操兵(そうへい/リュード/リューン・ド)
現在、製造技術を保有しているのは東方聖刻教会と西方工呪会のみである。
西方暦紀元200年頃に東方・西方でほぼ同時に操兵の製造が再開される以前は、操兵は神話や伝説の中の存在に
過ぎなかった。というのも、操兵を生み出した古代文明は有史以前に滅び去り、その技術が失われていた
からである。工呪会と聖刻教会がどのようにして技術の復元を果たしたのかは謎である。
古代の操兵は、〈神〉の姿を模して作られ、半神の如き力をもち、不滅の肉体をもつ真竜を狩る(すなわち狩猟機)ことができたと
伝説に謳われる。それに対し、工呪会や聖刻教会が作る現代の操兵は、人間を操兵のサイズに等倍した程度の
力しかもたない。しかし、火器の類が存在しないこの時代においては、操兵を何体所有するかが戦の勝敗を
決めるほどに絶対的優位性をもつ兵器である(歩兵から見れば、その巨体だけでも脅威であろう)。
その特殊性や、材料の希少さ故に金銭で売買される事はまずあり得ないが、交換条件として聖刻石や
古操兵そのもの、力ある聖刻器を要求される事がある。
西方暦紀元200年頃に東方・西方でほぼ同時に操兵の製造が再開される以前は、操兵は神話や伝説の中の存在に
過ぎなかった。というのも、操兵を生み出した古代文明は有史以前に滅び去り、その技術が失われていた
からである。工呪会と聖刻教会がどのようにして技術の復元を果たしたのかは謎である。
古代の操兵は、〈神〉の姿を模して作られ、半神の如き力をもち、不滅の肉体をもつ真竜を狩る(すなわち狩猟機)ことができたと
伝説に謳われる。それに対し、工呪会や聖刻教会が作る現代の操兵は、人間を操兵のサイズに等倍した程度の
力しかもたない。しかし、火器の類が存在しないこの時代においては、操兵を何体所有するかが戦の勝敗を
決めるほどに絶対的優位性をもつ兵器である(歩兵から見れば、その巨体だけでも脅威であろう)。
その特殊性や、材料の希少さ故に金銭で売買される事はまずあり得ないが、交換条件として聖刻石や
古操兵そのもの、力ある聖刻器を要求される事がある。
操兵の構造
金属製の骨格と巨大獣から移植された筋肉筒により全身が形作られ、胸郭内に設けられた操手槽
とよばれる操縦席に人間が乗り込み操縦するようになっている。この操縦者のことを操手という。
操手槽のすぐ下の位置には心肺器とよばれる装置があり、筋肉筒に血液を循環させ、冷却水を供給している。
その為人間と同じように「負傷」し、出血多量となれば生態部品を動かすことが出来なくなり、また
冷却水も加熱したり漏れ出せば筋肉筒を冷却することも出来ずに稼働不能に陥ってしまう。
これら全てを金属の甲冑や布で包みこむことで機体が構成される。また、顔面には仮面が装着され、
動力となる魔力を供給するとともに、機体制御を司っている。
機械的な外見ながらも、中身はこのように半生物といってもいい構造の為、砂漠や寒冷地・空気の薄い高所などの
悪影響を受けて性能は低下し、更には特殊な装備・機体でなければ水中での行動も不可能である。
仮面を外した素顔は人間の髑髏と酷似しており、眼球だけでなく口も存在するが、その用途は不明である。
尚、機械寄りの工呪会製の機体と素体根を核とする聖刻教会製の機体双方の部品に互換性はない(素体の構造や製法が根本的に違う為)。
とよばれる操縦席に人間が乗り込み操縦するようになっている。この操縦者のことを操手という。
操手槽のすぐ下の位置には心肺器とよばれる装置があり、筋肉筒に血液を循環させ、冷却水を供給している。
その為人間と同じように「負傷」し、出血多量となれば生態部品を動かすことが出来なくなり、また
冷却水も加熱したり漏れ出せば筋肉筒を冷却することも出来ずに稼働不能に陥ってしまう。
これら全てを金属の甲冑や布で包みこむことで機体が構成される。また、顔面には仮面が装着され、
動力となる魔力を供給するとともに、機体制御を司っている。
機械的な外見ながらも、中身はこのように半生物といってもいい構造の為、砂漠や寒冷地・空気の薄い高所などの
悪影響を受けて性能は低下し、更には特殊な装備・機体でなければ水中での行動も不可能である。
仮面を外した素顔は人間の髑髏と酷似しており、眼球だけでなく口も存在するが、その用途は不明である。
尚、機械寄りの工呪会製の機体と素体根を核とする聖刻教会製の機体双方の部品に互換性はない(素体の構造や製法が根本的に違う為)。
手首から先は高位の機体は繊細に作られていて、操手の技量にもよるが人間に近い動きも可能。
そのため戦闘で拳で殴るような扱いだと意外なほどにあっさり壊れてしまうため、長距離の移動の際には
予備の手首を腰に付けている場合も多い。
そのため戦闘で拳で殴るような扱いだと意外なほどにあっさり壊れてしまうため、長距離の移動の際には
予備の手首を腰に付けている場合も多い。
操兵の分類
騎士が駆る高級機である狩猟機、簡易生産型の普及機である従兵機、練法師(練法と
よばれる秘術の使い手)の専用機である呪操兵に大別される。その他の特殊な用途で
作られた機種も数多く存在するが、それらは狩猟機や従兵機の改造機であることが多い。

左より狩猟機、従兵機、呪操兵の一例。
よばれる秘術の使い手)の専用機である呪操兵に大別される。その他の特殊な用途で
作られた機種も数多く存在するが、それらは狩猟機や従兵機の改造機であることが多い。

左より狩猟機、従兵機、呪操兵の一例。
編集履歴
- 編集委員/GENZ 項目新設(2006/2/10)
- 名無しさん 加筆・編集・項目新設(2006/2/11〜)
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