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ずらし

お題が想定している“王道の答え・方向性”から、あえて少し(または大きく)外すことで笑いを生む技法。
単なる逆張りでは疑問点が生まれ "弱い" 回答となります。そうではなく「なるほど、そっちか!」と思わせる納得感をもたせるのが良いずらしです。


ずらしの基本構造

ずらし=「観客の期待を理解した上で、1点だけ裏切る技術」です。
例えば、
お題が期待している答え
 ↓(観客の脳内)
定番あるある
 ↓
それを少し or 全然違う角度から見る
観客の「予測」を一度立ち上げてから裏切る、という構造になります。

ずらしの代表的な種類

① 立場・視点のずらし
誰の目線で答えるかを変える。

② 感情のずらし
普通なら「怒る・驚く・怖がる」場面で、妙に冷静・前向き・別の感情を出す。
お題:ゾンビに追いかけられている人の一言
→「これで運動不足が解消されるな」

③ スケールのずらし
大きくしすぎる / 小さくしすぎる
お題:魔法使いが失敗した魔法
→「世界は救ったが、靴下だけ消えた」

④ ジャンル・制度・システムのずらし
ファンタジーの世界観を、「現実・法律・ビジネス・家庭・IT」などに落とす。
「勇者は魔王に敗北してしまった。その理由は?」→「伝説の剣の所有権はその土地を持っている人のものだった」

⑤ ゴールのずらし(目的違い)
お題の「目的」を勝手に変える。
⑥ 思考の飛躍によるずらし
観客が想定する因果・段階を一段飛ばして答えること。
「忍者の末裔が現代に蘇った。一番最初に取った行動は?」→「まずWi-Fiを探した」
👉 忍者の役割は情報収集などの諜報活動である。それを現代環境に置き換えるという 環境のずらし を行っている。さらに、現代に蘇った直後にも関わらず説明や戸惑いの段階を省略し、いきなり「Wi-Fiを探す」という結論に飛ぶことで、"思考の飛躍" によるずらしを加えている

このずらしを使う場合、その結末に至る "過程" にある程度の納得を持たせられるかが重要です。

「ずらし」と「ただの変化球」の違い

良いずらし ダメなずらし
お題との関係が見える お題と無関係
予想→裏切りがある ただ意味不明
共感や納得がある 内輪ノリ
👉 お題の“芯”は外していないのがポイントです。

実戦的な使い方(考え方の手順)
  1. まず王道の答えを1つ考える
  2. その王道を「誰が言ってる?」「何を目的にしてる?」「どのジャンル?」と分解する
  3. そのうち1つだけをズラす
※全部ずらすと意味不明になりやすいです。
よくある失敗
  • ずらしすぎて説明が必要になる
  • 自分だけが面白いと思っている
  • 「変わってる=面白い」と勘違いする

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最終更新:2025年12月20日 14:59