概要


月のない時代


空に太陽と、小月と呼ばれる月しかなかった頃。
独皇代とも呼ばれる。そういう時代があった程度の認識しかない。

双月代


月が二つだった頃。いつからかこの星には二つの月が寄り付き、近くを漂っていた。
この頃の星にはまだ「森」や大地生が与えた特別な力はなく、地球の古い時代と変わらない。

暗月代


片方の月が穏やかに孵化し、ゆっくりとその幼体を地表へとばらまいた。
幼体たちはこの星の原生生命に近づき、縁を深め、穏やかで平和な時代が始まった。
この生物たちが、後に「大地生」と呼ばれる「骨」の原型となった生物達である。

この時代が、人間たちが最も繁栄できた頃でもあった。
「暗い月」と呼ばれる空に残った双子の月の片割れは、日々地表に近づいているように見えていた。

変災代


破滅紀


唐突に孵化したもう一つの月が惑星に墜落する。
と同時に衝撃から巻き上げられた地表の粉塵が世界を覆い、氷河の時代が始まった。

停滞紀


晴れぬ空と降り続ける雪、そして暗い月から生じた未知の侵略存在――「暮」が跋扈する暗黒の時代。
大地生の近傍に住んでいた人間は、その熱と力により守られ、怯え過ごしながらも絶滅を免れていた。

霹靂紀


空に明かりが戻った頃に突如として始まった大地生と暮の戦乱の時代。
人間はそれに関わることもできず、ただ戦いが終わることを祈ることしかできなかった。

黎明代


明星代(人類紀)


大地生は滅び、暮は追い詰められて「森」へと逃げ込み、好奇と開拓の人間の時代が始まった。
最終更新:2024年07月01日 13:28