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アナウンス系

アナウンス系のお題とは、セリフ系お題の一種で、放送・場内アナウンス・実況・注意喚起などの形式を借りて、状況やルールを伝える体裁のフォーマット指定型のお題です。
回答では、アナウンスとしての体裁・文体・語り口を守りつつ、その内容が「本来その場で言われるはずのもの」とズレていることによって笑いを作ります。

重要なのは「それっぽいアナウンス」を言うことではなく、そのアナウンスが示している "世界の運用ルール・価値基準・視点" がどこかおかしいことを読み取らせる点にあります。


アナウンス系の構造

アナウンス系は本質的に以下の構造を持っています。
  • 当事者視点ではない
  • 感情を入れない・語らない。淡々と事実を伝える
  • 運営・制度・進行・装置の側の声
  • 人間を「登場人物」ではなく「処理対象」として扱う
  • メタ視点俯瞰・神の視点で物事を語る (→第三者観測型)
👉現在起きている出来事を「体験」ではなく「運用」「編集」「進行」「素材」として処理する

アナウンス系お題の回答パターン

メタ視点・編集視点型(舞台装置化)
出来事を「体験」ではなく、番組や動画などの「素材」「工程」「コンテンツ」として処理します。
お題「新人ボクサーのデビュー戦の登場アナウンスをしてください」
回答「さあ、元気よく登場しました。彼の映像は数年後『まだ若いですね』と使われるでしょう」
この回答では、新人のデビューの瞬間を「数年後のVTR用」という素材扱いしているのがポイントです。
俯瞰・神の視点/運命実況型
アナウンスが「未来」「運命」「結末」を知っている。予言をする。
お題「新幹線の車内アナウンスが、やけに個人的すぎる。どんな内容?」
回答「えー、このあと3号車で、人生で一番どうでもいい後悔が生まれます」
👉安全アナウンス × 運命の確定情報
③ 運営・制度の価値観が狂っている型
その世界の「運用ルール」をおかしくさせる (→制度ずらし型)
お題「この遊園地、何かおかしいなと思ったアナウンス」
回答「田中、田中一郎様。迷子のお子様が観覧車の上でお待ちです」
👉「普通の迷子アナウンス」なのに内容が事故レベルで「世界の運用ルールが壊れている」ことを見せる
④ 個人的すぎる/主観ダダ漏れ型
本来無機質なはずのアナウンスが、感情や私怨や価値観を出してくる。
お題「新幹線のアナウンスが、やけに個人的すぎる。どんな内容?」
回答「次の列車は当駅で折り返しとなりますが、私自身は本日で退職を迎え人生の折り返し地点を迎えます。なおこのことは家内には伝えておりません」
👉駅構内の列車アナウンスが私的な連絡となっている


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最終更新:2026年01月10日 08:54