這いよれ! ニャル子さん第11話「星から訪れた迷い子」(2012/6/18放映)
- 原作及びドラマCDと被りの無い、アニメのみのネタを対象とします。
- 時間はニコニコ動画での公式配信を参考にしていますので、環境によってずれます。
タイトル「星から訪れた迷い子」
- ロバート・ブロックのホラー小説『星から訪れたもの』。
- ロバート・ブロックは、『サイコ』の原作者として有名。クトゥルフ神話を題材とした短編著作も多く、ラヴクラフトとも親交があった。
- 上記作品を書くにあたってブロックは、ラヴクラフト御大をモデルにした「プロヴィデンスの夢想家」を作中にて殺しても良いかと願い出て
御大はこれを「描き、殺し、軽視し、分断し、美化し、変身させる他、どう扱ってもよい」と許可、
そしてお返しに御大は自らの最後の作品『闇をさまようもの』にて、ブロックをモデルにした人物「ロバート・ハリスン・ブレイク」を殺している。
- +ハイ・ファイ・セットの楽曲『星から落ちた迷い子』。作詞・北杜夫、作曲・宮崎尚志。NHKの歌番組「みんなのうた」で、1977年4月から5月まで放送された。
「僕は平穏な日常を望んでいる」(0:17頃)
ニャル子たちが遊んでいるゲーム(0:30付近~)
- 音や会話から察するに「マリオカート」と思われるが、コントローラーがニンテンドウ64のものなので、「マリオカート64」だろう。
- 日曜8時なのに特撮を見ていないのは、ゴルフ等の特別番組でライダー(場合によっては戦隊も)が休止になることから来てるかも。
- 奇しくもこの回の放送直前の日曜日(2012/6/17)にもゴルフで休止していた。
- 日曜8時なのに特撮を見ていないのは、ゴルフ等の特別番組でライダー(場合によっては戦隊も)が休止になることから来てるかも。
「ぐたたん!」(1:52頃)
「こちらは、ガタノソア財閥の令嬢・グタタン様。私めは執事のロイガーこと、ロイ・フォガーと申します」(2:06頃)
「私めのことは、どうぞ『少佐』とお呼び下さい」(2:16付近)
- ガタノソアは、ヘイゼル・ヒールド作『永劫より』が初出の、クトゥルー神の最年長の子で邪神の一柱。グタタンはガタノソアの別名のひとつ「グタンタ(G'tantha)」のもじり。
- ちなみに、コリン・ウィルソンの『ロイガーの復活』でガタノソアがロイガーに崇拝されている神という設定が追加され、執事としてロイガーを連れているのはそこからか?
- ロイ・フォガーは、『超時空要塞マクロス』に登場するロイ・フォッカー少佐から。
- 余談だがロイ・フォガーの見た目は古賀亮一著の『ニニンがシノブ伝』に出てくる音速丸を緑色にしたような容姿をしている。
- グタタンの左右の巻き貝状の髪型は、『ウルトラマンティガ』第51話・第52話に登場する邪神ガタノゾーアの甲殻の形状が元ネタ。
名前の元ネタがガタノソアであり、劇中にて南太平洋に浮上した超古代都市ルルイエに現れている等、クトゥルフ神話がモチーフになった怪獣。 - ロイ・フォガー役の中田譲治氏に関して、ことクトゥルーネタ絡みで言うなら、彼は『デモンベイン』シリーズ(ニトロプラスの18禁ADV(PC版)『斬魔大聖デモンベイン』の移植版(PS2版とPC版)・アニメ版の『機神咆吼デモンベイン』と続編の『機神飛翔デモンベイン』も含む)でブラックロッジの幹部「アンチクロス」の一員であるティトゥス(魔導書「屍食教典儀」を所有し、鬼械神(デウス・マキナ)「皇餓(オーガ)」を招喚する魔術師で四刀流の使い手)を演じ、『ペルソナ2 罰(2000年/アトラス)』ではパーティーキャラの一人・パオフゥ(本名:嵯峨 薫)を演じていた。二作品ともニャルラトホテプが黒幕という点において共通している。
「お願い」(4:20頃)
- 『おねがいマイメロディ』のマイメロディのお願いシーン。
「宇宙警備隊」(4:42頃)
- 円谷プロダクション制作のウルトラシリーズで登場する同名の警備隊が元ネタだろうか?
- 組織の名称としてはありふれているので、SF作品などでたびたび使われている。
「文学雑学メイド萌えにロボット萌え~」(5:05付近~)
- 文学・椅子に座っているニャル子
- ラノベ『文学少女と死にたがりの道化』の表紙。
- 雑学・ニャル子と巡ろう! クトゥルー世界の這いより方
- 森瀬繚・監修『萌え絵で巡る! クトゥルー世界の歩き方(三才ブックス)』。同書内にニャル子もこっそり這い寄っている。
- メイド萌え・メイド服姿のニャル子
- 『魔海少女ルルイエ・ルル2』の口絵イラストを反転させたもの。
- ロボット萌え・人型ロボット
- 『デモンベイン』シリーズに登場する主役ロボットであるデモンベインより。ただし、姿は影で隠れている。
- 画面の切り替わりで見辛いが、シャイニング・トラペゾヘドロンを装備している。
- 『デモンベイン』シリーズに登場する主役ロボットであるデモンベインより。ただし、姿は影で隠れている。
「美術系女子高生から裸族に至るまで」(5:09付近)
- 『ひだまりスケッチ』の「ゆの」、『あの夏で待ってる』の「北原美桜」のこと。
- どちらも中の人ネタ。
ニャル子が出したゲーム(6:15付近)
- 1話でニャル子が購入していたゲーム・「恋する邪神はせつなくてお兄ちゃんを崇拝するとすぐいあいあしちゃうの」。
- ちなみに、パッケージで女の子が抱きしめているのはミ=ゴである。
「~地球産エンターテインメントの頂点に立つ」(6:36付近)
- 原作でもたびたび使われている、『仮面ライダーカブト』の登場人物で仮面ライダーサソードに変身し、かつスコルピオワームの正体である神代剣の名台詞「俺は○○でも頂点に立つ男だ」。
「じゃあ、ぼくがおはよう朝ごはんをよういするよっ」(7:41付近)
- 『THE IDOLM@STER』の楽曲「おはよう!!朝ご飯」
- ご存知の通りハス太の中の人はアイマスの水瀬伊織を演じている。
「ちゃらららっちゃら~♪ニトクリスの鏡~」(8:48付近)
- 『ドラえもん』でドラえもんが秘密道具を出す際の演出。
- ニトクリスの鏡の背面部デザインは『ひみつのアッコちゃん』1988年版リメイクにおける、アッコちゃんの変身コンパクトのパロディ。AがNになっている。
- なお、初出であるB・ラムレイの短編では手鏡ではなく壁掛け鏡。鏡面を覗いた者が「何か」に引きずり込まれるのも真っ昼間ではなく午前零時以降。
- 『デモンベイン』シリーズでも登場し、分身魔法やエロシーンなどで使われた。
ニトクリスの鏡から出てくる黒い手(8:51付近)
- 『鋼の錬金術師』にて、「真理の扉」が対象を引き摺りこむ際の手に酷似。若しくはタカラトミーのトレーディングカードゲーム『デュエル・マスターズ』の『デーモン・ハンド』、『地獄門デス・ゲート』と思われる。
- 「もっていかれたぁぁぁぁ!!!」
「私のプリティーリズ、もとい、プリティーリップを間近で見て興奮しちゃいました?」(9:35付近)
「ぎゃふん」(9:49付近)
- 『プリティーリズム』シリーズ、およびその登場人物である春音あいらの台詞。中の人ネタ。
- 「ぎゃふん」は5話に続いて2度目。
アイキャッチ(Aパート始め)(11:40付近)
- 『キミキス』におけるデコちゅーから。
- 構図からして雑誌等で使われた主人公の妹「相原菜々」のデコちゅ~おねだりポーズのイラストが元。
- 中の人は『キミキス』の続編にあたる『アマガミ』で主人公の妹「橘美也」を演じている。
「屋敷ではいつもメイド達がお嬢様のお世話をしていたものですから……」(12:01付近)
- 「メイド達」については……原作6巻271p挿絵を見よ。としか言いようがない。
画面左端の肩に猫を乗せた黒ずくめの少女(15:10付近)
- 邪神同士のラブコメ『アリシア・Y』(後藤寿庵)の主人公「アリシア・Y(ヨグ)・アーミティッジ」(AYAちゃん8才)とナイアール(猫)
- 現在、同作品は電子書籍版の販売が終了し、入手困難に。
- 彼女のこの変装は『仮面ライダーW』の重要人物「シュラウド」
- 聞き取りづらいが「血ぃ吸うたろか」と言っている。まさかの間寛平である。
- 彼女をアリシア・Y・ウェイトリーと呼ぶとひどい目にあう。
- なお作者の後藤寿庵氏は1980年代に、本筋と無関係なパロディを大量に入れるという本作を彷彿させる漫画「刑事達の挽歌」を執筆している。
公園で営業するルーヒーのタコ焼き屋
- プリキュアマックスハートのTACO CAFEか?
タコ焼きを爪楊枝ごと吸い込むクー子(16:14付近)
- カービィか?
- しかし猫舌設定のクー子がタコ焼きを一気に吸い込んで大丈夫なのだろうか。
はぐれショゴス(17:08付近~)
「体力が低くて、すぐに逃げ出す。滅多に見られないレアキャラ」「ともあれ、経験値を稼ぐチャンスです!」
- 『ドラゴンクエスト』シリーズの定番モンスター「はぐれメタル」とその特徴。
- 片方は文句なしのはぐれメタルだが、もう片方は色的に色違いモンスターのバブルスライム。
「目だ、奴の目を狙え!」(17:10付近)
- 『仮面ライダーブラック(BLACK)』より、主人公の南光太郎こと仮面ライダーブラック(BLACK)が自身の能力であるマルチアイ(敵の弱点をサーチする機能)で敵の怪人の弱点を見破ったときにシリーズ中で何度か発したセリフ、「目だ、目が奴の弱点だ!」から。
- ちなみに目が弱点じゃない敵ってどんな奴だ?ミ=ゴか?
- なお、2012年5月6日から2013年4月14日まで毎週日曜日午前10時よりニコニコ動画で配信された。
- 『ミラーマン』主題歌の一節「今だ キックを使え 目だ」からでは?
「サイクロン……」「メタル……」(17:13付近)
- 『仮面ライダーW』より、主人公ライダー・ダブルのハーフチェンジ形態「サイクロンメタル」。サイクロンが緑色でメタルは銀色。
- 左右の配置もバッチリ。
- だがメモリ同士の相性はあまりよろしくない(お互いの弱点はカバーしあえるが、同時に持ち味を減殺し合ってしまう)と、思われがちだったが実戦では第9話のスイーツ・ドーパントのクリーム攻撃をソニックシャフトで相殺、また別の回ではトドメのメタルツイスターも決まっている。
- 左右の配置もバッチリ。
「はらわたをぶちまけなさい!」(17:51付近)
- 『武装錬金』から、「津村斗貴子」の戦闘時における口癖。
- 「臓物をブチ撒けろ!」
「ふぉあたたたた」(17:55付近)
- 『北斗の拳』の主人公・ケンシロウが使う「北斗神拳」の一つ、北斗百裂拳。
「ジ・エンドにゃん」(17:58付近)
- 『迷い猫オーバーラン!』主題歌「はっぴぃ にゅう にゃあ」の歌詞。
- 「好きって言ったら ジ・エンドにゃん」
「ベノン」(18:17付近)
- 『BASTARD!!-暗黒の破壊神-』の主人公「ダーク・シュナイダー」のオリジナル魔法、「爆霊地獄(ベノン)」より。
- ただし、元ネタの魔法は火炎系の魔法ではなく、対象物の細胞を塵のレベルまで分解するという効果の魔法。
- ちなみに、ダーク・シュナイダーは「爆炎の魔法使い」と呼ばれるほど火炎系の魔法が得意な魔法使いである。クー子が彼の魔法を使ったのもこの為。
- ただし、元ネタの魔法は火炎系の魔法ではなく、対象物の細胞を塵のレベルまで分解するという効果の魔法。
「火力アップフィーバー」(18:23付近)
- 『仮面ライダーキバ』におけるキバの強化フォームであるエンペラーフォームの必殺技「○○フィーバー」からと思われる。
- 正式名(総称)は「フィーバー技」。その1つに「ウェイク『アップフィーバー』」というものがある。
変身解除時のニャル子のセリフ(18:33付近)
- 『ドラゴンクエスト』シリーズのレベルアップ音。
爆風に吹き飛ばされたグタタン(18:51付近)
- 『DRAGON BALL』、サイバイマンの自爆に巻き込まれて死んだ、ヤムチャの亡骸にポーズが酷似。
- 服に付いた焦げ目の位置なども概ね合っている。
真尋がニャル子たちを叱って追い出した後、真尋の他誰もなくなること
- 『ドラえもん』のエピソード、「どくさいスイッチ」のオマージュに思われる。
このエピソードの放送後、ホームページのキャラクター紹介ページに真尋のみ残ることとも関しそうだ。それはあとの第12話の放送前まで続く。
「僕は悪くない!」(20:19付近)
- 『めだかボックス』の球磨川禊か『テイルズオブジアビス』のルークかで意見が割れるが、どちらのニュアンスも含まれている。
- 良くあるセリフなので、そもそも元ネタどうこうという話では無いのでは?
- 映画『それでもボクはやってない』も来ていると考えられる。