誇張
誇張とは、もともと持っている性質・特徴・イメージを「ありえないレベルまで引き伸ばす」ことで笑いを生む技法のことです。
それに対して、もとのイメージから予測不能なものに変化させることは
飛躍と呼びます。
概要
- 誇張=性質を限界まで伸ばす技法
- キャラ・感情・能力は誇張向き
- 悲劇・犯罪・共有認識のないテーマは不向き
- 「強くする」より「分かりやすくする」意識が大事
①誇張とは
誇張とは「ゼロから足す」のではなく「元ネタを伸ばす」こと。
誇張がウケる理由には以下のものがあります。
- 想像コストが低い(元のイメージがある)
- 一言で伝わりやすい
- キャラが立ちやすい
- ツッコミがしやすい
例えば、
- せっかちな人 →「赤信号を待てずに引っ越す」
- 心配性 →「保険の保険に入っている」
② 誇張すると良いテーマ・部分
- キャラ・職業・立場の「あるある」
- 誇張が最も強いゾーンです。
- よく知られたキャラや職業は、既に共通認識があり「そこまでする!?」が成立しやすいからです。
- 例えば、
- 医者 →「凄腕すぎて診察したら病気が治る」
- アイドル →「地球外にもファンがいる」
- 生徒会長 →「校則を成立させるために憲法改正した」
- 👉 「真面目」「権威」「模範」系は特に強い
- 感情(怒り・不安・優しさ・自信など)
- 感情は量を誇張しやすいです。
- 優しすぎるヤクザ →「事務所がバリアフリー」
- 自信過剰 →「鏡にサインを求められると思ってる」
- 不安症 →「人目が苦手なので、忍者のように物陰から姿を見せない」
- 👉 感情は行動に落とすと一気に強くなります。
- 能力・特徴が明確な人物・モノ
- 「すでに強い要素」をさらに伸ばす。
- 足が速い →「スタート前にゴールで待ってる」
- 声が大きい →「黙ってても注意される」
- 金持ち →「募金箱に家が建つ」
- 👉 元の強さ × 誇張 = 王道
- 数・スケール・頻度
- 誇張しやすく、分かりやすい。
- 忘れ物が多い →「忘れ物を忘れてる」
- 会議が多い →「会議の内容を決める会議がある」
- ルールが多い →「破る前提のルールがある」
③ 誇張の作り方(実践型フレーム)
誇張はこの順で考えると安定します。
- 1. 元の性質を一言で言う
- 2. それが100%を超えたらどうなるか
- 3. 具体的な行動・光景に落とす
👉 「性質 → 限界突破 → 行動」
④ 誇張が向かないケース
- 1. 悲劇・犯罪・被害者が明確なテーマ
- 誇張すると「笑い」より「悪意・不謹慎」が勝ちやすい。(→主義・主張が見えるブラックネタ)
- 事故 → 被害を拡大する誇張
- 犯罪 → 残虐性を盛る誇張
- 👉 この場合は誇張ではなく「すらし?」「間抜け化」「視点変更」が有効。
- 事故 → 色々ありまして (ぼかし)
- 犯罪 → 調子に乗りすぎた (間抜け化)
- 2. 元ネタが弱い・共有されていない
- 誇張しても伝わらない。
- 👉 誇張は「共通認識ありき」。
- 3. もう十分強すぎるテーマ
- これ以上盛ると雑音になる。
- 👉 こういう場合は
- 誇張せず、1点だけ静かにズラす方が強い。
- 4. 説明が必要になる誇張
- 「つまり〜で…」と説明が必要な時点で弱い。
- 誇張とは「❌ 理解してから笑う」のではなく「⭕ 見た瞬間に笑える」ものであること。
⑤ 誇張が強い回答の共通点(チェックリスト)
- 元ネタが一瞬で分かる
- 行動や絵が浮かぶ
- 数・距離・時間が異常
- でも「そのキャラならやりそう」
- ツッコミが即浮かぶ
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最終更新:2025年12月23日 00:09