豚吐露@wiki
問35回答
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ohden
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イ
【iBurst】
京セラと米ArrayComm社が共同開発した無線ブロードバンド通信規格。
無線LANよりも大幅に広い数kmもの通信可能距離で、下り最大1Mbpsの通信速度を実現する。
時速100kmで移動中でも、基地局の切り替え(ハンドオーバー)が行え、通信が継続できる。
京セラではiBurstのイメージを表現する言葉として『無線版ADSL』という言葉を使っている。
オーストラリア、南アフリカ共和国、アゼルバイジャン共和国、ケニア共和国においてすでに実用化されている。
iBurstは、複数の回線を多重化する方式としてTDMA/TDD方式を採用しており、5MHzの幅の周波数帯域を使用して1基地局あたり24Mbps、1端末あたり最大1Mbpsの通信速度を実現する。
電波状況に応じて符号化および変調の方式を動的に変更できるリンク・アダプテーションと呼ばれる技術を利用することで通信速度を向上させているのが大きな特徴。
さらにiBurstでは、電波の指向性を高め、ひとつの端末に対して電波を集中させて強い電波を送信することができるアダプティブアレイアンテナを利用することで、エラー率を向上させている。
また、アダプティブアレイアンテナを応用することで各端末への電波の位相と振幅を調整し、同じ周波数を最大3台の端末で効率的に利用できるSDMAと呼ばれる技術も採用されている。
京セラと米ArrayComm社が共同開発した無線ブロードバンド通信規格。
無線LANよりも大幅に広い数kmもの通信可能距離で、下り最大1Mbpsの通信速度を実現する。
時速100kmで移動中でも、基地局の切り替え(ハンドオーバー)が行え、通信が継続できる。
京セラではiBurstのイメージを表現する言葉として『無線版ADSL』という言葉を使っている。
オーストラリア、南アフリカ共和国、アゼルバイジャン共和国、ケニア共和国においてすでに実用化されている。
iBurstは、複数の回線を多重化する方式としてTDMA/TDD方式を採用しており、5MHzの幅の周波数帯域を使用して1基地局あたり24Mbps、1端末あたり最大1Mbpsの通信速度を実現する。
電波状況に応じて符号化および変調の方式を動的に変更できるリンク・アダプテーションと呼ばれる技術を利用することで通信速度を向上させているのが大きな特徴。
さらにiBurstでは、電波の指向性を高め、ひとつの端末に対して電波を集中させて強い電波を送信することができるアダプティブアレイアンテナを利用することで、エラー率を向上させている。
また、アダプティブアレイアンテナを応用することで各端末への電波の位相と振幅を調整し、同じ周波数を最大3台の端末で効率的に利用できるSDMAと呼ばれる技術も採用されている。
【WiMAX】
Worldwide Interoperability for Microwave Access, 802.16a
2003年1月にIEEE(米国電気電子学会)で承認された、固定無線通信の標準規格。
IEEE 802.16規格の使用周波数帯を変更したもの。
IEEE 802.16規格は10~66GHzの周波数帯を使用していたが、802.16a規格では2~11GHzを利用するよう改められている。
また、見通しのきかない範囲にある端末とも通信できるよう改良されている。
通信速度や最大距離は変わらず、1台のアンテナで半径約50km(30マイル)をカバーし、最大で70Mbpsの通信が可能。
建物内部の通信に使うことを想定した無線LANとは異なり、現在は電話回線や光ファイバーが担っている加入者系通信網の末端部分(いわゆる「ラストワンマイル」)で利用することを想定している。
IEEE 802.16による加入者系アクセス網を「Wireless MAN」(無線MAN:Wireless Metropolitan Area Network)という。
人口密度の低い地域でも安価にブロードバンド接続サービスを提供する手段として注目を集めている。
「WiMAX」(World Interoperability for Microwave Access)は業界団体WiMAX Forumによる愛称で、同規格に対応した各社の通信機器の互換性と相互運用性をテストし、認証を与えている。「WiMAX準拠」の機器同士はメーカーが違っても組み合わせて使用できることが保証される。
参考: http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/keyword/23442.html
Worldwide Interoperability for Microwave Access, 802.16a
2003年1月にIEEE(米国電気電子学会)で承認された、固定無線通信の標準規格。
IEEE 802.16規格の使用周波数帯を変更したもの。
IEEE 802.16規格は10~66GHzの周波数帯を使用していたが、802.16a規格では2~11GHzを利用するよう改められている。
また、見通しのきかない範囲にある端末とも通信できるよう改良されている。
通信速度や最大距離は変わらず、1台のアンテナで半径約50km(30マイル)をカバーし、最大で70Mbpsの通信が可能。
建物内部の通信に使うことを想定した無線LANとは異なり、現在は電話回線や光ファイバーが担っている加入者系通信網の末端部分(いわゆる「ラストワンマイル」)で利用することを想定している。
IEEE 802.16による加入者系アクセス網を「Wireless MAN」(無線MAN:Wireless Metropolitan Area Network)という。
人口密度の低い地域でも安価にブロードバンド接続サービスを提供する手段として注目を集めている。
「WiMAX」(World Interoperability for Microwave Access)は業界団体WiMAX Forumによる愛称で、同規格に対応した各社の通信機器の互換性と相互運用性をテストし、認証を与えている。「WiMAX準拠」の機器同士はメーカーが違っても組み合わせて使用できることが保証される。
参考: http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/keyword/23442.html
【モバイルWiMax】
IEEE 802.16e
2005年12月に米国電気電子学会(IEEE)で承認された、無線通信の標準規格。
6GHz以下の周波数帯を使い、利用可能距離は約2~3kmで、最大で75Mbpsの通信が可能で、日本では2.5GHz帯が割り当てられる見込み。
IEEE 802.16aが固定無線通信の規格であったのに対し、IEEE 802.16eは移動体のための規格であり、120km/hでの移動中も使用可能。
携帯電話と同程度の通信可能距離・可動性と、無線LAN以上の通信速度を兼ね備える通信規格として、モバイル事業への応用が期待されている。
ただし、移動体通信にはエリア移動時のハンドオーバーが必須であるが、IEEE 802.16eではハンドオーバーの実現及び高速移動時の補正等は含まれないため、引き続き規格の調整が行われている。
IEEE 802.16e
2005年12月に米国電気電子学会(IEEE)で承認された、無線通信の標準規格。
6GHz以下の周波数帯を使い、利用可能距離は約2~3kmで、最大で75Mbpsの通信が可能で、日本では2.5GHz帯が割り当てられる見込み。
IEEE 802.16aが固定無線通信の規格であったのに対し、IEEE 802.16eは移動体のための規格であり、120km/hでの移動中も使用可能。
携帯電話と同程度の通信可能距離・可動性と、無線LAN以上の通信速度を兼ね備える通信規格として、モバイル事業への応用が期待されている。
ただし、移動体通信にはエリア移動時のハンドオーバーが必須であるが、IEEE 802.16eではハンドオーバーの実現及び高速移動時の補正等は含まれないため、引き続き規格の調整が行われている。
【W-CDMA】
NTTドコモやEricsson社などが開発した第3世代携帯電話(3G)の通信方式。
高速移動時144kbps、歩行時384kbps、静止時2Mbpsのデータ伝送能力があり、動画・音声によるリアルタイムの通信が可能。
CDMA方式を採用し、1つの周波数を複数の利用者で共有できるため、周波数効率がよい。
ITU(国際電気通信連合)が標準化を進めている次世代通信方式IMT-2000の日欧標準案として提案されており、北米案のcdma2000と標準をめぐって争っている。
NTTドコモの第3世代携帯電話『FOMA』はこの方式を採用している。
NTTドコモやEricsson社などが開発した第3世代携帯電話(3G)の通信方式。
高速移動時144kbps、歩行時384kbps、静止時2Mbpsのデータ伝送能力があり、動画・音声によるリアルタイムの通信が可能。
CDMA方式を採用し、1つの周波数を複数の利用者で共有できるため、周波数効率がよい。
ITU(国際電気通信連合)が標準化を進めている次世代通信方式IMT-2000の日欧標準案として提案されており、北米案のcdma2000と標準をめぐって争っている。
NTTドコモの第3世代携帯電話『FOMA』はこの方式を採用している。
【次世代PHS】
次世代PHS(XGP:eXtended Global Platform)は『高度化PHS』とは別に、PHSのマイクロセル・自律分散などコンセプトを引き継ぎつつ、新たに策定された規格である。
最新の無線技術を利用することで、通信速度が格段に向上している。
『次世代PHS』と呼ばれているが、現行のPHSとの互換性はない。
ウィルコムが実用化に成功し、周波数帯は2550.1 - 2569.9MHzが利用されている。
現在は、ウィルコムにより、WILLCOM CORE XGPのブランド名で限定的ではあるが提供中。
なお、ウィルコムでは、XGPについては従来のPHSと互換性がないことと音声サービスについては提供対象外としていること、免許の関係上の理由などにより電話番号を割り振っているわけではない、という理由などにより、PHSのコンセプトを引き継いだ別企画の扱いであるとして、現在では『次世代PHS』とは表現することはない。
次世代PHS(XGP:eXtended Global Platform)は『高度化PHS』とは別に、PHSのマイクロセル・自律分散などコンセプトを引き継ぎつつ、新たに策定された規格である。
最新の無線技術を利用することで、通信速度が格段に向上している。
『次世代PHS』と呼ばれているが、現行のPHSとの互換性はない。
ウィルコムが実用化に成功し、周波数帯は2550.1 - 2569.9MHzが利用されている。
現在は、ウィルコムにより、WILLCOM CORE XGPのブランド名で限定的ではあるが提供中。
なお、ウィルコムでは、XGPについては従来のPHSと互換性がないことと音声サービスについては提供対象外としていること、免許の関係上の理由などにより電話番号を割り振っているわけではない、という理由などにより、PHSのコンセプトを引き継いだ別企画の扱いであるとして、現在では『次世代PHS』とは表現することはない。
最大通信距離 | 通信速度 | 周波数帯域幅 | |
iBurst | 12.75km | 1061k/346kbps | 5MHz |
WiMAX | 50km | 75Mbps | 1.25M,20M,28MHz |
モバイルWiMax | 1~3km | 15M~75Mbps | 5M,10M,20MHz |
W-CDMA | 10km | 2Mbps | 1.25M,5M,10M,20MHz |
cdma2000 | 10km | 144kbps | 1.25MHz |
次世代PHS | 15km | 29.2Mbps | 10MHz |
更新日: 2009年12月18日 (金) 19時24分06秒