コスト:一億魔力
生産コスト:一体あたり一万ハンマー
そっち見逃してたのか
原作のケイ素生命体が作った方と思ってたが普通にこっちで作ってたのね
神座宇宙では宇宙人は存在しないという裏設定です。
なんでかというと、渇望を叶える神座システムなんて物があるのに、
原作で神格に至っているのは人間だけだからです。
宇宙人が居るならそっちが神格になってもおかしくないのにそうなっていないということは、宇宙人は存在しないだろうと考察しました。
G(終わりのクロニクル)は神座宇宙に所属していないので、Gの概念によっては知的生命体が自然発生したりします。
神座式迎撃システムをどうにかする方法とか神座式迎撃システムで迎撃するくらいしか思いつかんしなw
刹那「単なる質量弾とか時間停止で耐えればいいだろ」
黄金「シュライバーで避けるか、ザミエルで迎撃すれば良い」
水銀「亜光速弾の軌道を占星術で変えれば良かろう?」
(
デモンベイン対
黄金の獣の戦いを見せて)この戦いを見て改善点とか思いついたら教えてほしいな?
なんてひどい無茶振り。
技術のひとかけらさえも理解していない矮小な人の身で、神々に何が言えようか?
そう反発と自嘲をする道下だったが、とはいえ様々な感情が一周して頭は案外冷静でもあった。
そして冷静な頭でとりあえず考えてみると、案外思いつくものである。
そうですね…
獣殿については、元々軍隊という形態もあって万能型。特に欠けているものはないですね。
あとは攻撃力をどうにか増強する、それぐらいの単純なことしか言えないですね。
デモンベインについては色々言えます。
例えば獣殿のような機動力を得られれば、獣殿本体に命中させることができたかもしれません。
また、近接攻撃しかしていませんでしたが、何かこう…飛び道具とかレーヴァテインのような広域攻撃があれば、
取り得る戦術は大幅に広がるんじゃないでしょうか?
確かに神々の戦いを完全に理解するのは不可能。あれは人智を超えた究極域での戦いだ。
しかしされど、物事は究極に近づくほど陳腐に単純になるもの。
ならば細かい技術はわからずとも、おおざっぱな方針くらいは口にできよう。
なるほどね。ありがとう。後で父さんたちに伝えておくよ。
道下のアイデアを元に、研究班がある程度の具体化を行いました。
加速術式・ニヴルヘイム:シュライバーの加速能力を神座システムで再現。デモンベインが無限速で動く。
加速術式・美麗刹那:刹那の時間加速能力を神座システムで再現。デモンベインが無限速で動く。
イタクァ・クトゥグア:宇宙邪神の力を載せた弾丸を巨大な砲身から打ち出す兵器。
広域攻撃は思いつきませんでした。
今の文明の関係
ローマ : 多くの舎弟を抱えた女子力が料理しか無い姉さん
蛮族 : 姉さんの女子力鍛えるべく頑張ってる舎弟
騎馬 : 姉さんの力を思い知ったばかりの中学校覇者
刹那 : 姉さんと殴り合えるライバル校覇者
電子 : 姉さんの正体を知らない弟分
ながもん「病気? 治せるがそんな身体破棄して新しい身体をつくればいい」 ※ユグドラシステム
移動はテレポートor黒曜石の門 超早い
一人に1体自動人形
死んでも生き返ることが可能
……書いててひでぇな 論理ってなんだっけ?w
【聖十郎】
遺伝的理由で癌などヤバい病気発症しまくり。
医療魔法レベル3による巻き戻しで延命や蘇生は可能だが、いずれまた再発する。
システムユグドラシルで新しい体作ってもやっぱり病気になる。
えーと、自分自身の細胞を元に病の原因となる遺伝子を改良して成長させたホムンクルスであっても、ユグドラシルから弾かれるんだっけ?
ということは、ユグドラシルを破棄した上で、レトロウイルスを応用して本人自身の体の遺伝子を書き換えてゆくしかないのか。
んー。というか。
もはや本人にとって
自己イメージ=病弱
なので、健康体になったらシステムユグドラシルから弾かれるというか…
たとえユグドラシル破棄して遺伝子治療しても拒絶反応が起こるレベルですね。
それに病原遺伝子も一つ二つじゃありませんし。
割と、神様パワーが無いと救えない感じです。
アカン
医療文明でもダイレクトに探すか、あるいは自分たちで開発するしか無いか
…………病院は作ってあるんだっけ?
新規医療技術を1から開発するのも結構面倒ですし、現状で大部分の人間は救えているので無理して開発する必要性も薄いですね
(聖十郎にしても苦しいだけで延命は問題無い)
どうしても聖十郎の病気を治したければ…専用のG作っちゃうのが手っ取り早いかも。
10th-G:「・ー健康になる」という概念に支配されたG。どんな病人・けが人でも原因や過程をすっ飛ばして強制的に健康になる。
おてては消毒だーっ!!
佐々木姐さん!
今期欲しい技術って何かありますか?
できるだけがんばってみやす!
(技術上納するとやたら機嫌が良くなるからなあ…)
(うまい飯とか便利な機械とか輸出してくれたりするし、全くもってありがたい話だぜー!)
だ、そうだ。
何か思いついたら、言ってくれ。
(研究案でモヒカンへ指示できるようになりました)
(あくまで蛮族なのであんまり難しいことは要求しないであげてね!)
波旬の脅威はかなり除かれた。
ええ、それは良いことだわ。
蓮君の悲願の達成まで、もうそう遠くはないでしょう。
だけど、だからこそまずいのよ。
もはやローマはコキュートスが居なくても波旬と対峙できる。つまりコキュートスはもはや用済みということ。
なら積年の恨みもあるし、いつ攻めて来てもおかしくないわ。
そしておそらく抵抗は困難。
ああ、つまり私たちは明日をも知れぬ身となったのだ。
「永遠」なんて名前を背負っているのに、もう次の瞬間死んでてもおかしくない、なんて皮肉だと思わない?
だけど、この状況こそがあるいは彼の渇望の真の形なのかもしれない。
すなわち、一期一会。明日をも知れぬ命。次に相見えることはできないかもしれない。
でもだからこそ、後悔など残さないように、一瞬一瞬を大事に生きて行こう。
それこそが
永遠の刹那が真に尊んだ祈りだ。
ならば、彼の眷属らしく、…いや、彼に惚れた女らしく、私もまたこの一瞬を謳歌しにいこう。後悔しないように。
お、アンナじゃないか?どうしたんだ?
拷問城の食人影!
Csejte Ungarn Nachatzehrer!
彼に全力の不動縛を叩き付ける。抱きしめて抱きしめて、ああいっそ潰れてしまえと思うほどに強く強く。
…ああ、そうだ。思えばこれは先に行ってしまう彼を引き止めたくて覚えた技なのだ。
ならばこれこそが本来の姿。私の愛は影となって、彼を縛り上げる。
縛り上げ、自由を奪い。
そのまま彼を押し倒す。
今にも逃げ出してしまいそうな自分に活を入れて。勇気を出して。
「約束通り、監禁して逆レイプすることにしたわ」
「どう?少しは惚れてくれたかしら?」
なるほど、ついに勇気ってやつを出してみたか。
…ああ、嬉しいよ。
俺の法則は停滞。どうしてもそういう精神的成長ってやつも阻害してしまうからな。
正直、お前達には辛い想いをさせて悪かったと思っている。
…ああ、だからこそ嬉しい。俺なんかの渇望をぶっちぎって、前に進んでくれたんだな。
…それで?どうかしら?
私のこと抱いてくれる?
そうだな。
お前が停滞を打ち破ってそこまで勇気を示してくれたんだ。
抱いてやるのは構わないが、二つほど条件がある。
一つは、この先どうなろうと、前を向いて生きてくれ。
…お察しの通り、これからローマとの戦いになるだろう。俺は生きて還れないかもしれない。
…だが、お前たちならあるいは命は助けてくれるかもしれない。
でもその時、敵討ちとかは考えないでくれ。いや、いっそ、俺のことなんか忘れてしまってくれ。
そして未来を見据えて生きてくれ。幸せになってくれ。
それが一つ目の条件だ。
…わかった。努力はしてみる。
(飲み込むのは苦渋だった。だけど惚れた男の遺言みたいなものだ。彼を大事に思うなればこそ、ないがしろにはできなかった)
それで、二つめは?
ああ。ていうか実は、これが一番問題なんだが
勃たねえんだけど、俺。
なんというかこう、賢者タイム?あるいは悟りの境地?
全くエロい気分になれない。
いや、困った。どうしよう。
なんというかこう、俺にとっての「女」ってのはマリィでな。
彼女みたいに金髪巨乳じゃないといまいち性的な魅力を感じないんだよな…
…そうだ!アンナ、お前マリィの声真似とかできるか?
あれ、すごいエロくて目ぇ閉じて聞けばガチ燃えすると思うんだけど
ちょっと誰か、シャイニング・トラペゾヘドロン持ってこい。
「ぶっ殺すぞこのふにゃちんがああああぁぁぁっ!」
そんな、乙女の夢も希望も木っ端微塵に吹き飛ばす、恥辱の泥にまみれた初体験。
ようやくやっとのことで 蓮(ほし)を掴んだ、アンナちゃん1088歳の忘れられない夜だった。
アンナちゃんが刹那の(ヤンデレ)ハーレム入りしました カウンタ残り2
スタートはろくでもなかったですが、なんだかんだで幸せそうです。
ああ、ロートス。
私ローマに負けるつもりは無いし、貴方を死なせるつもりも無いから。
たとえ勝ち目が無くても、一瞬一瞬を精一杯足掻き続けるわ。それが貴方の教義(いのり)でしょう?
気持ちはありがたいが…実際問題どうしようもないと思うぞ?
ローマはその気になれば、神座エネルギーの供給だって断てるんだ。
今までそうしなかったのは波旬の封印が解けることを恐れたからに過ぎない。そしてもうその心配は無い。
あら?別に単なる空元気ってわけじゃないわよ?
ちゃんと勝算があって言っているわ。
供給が止まっても今までのストックはあるし…
既存の能力でもうまく組み合わせれば結構すごいことができるわよ。
例えば…
夜刀様超萌え燃え隊改2:コキュートスのドクトリン。???
フリンはいけないんだよ。
女神様がお怒りのようです。
というわけで、ローマの皆。
こういうの作ってくれないかな?
五億年ボタン:スイッチを押した瞬間、外部から隔絶された何も無い空間に飛ばされ、5億年を過ごすことになるボタン
どうやら女神様は刹那と二人っきりで五億年間愛を育みたい模様
たとえばガンダムに無限力・次元力エンジン載せても同様に強くなるので、
機体が何であるかはあまり重要ではなくなってしまうのです。
極論すれば「エンジンが本体で機体はフレーバー」って感じに…
ガワ(AA)が変わるだけで、ほぼ同じ性能のロボになるよって事か
後付けで改造しすぎるとそうなりますね。
…ただ、設計を無視した無茶な改造をすれば、ペナルティがかかったりします。
例えば、元から無限力積んでいる機体と、無限力を後付けで追加した機体なら前者の方が強かったりします。
ディスアストラナガンはこの点、素で無限力と次元力の同時使用が設計されているので、潜在力は凄いです。
パイロットが無限力のサイコドライバーが乗る事前提な龍虎王は微妙?
というか、サイコドライバー自体が神座宇宙には存在しません。
サイコドライバーはアカシックレコード(無限力)にアクセスしてその力を引き出す能力を持った存在ですが、
神座宇宙だと無限力(宇宙に存在する魂の総体)が神座の支配下にあるので、そこにアクセスするということができないのです。
無限力は魔力とはまた違ったエネルギーぽいことに今気がついた…
いや、全く同じではないですが、うちのスレでは似たようなものです。
どちらも「神座システムによって魂から引き出されたエネルギー」なので。
【英雄ユニット】
Ffh2では「英雄」と呼ばれる強力なユニットが存在する。
英雄は一般ユニットを凌駕する戦闘能力をもち、しかも戦闘を行わずとも勝手に経験値が溜まってレベルアップしていくという特殊能力を持っている。
ただし、世界に一人しか存在しない貴重な存在であるため、強いからと言って安易に突撃させると事故死して後で泣く羽目になることも。
このFfh2の「英雄」をこのスレのシステムに落し込んだのが
黒雪姫たちである。(主には、グリゴリの冒険者がモデルになっている)
(現状)大まかには「神格候補」「ロボ適性者」「勇者」の3種類あり、
いずれも神格勢と対峙し得るほどの潜在能力を秘めている。
(ただし、いずれも神座システムのバックアップは必要)
女神様って不倫は駄目ってスタンスなのねw
dies irae マリィルート終盤
水銀「さあ女神よ。私を抱きしめておくれ。貴女の腕の中で我が生涯を終えたいのだ」
黄昏「浮気になるからダメ」
結果、水銀は神の座から追われ、誰にも認識されない透明人間状態になって世界を彷徨っています。(水銀的にはご褒美)
なるほどなー 刹那=サンへの愛はヘビー級やな
女神様ってスレ序盤では常識枠だったはずやのにwww
いや、結構ヤンデレな片鱗はちらりほらりあった気がするw
女神の流出は「amantes amentes」と言います。
意味は「愛する者に正気無し」。
水銀「正気にては大業ならず。狂気にまで堕ちぬ愛など、愛ではないということだね。」
「実はこの世界は上位存在が作ったシミュレーター世界だったんだよ!」っていうのはちょくちょく見るけど、
こっちがシミュレーター作る側っていうのは珍しいよねw
なお、やろうと思えば仮想世界を現実世界に実体化させることも可能な模様。
そこまで行くとマジで造物主の領域ですが、ローマは神域に両足突っ込んでいますw
少女よ、もっと先へ加速してみないか?
なっ?!
まさか?
察しは良いようだおね。
とはいえ、そんなに意外なことかお?
加速世界、あんな大掛かりなゲームを開催できる技術力と経済力を持った主催者。
そうなるとそうは居ないおね?
なるほど。いや確かに。
これは気づかなかった我々が間抜けだったかな?
して、何の御用かな?主催者様。
先ほど言った通り、まあ勧誘だおね。
知りたくは無いかお?加速世界が何のために生まれたのか?
そして見てみたくは無いかお?加速世界のその先にある地平を。
望むならば叶えるお。君にはその資格がありそうだ。
だから
やる夫と契約して、英雄になってよ!
それは古代神話に語られる悪魔との契約めいた禍々しいものであることは理解していた。
だが、それでも私は知りたい。先を見たい。
ゲーマーたるならばEDを見るために走るのは当然だろう。
たとえそれが楽しい時間の終焉を意味するとしても。たとえそれがゲームの中で得た力の喪失だとしても。
私は現実に背を向けて生きる不真面目な人間だ。しかしだからこそ、愛したゲームに対しては誠実で居たかった。
ならばこそ、この誘いを断るという選択肢は無かった。
わかりました。いいでしょう。
では、まず、加速世界が生まれた理由についてお聞かせ願えますか?
契約成立だおね。
まずアクセルワールドが誕生した理由はある意味簡単。
さきほど言った通り英雄を…言い換えれば卓越した戦闘員を育てる訓練場だお。
「戦闘員…ですか。」
正直、あまり気分の良いものではない。確かに我々プレイヤーは争い合う間柄だが、かといって憎しみあう相手というわけでもない。
言うなればライバル。争いながらもお互いに高め合う関係だ。
ポイントの全損によって退場という可能性はあるにしても、決して相手を滅ぼしたいと思っているわけではない。
だが、戦争は違う。あれはむき出しの憎悪と殺意。相手をただ滅する作業に過ぎない。
我々の誇り高き戦いの行く先があれだというのか…?
加えて疑問も残る。
「なぜでしょう?私がいかに強かろうとゲームの中での話。現実では無力な一人の少女に過ぎませんが」
まあ知らなくても無理は無いお。やる夫も秘匿している側だしおね。
確かに今の君は無力な人間に過ぎない。
だけど、アクセルワールド、あの中での力をリアルに持ち出せるとしたらどうだお?
馬鹿な!
そんなことが可能なのですか?!
ああ、可能だお。
正確には、現実で起こる「それ」を仮想世界で再現したのが「アクセルワールド」というゲームなんだお。
やる夫たちは「それ」を「流出」と呼んでいる。
意思の力で世界のルールを覆してしまう力だお。
…ここまで言えば、具体的に何を言っているかは想像がつくんじゃないかお?
意思の力でルールを覆す…つまり…
「心意システムのことですか?!」
然り。まあ厳密に言えばアバターの生成や能力の決定段階も一種の「心意システム」なんだけどおね。
流出…君にわかりやすく言えば「心意システム」は意思の強さに比例して力を増す。
ならばより強い力を求めるなら、意思を鍛えれば良い。
他プレイヤーやエネミーを設置して戦闘させ、意思を鍛えさせる。
それこそがアクセルワールドの正体であり、存在意義だお。
そして君は、心意を極めた…現実でもそれが使用可能なほどにね。
だからスカウトに来たんだお。
しかし、なぜそこまでして力を求めるのです?
一般人視点から見てなお、ローマはそれこそ神様の領域に踏み込むくらい、既に滅茶苦茶な力を持っているじゃないですか。
単純だお。その強大なるローマですら恐れるほどの破滅的な力を持った敵がいる。
そして勝たなければ、ローマはおろか多元世界が滅びてしまう。だから勝つために力が居る。
それだけの話だお。
まあ、言っても信じられないだろうし、君自身で直接感じ取ってみるといいお。
【やる夫は黒雪姫に流出の許可を出した!】
とたんにわき上がる力。広がる全能感。
ああ、確かにブラック・ロータスの力が私に宿っているのを感じる。あるいはブラック・ロータス以上の力が。
今の私なら、望めば惑星を裁断するのさえ容易いだろう。
(…あとで思い返せば、この時の私は全能感に酔っていた。調子に乗っていた。ゲームの中の心意システムですら、危険性を秘めたものだと知っていたはずなのに!)
力が広がるにつれて、近く領域も広がって行く。
空に浮かぶ星々、あるいは他の宇宙のことさえも手に取るようにわかる!
…そしてだからこそ見つけてしまった。
己のみを愛し、他者の存在を認めない最悪の邪神を!
知覚してなお心が砕けなかったのは、私もまた流出格に上っていたからに過ぎない。
仮に常人が見れば一瞬で魂がくだけていただろう。
…あるいは、それでやつのことを忘れられるのであればそちらの方が救いであったかもしれないが。
わかったかお?
奴の恐ろしさが。
今の君はまさしく神様みたいな力を持っている。
ローマですら、君を敵に回せば危ういほどに。
だけどそれでも全く足りやしない。
だから力を求めるしか無いんだお。
…協力してくれるおね?
…まあ不満もありますが、知った以上は当然協力させてもらいます。
私だってまだまだ生きたい。やりたいことがいっぱいありますから!
英雄ユニット:黒雪姫がローマの傘下に加わりました!
神格適性:戦闘力4000万。万象を分つ絶対切断の神威。
ロボット適性:ブラック・ロータス(未開発)をシステム・ユグドラシルに取り込める
勇気:勇気系無限力ロボットを操縦できる。
蛮族文明外交
蛮族文明に5~60万人居るはずの偉大な賢者「小学生」を更に育てるため、学校を始める。
わりとBALLSに仕事を奪われた形の労働ゴーレム10万を派遣し、5万が教師、残り5万は学校の建築や図書・教科書の印刷、給食の作成などの業務に就く。
教科書の内容などの細かい選定やゴーレムへの指示はヤンとヴィータに任せる。
とりあえず、目標はローマと最低限の交渉ができる程度の知識を与える事と、少数でもいいから小学校教師を勤められるレベルの次代の蛮族を育てること。
BALLSは3rd-Gから出られないので、
3rd-Gからの製品の運搬作業とか、小売業とか、飲食店従業員とかは労働ゴーレムが担当してます。
そっちは自動人形の担当かと思ってました。
でも確かに、力仕事は自動人形より労働ゴーレムの方が向いてそうですね。
自動人形もある程度はやってますが、それより御主人様の側にいたいみたいです。
すると、やはり新たに教師ゴーレムを生産するか、知識をかなり限定した自動人形を教師に使うか、って事になりますか。
むしろ普通に、希望するローマ市民を教師として送ればいいんじゃない?
金八先生にあこがれる人もいるだろうし、
死んでも大体生き返られるし。
娯楽技術:金八先生が未研究です。
金八先生研究対象なのかよwwというかそんなもんまで研究できるのかww
スパイラルネメシスって詳細いうとどうなるんだっけ?
人間が宇宙そのものになってビッグバンを起こす、とかなんとか。
螺旋力が成長し過ぎると人を食い破って銀河そのものになり
やがては過剰銀河となってブラックホールとなって宇宙全てを飲み込み全てを無にする
ってのがスパイラルネメシス
尚、似た様な現象に至るのがゲッター
○超天元突破グレンラガン
天元突破グレンラガンにデバイスや神座システムレベル4を搭載、
その上でアークグレンラガンや超銀河グレンラガンと合体。
人として神格以上の戦闘力を出せるようになった
スパイラルネメシス対策として概念核「スパイラルネメシスを起こさない」
を装備する
なんてどうでしょうかね
概念核は神座システムの亜種で、
神座システムは複数くっつけると競合を起こします。(より正確には、複数の異なる世界法則を同時に付与すると弱くなる)
その分弱体化しますね。
「スパイラルネメシスを起こさない」という点ではおkです。
ちなみにで言うと100億戦闘力のあの娘は
逆監禁ヤンデレに目覚めずにのんびりしてたらどうなってたの?
手を伸ばしたら平行宇宙5個ぐらい消し飛んでた?
戦闘力一億で手を伸ばすと…まあ10個ぐらいは吹っ飛びますね。
暴れると全部。
近い内に平均年収がE+27を突破しそうだから一人一個の宇宙を保有する時代になるのか(遠い目)
てことは既に一家に一宇宙になってるのか?w
プライベートユニバースくらいは、大規模SFのたしなみです。
中身込みで平行宇宙or子宇宙を創造する技術は未開発です。
あと、中身無しで良ければ1兆魔力くらいでGを作れます。
そうなるとドラえもんに出て来た創世セットが出来るなw
神座文明も順調に育っていれば創世セットに到達できたのですが…
実が育つ前に奪い合いを始めてしまって共倒れです。
あんなこといいな できたらいいなという概念をぶち込んだ宇宙を作ればいいんじゃね?
多分、完全世界っぽいのができあがります。
完全世界
という概念に支配されたG。イメージした現象や物が何でも具現化する。
ただし、いい加減なイメージだといい加減な物ができるので注意が必要。
たとえば「自分は傷つかない」というイメージ無しで核融合とか起こすと自分が焼け死ぬ。
自分としてはLOW-Gの矛盾許容概念がどんなものになるのか気になるな。
原作通り、概念の同時存在を許容するのと、概念創造が可能ってことくらいですかね?
あー、それって度々出る複数の概念を同時使用する際の弱体化を何とか出来ますかね?
無理です。
矛盾許容概念を湛えたLow-Gでも、概念の同時適用は弱体化を招きます。
…というか、矛盾許容概念があるから「弱体化」程度で済んでいます。
本来なら、概念同士で鬩ぎあいが起こります。そしたら、どっちかの源が砕け散るか、世界が崩壊するまで止まりません。
それは残念。一つの道具に一つの概念ってルールは覆せそうにないか。
型月世界な並行宇宙も探せば見つかりそうやね
うかつに接触したら守護者降臨だろうけど
こっちがぶん殴った防衛システムさんより
あっちの防衛システムのほうが神格候補者や英雄候補者が多くて数が高そうだし
質が上回ってたら問題ないかもだけど
「平行世界」には型月世界は存在しません。
アザトース宇宙のように、神座宇宙の「外側」にはあるかもしれませんが。
そういえば、ほぼ生身のゴーレムって、ゲオルギウスの条件である「知的生命体の血肉と魂」という条件を満たすんだろうか?
具体的にはボーンゴーレム(人骨から作ったゴーレム)に、自動人形と同様にホムンクルス製の肉・内蔵・
その他を移植した存在とか。
うーん?ゴーレム出身の神格とか出現する域までゴーレムが進化すればあり得るかな?>ゴーレム製ゲオルギウス
平行世界ってのを、こういう横方向の関係だとすると、
ローマ宇宙ー蛮族宇宙ーソヴィエト宇宙ー騎馬宇宙ー…
アザトース宇宙は下図みたいな感じに「縦」方向にずれた「位置」にあります(まあ厳密な表現ではありませんがイメージ的には)
アザトース宇宙1ーアザトース宇宙2ーアザトース宇宙3ー…
|
ローマ宇宙ー蛮族宇宙ーソヴィエト宇宙ー騎馬宇宙ー…
子宇宙・Gも縦方向にずれた位置に存在します。
アザトース宇宙1ーアザトース宇宙2ーアザトース宇宙3ー…
|
ローマ宇宙ー蛮族宇宙ーソヴィエト宇宙ー騎馬宇宙ー…
|
3rd-G
型月宇宙もあるとしたら縦方向ですが、「遠い」上につながりが一切無いので発見は相当難しいでしょう。
アザトース宇宙1ーアザトース宇宙2ーアザトース宇宙3ー…
|
ローマ宇宙ー蛮族宇宙ーソヴィエト宇宙ー騎馬宇宙ー…
|
3rd-G
型月宇宙(この辺?)
おーいDIO-お前の娘辺りに金髪で猫っぽいのいね?
世界法則の遠さなので、アルクが生まれてもどうしようもありません。
【ネギーフェイトの子供】
お父さんのような立派な研究者や、お母さんのような立派な魔法使いになりたい!
…そう思っていた時期が僕にもありました…
生まれてきた時には魔法使いは戦闘要員としても研究者としても生産者としても半ば陳腐化。
父さんは魔法の根源である神座システムやその派生系の研究で大忙し。
これじゃいかんと思って
闇の魔法とか雷速瞬動とか開発してみたけど…
「雷速程度じゃ遅い!」「弱いくせに適合者少なすぎwリスク高杉w」と言われる始末。
…母さん譲りの雷属性と速度を生かした傑作だと思ったんだけどなあ…
【フェイト はやての息子。地属性】
僕も同じく。
というわけでネギと協力して人造異界(briahに相当。魔法としてはかなり高度)の大規模永続展開化とか、
テラフォーミングによる異界への魔力供給とかも研究してみたけど…
「まあ魔法としてはとんでもない大成功だし、50年前なら大発明だけど…今ならGで良いよね?」
と言われる始末。
…ねえネギ。これからどうやって生きて行こうか?いっそニートになる?自動人形でもひっかけてさ。
【かわいそうだと思う方は、ネギとフェイトに研究か天職でもふってあげてください】
【
ヴィヴィオ なのはの娘】
だからSAOやろうよSAO!
二人とも戦士の才能ならあるんだし、トッププレイヤーも夢じゃないと思うよ!
(ローマでは娯楽と仕事の区別が曖昧になっており、ネトゲのプレイヤーも廃人域だと立派に尊敬される職業となっている。)
アクセル・ワールドに放り込んだら魔法に対する渇望から神格にならないかな?
…渇望と能力の設定が思いつかないので、考えてみてくださいw
闇の魔法ってコスト高いけど
研究進めたら変身魔法にまで辿りつけないかね?
魂を魔法の形に変えているわけなんだから、研究進めればゲオルギウス問題とか解決しそう
そうそう!そういうのを待ってたんですよ!
あとフェイトの異世界維持に関しても
ローマ用って考えたら薄いかもだけど
騎馬文明に売れば、結構な値段になるだろうし
その維持費で騎馬文明を弱体化させれるかもしれん
【フェイト はやての息子。地属性】
おk。ちょっと騎馬文明行ってくる!
(さすがに勝手にやらせるとまずいので、外交案に入れて上げてください)
というか、異界の維持にコストが必要なら
敵対文明に気が付かれないように設置して、その文明から維持コストを奪い取って
気が付かれて攻めこませるよう誘導して
自分たちに有利な場所で戦うっていう手もあるか
束(神座研究第一人者)「そんな面倒なことしなくても、神座システムのちょっとした応用で、他文明の魔力生産をストップすることはできるよ?」
やる夫様。私が開発したVRMMO「邯鄲」でも神格候補者が出現しました。
…まあ、流出そのものを与えるのは私でもどうかと思うのですが、試練を乗り越えたからには何かしらの恩恵は与えてやりたいのですよ。
また、神格に成りうるほどの深い渇望の持ち主なので、報償を与えなければ何をするかわからないというのもあります。
つきましては、「好きな概念のGを与える」というのを賞品にしたいのですが、いかがでしょうか?
英雄ユニット:聖十郎が誕生しました!
【聖十郎】
遺伝的理由で癌などヤバい病気発症しまくり。
医療魔法レベル3による巻き戻しで延命や蘇生は可能だが、いずれまた再発する。
システムユグドラシルで新しい体作ってもやっぱり病気になる。
健康と生への渇望から、神格候補に到達している。…でも甘粕でも危険視するぐらいヤバい能力。
10th-Gあたりを与えると救われて浄化される。
生死之縛・玻璃爛宮逆サ磔:求道型流出。相手の持つ才能を奪い取りつつ、自身の病気を押し付けるという迷惑きわまりない神威。
リア充は神格に成れないのです。
ルール的に仕方ないとはいえヒドイ言い草だww
ひでぇが真理くさいのがまたw
ああ、だからやる夫は神格にはなれんのか
複数の嫁とズコバコやってるから
現状に満足してるリア充は現実を押しのけるレベルの渇望とか持たないだろうしな
あと、常識人も神格にはなれないらしいな
厨二力が足りないから、能力が弱い(意訳)な藤井蓮とかもルートによってはいるしw
リア中は神格に成れないです。
神格が流出以外の手段でリア中になると弱体化したりします。
つまり、ネギを神格として運用したければ、いつまでも非リア中でなければいけません。
ちなみに今のネギ君は戦闘力500くらい。
量産型デモンベイン相手なら大導師ごっこができます。
神様パワーに頼っていない一個人としては破格に強いですが、でもだからどうしたっていう状況。
メテオ と 神座迎撃 システムだと
一発単位の戦力差 どの程度の数値差になるんだろう?
えーと…
メテオがたしか一発で10万人くらい(ただし人口密度にも依る)で、
神座迎撃弾が一発で20億くらい吹っ飛ばしてましたから…2万倍くらいかな?
神座迎撃弾は単なる質量弾に加えて、
増大した質量から生じる重力・潮汐力で周囲を破壊するというひどい付加効果があります。
ふと思う
メテオって宇宙から隕石持ってくるわけだから
宇宙の隕石を神座4任せに移動させたら使えなくなる?
労働力的にはおそらく無駄
…その発想は無かった!
子宇宙かGにでも隕石全部回収すれば使用不能になります。
10Gって判定済みだっけ?
G系はよほど変な概念を放り込まない限り、
研究コスト一兆魔力、生産コスト一兆ハンマー+一兆魔力です。
人死に無しで征服したいならかき氷概念でも使えばいいんじゃないかな?
かき氷が食料化し、逆に普通の食料が食料として機能しなくなる概念。
餓死したくなければかき氷を食うしか無い。
なんて恐ろしい概念だ!
ひどすぎるw
これで降伏しないのは最初っからカキ氷ばっかり喰ってるコキュートスと蛮族ぐらいかなw
事前に美味しいローマ料理を振る舞ってあげよう(邪笑
【
小ネタ】魔力価値について
この世界における魔法は魔力を消費するものであり、魔力は貨幣である。
すなわち、魔法とは札束に火をつけて灯りにするような極めて不効率な行い…だったのだが。
BALLSが物量に任せて魔力問題を克服してしまったせいで、
今のローマ人はリアルに上のような調子(どうだ?明るくなったろう?のAA)である。
というわけで、ローマの皆。
こういうの作ってくれないかな?
五億年ボタン:スイッチを押した瞬間、外部から隔絶された何も無い空間に飛ばされ、5億年を過ごすことになるボタン
どうやら女神様は刹那と二人っきりで五億年間愛を育みたい模様
離ればなれになってしまった恋人とふたりっきりで愛し合いたい。
そんなささやかながらも切実な願いを抱いた女神が居た。
これは、そんな女神の願いを叶えんとした、漢達の物語である。
プロジェクトX
黄昏の刹那
~神は神のまま子供を作れるのか~
仕様は決まったお。女神様も喜んでくれたしそれはいいんだお。
だけど、「二人の概念で創ったG」ってあたりが死ぬほど難しいお。
何しろ概念とは本来単色で成りたつ物。
異なる概念同士は反発し打ち消し合うのが基本だお。
女神様は他の概念をも抱きしめ共存するとはいえ、反発力が全く消えているわけでもない。
概念をGに同時適用する、ないしは二つの概念を融合してGに適用するってのは難しいお。
黄昏の刹那G
黄昏の女神
永遠の刹那
二人で仲良くなので二人の概念で作ったGを用意する
刹那の概念で、こちらが1T進む間に内部では5億年たつようにする
G内部はすべて女神の魔力で生成されたものであり
息をしようが物を食べようがすべて女神の一部であり
海に潜ろうが草原に行こうが家にいようがすべて女神の身体で寝ている
そんなGにいる限り女神の愛に包まれた状態にする
また、子供が欲しい場合
――愛は子という結晶となる
という子作り概念を使い、Gとして展開していた概念を子作り概念の出力に変換
5億年分のイチャイチャしていた愛で生まれる子を作ることを狙う
効果:女神大満足!(女神「蓮に私を食べてもらうって嬉しいね!」) 子供(神格)ができます。
前提条件:神座システムレベル4 G
研究コスト:100兆魔力
生産コスト:100兆ハンマー+100兆魔力(女神様のための特別製)
だけどその困難を超えないと子作りはまず成功しないと思うよ?
神格同士の子供を作るとなると、異なる概念を持った精子と卵子が融合しなければならない。
でも、異なる概念を帯びた精子と卵子はかなり強烈に反発する。
しかも神格の生殖能力は元々かなり低い。
となると、自然妊娠はまず期待できないし、実際お二人は万年近く励んでいて一人も生まれなかったわけで。
(まどほむは人間化と
ホムンクルス技術を併用しているので、神格色はだいぶ薄まっている)
でも、Gの中で概念が融合していれば、精子と卵子の反発は抑えられる。
それでも中々大変だとは思うけど…
――愛は子という結晶となる
の概念でGと五億年の時間と愛を燃料にブーストをかければなんとかなると思うよ!
だおねー。
でも概念同士の融合or同時適用が困難であることはやはり変わらない…
困難を別の困難に差し替えただけなんだおね…
確かに今までに無いくらい困難ですな。
ですが、それでもなお愛する男との子供を生みたいと願う女神の愛は実に素晴らしい!
ならば我々も諦めるわけにはいかないでしょう。
なぜなら誰でも夢は諦めなければ必ず叶うのですから!
甘粕の気概は頼もしいものだったが、それは問題の困難さを減じるものではなかった。
確たる進歩の無きまま、ふくれあがって行く研究費。
そして建造のために必要となるであろうコストも並のGを凌駕していた。
…その「並のG」とて、世界と世界法則を生み出そうというのだから人智を超えた神業であるにも関わらずだ。
どうしよう?予算オーバーってレベルじゃねーお。
苦しむ研究者たちをBALLSが支えた。
予算のことは心配しないでくださいやる夫さん。
研究のことは専門外ですが、魔力で良ければいくらでも用意できます!
ですから思いっきり研究に邁進してください!
BALLSたちのお陰で研究計画は継続できた…
だがそれは背負う物が増えたことも意味する。
負けるわけには、いかなくなった。
やがて研究者たちの努力と執念は実を結ぶ。
レザード「そうか、わかったぞ!」
レザード「――――――を利用すれば」
ついにローマ研究者たちは、神でさえできなかったことを可能にする!
ありがとう!みんな!
早速蓮といちゃいちゃしてくるね!
ああ、うれしいなうれしいな。
蓮を愛して上げられる抱きしめてあげられる蓮も私のことだきしめてくれるかな抱きしめてほしいなでも他の女を抱いたみたいだし私のことに飽きちゃったらどうしようううんそんなことないよね
蓮は私と永遠を過ごしたいと言ってくれたんだし愛してくれるし抱きしめてくれるに決まっているよね蓮との子供は男の子と女の子二人は欲しいな…<長く合えなかった事で愛が煮詰まりヤンデレ化
マリィ…。
それは喜色を交えながらもどこか悲嘆の混じったものであった。
己の穢れた姿を恋人に見せたくない、と言ったところであろうか。
蓮…もうこんなことはやめようよ。
あの時はああするしか無かったのはわかるけど、もう、ローマの皆が解決してくれたよ?
だから、私の所に戻って来てくれないかな?
私、この千年間、ずっと寂しかったし悲しかったんだよ?
蓮を愛してあげられれば、蓮が私を愛してくれれば、それで私は満足だから。
【だから一緒に二人っきりで静かに暮らそうよ。】
ああ…【そんな楽しい日常を過ごせたらいいなと俺も思うよ】
だけど…理由はどうあれ、俺は地上の人々を傷つけた。かつてのラインハルトやメルクリウスなんかより遥かに大きな犠牲者を出した。
俺の総身はもう罪で穢れているんだよ。そして【罪は償わなきゃならない】。
いずれ俺はローマあたりに裁かれて、魂も残らないだろう。
…だからマリィ、こんな罪人のことはもう忘れてくれ。忘れて新しい幸せをつかんでくれ。
…うん、そうだね。【罪は償わないといけないね】
蓮がこんなことになっちゃって、とてもとても哀しかった。
どうすればいいのか考えていて、やっとわかったの。
ただ相手のことを肯定するばかりが愛じゃないって。
大事な人が道を間違えたら、それを正してあげるのも愛なんだって。そのために「罰」というのが必要なんだって。
そして、離れ離れになりたくないなら、そうならないようにしっかり抱き締めてなきゃいけないんだって。
だからね。蓮ともう二度と離れ離れにならないように、もう二度と蓮が道を間違えないように。
【私が永遠に蓮のことを抱き締めていてあげる!】
確かに異なる概念は反発し合います。
しかし、我々は概念の塊である神格に対して、別の概念を適用することに成功していますよね?
…そう、波旬です。
理解不能概念はやつの唯我概念と反発することなく同時適用された。
これは、波旬と理解不能概念の利害が一致したからです。
概念核による機械的な概念ならばとにかく、神格の概念には当然に神格の意思というものが反映されます。
である以上、神格の意思と、適用したい概念が重なれば、そこに反発は生じません。
むしろ神格の力をも巻き込んで恐ろしい強度の概念が発生することになります。
この現象を「協力強制」と名付けましょうか。
黄昏の刹那Gにおいても、協力強制を起こせば、黄昏と刹那の概念を無理なく融合できるのではないでしょうか?
これはね、協力強制っていうの。
流出は本来反発し合い、打ち消し合うもの。総てを抱きしめる私でもその反発力を完全に無くせるわけじゃない。
でも、私と蓮の願いが完全に重なったらどうなると思う?
意思と意思がぶつかり合うから流出は反発する。でも相互に合意が成立し、協力し合うなら反発は生じない。
むしろ両者の意思を飲み込んで、より強力な法則として成立する。
今起こっているのはそれだよ。蓮の流出が威力を上げれば上げるほど、協力強制の威力も高まるの。
そんな馬鹿な!
協力強制って理屈はよくわからないけど、まあ認めるとしよう。
でも、俺はマリィの誘いを断ったぞ!?
なんでそれで合意だの協力だのって話になるんだ?
協力強制は言葉での約束とは違うの。
たとえ口では否定しても、心がそれを認めれば成立するんだよ。
私は【だから一緒に二人っきりで静かに暮らそうよ。】と言った。
蓮も【そんな楽しい日常を過ごせたらいいなと俺も思うよ】と思ってくれた。
これで合意が一つ成立しているよね?
それは・・・確かに否定できないが。
でも、罪は償わなきゃいけないというのだって本心だぞ?…俺は多くの人を苦しめたんだ。
うん、そうだね。蓮の罪の意識。これも軽いものじゃない。…悲しいけど、私への愛を凌駕しかねないほどに。
だから私も【罪は償わないといけないね】と同意した。
ほら、これで【蓮は罪を償わないといけない】って二つ目の同意が成立しているよね?
滅茶苦茶だろう!
ああ、確かにその二点では同意は成立している。
だけど、その二つの願いは矛盾しているじゃないか!
矛盾した同意から協力強制ってのは成立するのか?!
矛盾しているかな?
ようは、「共に過ごすことが罰でもある」って状況を作ればいいんだよ。
…これから私と蓮は5億年の時を一緒に過ごすの。
先に言っておくけど、私の愛ってかなり重たいよ?1000年間会えない間にたっぷりと煮込まれているから。
愛する人からとはいえ監禁されて重い愛を受け続ける。それも5億年も!
客観的に言えば、十分に罰足り得るんじゃないかな?
もう逃がさないから。
G内部はすべて私の魔力で生成されたもの。
息をしようが物を食べようがすべて私の一部。ふふ、蓮の体の中が私で満たされて行くの。私を蓮に食べてもらえるの。嬉しいな。
海に潜ろうが草原に行こうが家にいようがすべて私の身体の上。どこであろうと寝るときはいつも一緒。
Gにいる限り私の愛に包まれているよ。
これから宜しくね。愛してるよ、蓮。
そう語る彼女の愛は重く、恐怖を覚えた。これが5億年続くというのならば確かに罰なのだろう。
…だが、狂愛を語る彼女は恐怖以上に美しかった。まるでギロチンの歌を謡っていたあの頃のように。
そして俺の愛は今も変わらず胸の中で燃えていた。ならばこれはきっと幸福に違いない。
そもそも、彼女と過ごす何気ない日々こそが、俺が神域に上り詰めるほどに追い求めたものだったのだから。
「ああ、俺も愛しているよ、マリィ」
【黄昏の刹那Gが展開されました】
【内部で何が起こっていたかは…今は語らずにおきましょう。】
【一つ言えるのは…女神と刹那の愛は確かに実を結んだということです】
神格 天照坐皇大御神が誕生しました!
心配せずとも私は神格としては赤子も同然だ。まあ事実赤子なのだがね。
戦う力も意思も無いよ。
そもそも親の血筋故に、生まれながらにして神格となったのでな。
己の渇望、世界に敷くべき神威を定められていないのだよ。
天照坐皇大御神:戦闘力10万
特殊能力:無し(渇望が定まっていないため、流出も無色)
何時産まれたのかが問題だな
5億年ギリギリなら本当に赤子
逆に早めに産まれてたら・・・
両親の子作りを延々と見続けてた数億歳の処女ってことに?w
Gそのものを犠牲にして生まれた訳で、私の誕生はGの崩壊と同じ瞬間だ。
さきほど言った通り、文字通りの赤子だよ。先ほどまで産声を上げていたほどにな。
なのにしゃべれているのは、神格故だと思ってくれ。
無色の流出、そんなのもあるか!
もちろん、普通は無い。渇望を得て流出を行って神格になる。それが普通の順序だからね。
しかし、渇望が無いにも関わらず、外因で神格の力を得てしまうと、我が孫のように無色の流出ということになる。
渇望が無い故に流出としては未完成だ。当然神格としては力も弱い。
だが、自分の渇望・概念を自分で自由に選べるという利点もある。(普通の神格は「気づいたら成っている」ものなので、渇望は自分では選べない)
そういえば無色の流出自体の研究価値はどうなんだろう?
コピペしたGとか概念核とか利用価値とかあるのかな
競合が発生するのかどうかとか
残念だけど、神座システムでコピーできないね。あるいはコピーしても意味が無いというか。
神座システム自体には渇望は無いの。でも、出力は神格にも届く。
つまり、元々神座システム自体が無色の流出みたいなものだね。
元々無色の流出なのに、さらに無色の流出を上書きなんてできないでしょう?あるいはしても何も変わらない。
これって有り余った魔力を注ぎ込んで神を産む概念を持たせたGを制作すれば、ローマの子供が神格だらけになるんじゃない?
渇望が白紙で自由に選べるなら凄い利点になる。反乱とかの懸念も10万程度は可愛いものだし、渇望をムーンセルで監視して供給を停止すれば危険は未然に防げるはず。
周囲が神様だらけなら相対的に大事にならないというか、正常と異常が逆転するな。
【神格同士の子供】というのが重要なポイントです。
神格同士の子供であるが故に、生まれながらにして神である。
されど生まれたばかりの赤子故渇望を持ち合わせていない(といっても、神格の中には生まれつき渇望持ちというのも居ない訳ではない)
故に無色の流出になる。そういう理屈です。
今の所、愛し合う神格は刹那黄昏の他はまどほむくらいですし、5億年は神格にとっても永い。
しかも、協力強制が必須で、しかも協力強制の方向性が5億年ボタンとも合致しなければならない。
そうそう神だらけとはいきませんよ。
身体強化が用意になったら
ブラックロータスももっと強くなれるのかな
ブラックロータスIN黒雪姫みたいなノリとか、ブラックロータス自体を黒雪姫の概念をコピーして
概念核兵装化して
えーと…魔法は流出の下位互換なので(流出を
水銀の蛇がデジューンして汎用性を高めて使いやすくしたのが「魔法」)
【流出と魔法は別に衝突しない】。神格でも(効果は低めですが)魔法の恩恵は受けられますね。
聖十郎。お前の生き足掻こうとする意思は実に素晴らしい!
ああ、見事だ。最近のローマ人には欠けているものだよ。
まあ、だからといってただで救いの手を差し伸べるのはむしろお前への侮辱だからな。
俺はその点公平な男だと自負しているよ。
だから、そうだな。俺の出す試練をクリアできたら、俺がローマ研究班にかけあって、お前の治療の手はずを整えてやる。
では、健闘を祈るよ。
クッ、甘粕。俺の手を煩わせる…
…が、それだけの役には立つか。
原作聖十郎は生きるために文字通りあらゆる努力をしています。人食いとかの邪法も含めて。
しかし、ここはローマなので、完治はできずとも生きるだけなら問題はありません。
そこで邪法に手を出せばどうなるか?逮捕されて今やっている延命措置も受けられなくリスクがあります。
そのため聖十郎は健康への渇望を煮込みながらも、具体的な行動としては現状維持を選ばざるを得ない状況にありました。
故に、雲をつかむような甘粕の提案にも乗ることにしたのです。
なぜそんなひどいことができるかだと?
いいだろう。教えてやる。
【俺はお前達が羨ましい。】【お前達は俺の悪性の理由が知りたい】
なら【悪性の理由を教えてやる。代わりにお前達の輝きを寄越せ】
『干キ萎ミ病ミ枯セ。盈チ乾ルガ如、沈ミ臥セ』
『――急段、顕象――』
『生死之縛・玻璃爛宮逆サ磔』
甘粕の勇者を見いだす目は実際たいしたものである。
聖十郎は神格発掘ゲームの一つである邯鄲の夢において、流出位階や協力強制の域に到達したのだ!
そして廃人たちを寄せ付けない最終層すらもあっけなくクリアしてしまった。
見事だ聖十郎。
ああ、待たせてしまって済まないな。
お前の業病すらも完治せしめる神の業の用意が整った。
存分に味わってくれ!
10th-G
ありとあらゆる病気から解放され健康に過ごせるという正の概念によってできた宇宙。
過去に事故等で身体の一部等を欠損していても欠損せずに成長していればという仮定の姿になる
これで聖十郎も病気から解放されて超健康だ!
前提条件:G
効果:聖十郎が超健康に!その他病弱キャラを持ってくると協力してくれるかもしれない。
研究コスト:1兆魔力
建設コスト:1兆魔力 1兆ハンマー
空気が美味い!
体が軽い!
素晴らしいぞ!これが死病(ぜつぼう)の消える感触というものか。
こんな気持ちで朝を迎えるなど始めてだ!
もう、何も、怖くない!
聖十郎が完治しました!
ああ、いいぞ。よく俺の役にたった!
ローマよ!ローマのマッドサイエンティストたちよ。そして10th-Gよ!
お前達は最高の道具だよ!感謝の念が絶えない!
聖十郎は自己中さでは波旬とどっこいどっこいですが、
「道具」としてであれ、他者の存在を認めています。
そして攻撃性の源である病魔が消えれば…ローマでも屈指の真人間となっていくでしょう。
神格の攻撃は神様判定喰らって無効化されます。
あと、司狼は突破できても幕引きで防御(相殺)することもあるので…
司狼の能力は発動した分だけ、相手側の魔力的なものが削れるかなと想いましたが
消費なしで無効化であってますか?
ええと…
司狼の権能の判定基準は刹那の素の戦闘力と相手の素の戦闘力です。
自分や相手の魂や魔力の保有量には影響されません(逆に言うと魂や魔力をつぎ込んでも強化できない)
つまり、素の戦闘力で下回っているなら強制無効
下回っていなくても効果範囲内なら弱体化ってことですね、分かりました
範囲外から飽和攻撃する分には問題なしと、幕引きの防御寄りも多く攻撃できるかどうかは別問題として
はい、それであっています。
…なので「神様に頼らない」他にもう一つ対抗方法があります。
すなわち、「刹那よりも強い神様パワーでぶん殴る」です。
無効化されないまでも弱体化はしますが、弱体化状態でコキュートスを殲滅できる戦闘力を残していれば勝てます。
Lvをあげて物理で殴れってことか
原作波旬はそれで司狼を突破しています(白目
世界の真理の一つは単純明快であったw
父さんのくれたアクセルワールドは実際すごかった。
どこか幻想的ながらも同時にリアリティのある舞台。
血湧き肉踊る闘争。
そして何より、己の憧れと傷を形にするアバターと心意システム。
僕は魔法に対する憧れからか、「遠距離の赤」に目覚めた。(ネギの母親はミッド式なので、魔法と言えばまず遠距離)
そして現実世界での鬱憤を晴らすように活躍し、加速世界でもトップクラスへのプレイヤーと成り上がっていったのだ!
現実世界にも共通することだが、魔法使いのたどる道は大まかに言って二つ。
一つは後方から遠距離攻撃を叩き込む「砲台」型の「魔法使い」
もう一つは強化魔法を使いながら前衛と共に切り込む「魔法剣士」タイプである。
僕は現実世界でもアクセルワールドでも砲台型の魔法使いタイプであった。
別段、それに不満があるわけではない。
チーム戦において砲兵は不可欠とも言える重要なポジションであるし、
個人戦でも接近される前に蜂の巣にすれば良い。
とはいえ、弱点を補おうとするのもまた当然の話ではある。
故に現実の僕は魔法使いに圧倒的な身体スペックを与える闇の魔法を研究した。
そしてどうやら、その努力は現実世界では認められずとも、加速世界においては認められたらしい。
ようやっと開発した僕の心意は闇の魔法をほぼそのまま再現するものとなった。
すなわち、自身の魔法(遠距離攻撃)をアバターに付与して強化するものだ。
これは「攻撃威力拡張」「装甲強度拡張」「移動能力拡張」「射程距離拡張」の4大心意総てを内包するものであり、
伝説のブラックロータスさえも到達できなかった境地だ!
現実世界では認められない僕も、ここでなら「特別」になれる!夢を形にできる!
ああ、僕の生きるべき世界はここだったのだ!
ネギが神格適性を獲得しました!
僕は地属性の魔法使いだ。故に魔法使いに対するイメージや憧れも、雷属性のネギとは異なる。
大地は不動。大地は生命を育み生み出す物。すなわち世界と創造の象徴。
思えば僕が人造異界研究に手を出したのも、無意識にそのイメージが反映されていたのかもしれない。
故に僕は必ずしもネギのような戦闘者というわけではなく、故にアクセルワールドに置けるアバターも攻撃性を欠いていた。
…ただしそれは弱いというわけでは断じて無い。僕が得た色は「防御の緑」であった。
ああ確かに僕のアバターは攻撃力もスピードも高くはない。
通常状態でも魔法の弾幕を貼ってくるネギのような派手さはない。
されど僕にはそれを補って余ある防御力があった。
ネギが万物を吹き飛ばす砲兵ならば、僕はその砲に真っ向から立ち向かえる盾なのだ。
故に、地道に弾幕の嵐をくぐり抜けて、泥臭い殴り合いの末にネギを下したことも一度や二度ではない。
…が、それだけならば僕はさして高揚しなかっただろう。
繰り返すが僕は戦闘者ではない。戦いにもネギほどの興奮は覚えなかった。
だが、必殺技と心意システム。これが僕の心を満たしてくれた。
僕の得た必殺技。それは「地形操作」だ。
大地や周辺の建物などを変形させ、自分の望む形へと造形していく。
しかも僕の地形操作によって生み出した構造物は極めて頑丈であり、フィールド変化を受け付けず、通常攻撃ではほとんど破壊不可能。
これまた僕の防御力と合わせると実に鉄壁なことになったが、まあそれはおまけだ。
重要なのはそれが「創造」に使えるということ。
例えば家を作る、あるいはさらに範囲を広げれば町を生み出すことも可能なのだ。
特に全域が危険地帯となる無制限フィールドでは、安全に休憩できる場所をどこにでも生み出せる僕の能力は、多くのプレイヤーに重宝された。
現実世界では否定された創造の夢が、ここ加速世界では叶ったのだ!
心意技はさらにすごい!
おそらくは大地の「生命を育む」という性質を再現したのだろうが、
一定範囲内に回復効果を付与することができるのだ!
格闘ゲームにおいて回復とはある意味ものすごい反則技である。…僕のような防御キャラならば特に。
結果、僕のネギのライバル…そして最高のパートナーとなったのだ!
ネギの猛攻を凌げるのは僕くらいであり、僕を落し得るのはネギくらい。
そして僕がネギをガード・回復しながらネギが砲撃や闇の魔法をぶちまければどうなるか?
ああ、伝説のブラックロータスはいざ知らず、他のアバターに対して僕とネギのコンビが負けた事は無い!
フェイトが神格適性を得ました!
私のアバターは(綺麗にネギやフェイトとはばらけて)「近距離の青」になった。
リアルでも格闘技を修めており、他のゲームでも近距離格闘を好んだ故かもしれない。
まあ、私は能天気だが馬鹿ではない。
ネギとフェイトの二人が心に傷と渇望を抱えていることも、私はその点お気楽なのもわかっている。
心の傷と渇望をアバターとして具現化するという性質故にか、私のアバターには二人ほどの圧倒的性能というものは無かった。
ただしその分、穴が無くバランスの良い能力配分をしていたとも言える。
近接攻撃力・スピード・防御力、いずれもそこそこの物をもち、あとは本人の格闘技術次第でいくらでも戦えるアバターだったのだ。
そして格闘技にはそれなりの自信がある。
結果、アバター自体には特筆すべき性能は無いとしても、不思議と勝てないプレイヤーとして畏怖されることとなった。
ネギやフェイトとの戦績も悪くない。
例えばネギの攻撃魔法を投げ返したときには実に良い表情を見せてくれた。
(攻撃魔法の炸裂を避けながらうまくベクトルを変えるかつかんで投げ返す高等技術。)
(炸裂を避けているとはいえ攻撃魔法に触れる性質上、ある程度の防御力とスピード、そして何より高い技術が必要)
フェイトの地形操作も、遠距離攻撃ならとにかく近づいて殴る分にはあまり関係がない。
フェイトだって飛び道具は持ってないのだからやはり殴り合うしかないのだし。
そして純粋な格闘戦であれば、私に分がある。
正確な見切りとカウンターさえできれば、向こうの攻撃を潰しつつ、攻撃を加えて行く事が可能だ。
フェイトの防御力が高いとは言っても、サンドバック状態なら私が勝つ!
ただまあ…私に渇望というやつが足りないせいなのか、
必殺技・心意技には未だ目覚めていない。…別に無くても勝てるけど、ちょっと残念だ。
さすがは兄弟というべきか、ネギ・フェイトと組んでのチーム戦では負け無しだ!
心意技抜きとしても、
ネギが攻撃魔法で大地を耕し、
向こうの遠距離攻撃はフェイトが地形操作や肉盾でシャットアウト。
ネギを潰すために近づいてきたら、近接無双の私。
我ながらひどい布陣である。
フェイト、ヴィヴィオ!
次はメタトロン狩りにいこうよ!
フェイトやヴィヴィオを倒す(もっと言うと全損させて排除する)ために色々工夫しているうちに、
なんだか楽しくなって来て普通にゲームとして楽しみ始めた模様
うーん。仲間意識ってやつは芽生えつつあるおね。
ただ、なのに覇道の渇望になってないのはどうしてだお?
端的に言えば、試練が足りません。
覇道の渇望は確かに他者に対する渇望である以上、普通は仲間意識が前提となります。…あの波旬みたいのは例外ですが。
ただし、では仲間意識が総て覇道の渇望に成るかと言えば否です。
つまりは、ただ仲良くしているだけでは、渇望の渇望たる所以「何がなんでも叶えたい」という切実な想いが足りない。
では、どうすれば仲間意識を覇道の渇望に変えられるか?
そのために手っ取り早いのが試練です。
強大な敵にぶつかり、仲間が追いつめられる様に出くわし、「仲間を救うための力が何が何でも欲しい」と願えば、
それは覇道の渇望と成りましょう。
私が死力を尽くしてぎりぎりクリアできる難易度の試練を用意してもいいのですが…
どうやら黒雪姫嬢は加速世界の生ける伝説と化している様子。もちろん、実力も伝説に負けぬほどにある。
ここらで、先輩の貫禄を見せつけてもらうのもよろしいかと。
加速世界における死はあくまで精神的なものであり、
分体の死とは関係しない…だからこそ、システム・ユグドラシルでも防げないのだがね。
ぎりぎりというのは、バーストポイントが残り一桁になるまで無制限フィールドで死闘を繰り広げるとかそんな感じだな。
そういえば禁書ってどんな感じのやつがこっちに輸入できそうなんだろう?
禁書自体あまり知らないから開発案無いけど
いっそ縦世界探索船つくって禁書の世界探しに行ったほうが速いか
一方通行:あらゆるベクトルの向きを変える能力。例えば銃弾の運動量を逆向きにして跳ね返したりできる。この原理で科学的な攻撃に対してはほぼ無敵であり、魔術に対しても耐性がある。
未元物質:架空物質である未元物質を具現化し、操る能力。
未元物質はこの世の物ではない物理法則に従っており、未元物質と相互作用した物質も独自の物理法則に従って動くようになる。
つまり、流出のように周囲の物理法則を書き換えていってしまう能力。
また、未元物質を使って自分のコピーを生み出せるため、システム・ユグドラシルめいたことも可能。
とかがチートと言われています。
そういえば禁書原作だと超能力と魔法は回線の食い合せが悪くて両方使うと脳味噌プッツーンですけど、そこら辺はこのスレではどうなりますか?
脳みそぷっつーん程度でローマ人がどうこうなりますか?
dsynー。
まあ、魔力だけ供給して代理演算はデバイス任せにすれば解決する問題ですしね。
あるいは、超能力用の分体と魔法用の分体に分けるとかね。
生化学的な干渉で脳神経系の作用機序を改変しても魂の拒絶反応に引っかからないの?
引っかかりません。
自己イメージは「肉体の形」に対する物が主なので、実は脳の状態に対してはあまり強く作用しません。
【アストラナガン】
動力源:ティプラーシリンダー(平行世界からエネルギーをくみ出す機関)
機動性:ティプラーシリンダーの効果で、空間転移・平行世界移動・時間移動が可能
装甲:ズフィルード・クリスタル。再生・増殖・進化の性質を備えた金属細胞。
主武装:インフィニティ・シリンダー。時間の巻き戻しによって対象を「無かった事」にする。
ほぼ純粋な科学技術なので、このスペックで量産が効き、しかもパイロットに特別な資質を要求しない。
キングジェイダー改は威力は兎も角、キングジェイダーの装備のままだろうし
三連装無限ミサイルランチャー
二連装対地レーザー砲
対空レーザー砲
五連メーザー砲
反中間子砲
ジェイクォースだろうな
ESミサイル及びES爆雷があるかどうかは知らん
ESミサイルもあります
特別イベントとなればまず舞台から拘らなければな。
空飛ぶ城というのはやはりインパクトが大きいし見栄えも良いと思うのだが、どうだろうか?
大筋においては同意見だ。
とはいえ、アイングラッドの繰り返しというのも芸が無い。
何らかの新規性は欲しいところだ。
そうだな。ラスボスは黒雪姫嬢が担当するのだ。
彼女の希望を聞くのが良かろうよ。
後は・・・露伴先生にもデザインを頼むか。
空飛ぶ城か。
(ハルユキ君のイメージにも合うし)私も良いと思うぞ。
細かいデザインについてはそうだな…
私の居城なのだから、黒水晶を基調として…(ブラックロータスをハルユキ君は綺麗って言ってくれたし…)
アクセルワールドのデザインだって?
僕は漫画家であってゲームクリエイターじゃないぞ!
露伴…
普段から漫画には「リアルさ」が大事って言ってるおね?
ゲームを作る、そこで繰り広げられるであろう壮大な戦いを鑑賞できる。
いずれも他では経験できない貴重な「取材」になるんじゃないかお?
何なら、アクセルワールドをテーマに漫画を書いても構わないんだお?
わかったよ…だが僕も参加させろ!
結果が敗北であれ勝利であれ、貴重なリアルさを得られるだろう。
アクセルワールドへようこそ!露伴!
露伴のデュエルアバター:ヘブンズドアー。「間接の黄」に分類される。
露伴の「(漫画を書くために)リアルな経験を積みたい」という渇望を反映し、他者の心を読む能力を持つ。
露伴的にはそのおまけだが、読んだついでに心に書き込みをする事も可能。
胡蝶の城:天空にそびえ立つ黒雪姫の城。
主に黒水晶で構成され、禍々しくも美しく輝く。
低階層では弱く、バーストポイントも少なめの敵が多い。
自己のアバターを試すための練習階と言ったところであろうか。
とはいえ、そもそも「弱いエネミー」という物自体が希少である。
リターンは少なくとも、低リスクでバーストポイントを稼げるというのはかなりおいしい場所だ。
故に、攻略そっちのけでバーストポイント稼ぎに邁進するプレイヤーも続出したが…
あんまり試練になってないみたいだけどいいのかお?甘粕
無論面白くはありませんが…
高みを目指すことではなく、目先の小銭を追い求める輩ならどのみち大成はできますまい。
本番前の篩と考えれば悪くないかと。
それに…本当の試練はここからです。
FOE(フィールド・オン・エネミー)と名付けましたが…
下手するとラスボスより強いエネミーが徘徊する階層があります。
立ち向かうにせよ、うまく出し抜いて切り抜けるにせよ、相応の恐怖があるでしょう。乗り越えるためには勇気が居るでしょう。
ああ、今から楽しみでなりません!
私も勇者というのは好みでね。
愛しているからこそ殴るというのにも実に共感できる。
友が参加するというから、たまには私も舞台の上で動いてみることにした。
ああ、心配はいらん。暴力に訴える気はない。代わりに言葉責めさせてもらうがね。
若人の訓練ということで参加させてもらった。
ああ、安心するといい。他の連中に比べれば妾はだいぶ優しい。
デモンベインも置いて来たから頑張って抗うといい。
こういうのもいます
じゃあ、テストプレイも一通り済んだし、
そろそろイベント開幕と行くかお!
僕は自分で言うのも何だが、中々のハッカー(本来の意味も含めて)だと自負している。
だが、その僕の腕を持ってしてなお、このアクセルワールドへのクラッキングはおろか、
そのシステム構成さえ全く見抜くことができなかった。
当初はちょっとした好奇心程度の参加であったが、
これだけのシステムを早々開発できるはずがない。
あるとしたらローマという国そのものか…さもなければローマですら及ばないとんでもない勢力が存在するか。
後者は少々怖いので、僕はアクセルワールドがローマ首脳部の何らかの陰謀ではないかという仮説を立てた。
(多分に中二妄想が入っていますが、結果だけを見れば正解です)
唯一の「クリア者」と言われる伝説の黒雪姫にその辺尋ねてみたいのだが、
残念なことに彼女はその実在すら疑われるほどに、ここ数年目撃情報が無かった。
そんな折、あのイベントが告知されたのだ…
ドーモ、参加者の皆=サン。アクセルワールドの主催者デス。
日頃楽しんでくれているようで何よりだお。
しかし、諸君らは疑問に思わなかったかお?
このゲームのエンディングとは何なのか、
そしてこのゲームが何のために存在するのかと。
思わぬならばそれも結構。このメッセージを忘れて楽しいゲームライフに戻るといいお。
だが、知りたいと思うならば、ちょっとしたヒントを差し上げるお。
諸君もご存知の通り、黒雪姫嬢はこのゲームの現状唯一のクリア者であり、
またゲームの存在意義を知る数少ない一人だお。
彼女と話せれば、あるいは諸君の疑問にも答えが出るかもしれない。
ああ、わかっているお。そうは言っても黒雪姫と会うチャンスが無いおね?
だから今回、黒雪姫嬢の許可をもらって、ここにイベントを開催することにしたお!
名付けて、黒蝶飛翔!
諸君らもお気づきかと思うけど、アクセルワールドの上空には巨大な城が浮かんでいるおね?
あれこそが黒雪姫の居城、胡蝶の城だお。
つまり、胡蝶の城を攻略すれば黒雪姫嬢と会えるわけだおね。
とはいえ、さすがにプレイヤー全員と会話するとなると黒雪姫嬢としても大変だし、GMとしても面白くない。
そこで胡蝶の城には強大な敵を多数配置させてもらったお。黒雪姫と会いたい者はこの試練を是非突破してくれお。
高みを目指す者ならば、奮って参加してほしいお!
以上、健闘を祈る。
ワープゲートが設置されており、城に到達するだけなら簡単だ。
事実、イベント開催前から攻略を開始した者たちも居る。
…もっとも、大抵の者は「弱いエネミー」という餌に釣られてほとんど進行してないそうだが。
(プレイヤーは他のプレイヤーと対戦して勝利するか、強いエネミーを倒すしかバーストポイントを稼ぐ方法が無かった。)
(いずれも困難であり、しかも負ければポイントを失う。弱いエネミーというのはたとえ実入りが少なくとも、非常においしい存在だったのである)
無論、僕は違う。
GMの言葉が嘘にせよ本当にせよ、わざわざ告知するからには何らかの企みがある事は確実だ。
なら、陰謀を暴くまたとないチャンスだろう。
故に僕は攻略に乗り出すことにした…
低階層は聞いた通り、雑魚の宝庫だった。
まあ先を急ぐ身としてはある意味助かる話である。
ポイントの方が魅力的と感じたプレイヤーは雑魚狩りにいそしんでいたが…
宝物というのは相応の努力をしなければ宝物とは成らぬものだ。
現にかつては貴重であったはずの魔力は、BALLSによって容易に手に入るようになってから価値を減じた。
君たちがアクセルワールドを愛するのも、それが容易ならざる物だからだろう?
だというのに君たちは自ら安易な道を進み、宝物を自ら屑へと変えようとしている。
ああ、嘆かわしい。度し難い。
だが、安心したまえ。GMは君たちを愛しているし、公平だ。
きちんと、君たちにも宝物を得る機会を与えてくれるそうだ。
というわけで出番ですよ。獣殿。
雑魚狩りには雑魚狩りのリスクがあるということだよ。
リスクがあるからこそバーストポイントは宝物となる。
ああ、卿らはちゃんと宝物を手にする機会を得た訳だ。
何、私を倒せる実力があるなら全く問題はない。そして私はこの通り、ただの槍兵だ。戦い方はいくらでもあるだろう。
卿らの力、存分に示してくれたまえよ
ふん、誰に向かって物を言っているのだね?
私は王だ!この世の総ては私の物。私の物を喰らって何が悪い。
王に逆らうというのならば、それ相応の代償を払ってもらおう!
そう自信満々に立ち向かって行った彼は(別に雑魚というわけではなく自信相応の実力もあったようだが)
次の瞬間には目をぶち抜かれて戦闘能力と戦意を奪われていた。
何が起こったのかは全く見えなかった…
何を驚いている?取り立てて騒ぐほどのことでもあるまい。
ただ、届く距離まで近づいて槍を刺した。それだけの陳腐な話なのだが。
そう。FOEがやったのはそんな単純な動作。それが単に「目で追えないほど速かった」ただそれだけである。
繰り返すが私はただの槍兵。
近接の青で真っ向から殴り合うも良し。
遠隔の赤で距離を取って戦うも良し。
間接の黄で撹乱してもいいし、防御の緑で攻撃を受け止めても良い。
さあ、戦い方はいくらでもあるはずだ。楽しませてくれよ。
それは無茶な注文だろう。
確かにスペックやプレイヤースキルだけで言うならここに居る面子でも対抗できる可能性はそれなりにある。
だが、ここに留まるのは所詮高みを目指すことをやめ、小銭を選んだ弱者たちだ。
精神面で遅れを取る。そしてそんな軟弱者が勝てるほど甘い相手ではない。
彼らを呼び寄せたのは軟弱者どもで僕は本来関係無いが…
とはいえ、戦闘回避できるとは思わない方がいい。そのような逃げの心境では、僕もまた軟弱者と看做されるだろう。
そして戦うならば、今の方が良い。
軟弱者とは言っても、壁にはなるだろう。そして僕の力は壁役が居た方が使い易い。
僕の心意技はクラッキング。
相手の動きや感覚を短時間だけだが乗っ取ることができる能力だ。
永遠に支配できるならとにかく、短時間では決定打とは成りにくい。普通であれば、相手に隙を作る程度の能力である。
だが、今この場においては極めて有効だ。
喰らえ!
ぬう!
何しろ、ここには心強い味方がいる。…つまりFOE自身が。
相手は槍兵。デュエルアバターで言えば青。
防御力も相応に高いだろうが、それ以上に攻撃力が高いはずだ。
よって、動きを乗っ取って自傷させれば…
見事だ…卿の勇気、見せてもらったよ。
こうして撃破も可能である。
…まあ、こんな時にもカリスマと余裕たっぷりで、さっぱり勝った感がしないのだが、それでも勝ちは勝ちだ。
【ちなみに現実の獣殿ならそもそも操作を受け付けません。あくまでアバター故に起こった現象です】
ほう。獣殿を撃破するか。ゲームとはいえ見事だね。
その調子なら、この城のクリアも十分見込めるのではないかな?
健闘を祈るよ。
…ああ、私は直接攻撃することは無いからその点は安心してくれていい。
妙にむかつく声援を受けながら、僕は最上階を目指す…
【ミスター・ブシドー】
本名グラハム。
現実世界で軍人であったが、指揮官タイプであり、自ら前線に出る事に向いていたわけではない。
しかしヤンが発掘してきた「武士」という概念にドハマリして、再興の時代における武士たらんと中二病を発症。
結果アクセルワールドに選ばれる。
この武士への強烈な渇望のため、アバターは「近接の青(剣士タイプ)」となり、念願のどつき合いを堪能している。
会いたかった……会いたかったぞ、ラインハルト!!
君の圧倒的な性能に私は心奪われた……この気持ち、まさしく愛だ!!
【雑魚狩りプレイヤーが多いので、割とフットワークが軽い野生のラスボス】
ほう…卿もまた、愛するが故に壊すことを望むか。ああ、その気持ち、実に理解できるぞ。
私もまた卿が愛おしい。思う存分、楽しもうではないか!
ラインハルトと仲良く愛し合っているようです。
(こう書くとホモっぽいですが、実際にはドラゴンボール的な戦争狂同士のどつき合いです)
(なお、「愛しいから殺し合いたい」という同意が双方に成されているので、協力強制が発生していたり)
うーん。甘粕。ちょっと予想外のことが起こった。
雑魚狩りプレイヤーが多すぎて、真面目に攻略しているプレイヤーも双首領トラップに引っかかってる。
お陰で序盤が一番hageやすいという謎事態になっているぞ?
ああ…双首領トラップは徹夜明けでテンション上がってノリでついやっちゃったからなあ…
さすがに鬼畜難易度過ぎたか。
困難を要求するのはとにかく、不可能を要求するのは試練ですらない。これはさすがに反省して見直そう…
ヒースクリフ「あ、でも、獣殿を撃破して攻略進めているプレイヤーも何人かはいるぞ」
素晴らしい!
やはり試練は人を磨くな!
想定外ではあるが、これはこれで魅力的だ。続けるとしよう。
ここが胡蝶の城か。
良し!僕らの手で攻略してやろう!
そして僕たちの名をブラックロータスに続く加速世界の伝説にするんだ!
そしていよいよ。今回のイベントの主役が参戦する。
【もはや序盤の壁として定着しつつあるFOE】
おお、いよいよ英雄殿の登場か。
ああ、楽しませてくれると良いのだが。
ああ、申し遅れたな。私はラインハルト。
ここのFOEを担当させてもらっているよ。
本来戦場はここではないのだが…まあ黒雪姫を目指すなら早いか遅いかの違いで敷かないな。
故に…卿らの勇気と力を魅せてくれ!
野生のラスボスが襲いかかってきた!
な、なんだこれは…
なまじ神格に近づいていたのがネギの不幸であった。
常人ならば感知できないであろうラインハルトの渇望を読み取ってしまったのだ。
その本領を発揮できないとは言っても、その深度は桁外れである。
加えて、異常性としても恐ろしい。壊すことが愛だって?何なんだそれは?
思わず、涙と小便を垂れ流しながら恐怖する。
ああ、ここまで明確な「恐怖」を感じたのは加速世界でも始めてかもしれない。
フェイトはネギに比べれば表面を取り繕っていたものの、
内心は似たようなものである。
そう理解に苦しむことかな?
アクセルワールドのプレイヤーなれば、私の渇望は割合理解しやすいと思うのだがな。
例えば…君たちは強敵と戦って心躍ることは無いかね?
そして戦い終わった後、また戦いたいと思ったことは無いかね?
私の渇望はつまるところそういう物に過ぎないよ。
深度はとにかく、廃人なれば当たり前に持つ想いだろう?
二人とも何ビビってるの?
確かに強そうだけど、別に今の私たちなら十分対処できるレベルだよ?
唯一冷静に対応できたのはヴィヴィオだった。
彼女は達人なれども常人。プレイヤー本体の渇望や能力まで見抜けるわけではない。
故に彼女の脅威度判定はあくまでアバターに対するものが総てであり、そして対処可能な障害と判断した。
そしてそれこそが正解。
現実世界で出会ったならばとにかく、今のラインハルトはあくまで1FOEに過ぎない。
この場に関係の無い力に恐怖した所で意味は無い。
そ、そうですよね。
何か恐ろしい物を抱えているにせよ…少なくともここではアバターの持つ力しか無いはず…
槍を主武器とするなら、近接の青に相当するはず。
なら遠距離攻撃に対しては対処し辛いはず!
そうだね。えーとまず地形を操作して…
学者肌でもあるネギとフェイトはヴィヴィオの叱咤を受けて、一応冷静さを取り戻した…
とはいえ恐怖を払拭できたわけでもなく、やや及び腰の対応であったが。
見えた!
ラインハルト戦で最も活躍したのはヴィヴィオであった。
総軍を率いているならばとにかく、今のラインハルトは一人の槍兵である。
いかに早かろうと、動きを正確に予測できればいくらでも対処は可能なのだ。
これは奇しくもかつての刹那と獣の戦いに類似していた。
時を操り神速の攻撃を繰り出す刹那に対して、獣はその莫大なる戦闘経験によってその行動を読み切って対処したのである。
今の光景はその繰り返しに過ぎない…今度は獣が見切られる側であったが。
ネギも卓越した戦いっぷりとは言わずとも、きちんと役割を果たした。
「遠隔の赤」らしく、遠距離攻撃に徹したのである。
恐怖から逃げようとする及び腰の対応であったが、故にこそ距離を取って戦う分には恐怖の影響は小さい。
そしてラインハルトは槍兵である以上、遠距離攻撃に打ち返すことはできないし、防御や回避にも限界がある。
故にネギの魔法は確実にラインハルトのHPを削って行った…
フェイトはさらに及び腰であった。
フェイトは「防御の緑」。「近接の青」とは攻守の違いはあれども、基本的には近づいて殴り合うタイプである。
パーティ戦ならこれに壁という役割も加わるが、まあ前に出ることに変わりはない。
にも関わらず、彼はネギよりさらに後方に陣取り、
地形操作によってラインハルトの動きを制限したり、
時折心意技を飛ばしてヴィヴィオやネギを回復させるに留まった。
まあ本来の役割からすれば怠慢としか言えないし、実際後で文句も言われることになる。
…が、実はこれが正解。下手に肉盾をやろうとすれば、ラインハルトに串刺しにされて終わりである。
と言ってヴィヴィオのような見切り技術も無い。
なら、後方から支援するくらいしか出来る事が無いし、そしてそれはラインハルトにしてみれば十分脅威であったのだ。
あーもう。二人ともびびりだなあ!
…もうしょうがないから、そのままネギは遠距離攻撃、フェイトは回復と妨害を続けて。
一撃必殺を許すつもりは無いけど、細かい負傷までは防げないし、こっちも一撃で倒す大技なんてもってない。
つまりは消耗戦しかないけど、私だけじゃ不利。だから二人でフォローして!
ヴィヴィオはただの人間だが、故にこそ現実を見据えて対処する力はこの場の誰よりも高い。
「戦闘」レベルはもとより、「戦術」としても完璧な状況把握と指示を出しながら、
ラインハルトを徐々に追いつめて行く。
ああ、見事だ。やる夫よ。卿の子供達は素晴らしい!
ラインハルトは近接アバターとして見た場合極めて優秀である。
やや攻撃偏重ではあるものの、速度と防御も十分高い万能型。
とはいえそれはあくまで「近接型」という範疇に留まる。
ネギのように遠距離攻撃を仕掛けることも、フェイトのように回復することもできない。
このままでは自己は削られ続け、ヴィヴィオは回復し続けるわけだから、時間は掛かるにせよ敗北は免れない。
ここでラインハルトに勝機があるとすれば、回復の暇さえ与えず一気にヴィヴィオを落すことであったが…
ヴィヴィオはその卓越した見切りの技量により、特に一撃必殺は正確に捌いていた。
故にその勝機も封じられたようなものであり…
ただの人間とびびり神格二人というでこぼこパーティは、しかし結果だけを見れば黄金の獣を完封したのである!
そしてそのことを理解しながらも、ラインハルトは心底から笑っていた。己が傷つくことさえも歓喜とでも言うように。
【黄金の獣をやっつけた!】
ああ、獣殿をああも完封するとは。全くもって見事。
笑い男君も素晴らしかったが…あれは奇襲要素もあるからね。
正面から戦ってあれを発動する余裕があったかと言えば微妙だ。
その点君ら三人はFOEに正面からぶつかって完封した。
しかも、その主軸は神格候補ではなく心意技も必殺技さえも持たないただの人間!
ああ、驚嘆の念を禁じ得ないよ!
…いや、現実に生きることに耐えられなかった我らが、地に足をつけて生きる人間に叶わぬのはあるいは当然かな?
…とはいえ、だからこそ、君たちのパーティには難点もある。
もちろんヴィヴィオ嬢には全く持って問題は無い。君はそのまままっすぐ生きてくれ。
だが、ネギ君にフェイト君、何だねあの体たらくは。
現実に背を向けて生きるは我らも同じ故そこについては何も言うまい。
だが、なればこそ幻想には真摯に向きあうのが筋であろう。
なのに幻想からも逃げ出すとは。現実からも夢からさえも逃げ出した人間には、もはやどこにも居場所など無いぞ?
特にネギ君、君はパーティで戦っているというのに、願いの芯が自己の内側に向いたままだ。
もっと、仲間に対しても渇望を燃え上がらせるべきではないかな?
ああ、ともあれ勝利には違いない。先に進みたまえよ。
ああそうそう。ネギ君。
魔導の先達として言わせてもらえば…
魔法とは本来「選ばれた者にしか使えない特別な力」などではない。
仮にそんな魔法があったとして、世の中のどんな役に立つ?
一般化できぬものは民生技術としては使えない。
できてせいぜい軍事技術だが、それとて使う者を選ぶ技術よりも誰でも使える技術の方が有用だ。
単純に、参戦できる人間を増やせるからな。
つまりは、一般化できてこそ、共同体の仲間と共有できてこその魔法なのだ。
その点を勘違いしてはいけないよ。
「選ばれた者にしか使えない特別な力を持った英雄」を目指すのであれば、魔法の王道とは相容れぬ道だと知るが良い。
本音「うぜぇ」
(建前:はあ、ご忠告ありがとうございます)
FOEの言葉はトンでもなくウザかった。本音と建前が裏返るくらいウザかった。
…だがウザかったのはその言葉が本質を突いていたからだ。
目の前のFOEは悪魔のように性質が悪いものだが、しかしだからこそ安易な嘘で相手を嵌めるようなことはしない。
あくまで真実を突くだけ。そして真実で在るが故に、人はそれから逃れられない。
まるでナイフのように心を的確にえぐり出す。
ああ、そうだ。僕はそもそも最初に何を願った?お父さんのような偉大な研究者、お母さんのような偉大な魔法使い。
もちろんそれは正しい。そしてだからこそ今の僕は歪んでいる。
研究者、魔法使い、いずれも己の得たものを他と共有してこそだ。
なのに僕は加速世界で「特別な力をもった英雄」たることを望んだ。
そして「特別」とはつまり成果を独り占めにするということに等しい。
なんだそれは?このウザい生き物が言うがごとく、そんな孤独な英雄が一体何の役に立つ?
…でも一体どうすればいいんだ。英雄たる夢は未だ僕の中でくすぶり続けて止まらない。
今更捨てることはできない渇望だ。でもそれでは最初の夢から遠ざかって行ってしまう…
ネギの心に何か致命的な変化が生じつつあるようです。
最序盤のFOEは掛け値無しに最大の壁であったらしい
(…いや正確には雑魚狩りしなければ出てこないようなのだが、ポイントに飢えたプレイヤーはいつでもいる。)
故に、その後のトラップやエネミーは、あのFOEに比べれば温いものでしかなかった。
…黒雪姫さえも。
まあ、相性差もあったのだが、結果を見れば割と楽勝だったイメージがある。
どうやら笑い男が最初の攻略達成者のようです。
いやお見事。私もまだまだだな。もっと頑張らねば!
いや。これについては相性差が大きいですからね。
ブラックロータスが攻撃特化型である限りどうしようもないかと。
体術とか心意とかでどうこうなる問題じゃありませんし。
…まあ、僕は僕で苦手な相手というのもいる。完全無欠の最強とは中々いきませんよ。
それより、このゲームのクリア方法と目的をご存知なのでしょう?
勝利の報償として教えていただけませんか?
ああ、構わないぞ。
このゲームはようするに、【強い心意を持つ人間を育てている】のだ。軍事利用のためにな。
無限力システムは知っているだろう?あれは強い心意を持つ人間ほど強いエネルギーを生み出せる。
故に心意の強さは現実世界での戦闘力に転化できるというわけだ。
クリア条件は簡単。
GMの基準を満たすほどに心意を鍛え上げること。それだけだ。
私は基準を満たした結果、クリアしたと認定され、GMと会う機会を得た。
そしてアクセルワールドの存在意義を知ったというわけさ。
…嘘は無いようですが、真実を総て話したわけでもありませんよね?それも肝心な部分が欠けている。
なぜローマはそこまで力を求めるのです?既に他文明の命運さえも自由に左右できるほどの力を得たというのに。
まあそれとて単純な話だ。
そのローマにとってさえも容易ならざる強大な敵が存在するというだけのこと。
いやむしろ、やつに対抗するためにここまで力を付けたと言った方がいいのかな?
…まあ、今話せるのはここまでだ。
たとえ君が吹聴したとて、具体性も信憑性も欠くからな。
よくある陰謀論の一つになるだけだろう。
ここから先を知りたいなら、心意を鍛え上げてクリアしてくれ。
「わかりました。」
これが嘘にせよ真実にせよ、彼女の意思は固そうだ。これ以上聞き出そうとしても無意味だろう。
それに手がかりは得た。彼女の話が真実にせよ嘘にせよ、まるっきり無意味であれば心意を鍛えるという条件は出さないはずだ。
ならば、心意を鍛えることはどうあれ陰謀の本質に近づく有効な手段だろう。
リスクはあるが…虎穴に入らずんば虎子を得ずだ。
やってやろうではないか!
笑い男の流出予想(by
フジキド)
情報の改竄。
電子式コンピュータに限らず、光コンピュータや脳という生体コンピュータ、
果てはユグドラシルネットワークに至るまで、あらゆる情報処理系の情報を改竄できる。
直接的な波旬対策には成りにくいが、その気になれば神座システムへのハッキングも可能なため、ローマ社会にとってはかなりヤバい。
暗号技術なしのセキュリティってどうなんだ?
セキュリティプログラム解読されて乙る未来しか見えないww
【セキュリティ(物理)】
あと、サーバーの情報を閲覧・変更するためには直接サーバーの前に来なければ成らない。
ネットワーク越しでの遠隔操作は不可能だ。
サーバールームに侵入するという手はあるが…私とレギオンが警護している。
直接繋がってないサーバーは大丈夫だろうけど、
ゲームサーバーに関しては筒抜けじゃない?
形はどうであれ遊べるように情報を常に公開、プレイヤーから取得とやり取りしてる状態だからなぁ
暗号化も発達してる現実でさえゲームデータの改変は兎も角、閲覧は割合簡単な部類に入っちゃう
それは現実の「ネトゲ」が、サーバーとクライアントのやり取り(通信)で成り立っているからです。
通信する以上は暗号化しておかないとやり取りの内容はバレます。
しかしローマのセラフは、プレイヤーの魂を直接サーバー内のアバターに流し込んでいるので、
ゲームの処理を外部に出す必要がありません。
いや、サーバー内に入り込んでるなら見れるんじゃ?
魂なら入れる=偽装で内部覗けるって状況は全く変わらないかと
まあ、不思議な力で守られてるってことでもいいけど
なぜ見れるのでしょう?
魂そのものに目がついているわけではありません。
あくまでサーバー内でプレイヤーが見ているものは、アバターの視界を介したものです。
そしてアバター自体が真に何かを見ているいるわけではなくて、サーバーがそういう視界情報を渡しているだけです。
つまり、プレイヤーが閲覧できる情報はあくまで「サーバーが渡すと決めた情報」だけです。
無制限にサーバー内の情報を閲覧できるわけではありません。
あー、そうか
GM管理とかせずに放置するなら内部から干渉する手段を一切用意しなくていいのか
まあ、それでもハッキングの方法は色々あるけど、
そこまでの奴もまだ居ないだろうし現状でも当分安泰なのか
解りにくければこうイメージしてください。
培養液の中にむき出しの脳が浮かんでいる。
その脳に適切な電気刺激を与えれば、脳は無いはずの五感を感じる。
脳が真に何かを見たり聞いたりしているわけではないですが、しかし主観的には何かを体験しているのと変わらない。
さて、この電気刺激をコンピュータを使って自動化したとしましょう。
脳とコンピュータを繋いで、仮想現実を体験するような電気刺激を与えている。
さて、この時、脳はコンピュータの中のプログラムのソースコードを閲覧できるでしょうか?
あとは、「脳」を「魂」、コンピュータを「セラフ」に置き換えて考えてみてください。
ふと思ったこと
諜報か外交で オークとエルフが組んだ並行宇宙が見つかる可能性ってあるのだろうか?
人口爆発コンボな意味で
チンポなんかに負けないもん!
【やる夫(オーク)】
本当に勝ちやがったお!
オークの精力をエルフが搾り取って大繁栄だそうです。
人口:1000億(
世界樹によるテラフォーミングに成功!)
文明的にはどういう技術が発展してるんだろう?
普通に草の獣もいるから技術発展なしの自然派?
まず文明の方向性としては、ひたすら生物としての性愛と繁殖を追求しています。
そして環境操作技術によって爆発する人口を支えています。
ローマはあんまりテラフォーミング方面は進んでないので(Gやコロニーで足りるから)
その辺ではパクれる技術があるかもしれません。
まあ詳しくは諜報か外交で。
数々の試練を突破したその先には、異様な威圧感を持った変態、いやエネミーが鎮座していた。
基本は人形でありながら、しかしどこか黒蝶を思わせるフォルムである。
黒蝶飛翔という名前を信じるならば、彼こそが黒雪姫の最後の守護者、ラスボスなのかもしれない。
まあ何にせよ、プレイヤーたるならば、挑むしか無いだろう。幸い、ラインハルトほどの恐怖は感じなかった。
「行くよ。フェイト、ヴィヴィオ」
フェイト「ああ」
ヴィヴィオ「うん!」
始まりのホムンクルスと言っても、別段特別な力とか才能を持っていたわけではない。
少なくとも、野生のラスボスことラインハルトに比べれば、「総ポテンシャルで言えば」遥かに劣っていただろう。
…しかし、そのラインハルトを打ち倒したのは、心意どころか必殺技さえ持ち合わせないヴィヴィオなのだ。
アバターの性能差は戦力の決定的差になるとは限らない。
それに、劣るのはあくまで「総ポテンシャル」だ。
戦いとは別に、総合力で決まるとは限らない。限られた才を一芸に特化させたとき、格上をも打破する力となることだってある。
パピヨンはデュエルアバターで言えば典型的な「遠隔の赤」。
その能力は、「黒色火薬の生成・遠隔操作」。
擬似的なホーミングができて、そこそこの攻撃力。それだけでもそれなりに強力ではある。
とはいえ、他に類を見ないというほどでもない。
彼がすごいのはむしろプレイヤースキルの方である。
彼は本来遠距離攻撃用の火薬生成能力を…なんと飛翔能力に応用したのだ!
爆薬を連続的に爆破し続け、その反動と爆風で我が身を空へと舞い上げる!
うっかりすれば自爆に成りかねないその技を、しかし彼は完璧にコントロールしていた。
…あるいは、彼もまた、シルバークロウと同じく、空への渇望を抱いていたのかもしれない。蝶を思わせるフォルムはそれ故か。
パピヨンの戦法は至極単純で陳腐。
空を舞いながら火薬をバラまく、つまりは空爆である。
だが、その効果は絶大だ!
空を飛ぶだけで、ヴィヴィオとフェイトには攻撃手段が無くなる。
その状態で遠隔爆破をされれば、一方的に殴られるだけだ。
フェイトの地形操作で爆破を凌ごうにも、黒色火薬は自在に動き回って隙間からも侵入してくる。
銃弾やレーザーと違って、曲線的な動きも可能であるから、地形が盾とならないのだ!
つまりは、ラインハルト戦で大活躍したヴィヴィオは戦力外、フェイトは回復力のみ、
かろうじてまともに戦えるのがネギのみという有様になってしまったのだ!
孤独な戦いを強いられるネギ。
心に再び水銀の刺が突き刺さる。
(ああ、そうか。これが「選ばれた者のみに使える特別な力」の陥穽ってわけか。)
(そう、この場において僕は「特別」だ。仲間が無力化する中で僕だけが戦える。確かに特別だろう)
(特別…故に孤独。なんて心細い。生きても死んでも僕の力は僕だけのもの。他の誰とも共有できない孤高の星)
(孤独な英雄が、皆で紡ぐ夢(ぎじゅつ)に叶うはずもない!)
(ああ、僕は英雄に憧れる。でも孤独な英雄なんてまっぴらごめんだ。だったらどうすればいい?)
(例えば…僕の力を、闇の魔法をフェイトやヴィヴィオとシェアリングできるとしたら?)
(あるいは、ヴィヴィオの技術やフェイトの固さを僕が分けてもらえるとしたら?)
(僕一人じゃない。皆の力を束ねて特別となる。皆で英雄となる。)
(もしそんなことができるとしたら?)
(それなら…僕は真に夢を手にできる!父さん母さんのように、偉大な研究者、偉大な魔法使いになれる!)
ネギは魔法を強化する神格へと目覚めかけていた。
だがそれは求道。己一人の魔法を高めれば良いという孤高の道だ。
まあそれは仕方ないだろう。己の努力を認めてもらうということすら叶わなかったのだ。
まず自己に報酬を求めるのは当然の話ではある。
だが、そんな孤高の魔法の陥穽を、ネギは今はっきりと実感していた。
(魔法を高める。特別な自分になる。ああそれは結構。だが、自分一人だけでいいのか?)
(いいやそれじゃダメだ。たとえそれで英雄になれたとて、後継者さえ居ない孤立でしかない。)
(だから僕はこの力を仲間と共有したい!皆で魔法を紡ぎ、その力を認めてもらうんだ!)
そこでネギは心の中の歯車がかっちりと嵌ったのと感じた。
そして我知らず叫んでいた!
「フェイト!ヴィヴィオ!手伝うから手伝ってくれ!」
傍から見れば意味不明だろう。手伝おうにもこれ以上何を手伝えというのか。
だが、彼らは生まれてからずっと同じ時を共有してきた兄弟だ。
たとえ言葉として言えば意味不明でも、その真意をしっかりと受け取っていた。
「ああ!持って行けネギ!そして力を貸せ!」
うん!行くよ!ネギ!
展開されたのは、奇跡という言葉ですら足りない神の御業。
必殺技、心意、そういった超常の力を持たぬはずのヴィヴィオの体が電光と化し、宙を駆け巡って空を舞う蝶を打ちのめす。
現実世界でならばとにかく、アクセルワールドにおいて遠隔攻撃魔法を使えぬはずのフェイトが、
巨大な土柱を打ち出し、黒き蝶を打ちのめす!
そして当然…この御業の恩恵を最も多く受け取ったのはネギだ。
ヴィヴィオの卓越した戦闘技術、フェイトの防御力と回復力を受け取り、
さらに闇の魔法をも上乗せして圧倒的なスペックと技量で黒蝶を削り続ける!
一体一ならばとにかく、3人からの猛攻を受けて黒蝶は一気に崩れ落ちる。
もとより総てを火薬へと注いだため、本体の耐久性はさして無いのだ。
だが、黒蝶はそんなことよりも、舞踊る三人に見惚れていた。
「蝶、サイコー!」
故に恍惚とした気分のまま、黒蝶は加速世界における死を迎えた。
ヴィヴィオとフェイトの能力を共有したのは、流出そのものではなくこちらの効果です。
千の絆:神格の軍勢変生をデジューンした魔法。従者契約した相手から逆に能力を借りることができる。(現段階では未完成)
従者契約:神格の軍勢変生をデジューンした魔法。術者の魔力を従者に供給し、強化する。(現段階では未完成)
ヴィヴィオ・フェイトと従者契約を交わし、さらに千の絆で能力を借りた感じですね。
従者契約・千の絆共に軍勢変生の劣化コピーですが、ネギはこれを「夢へと翔る白き翼」で流出域に強化できるので…
【黒雪姫】
いや、お見事。
求道型の私には到達できなかった境地だよ。
願わくば、ハルユキ君とは君たちのような絆を育みたいものだが。
ネギ:(やっとこさ黒蝶を倒した僕たちの前に、黒雪姫が姿を表す。)
ネギ:(賞賛は素直に嬉しい。仲間と共に認めてもらいたい。それが僕の真の渇望だと気づいたのだから)
ネギ:(とはいえ…、自虐の色が入っているのはマイナスか。褒めるなら素直に褒めてほしいのだが。)
ああ、申し遅れたな。
既にお気づきかと思うが、私がこの胡蝶の城の主。黒雪姫、ブラックロータスだよ。
歓迎しよう。挑戦者諸君。
さて、激戦でお疲れの所申し訳ないが…これで試練は終わりというわけではないのだ。
確かに私の守護者は皆敗れた。
だが…私は本来護衛など必要とするものではなくてね。
つまり、我が城最強の戦力は私というわけさ。
高みを目指すならば、お手合わせ願いたいのだが、いかがかな?
上等!
いくよ!ヴィヴィオ!フェイト!
ああ確かに彼女は未だ人間の領域に留まっている僕たちよりも格上だろう。
だがここは現実世界ではなく、きちんとしたルールに基づくゲームの世界だ。
そして何より…絆の真の意味に気づけた僕たちに敵は無い。
少なくとも、孤高の最強なんてものを気取るやつに負けるはずがない!
黒雪姫のアバターは超攻撃特化だ。
全身の至るところに刃を備え、心意や必殺技もその威力強化や、せいぜい射程強化に振られている。
加えて、うかつに殴れば刃で逆に切り裂かれるから、結果として攻防一体でもある。
とはいえ…刃のついていない部分は紙防御なのだ。
そこを正確に打ち抜く技量と速度があれば脆いアバターとも言える。
そして黒雪姫にはかわいそうなことに…
ヴィヴィオの技量とネギの雷速瞬動を合わせればその条件を満たすのだ。
結果…「やっぱりパピヨンは守護者だったんじゃね?」という感じであっさり敗退することとなった。
うん、相性というやつなんだ。すまない。
うーん。これで二連敗だ。
さすがに自信喪失するな。
勝者諸君。良ければ改善点を教えてくれないかな?
あなたはボッチで、僕たちには仲間が居た。勝因はそれだけですよ。
改善点としては、友達や恋人を作ってみてはいかがでしょう?
なるほど…いかなるアバターも万能無敵とはいかない以上、
仲間で補い合うのが王道。それをしたのが君たちで、私はそれができなかった故に弱点を突かれた。そういうことか。
いや、感謝するよ。確かに恋人の一人も作るべきだろう。
(だが彼は鈍いからなあ…いっそ押し倒すか)
ハルユキ君の童貞がピンチのようです。
さて…君たちならば薄々気づいているとは思うが、一応解説しておこう。
このゲームはローマ研究班、つまり君たちの父親が、心意を鍛えるために作ったものさ。
正規の手順を踏めば、心意システムは現実世界に持ち出せる。
今の君たちならば問題無いだろうから、望むならば父親に頼んでみるといい。
後の説明は…父親から聞いた方がが早いだろう。
【黄昏の女神】
私は総てを抱きしめる。
とは言っても、さすがに消滅した魂はどうしようもなかったの。
…でも、ローマの神座システムレベル4があれば、過去に干渉して消滅した魂を救うこともできる。
ついででもいいから、機会があったら手伝ってくれないかな?
黄昏の女神から、過去に消滅した魂の救済が提案されました。
過去に干渉し、失われた魂を女神の元へと召喚します。
「召喚された」にせよ「消滅した」にせよ、その場から魂が消えていることには変わりないので、表面的には区別できず、歴史は変化しません。
私としても、女神の願いとあらば叶えて差し上げたい。
うまく使えば有用なアイデアですしな。
ちょうど、第二天に用があったので、実験も兼ねて彼の魂をサルベージしてみました。
【第二天 代理AA切嗣】
やれやれ。僕の理想を引き継いでくれる男に巡り会えて、総てを託して安らかに終焉を迎えた…と思ったんだがな。
起きてみれば女神の治世。彼の治世、僕の夢見た理想郷は遥かな過去の話か…。
ああ、女神様には不満は無いさ。僕の理想とは違うが、これはこれで素晴らしい治世だろう。
だけど正直、僕の理想郷をぶちこわしてくれた水銀の蛇と、理想郷をあっさり手放した明けの明星はぶん殴ってやりたい。
で、どうして僕をサルベージしたんだい?
女神様はわかる。文字通り総てを抱きしめるからね。特に理由なんて無かったんだろう。
だが、ローマが神格というリスク要員を蘇らせたからには、それなりの打算があるんだろう?
一番の動機は実験だお!できるかどうか試したかったんだお!失敗してもそれはそれで知識になるお!
とはいえ、向こう見ずなマッド精神だけってわけでもないおね。
うちの息子が「闇の魔法」という物を開発してね。これはうまく応用すればあらゆる傷病を癒す素晴らしい技術になると期待されるお。
だけど闇の魔法は適合者が少ない。文字通り、心の中に闇を抱えた人間じゃないと使えないからおね。
だったら、切継さんの権能で闇を植え付ければ、万人がその恩恵にあずかれるんじゃないかと思ったんだお。
そうか…神様になる前も、神様になった後も、僕ができたのは結局闘争だけだ。
ああ、無意味だったとは言わない。それで救えた人も居る。
だけど切り捨てた人だって居た。僕はそれが悲しくてね。
だから、闘争に依らない救済…恒久の世界平和を実現してくれた彼には感謝してるんだけど…
そうか。僕にも闘争以外の形で人を救うことができるんだな…
ああ、構わないよ。協力しよう。むしろこちらからお願いする。
【第二天の協力を得ました!医療魔法頑張ってください!】
外交において料理というのは立派な武器の一つだ。
美食で相手の心をつかむというのが最大の成功だが、
それ以外にも「私はこれだけの贅沢を成せる財力があります(だから敵に回したら損ですよ)」
「私はこれだけの金と手間隙をかけて貴方を歓迎する意思が在ります」
といったメッセージでもある。
極論すれば、最新兵器を並べて示威行為するのとそれほど変わらない。
それが表向き友好的か敵対的かという程度の違いだ。
故、これもまた外交という名の戦いの一環であり、少なくとも阿部はそう認識して赴いたはずなのだが…
結果はこの観点で言えば完敗だろう。
諸々の打算など頭の中から吹き飛んで、阿部はただひたすらに美味い食事を噛み締めていた。
いや、ごちそうさま佐々木。
今まで一国の王として贅を極めて居たつもりだったが…
今日の食事は今までの経験を全部ひっくり返すほどの衝撃だったよ!
不躾で済まないが、可能なら是非輸入させて頂きたいのだが。
そうですね…輸出して差し上げたいのは山々なのですが、
何分我が国でもまだまだ貴重な品物でして…
国内でも奪い合いになるほどなのですよ(マジで)
ですので、輸出するとなると、国内の者を納得させるためにそれ相応の対価を頂かなければなりません。
対価ですか。ええもちろん、これだけ素晴らしいものならば喜んで。
とはいえ、何を差し上げればよろしいでしょうか?
技術を。
魔力よりもハンマーよりもパンよりも。ローマにとっては技術こそが最も価値のあるものなのです。
それを得るためならば、これらの食材(グルメG産)も喜んで分かち合いましょう。
技術ですか…正直、ゲンの技術はローマより未熟だとは思いますが…
まあリストは作ってありますのでこちらをご覧ください
タルタルステーキ
フリーズドライ
官僚制
明文法
サイロ
品種改良(牧畜)
鉄筋
温泉
ペガサス調教術
ありがとうございます!
では、早速食材の輸出を始めましょう!
阿部さんから各種技術を購入し、引き換えにグルメG食材の輸出を始めました!
さて、一人で食うのはもったいないからな。
可愛い部下どもにもわけるか。
阿部さん!なんですかこの料理は!
うまい!うますぎる!俺が今まで食っていたものは何だったんだ!
(注:タルタルステーキとかもあるので、マギカとかよりは遥かに良い食生活をしています)
ローマからの輸入品さ。
あっちにとっても貴重品だったそうでね。
それなりの対価は必要だったが…それでも安い買い物だったよ。
まあそんなわけで、分けてはやるがあんまり多くは上げられないぞ?
そもそも俺の持っている分だってそれほど多くは無いんだ。
まあそういわずにもっとわけてくださいよ。
美味いなればなおのこと、この量じゃかえって生殺しですよ。
…そうだ!恩賞の土地は辞退するんで、代わりに頂けませんか?
(ふーむ。土地問題はそろそろキツくなって来てたしなあ…)
(少量ずつとはいえ、グルメG食材は無尽蔵に入ってくるから、土地と違って尽きる事は無い)
(個人的には惜しいが、為政者としては食材に切り替えてくれるならむしろありがたいか)
ああ、それなら構わんぞ。
ゲン人の価値観が徐々に土地本位制からグルメ食材本位制に切り替わっています。
ちょっと不確実だったけど、うまく行ったようだね。
そもそもゲン人(の騎士階級)は、自分や家族の生活を維持するためならもう十二分な土地を持っていたんだ。
それでもなお求め続けたのは、彼らにとっての「富」が土地だったからだね。
富はいくらあっても困らないし、むしろ増えれば増えるほど嬉しい。たとえそれが本来の必要性を遥かに上回っていてもね。
だが、言い換えれば土地に代わる「富」があれば、今以上の土地を求める必要性はなくなる。
今回はグルメ食材がそれにならないか試してみたわけさ。
結果は見ての通りの成功。
このままグルメ食材本位制への移行が進めば、ゲンはもう無理矢理な拡張政策を取らなくても良くなるし、ローマへの依存も強まる。
飼いならすにはちょうど良いよね?
とりあえずですでに判定済み未開発ストック増えてるし
ふれあい草の獣ランド作りたいところだな、あと賢石
まあ、それ以外だとフェイト(ネギま!)の概念と4Gの協力共生発生可能かどうかの実験や
奴隷式のグレンラガン人員縮小に変わる、雇用式の人員縮小とか
4th-G概念とフェイト概念を混ぜるのに協力強制が必要だと思っているようですが…
別に無くても混ぜられます。
具体的には、ネギ君に草の獣作成魔法(4th-G概念のデジューン版と言っても良い)と、フェイトの人造異界魔法を覚えてもらって、
それを白き翼で強化すれば、(疑似的な)複合概念が使えます。
後はそれを神座でコピーすればおkです。
おかえりなさい。
やっぱりネギ君の渇望は使いでがあるなあ。頑張って覇道型にした甲斐があるってもんだ。
んー、というか、流出って基本的に神座を利用した大規模な魔法らしいから、元の渇望を魔法にデチューンした後、ネギの白き翼で強化すれば同じ方法でできるのか?
デジューンは結構難しいですが、デジューンできればそうなります。
ああ、あと魔法化したあと掛け合わせる作業も必要です。(流出のような反発はありませんが、単純に技術的に面倒)。
【早瀬浩一】
自作ロボットラインバレルで参戦
(武神をピク民なりに発展させていた模様)
【ラインバレル】
スーパーロボットの割に、電気という常識的な動力で動く。
そのためこのスレでは弱い。
【クォヴレー・ゴードン】
原作ではかなり特殊な出自。
さすがにパルマー帝国は再現できないので、このスレでは割と普通の軍人という設定でいきます。
自家製の量産型νガンダムで参加。
量産型νガンダムはインコム・ユニットを持つ。
有線型の子機ユニットから射撃を行える武器(オールレンジ兵器)だ。
扱いが難しいとはいえ、同時に異なる角度から複数の射撃を行えるのは強い。
敵からしてみれば一度に複数の敵を相手にしているようなものだ。
対するラインバレルは決して弱い機体ではないが、
どちらかというと近接攻撃を得意とする機体だ。
相手の射撃攻撃に対して特に有利な性能を持っているわけでもない。
つまり、四方八方から降り注ぐインコムユニットからの射撃を凌ぐスペックは無く…
パイロットにもその差を埋めるだけの圧倒的技量はまだ無かった。
よって…
バッドな展開だよ。
俺の勝ちだ!
クォブレーの勝利です!
おめでとうクォヴレー!
これからも引き続き、ローマに貢献してくれると嬉しいな。
ありがとうございます!
はい、もちろん!
英雄ユニット:クォヴレー・ゴードンが誕生しました!
ディス・アストラナガンに対して適性があります!(というか彼じゃないと動かない)
【百式観音】
ネテロの奥義。超高速の掌打をネテロの技量のまま繰り出せる。
ありのまま、あったことを話すよ。
「相手はベルカ陸士、空を飛んで空爆してれば勝てる!」と思ったら、
いつのまにか撃墜されていた。
何を言っているのかわからないと思うけど、私も何をされたのかわからなかった。
頭がどうにか成りそうだった。
そう難しいことはしとらんよ。
単になのはお嬢ちゃんの砲撃を百式観音で弾き返しただけじゃよ。
空を飛べないのも遠距離攻撃が苦手なのも百も承知。なればこそ、返し技の一つやふたつ考えておくさ。
…もっとも、かき氷戦では役に立てんかったがの。
まあロートルなりの意地じゃよ。
百式観音は規模は拡大しているけど、つまるところ格闘技の延長。
それもカウンターによる防御を主体としているから、私のスタイルに近い。
だから動きはわかるんだけど…
わかっても反応できないよ?!何あの速さ!時間加速しているにしても異常だよ!?
高速近接格闘戦で負けた…
ネテロ会長無双が続く。されど彼は無敵ではない…たとえば…
相手は言わばヴィヴィオの上位互換。
優れた技量と速度で、あらゆる攻撃を弾き返す攻勢防壁。
遠距離攻撃を仕掛けても弾かれる以上、つまりは近接格闘で上回るしかない。
では、技量において劣る僕が、ネテロ会長に近接格闘で勝利するためには?
答えは単純。パワー。スピード。単純なスペックで圧倒すれば良い!
時間加速状態からさらに雷速瞬動を重ねがけ。
神格クラスを除けばローマ最速だと自負しています。
これを捌けますか?ネテロ会長?
…さすがに時間加速状態から見てもなお雷速で突っ込んでくるものはどうしようもないのう…
ネテロは百式観音とそれを成すための祈りに総てをかけている。
他の能力とてベルカ陸士としては十分なものを持っているが、逆に言えば突出した強みではないのだ。
よって百式観音を突破された時点でどうしようもなく…
ネギがネテロに勝利しました!
【ノーライフキング】
お見事。
では次は私とお手合わせ願えますかな?ネギ様。
【神格候補者(逆に言うと現段階ではただの人間)】
ネギ君の試練はまだ始まったばかりだ!
頑張れネギ君!
甘粕も君を応援しているぞ!
殺されたら死んでおきましょうよ!
首を刎ねられようが心臓潰されようが再生しながら襲いかかってくるとかマジ滅茶苦茶ですよ!
(なお、外部から見るとローマ人全体がそんなノリだぞ!ネギ君)
まあ、再生を上回る勢いでぶん殴って無理矢理場外にたたき出しましたけど。
な、なんとか勝ちましたよ父さん。
魔王というよりは勇者のような苦労をしながら、ネギ君が優勝しました!
戦闘力500は伊達じゃありません。軍事的には特に意味はありませんが!
【なのは、フェイト、ネギ、ネテロ、アーカード、ヴィヴィオを英雄ユニットとして再発掘しました!】
【無差別級】
【大導師ごっこに興じるネギ君】
イヤー!
ロボ「グアー!」
【生身でロボットを破壊しまくる格闘家=サン】
イヤー!
ロボ「グアー!」
【飛影=サンに逆に大導師ごっこを決められる大導師=サン】
グアー!
マスターテリオンは無差別級という特性を生かして、きっちりエセルドレーダとリベル・レギスを持ち込んでいた。
まあ無限の心臓まで再現すると次元力ルールに引っかかるためか、純粋にマスターテリオンの魔力に依存した駆動であったが…(一応、大会ルールを守るつもりはあるらしい)
まあ、元々生身で巨大ロボットと戦える魔人がさらに鬼機神を持ち込めばどうなるか?
グアー
さすがの格闘家=サンも質量差を完全に無視できるわけではない。
作用反作用の法則は万物に平等に働く。直撃を喰らえば当然それに見合ったダメージがある。
そしてその質量差を埋めるための技量においても、マスターテリオンは決して低くはないのだ。
結果敗れた。
そもそも雷速瞬動状態でも攻撃が通らない上、
やっとこさかすり傷を付けられてもド・マリニーの時計ですぐに修復。
アーカードさんの時みたいに場外狙おうにも、この体格差じゃこっちが吹っ飛ばされますよ。
これでどう戦えと?
と言う訳で降参しました
(と言いつつ、貴公結構粘って居たな。)
(もう少しでこちらが魔力切れであった。余もさすがに無限の心臓抜きでは無敵とは行かぬようだ)
おめでとう。大導師殿。
お褒めに預かり恐悦至極…
と言いたいところではあるが。
正直、余としては拍子抜けであった。
確かにそれなりにやる者も居たが、
とはいえ余を呪縛した永劫をこうも容易く打ち破った国と聞いていたのでな。
もっととんでもない物を魅せてくれるかと思ったのだが…
おや、退屈させてしまったか。これは申し訳ない。
とはいえ、あれはあくまで見せ物の範疇だからね。
さすがに僕らも、自分の国を滅ぼすような超兵器は大会には出せないさ。
例えば…
瑞穂君。悪いけどこっちに来てくれないか?カリユガでね。
【瑞穂お姉様。カリユガ形態】
はあ…なんでしょう。佐々木様
戦闘力20億
馬鹿な!
マスター。お下がりください。
マスターテリオンは非常に優れた
いあいあ魔術の使い手であり、自身も神の血を引く本物の魔人だ。
彼が恐れるのは這い寄る無貌とそれが作り出す運命だけである。
だがそんな彼をしてなお、カリユガは化け物としか言いようが無かった。
エセルドレーダはせめて主を守ろうとするが…それが無意味な試みであることは彼女自身が一番自覚していた。
どうだい?これがローマの本気さ。
少しはご期待に添えたかな?
ああ。凄まじい物を魅せてもらった。ある意味期待通りであった。
なぜこれほどまでに力を求めた?
単に力そのものへの渇望か?
あるいは、何かそうしなければならない敵や障害でもあったか?
その通り。
端的に言えば、邪神対策だよ。
神様ってのは人智を超えた力を持っていて、かつ人間に友好的とは限らない。
その辺は、ある意味君の方が理解してるんじゃないかな?
確かに。
とはいえ、邪神対策としてもいささか過剰に思えるが。
ではこちらをご覧下さい。
波旬
渇望:「一人になりたい」「他人はいなくなれ」
戦闘力:10億→1億(神座からの供給が止まって弱体化中)
特殊能力:大欲界天狗道
自己愛により、自分を強化する。ただそれだけの単純な能力。
X点の魔力を支払うことで、自分の戦闘力を+Xする。
例えば一兆魔力を支払えば、戦闘力は一兆増える。
【隠し情報】大欲海天狗道による自己強化は、素の戦闘力の上昇として扱われる。
例えば一兆魔力支払った場合、戦闘力一兆1億以下の相手からの干渉を無効化・減衰する。
君の創造主、アザトースでさえ強い時で100億だ。
一方波旬が本気を出せば兆のオーダーに届く。
アザトースでさえ、多元宇宙を滅ぼして余在る力を有していたんだ。
波旬を放っておけばどうなるか…わかるよね?
なるほど。貴公らとしては放置できぬな。
下手をすれば多元宇宙どころか「縦」方向にも被害が及ぶ。逃げ場も無い。
3千世界の総てが滅ぶだろうな。無論、余も。
マスターテリオンも事態の深刻さは理解した…。自分も十分当事者であることも。
が、無限螺旋から解放されたと言っても、原作のように明確な救済を得たわけでもないので、自分の人生にそれほどの愛着は持っていない。
目的を期せずして果たして燃え尽き症候群だったというのもある。
これらの事情から、その思考はどこか達観したものであった。
マスターを滅ぼさせてなるものか!
一方で、エセルドレーダはもっと真面目に生きている。
より正確に言えば、自分自身に価値を見いだしていないのは主と似たり寄ったりではあったが、しかし主に対する愛はある。
主に関することであれば、どこまでも真面目に向き合うのだ。
…一応、人間の血を引くマスターテリオンよりも、魔導書の方が真面目に生きているというのは皮肉であったが。
マスター。波旬は捨て置けません。
ローマに協力するのはいかがでしょう?
エセルドレーダは徹頭徹尾、主の道具として自らを扱う。
目的を定めるのは主であって、自分はあくまで魔導の補助装置として手段を提供するのみと。
故に自ら進言をすることもあまり無いのだが…
とはいえ、厭世的な主をこのまま放置しておけば、ようやっと始まった主の人生が断たれることになる。
それはそれで道具としての意義に反するだろう。(実際には、ただ単に愛する人に死んでほしくないというごく当たり前の感情である)
と自己正当化しながら、主に提案を行った。
そうだな、エセルドレーダ。
自由という物は、夢見ていたほど楽しいものでもないが…
しかし悪くもない。
それを斯様な物に遮られるのはいささか不愉快か。
半身たる魔導書の進言を受け、聖書の獣はついに重い腰を上げる。
…彼自身自覚していないことであったが、なんだかんだで彼もまたエセルドレーダを愛しているのだ。
よろしく頼むぞ。佐々木王。
【マスターテリオンのスカウトに成功しました!】
ああ、よろしく頼むよ。大導師殿。
ついでにローマでの暮らしを経験してみるといい。
案外、君が楽しめる物もあるかもしれないよ。
【天下一武道会終了!】
【結果】
ロボ部門優勝:クォヴレー
生身部門優勝:ネギ
無差別部門優勝:マスターテリオン
また、英雄ユニットとして、
クォブレー、なのは、フェイト、ネギ、ネテロ、アーカード、ヴィヴィオ、マスターテリオンが加入しました!
…あれ、 ポリフォニカGの前提が、1st-G&2nd-G なんですか?
1st-Gは「文字が力を持つ」、2st-Gは「名前は力を持つ」
どちらも記号によって万物を記述できる概念です。なので単一概念でありながら汎用性が非常に高い。
この「記号による万物の記述」という性質を応用して「音で万物を記述できる」概念から生まれたのがポリフォニカGです。
父さん。
アクセルワールドの存在意義について教えて。
あと「心意システム」を現実に持ち出すってどういうこと?
黒雪姫さんは父さんに聞いた方が早いって言うから。
アクセルワールドの本質は英雄や神格の資質を持つ者を見つけ、それを育てる物だお。
今のローマですら勝てると確信して言えない強敵が存在する。
名を波旬。最強最悪の邪神だお。
それに対抗する為の力を得るために作ったんだお。
邪神…?英雄?神格?
ああ、いや邪悪な神様ってのが居てもおかしくは無いですが…
アクセルワールドで英雄ならとにかく神格を育てるってどういうことですか?
【人が神になれるとでも】…?
然り。さすがだおネギ!
そう【人は神になれる】んだお。
無論、万人が成れるというわけじゃなくて、いくつかの条件を満たす必要があるけどおね。
そしてそれこそが事の元凶だお。
人は神になれる。ならば邪悪な人物が神になってしまったら?そして何者も敵わぬほどの力を得てしまったら?
それこそが波旬。ローマの、いや万象の敵だお。
そして、人が神になれるのであれば、それをこちらも利用して神を擁立すれば対抗できるって寸法だお。
…ま、元凶たるシステムを利用しようって言うんだから皮肉だけどおね。
そのための神格候補の選定と育成の場こそがアクセルワールドなんだお!
さて、心意システムについてはまだ回答してなかったおね。これから説明するお。
そも神格とは なにか?
己の渇望を世界法則として具現化する存在だお。
たとえば永遠の刹那は「刹那を永遠に味わいたい」という渇望から、「時間停止」という世界法則を具現化しているお。
己の渇望を世界法則とする。
言い換えれば、己の意思によって世界のルールをねじ曲げる。
…もうわかるんじゃないかお?そう心意システムと同じだお。
だから神の力を得れば、心意システムと同じ現象を現実世界で具現できるって寸法だお。
ま、厳密に言えば神の力をゲーム内で再現したのが心意システムなんだけどおね。
なるほど…心意が神の力と本質的に同じだというならば…
心意を鍛え上げれば神になれる。
そして神を増やせば邪神に対抗できる。
大雑把にはそういうことですね。
やる夫「その通りだお」
さて、ネギ。お前に言わなくちゃならないことがある。
本来、親としては恥ずべきことだけどおね。
だが、お前も含めて総てのローマ人を生かす義務がやる夫にはある。
もう気づいているかもしれないけど、
心意が神の力と同義ということは、
心意に目覚めたお前にも神たる適性があるということだお。
しかも、胡蝶の夢での戦いを介してお前は位階を駆け上がった。
もう、神になる一歩手前まで来てるんだお。
僕が神に…!
研究班代表として言えば…
お前の描く世界法則はとんでもなく有用だお。
お前の渇望は「魔法を認めてほしい」。しかも己一人ではなく仲間と共に紡ぐ魔法をだお。
これはおそらく「自分と仲間の魔法を強化する」という世界法則になる。それも、神格域に到達する強化だお。
応用性は計り知れない。波旬との戦いはもとより、波旬戦後を見据えてなお色あせない奇跡だお。
とはいえ、一人の親として言えば、我が子をモルモットにすることに良心の呵責を感じていないわけではないんだお。
故に問うお。お前は神格になることを受け入れるかお?
父さん…ありがとう。
僕はそれでも…神格になることを選ぶよ。
それでフェイトを、ヴィヴィオを、ローマの皆を守れるなら。父さん母さんの力になれるなら。
僕はローマを守る英雄になる。そのためなら神様にだってなってやるさ…!
自己犠牲とかじゃないよ。それこそが僕の夢なんだ…!
ネギ…ありがとうだお。
(やる夫はすまないという言葉を飲み込んだ。それは相手を思いやっているようで、ネギの覚悟に対する最大の侮辱だろう)
では、いくお…!
これが…神様になるということ…!
ネギは己が無限に広がって行くのを感じた。
肉体や魂は確固としてここにあるはずなのに、同時に自分の思いがどこまでも広がって行くのだ!
やる夫「そう。神格の世界法則は無限に広がって流れ出して行く。やる夫たちは「流出」と呼んでいるお」
やる夫「そして神格を真に認識できるのは神格だけだお。感じるだろうお?お前を優しく包み込んでくれている抱擁が…そしてそろそろ感じるはずだお。万象を滅ぼす最悪の下種が」
ネギは感じた。…いや正確には気づいたのだ。
目に見えず感触はなくとも、確かに己の魂を女神が優しく抱きしめていてくれたことに。
なんて美しい渇望だろう…!彼女は文字通り総てを愛し、抱きしめていたのだ。
ネギ「…戦う理由が増えたね。確かに黄昏の女神は世界を統べるべき存在だよ。彼女の治世を穢させるわけにはいかない…!」
ネギはその後も幾柱もの神格と邂逅していく…
女神とは違えど、彼らもまた神格と呼ぶにふさわしい輝きを有していた…
新たなる同胞(覇道神)か。祝福するよ。
破壊という形ではあるが、私もまた総てを愛しているのだから。
…できれば、またお手合わせ願いたいものだ。次は、現実でな。
がんばって!
本当は、神様なんかにならなくても人は人として生きられれば一番なのだけれどね…
でも今は仕方ないわ。私も力を貸すから手伝って頂戴。奴を倒すために…!
【永遠の刹那】
おいおい・・・ローマは幾柱の神を束ねるつもりなんだ…?
ある意味頼もしいけど、末恐ろしいぞ。
刹那…今となっては彼の真意も、その尊さもわかる…
それはそれとしてかき氷は死ぬべきだが。
やがて…広がる神の感覚は一つの闇を捉える。…認めたくはないが、これもまた神格のようだ。
そいつは理解不能概念に包まれて、神格の天眼をもってしてもその全容はつかめなかった。
だがそれで幸いだったと言えるだろう。
片鱗を見ただけでも、そのおぞましさがわかったから…
???「誰だ?お前?」
うわああああああああああ!
感じていた全能感が霧散する。
神格は掛け値無しに全能と言える絶大なる力を有している。
されど…その力さえ彼の邪神と比べれば微々たるものでしかない。
あの力の前には、人も神もたいして変わるまい。等しく踏みつぶされるだけだ。
わかったおね?ローマが執拗なまでに力を求める理由が。
…協力してくれお、ネギ。ローマを守るために、お前が必要なんだお!
うん…わかったよ。父さん。
一緒に戦おう!
ネギが流出を行い、神格になりました!
神格:
闇の魔王
流出:夢へと翔る白き翼(ALA ALBA)
「魔法を認めてほしい」という渇望から発現した覇道型流出。
その効果は「自分と仲間の魔法を強化し、流出域へと高めること」
孤高の英雄ではなく、仲間と共に英雄になりたい。
そんな想いから、求道型から覇道型へと変化している。
やる夫さん…
フェイト…すまんおね。
本来ならこうならないように父親が子供を守ってやらなきゃならないんだけどお…
だけど…同時に誇らしくもあるお。
やる夫達の子供はこんなにも良い子に育ってくれたお。
そう…ですね。
ネギは私たちの誇りです…。
【父親と母親としては忸怩たる想いはあるようです】
縦方向宇宙の捜索は現状の技術だと厳しい?
新規開発が必要かどうかという意味で
前にも言ったかもしれませんが、
「縦」方向の「距離」は、「物理法則の違い」です。
言い換えると縦方向に移動しようとすると、所属する世界法則をちょっとずつ変更しなければなりません。
終わりのクロニクルで、母体概念を書き換えることで他Gや概念空間に出入りしていたような感じですね。
具体的に言えば、何種類ものGを連結して、「Gで出来た橋」を建設しながら進んで行く感じになります。
図で書くとこんな感じかな?
ローマ宇宙ー蛮族宇宙ーソヴィエト宇宙ー騎馬宇宙ー…
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1st-G
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2nd-G
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3rd-G
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4th-G
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5th-G
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6th-G
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7th-G
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8th-G
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9th-G
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10th-G
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TOP-G
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(以下、Gをいっぱい並べて架橋する)
|
縦方向の異世界
橋の概念宇宙
他の宇宙と繋がるという概念で作られた宇宙
単体だと精々転移しやすいだけだが複数集める事で「縦」にすら移動が可能になる
無茶王、架橋するとしたらこんな感じのGで良いの?
まぁ前提の技術が全く足りないのは確信してるが
いや、概念の内容は何でもいいです。ダブらなければ。
ようするに「異なる概念でできたG」をいっぱい所有していれば、勝手に縦方向異世界につながります。
ああ、そういうこと
とりあえずダブらず概念宇宙を大量に作る必要があるのか
今の所Low-GからTop-Gまでの間で作って無いのはどれだっけ?
作った方並べた方が早いかも。
3rd 4th 10thは作っています。
せんせー
ラインハルトブートキャンプは入りますか?
入ります。
ああ、アクセルワールドの存在意義について、お前にも話しておこうと思ってお。
ああ、その辺ならネギからもう聞いたよ。
…僕にも話を振りに来たってことは、僕にも神格の適性ありってところかな?
渇望は「自分の研究成果を認めてほしい」、効果は「周辺環境の操作」
まあそんな所じゃないかな?
ふむ、やる夫の子供達は優秀だおね。
いやまあ、神格適性って所まではネギの話を聞けばわかるだろうけど
そこから自分の渇望と異能をほぼ正確に把握するのは中々の洞察力だお。
まあお陰で言うべき事もだいぶ減ったお。
フェイト、神格になってくれないかお?
え?嫌だけど?
やる夫「え?」
大雑把に言えば僕とネギの渇望は似ている。…目指す地平が父さん、貴方だからね。
己の魔法と研究成果を世の中や両親に認めてほしいってわけさ。
だけど全く同じってわけじゃない。
ネギの魔法と研究は戦闘方向に進んでいたけど、
僕が目指す魔法と研究はあくまで創造。ネギのような戦闘者じゃないんだ。
だからたとえ波旬との戦いで僕が活躍できたとしてもそれは僕にとっての誉れにはならないし、
そもそも戦闘向けじゃないから活躍なんてできないさ。
また、僕個人としても神格になることはデメリットでしかない。
神様の力は研究の役に立つだろうけど…それは研究者というより「モルモットとして」だよね?
僕はモルモットとしてではなく、あくまで研究者として認めてほしいのさ。
え、えーと。神格適性を発するほどなら、相当な渇望だと思うんだけど…それをあっさり捨てられるのかお?
フェイト「いいや。【渇望自体は捨てない】さ。生涯かけて追い求める夢だよ」
フェイト「だけど父さん、【僕はあくまで「渇望の成就」を求めている】だけで、【別に神様になりたいわけじゃないんだよ】」
フェイト「神格の流出はその渇望を反映する。だけどだからと言って、神様になることが本当に渇望の成就を意味するとは限らない」
フェイト「例えば波旬は一人になりたいのに、流出した結果かえって一人になれなくなってしまった」
フェイト「流出にはそんな欠陥があるのさ」
フェイト「僕もおそらくその類。神様なんかになってしまえば、父さんたちのようなまっとうな研究者からは外れて行ってしまう」
フェイト「そんなのごめんさ」
それとも。
それでもなお神様になるべきメリットがあるのかな?
ローマにとってとかじゃなくて、僕自身にとってのメリットが。
無いおね。
ま、そこまで言うなら無理強いはしないお。
父としてフェイトの渇望が成就する日を楽しみにしているお。
ありがとう、父さん。
…正直に言えば、強制的に神座とリンクさせられてデータ取られるぐらいのことは覚悟してたんだけどね。
父さん、やはり貴方は素晴らしい。僕の目指すべき目標だよ。
フェイトからの好感度が大幅に上昇してカウンターブレイクしました!
ま、ならばこっちも誠意を見せないとね。
僕は神様になるつもりはない。ここを変える気はない。
だけど、その代替となる研究材料を提示することはできる。
僕の流出はおそらく、僕の開発した人造異界魔法がベースになっているからね。
ネギの流出で人造異界魔法を強化すれば、僕の流出を擬似的に再現できるんじゃないかな?
研究班的には欲しいのは神格戦力というより、概念の利便性だろう?
フェイトから豊穣概念の代替研究案が提示されました!
そういえば蘇生魔法って流出化して影響なにか出るん?
流出化しちゃダメな魔法です>蘇生魔法
あれはようするに、水銀の規模の権能(時間巻き戻し)を極小規模で行使することで蘇生という便利な魔法になっています。
流出クラスで使用すると、ディス・アストラナガンのアインソフオウルになります。
錬金術3 を 流出 すると
万物創造がどんなことになるんだろう?
イアイア式装甲の魔法レベルの装甲作成?
えーと…
万物創造は実は半分くらい神様の領域に足をつっこんでいます。
「イメージしたあらゆる性質を実現できる」というのは、「そういう概念を対象物質に押し付ける」ことで実現しているのです。
なので、流出化してもそれほど変わりません。ただし、概念の強制力が上昇しますし、いろんな性質を一つの概念で表現できるので、汎用性という面でも有用ではあります。
ようこそ!ブートキャンプへ!
そこは戦いと蘇生を繰り返す修羅道の宇宙。戦争狂の楽園である。
常人であれば地獄絵図に他ならないが…
天狗道の中二病患者は普通ではない!
ああ、素晴らしい!
想像以上に斬り甲斐がありそうだ!
ええ、私もここでなら自分の可能性をもっともっと追求できる!
その意気やよし!
羽の一つや二つ生やして飛翔せねば英雄になどなれん!
だが、実力が伴わねばただの投身自殺だ。
その自信が実力や才能に裏打ちされたものかどうか…
この私が試してやろう!
【宗次郎(生首状態)】
潜在的な才能はとにかく、ここでの宗次郎と紫織はまだただの人間でしかない。
人間を本格的にやめているエインフェリアたちに敵うはずはなく、幾度と無く死んだ。
だがここは修羅道の宇宙。何度死のうと再戦の機会は与えられる。
その度に少しづつ死に覚えで強くなって行く!
ほう、彼らが新手の神格候補者か。
ちょうどいい。お手合わせ願おうか。
黒雪姫は求道神であり、独立した神格だ。
故にエインフェリアではないし、仮に成りたくてもなれないが、
とはいえ闘争を愛する点では共通する。
故に宗次郎たちとも通じ合うところがあり、故に訪れたらしい。
端的にいえば類友である。
なるほど…貴方と僕は似ているらしい。
ある意味僕の完成形が貴方だ…
だからこそ超えるべき壁であるとも言えますが…
宗次郎と黒雪姫は戦い始めてすぐに気づいた。
お互いに抱える渇望は極めて類似していることに。
そして切断の求道神である黒雪姫は、ある意味宗次郎の理想を体現していた。
そのようだな。とはいえお互い何から何までコピーではつまらんだろう。
君なりの剣の道を示してくれると嬉しいのだがな。
ええ、もちろん。
思うに貴方の剣は大変鋭いですが…しかし相手に当てるのはあくまであなたの身体能力と技量に依存しています。
ですから躱す事も不可能じゃない。
またそもそも近づかなければ当たらない。
僕が望む剣の道は…回避さえも許さない。触れば当たるし、当たれば切れる。どんなに遠く離れていようと絶対に逃がさない。
そういう剣です!
なるほど。良い渇望だ。
…とはいえそこまでして逃がしたくない相手とは誰かな?
良く自分に聞いてみるといい。
やがて多くの修羅たちと戦い続けた宗次郎と紫織はお互いと対峙していた。
ああ、なるほど。思えば貴方を斬りたくて仕方ないのでした。幸せの青い鳥というやつかもしれませんね。
でも不思議ですね。だからこそ斬りたくないとも思っていたみたいです。
貴方ならわかりますか?紫織さん?
あーなるほど。だいたいわかったよ。
宗次郎?
ここって仕組みはわからないけど、死んでも生き返るようになっているみたいじゃん?
きっと、ここを作ったやつは戦いが大好きだったんじゃないかな?
戦いが殺し合いが好きで、でもだからこそ相手を殺すことで戦いが終わってしまうのが悲しかった。
だから殺したあともまた戦いが楽しめるように。死が終わりにならないように。
そのために蘇生という形を取っているんだよ。
きっとアンタも同じ。
だってさ。「相手が居ないと斬れない」でしょう?
「なるほど。それは道理です。」
「【人は一人じゃ生きられない。一人ぼっちじゃつまらない。】誰かと切り結べない人生なんて、確かに僕には考えられません」
でしたらば…斬っても斬っても相手を喪う心配の無いここは、僕にとっても楽園なのでしょうね。
ですから…
ええ!
あんたも私も、相手を喪う心配をせずに思う存分戦える!
宗次郎と紫織が殺し愛に目覚めました!
ふたりで殺し愛う時間はとてもとても楽しい時間だったそうです!
どうだい?楽しんで頂けたかな?お二人さん。
ええとても!
できれば時と止めて永遠に続けたいと思うほどに!
感謝しますよ、佐々木さん!
天狗道を生きる者は自己のみを愛する異常者だ。
…しかしだからこそ、己に幸福を与えてくれた者には本気の感謝も示す。
僕としても永遠に闘争を楽しんでいてほしいんだけどね…
困ったことに、君たちの交情を邪魔する輩がいる。
名を波旬。己以外の存在を認めない者さ。
しかもそのくせ力は誰よりも強い。放置しておけば君たちも滅ぼされるだろう。
それでは困るだろう?
だからできれば協力してほしいんだけど…
…なるほど。ここでの死闘さえ言わば訓練。
ローマにとっての本命の戦いは波旬というやつなわけですか。
まあいいでしょう。確かに闘争を邪魔されるのはごめんですし、
それだけ強いやつにも興味がある。きっと斬り応えがあるでしょうしね。
紫織「私も同感」
ありがとう。
では君たちの力を解放しようと思う。
黒雪姫たちと並ぶほどの力を得られるはずさ。
…まあ無いとは思うけど、戻りたければ戻れるからその点は心配しなくても良い。
宗次郎「強くなれるなら上等です。むしろお願いします!」
なるほど…これが神格の力ですか。
…客観視してみれば、先ほどまでの己がいかに無謀であったか思い知らされますよ。
まあ、それぐらい自分に酔っぱらってないと神格なんかにはなれないのでしょうが。
やがて宗次郎と紫織の感覚は一つの神格を捉える。
理解不能の霧に包まれてその全容はつかめなかったが…しかしそれでも確かに佐々木の言葉に劣らぬ力があることはわかった。
「誰だ?お前ら?」
神格ですら恐慌を来す殺意を受けながら、
しかし宗次郎と紫織は揺るがない。
自分を愛し、信じているからだ。…天狗道で植え付けられた自己愛ではなく、愛しい敵手と殺し愛ながら育て上げた真の自己愛によって。
なるほど。確かにやつの存在は許せません。
…でなければ僕は愛おしい敵手を喪ってしまいますから!
うん。この世界はいろんなやつがいろんな可能性を追求できる世界だ。女神様の愛ってやつでね。
それはすごく良いことだと思う。
だから、あんな奴の好き勝手させるわけにはいかない!
紫織と宗次郎の協力を得ました!
宗次郎
戦闘力5000万
「総てを切り裂く剣になりたい」という渇望から生じた求道型の流出。
可能性を広げ続ける紫織を捉えるために、「振れば当たるし、当たれば斬れる。何処に逃げようと逃がさない」という領域に至っている。
特殊能力:絶対切断 絶対命中 無限射程
紫織
戦闘力5000万
「最高の自分に成りたい」という渇望から生じた求道型の流出。
己の可能性を広げ、その中から好きな自分を選択できる。
可能性を広げすぎて彼女自身「本当の自分」がわからなくなっていたが、
可能性操作ですら回避できない宗次郎の剣は「本当の自分」を映し出してくれる。
最高に綺麗な宗次郎の剣と、そこに映し出される自分の双方を愛することで生まれた流出。
特殊能力:可能性操作
スパイラルネメシスを起こしつつ、スパイラルネメシスで発生した銀河の質量を資材に変える手段を考えるべきか。
ちょうど今近くに、人口が増えすぎて怖い文明とかあるし.。
えーと…スパイラルネメシスの原理的に質量は増えなきゃ行けないから…
あれ?GMも想定していませんでしたが可能ですね。>スパイラルネメシスを利用した螺旋力の質量変換
おお、やはりそうですか。
具体的には…ブラックホールから質量を取り出すのはちょっと面倒くさいから、
「・――万有引力は存在しない」という概念のG(無重力G)の中でスパイラルネメシスを起こすのが簡単かな。
既に発生したブラックホールでも、無重力Gの中に放り込めば、事象の地平面が消えて、質量を取り出せると思いますが。
・・・あれ?重力がないと螺旋力が増大してもスパイラルネメシス(ビッククランチ)が起こらないな・・・
むしろ重力が存在しないから銀河も存在できない説
というか、重力が無いと惑星や恒星も生まれないw
無茶王的に無重力概念によるスパイラルネメシス回避って想定内?
いや、完全に想定外です。
4文字教曰く、世界は神によって創られたという。
神は始めに「光りあれ」と命じ、故に光がまず始めに生まれたと…
まあ、神座宇宙に神は居ても造物主は居ない。「神」と呼ばれる者も結局は強大な力を得た人間に過ぎない。
とはいえ、「光あれ」というのは中々悪くないセンスである。
確かに大地や星々や人間自身、物質と呼ばれる物の起源は光なのだ。
人間的な尺度で言えば、「万物の根源は光である」と言っても過言ではない。
しかしでは、その光はどこから生まれたのだろう?
神が創造したわけではない。無から自然発生したわけでもない。
その答えは「真空のエネルギー」だよ。
人間にとって「真空」と呼べるもの。
物質や光と言った物質(物理的実体)を排除した純粋な空間そのものも、
完全な「無」ってわけじゃないんだよ。
量子力学的な不確定性に基づいて、絶えず物質やエネルギーが生成消滅している。
大局的に見れば空間同士はお互いに押しのけ合って膨張しているの。
宇宙の初期段階においては、この真空のエネルギーが今よりずっと大きかったみたいだね。
そしてエネルギーが「大きい」という事は「不安定」であることを意味する。
だからある時、真空はそのエネルギーを手放したの。
手放されたエネルギーは別の形を取った。それが「光」だね。
そして光から物質が生まれた。
大雑把に言えば、真空のエネルギーこそが現行宇宙の根源なんだよ。
だから、神座システムの時空操作で真空のエネルギーを上昇させれば、
空っぽの宇宙空間じゃなくて、星々の輝く本物の宇宙を生み出せるってわけ!
まあ、束嬢が言うほど簡単ではないがな。
光で満ちた初期宇宙は高エネルギー過ぎて、物理法則さえも不安定だ。
我々が「電磁力・重力・強い力・弱い力」と呼んでいる物さえも未分化な状態だったと予測される。
そこから偶々4つの力に分化したのだ。
もしほんの少しでも歯車が狂っていたならば、我々の知っている力が存在しない宇宙になっていたかもしれないし、
我々の知らない力が存在する宇宙になっていたかもしれない。
Gや子宇宙などは、基本的には我々の宇宙と同じ物理法則に支配された空間だ。後から概念を追加したにせよ、ベースとなっている物理法則は変わらない。
だが、真空のエネルギーを上昇させて、真の意味での天地創造を成すならば、
全く物理法則の異なる宇宙が生まれる可能性もある。
これまた神話的な表現を借りるならば…さながら原初の混沌だ。
無限の可能性を秘めた宇宙の卵。我々が挑戦しようとしているのはそういう代物だ。
無限の可能性の中から、我々の宇宙と同じ物理法則を引き出すためにはそれこそ天地創造の一瞬一瞬を完璧にコントロールせねばならない。
まず宇宙の物理法則について完璧な理解をしている、つまり
万物の理論が絶対の前提。
さらに軌道修正のためには時空間のコントロールシステム、つまり神座システムレベル2が少なくとも必要。
さらに原初の混沌の挙動を正確に予測するためにとんでもないスペックのコンピュータが居る…
端的に言えば神座システムレベル3を創れる程度の科学力は絶対に必要よ。まさしく神の御業ね。
まあとはいえ純粋科学だけではそこまでやってもまだ困難だったので…
足りない部分は魔法で補ったよ、父さん。
自然界ってのは案外付和雷同的な性質がある。
つまり、複数の選択肢がある場合、先に選択した者に追随してしまう傾向があるんだ。
なので、この世界の物理法則を魔法的に原初の混沌に打ち込んでやれば、天地創造の方向性を僕たちの世界側へと引き寄せられる。
理屈的や技術的としては比較的簡単だけど…
代わりに工学的には大変だった。つまり魔力はとんでもない量(1e27)必要なんだ。
BALLSのあるローマでさえもかなり高価だね。
こうして宇宙が生まれた…ローマの英知と工業力を駆使して。
もしこの宇宙に知的生命体が生まれるとしたら、彼らは神座宇宙に住まう者たちのもてなかった造物主を頂くことになる…
彼らは我々が求めて得られなかった哲学的な答えを得られるだろう。
つまり「我々は、我々の世界はなぜ生まれたのか?」。ローマ人は胸を張って答えることができる。「資源が欲しかったからだ!」
ま、これでローマは名実共に神様の領域に突っ込んじまったおね。
…といっても、神様になるって案外そうたいした気分でもないけどお。
ネギ「まあ、神様なんてそんなものだよ。父さん」
宇宙創造キットを開発しました!
ちょっと創世神話を挿入してみます。
8734と>>8735の間に入るとお考えください。
○
↑初期宇宙
まず最初にあったのは超ミクロの時空の泡。
原子よりも遥かに小さい、素粒子レベルの真空空間である。
そこには物質は無く、光もなく、通常人間が想定する宇宙の構成要素をほとんど欠いていた。
されどそれでも「無」ではない。
真空空間同士の相互反発により、
生まれたばかりの宇宙は急激に膨張していく…
インフレーションと呼ばれる現象である。
まさしくジンバブエドルの額面のような勢いで、素粒子レベルに小さかった宇宙は天文学的な規模にまで一気に膨らむ。
やがてある瞬間、宇宙を膨張させてきた真空のエネルギーが光へと変換される。
気体が液体になるときに周囲に熱を放出する事になぞらえて、この現象は「相転移」と呼ばれる。
相転移が起こり宇宙は光で満たされる。とはいえ、優しい光というわけではない。
恒星の核よりも遥かに熱い、高エネルギーの灼熱地獄である。
まあようは、宇宙全体が超高熱の火の玉になっていたということである。
「ビックバン」と呼ばれる現象だ。
ビックバンが起こった直後は、あまりにも高エネルギー故に物理法則すらも揺らいでいた。
4つの力さえも未分化な状態にあり、ここからどのような世界が現れてもおかしくはない。
無限の可能性を秘めた世界の卵。さながら原初の混沌である。
されど、ローマ人は別に無限の可能性を試したいわけではない。
現行宇宙のコピーが創れれば十分なのだ。
故にネギが魔法を投射し、原初の混沌に無理矢理ローマ宇宙の物理法則を上書きしていく。
かなり面倒な作業ではあるが、とはいえこれを怠るとどんな宇宙が現れるかわかったものではないのだ。
少なくとも、ローマ宇宙とはかけ離れた物になるのはまず確実である。そうなれば、資源の利用もできないだろう。…資源と呼べる物が生まれるとすればだが。
また原初の混沌を経由しないという選択肢も取れない。
この無限の可能性を秘めた灼熱の火の球こそが、宇宙に存在する全物質の起源なのだ。
故にここを経由しなければ資源は手に入らない。…少なくとも、天地創造方式では。
【膨張する宇宙(代理AA:恒星たち)】
ビックバンが起こった後も宇宙膨張が止まったわけではない。
宇宙膨張によって灼熱の火の玉は希釈されていき、徐々に低温になっていく。
物理法則が固まるのはこの段階であり、ネギの誘導によりどうやらローマ人宇宙的な物理法則に落ち着いたらしい。
やがて燃え盛る原初の炎が徐々に落ち着いて来た時、
対生成と呼ばれる現象が起こる。
物質と反物質が衝突すると、双方が消滅して莫大な量の光に変わる。対消滅と呼ばれる現象だ。
対生成はその逆反応であり、莫大な量の光から物質と反物質のペアが発生する現象である。
エネルギーを質量に変換する重要な行程だが…
しかしそのままでは生まれた物質と反物質は対消滅を起こして再び光に戻ってしまう。
しかし…単なる統計的偶然であったのか、はたまた物理法則での必然であったのか。
物質の方が反物質よりわずかに多く、故に我々の宇宙は物質で満ちあふれている。
どうやら、この新宇宙においても物質の方が多く生成できたらしい…
(まあ、反物質の方が多く残ったとしてもそれはそれで有用だったりするが)
【ガス宇宙】
かくて新宇宙は真空や灼熱地獄といった想像しがたい物であることをやめ、物質でできた我々になじみ深い姿を取る。
とはいえ、まだ惑星も恒星も存在しない。
最初に生成したのは電子や陽子のような素粒子であり、その後の変化を加味してもせいぜい水素原子のようなごく単純な構造の元素が存在するだけであった。
水素ガスが霧のように広がる。そんな宇宙である。
【原初の天体(代理AA木星)】
やがて水素ガスは重力で引き合い、一塊になっていく。
おそらく最初に生まれた天体と呼べる物は、木星のような水素の塊であっただろう。
そしてこの原初の天体はその重力でさらに水素をかき集める。
重力で内部の圧力はどんどん高まって行く。
やがてある一点を越えたとき…莫大な圧力によって核融合反応が開始された。
原初の恒星の誕生である。
【原初の恒星(代理AA太陽)】
核融合反応が進み、水素のみであった宇宙の物質がヘリウム、炭素、ネオン、酸素、ケイ素、鉄・・・etcとだいぶバリエーション豊かになっていく。
鉄の原子核は安定であり、それ以上の核融合反応を起こさない。
核融合反応が止まってなお十分な質量と熱量を有した恒星は、やがて超新星爆発を起こす。
超新星爆発によって鉄より重い元素も生成される。
かくして我々になじみ深い元素群が生成され、かつ超新星爆発によって周囲にバラまかれるのだ。
超新星爆発から供給された物質から、新たな恒星や惑星が生まれる。
惑星の中には、ガスではなく岩石で構成された物も現れるだろう。
ついに宇宙は我々の知っている形となり、ローマ人が望んだ資源も生み出されたのだ!
(なおここまでに100億年程度の時間が掛かっている。神座システムで時間加速しているが)
以下、>>8735に続く。
小ネタ:BALLSの限界数について。
銀河系には2000億の星々があり、宇宙全体では1000億の銀河があります。
さらに、太陽系にBALLSは80兆体くらいいるそうです。
従いまして、単純計算では2E+35体のBALLSが宇宙一個で働ける計算になります。
ただし、現状BALLSのほとんどは商業(魔草栽培)に従事しています。
魔草、言い換えると生物が生育できる環境というのは結構貴重なので、この程度(1e27)が限界のようです。
仮にダイソン球とかリングワールドとか創れると結構ひどいことになります。
ダイソン球ってそもそも何かしらないけど
どんなの?
SF用語
ダイソン球(だいそんきゅう、Dyson Sphere)とは、
恒星を卵の殻のように覆ってしまう仮説上の人工構造物。
恒星の発生するエネルギーすべての利用を可能とする宇宙コロニーの
究極の姿と言える。
名前は高度に発展した宇宙空間の文明により実現していた可能性のあるものとして
アメリカの宇宙物理学者、フリーマン・ダイソンが提唱したことに由来する。
日本語への定訳はなく、ダイソン球の他にも
「ダイソン球殻(きゅうかく)」や「ダイソン殻(かく)」
「ダイソン環天体」といった訳語がある。
テレビ番組『新スタートレック』では「ダイソンの天球」と訳された。
ダイソン球は上で言ってるように太陽みたいな恒星を人工建造物で覆う物のこと
宇宙にソーラーパネルとか浮かべても全方位にエネルギー発してる太陽からすれば極々一部しか利用できてない
それなら卵の殻の様に全部包んでエネルギーを逃がさなければ全部利用できるんじゃね?って理論から作られる装置
太陽みたいな恒星を地球のマントル役にして
その地熱風エネルギーを利用するってことか
サンクス
人工物だから完成できるなら全エネルギーの効率的利用とかがやりやすそうだし
そういやネギ概念創ってないな。
麻帆良学園G研究枠入れたら開発したことになります?
はい。
というか概念とGの開発はほぼ等価です。
Gの効果が得られるかどうかくらい。
アスナの流出化ってどうすればいいんだろう?
従者契約をネギ概念で強化して擬似的な軍勢変生を行います。
【
日本文明指導者 ハルヒ】
フジキド「たいていの平行世界文明に共通することですが、日本文明はその宇宙での世界の覇者です」
フジキド「さて、覇者であるということはどうことか?つまり他の文明を滅ぼし尽くしてしまったということです」
フジキド「では、日本文明が他の文明を滅ぼし尽くすというのはどういう事態であるか?」
フジキド「日本文明が他を圧倒する国力を有していた、というのは前提になりますが」
フジキド「それだけでなく、他文明に対して強烈な敵意を抱いていたということになります」
フジキド「まあ少なくとも日本文明視点では、他文明から手ひどい裏切りを受けたのでしょう。」
フジキド「だから今の日本は強烈な人間不信に陥っており、故に他文明も生かしておけぬと滅ぼしたようです」
フジキド「おそらくは、ローマに対しても同様の態度を取るでしょう」
端的に言えば、他文明が特定アジアめいた何かに見えています。
フジキド「文明の立地は他文明に比べると悪かったようで」
フジキド「それを補うためか、技術力が滅茶苦茶なことになっています」
主な最新技術
ティプラーシリンダー
BALLS
「ああ、嫌だ。認めない。こんなつまらない世界なんて許せない」
神名:???
流出:???
「思う通りになればいい」「思い通りにならない世界など認めない」という渇望から生じた覇道型流出。
現世界を滅ぼし尽くし、彼女の理想通りの世界を旧世界の瓦礫の上に打ち立てる。
フジキド「あと、目覚めたのは最近のようですが、神格適性持ちのようです」
【
円環の理】
「あー。アカン」
「波旬ってほどじゃないけど、もし神座システムとつながったら、彼女はかなり力の強い神格になるよ。」
「おまけに現世界に対して相当強い憎悪を抱いているから…多元宇宙滅ぼすんじゃないかな?」
うーん、円環少女の魔法はロボの補助武装くらいに考えたほうがいいかな?
防御や回避はともかく、攻撃は兵器使ったほうが早いし
まあ、うまく使えば戦闘面でも有用じゃないかな?
GMとしては民生技術見てみたくて出しましたが。
(なおどの能力も魔力は不要です。術者が生きている限り、無尽蔵に使えます)
円環大系
サジタリスの矢:標的以外を透過する。ご紹介の通りバリアなどを透過したり、周辺被害を抑えられる他、障害物をすり抜けたりもできる。(隕石すり抜けたりもできるので、宇宙開発にも応用できそう)
生命円環:生命を周期的な現象として操作する。不老不死になったり、無理矢理生命維持を行ったりできる。素っ裸で宇宙空間に出ても生きられるし、寿命も無限にあるので、宇宙開発に有用
破滅の化身:自分自身の存在を円環として捉えて、それを無理矢理変形させることで自分の分身を創る。装備も一緒に増えるので、多分ロボも一緒に増やせる。ただし、使用中に分身のどれか一体でも負傷すると死ぬ。
円環式テレポート:破滅の化身の応用。別の場所に分身を創ってからオリジナルの自分を消すことで、別の場所に瞬間移動する。
神経強化:時間を周期的な現象として捉えて、自分の主観時間を加速する。
自己円環:破滅の化身の応用。自分自身の存在を強化することで、外界からの干渉を無効化する。ただし攻撃を受けるたびに効果が弱まるので、実用的には神経強化しながら掛け直す必要が在る。
螺旋の化身:対象物の属する法則自体を変質させる絶対破壊能力。
相似大系
減衰障壁:空間同士を「相似」にすることで、エネルギーを減衰させる。単純な物理力であれば核融合のエネルギーだろうとメテオだろうと防げる。
転送障壁:空間同士を「相似」にすることで、ワームホールめいたものを創る。(効果としては黒曜石の門と類似)恒星間だろうと銀河間だろうと一瞬で移動できるため、宇宙文明を維持する際に非常に重要。
複製障壁:転送障壁の応用。転送障壁の出口を複数に増やすことで、通過した物を複製する。
原型の化身:人間同士の相似性に着目し、人間同士を「相似」にする。血流を無理矢理自分と相似にすることで不整脈で殺したりできる。
治療:原型の化身の応用。健康な人間と相似にすることで、患者を無理矢理健康な状態にする。
変身:原型の化身の応用。自分の姿形を他人と「相似」にすることで若返ったり、整形手術のようなことができる。
改造コピー:変身の応用。他人の肉体をコピーすることで、肉体強化や肉体改造を自分の肉体にコピーする。
再誕の祝福:原型の化身の応用。他人の体を自分と「相似」にすることで、肉体強化や肉体改造を無効化する。仮に神格に通用したとすれば、刹那の時の鎧や時間加速をひっぺがしたりできる。
ダメージリンク:形が似ている物同士を「相似」にすることで、一つが負ったダメージを他の物にも伝達させる。例えば人間同士に適用すれば、一人死んだだけで他の全員が死ぬ。量産型ロボに適用すれば、一つ壊れただけで他も壊れる。BALLSの天敵。
物体操作:形が似ている物同士を「相似」にすることで、運動状態をリンクさせる。例えば矢同士に適用した場合、一つの矢を放つだけで、他の矢も同じ軌道で飛んで行く。
相似式テレポート:自分そっくりの人形と自分の位置を入れ替える。
完全大系
万有の化身:世界と世界法則のイメージを具現化する。規模は極小だが、流出に似た効果。しかも世界法則は渇望とは関係無しになんでも創れる。作中登場した世界法則は「入り込んだ物を二度と脱出させない法則」。
物質創造:イメージした物質を具現化する。うまくやれば本物の物質も創れる。
自己改造:自分自身をイメージで改竄する。不老不死でも身体強化でも治療でも変身でもおおよそなんでもできる。ただし、制御をミスると心身ともに人外に成り果ててしまう。
ピンぼけ:わざと乱視になり、物がいくつにも見える視界を具現化して本当に対象物を増やす。例えば、グレンラガンのドリルに対して使用すればドリルが増える(内包する螺旋力ごと)。
完全防御:自己改造の応用。「自分の体は傷つかない」というイメージを具現化して、本当にあらゆる攻撃を無効化する。ただし術者が恐怖している対象に対しては「傷つかない」というイメージを維持できないので普通にダメージを受けてしまう
生命維持:自己改造の応用。「自分は生きている」というイメージで強引に生命維持を行う。たとえ骸骨状態でも「生きる」事が可能。
因果大系:マクスウェルの悪魔。
「熱伝導」の因果を逆転させて、熱を一点に集めたり
「拡散」の因果を逆転させて、ガスを一点に集めたり、
「落下」の因果を逆転させて、物を打ち上げたりできる。
1 因果体系って光速に近づくと質量の問題解決して
質量が上がるほど早くなる的なことできるの?
それは無理かな?
できるのはあくまで「因果の逆転・停止」なので。
2 完全体系の万有の化身で
矛盾許容法則つくって概念各同士の融合は可能?
一応可能です。「矛盾許容法則に対して精密なイメージを描く事」が必要なのと(これが結構難しい)、流出に比べると滅茶苦茶小規模ですが。
3 円環大系のサジタリウスの矢って郵送サービスに仕えるの?
できなくはないですが、テレポート使った方が良さそう。
4 円環の理論は周期に見立てる→操作するっていう理論なら
錬金術4の生産を周期的に見立てて同じものをたくさん作るのが楽にできる?
5 概念を周期的なものと捕らえて
一度通用した概念は連続して通じるとかできる?
(ミハエルみたいな軍人が、一度見たものは二度と通じないとか言い出させない)
6 恒星つかったダイソン球を周期的に見立てることで
エネルギーの安定効率化や増幅は可能?
超能力は「観測」に基礎を置いています。
一方通行なら「ベクトル」を観測することで操作するわけです。
円環大系も同様に「周期」を観測することで操作しています。
端から見ていて「それ周期なの?」という現象に周期を見いだすことはありますが、
好き勝手に拡大解釈できるわけでもないのです。
7 相似大系で空間同士を相似にすることでエネルギーを減衰させるってあるけど
逆に高いエネルギーを持つ方に相似することでエネルギーを増幅させることはできる?
可能です。
8 資源惑星 と それと同等質量を持つ何かを相似させることで
効率的に狙った資源採取は可能
それはできないですが、複製障壁で資源惑星を複製しちゃえばいいかと
(
錬金術レベル4と違って、材料不要。本当に増える。)
9 神経強化は他の認識加速系と重複して効果上昇させれる?
重複可能ですが、神経強化は主観時間(思考速度)を加速させるだけで、体の動きとかまで速くなるわけではないです。
自分も世界もスローモーションになるイメージですね。
10 円環大系でエネルギーの生産や増幅を周期的に見立てることで
エネルギーの増幅は可能? 無限力・螺旋力・ティプラシリンダー・魔力
他はできませんが、螺旋力は周期的な現象として観測されるので、操作とか増幅とかも可能です。
11 高出力の相似によって神格にたいして弱い肉体に相似させようとした場合
直接は効かなくても、相手に対するデバフや意識そらしぐらいにはなる?
(5000万神格に1000万で相似させようとするという例)
5000万に対して1000万くらいならそこそこ効果はでます。
といっても、超能力を高出力化する手段はあんまり無いですが。
12 ラインハルトの軍勢をラインハルトに相似させることで
エインフェリアの戦力強化は可能?
元々ラインハルトからのバフを受けているようなものなので、特に効果はありません。
エインフェリアに時の鎧をかぶせるとかはできるかもしれませんが。
13 円環式テレポート+確率概念式回避武装 を組み合わせたら
出力を上回れない限り常に最高の自分の立ち位置に移動ができる?
組み合わせるまでもなく確率概念だけで「最高の立ち位置」を確保できます。
(自己強化型の能力は、格上相手でも基本的に使用することはできます。)
格上相手でも同様です。ただ、格上には立ち位置を最高にしてもどうにもならないだけです。
14 ダメージリンクで 相手のいる宇宙空間と自分近くの宇宙空間をリンクさせて
デモンベインの全力でぶん殴ったり、黒雪姫の絶対切断で切ったりしたら
相手のいる空間ごと、相手も攻撃できる? 距離無視攻撃として
減衰障壁の逆利用がそんな感じですね。
まあ、よほど相似能力の出力を上げないといけませんが。
あと、神格だと「空間が斬れたからってなんで俺が斬れるんだ?」というレベルになりますが。
破滅の化身 + 時の鎧 コンボでユグドラとはまた別で数増やせる?
はい。(原作でも破滅の化身と自己円環のコンボとかが登場してました)
破滅の化身の分身って神格のエネルギー源である無限力的にユグドラと同じように弱体化を免れない?
はい。
相似で電子文明のキャラはアバターの種類を増やせる?
誰かのアバターを自分も手に入れるように
増やせません。
ローマに変身魔法が無いのは、「肉体を変質させるのが難しい」というわけではなく、
「変質した肉体に魂を適応させるのが難しい」からです。
研究に協力する?
別にいいけど、私にその手の学は無いよ?
問題無いお。(研究者じゃなくてモルモットだから)
データ取らせてくれれば。
まあ紫織様はいつもどおり可能性を広げてくれればいいお。
紫織「了解」
パパー!確率操作の原理がだいたいわかったよ。
大まかにわけて二つのプロセスから成り立つみたいだね。
一つは「可能性の拡大」もっと言うと「収束の阻害」だね。
量子力学的には無数の可能性が同時存在できる。別に神様じゃなくても人間でもそうなんだ。
だけど、その状態は短時間で収束して崩壊しまう。
だから収束を阻害すれば無数の可能性を同時存在させられるってわけ。
もう一つは「固有状態の操作」
可能性を広げた後、どの可能性を選ぶかを自分で決められるってわけ。
喩えるなら、「サイコロをいくつも振って」「その中で一番いい目を適用できる」って感じかな?
紫織様は「自分の可能性を広げる」のと「自分の可能性を選択する」という形で使っているけど…
これは別に「自分の可能性」に限る必要は無いね。
他の人間とか物とかの可能性を操作することも可能だよ。
紫織の流出を科学的に解析、再現、応用し、超能力を開発しました!
そういえば、「レベルシックスになる」は「神格になる」と同じ意味なんだろうか
えーと、禁書の超能力はグノーシズム(活動・形成・創造・流出の元ネタ)が原型っぽいから…
多分神格クラスの何かですね。
最終更新:2016年04月17日 23:17