[[ウルトラマンオーブ>ウルトラマンオーブの最終回]]たちの活躍により、宇宙の美しいものすべてを宝石と化そうとした、宇宙魔女賊ムルナウの企みは阻止された。 オーブと共に戦った、[[ウルトラセブン>http://neoending.web.fc2.com/anime/agyou/eulseb.htm]]、[[ウルトラマンエックス>ウルトラマンXの最終回]]、[[ギンガ>ウルトラマンギンガの最終回]]、[[ビクトリー>ウルトラファイトビクトリーの最終回]]。 オーブ「皆さん、ありがとうございました」 セブン「この星に生きる人々の信頼と絆が、我々に一番大きな力を与えてくれる。それこそが、光の力なんだよ」 ギンガ「俺たちはみんな、この星空の下で繋がっている」 ビクトリー「困ったときは、いつでも呼んでくれよな」 そして、オーブの戦いを見守っていたナオミ、ジェッタ、シン、渋川。 エックス「君たち、最高のユナイトだった」 大地「SSPの皆さん、一緒に戦えて良かった」 ナオミ「地球を救ってくれて、ありがとう!」 オーブたち5人が力強く頷き、大地を蹴り、空の彼方へと飛び立つ。 ナオミ「さようなら──!」 ジェッタ「ありがとう──!」 おじさん「さようなら──!」 渋川「ありがとうございました──!」 瓦礫の中に倒れているムルナウのもとに、変身を解いたガイが現れる。 ムルナウ「不思議ね…… 私、こうなることをずっと望んでいたような気がする……」 ガイ「あんたは、純粋な人だ。本当の美しさが何なのか、わかっていれば……」 ムルナウ「……」 ガイ「美しさは、流れゆくもの。去年の花も、今年の花も美しい。だが、次の世代を信じ、命を託すことで、美しさは永遠に続くんだ」 ムルナウ「もう、そんな言葉、私には届かない…… ダイヤのような、私の心には……」 ムルナウの目から流れ落ちた一筋の涙が、宝石と化す。 そしてムルナウの全身もまた、宝石の塊と化す。 宝石の塊の屍となったムルナウに手向けるように、ガイがオーブニカを奏でつつ、去ってゆく。 おなじみの銭湯。店主がモップをかけていると、ジェッタとシンが彼の顔を覗き込む。 店主「うわ!? 何やってんだ、お前ら!? 気持ち悪いなぁ、もう」 ジェッタ「良かった、現実で((劇中とジェッタたちは異次元世界に迷い込み、銭湯の店主の幻覚に遭っていた。))」 店主「何をわけのわかんねぇこと言ってんだ? おいおい、掃除の邪魔だ! どけ!」 店主に邪険にされ、ジェッタとシンが、ガイの入っている湯船に飛び込む。 ジェッタ「よいしょっと!」 シン「ガイさんがオーブだったなんて、質量保存の法則からしてもあり得ないのに~!」 ガイ「何だよ、そんな法則知らねぇぞ!」 シン「ちょっと、ウルトラマンがどういう体なのか、調べてもいいですか?」 ガイ「おい、やめろ、やめろ! ちょっと! 銭湯で暴れるな!」 シン「ウルトラマンの体を見せてください~!」 ジェッタ「俺はわかってたよ。ガイさんがウルトラマンなんだって」 店主「ウルトラマンが何だって?」 ガイ「あ、いや! ウルトラいい湯加減なんだよ」 ジェッタ「そう、ウルトラいい湯加減!」 シン「アハハハハ!」 ガイ「こら、やめろ!」 はしゃいだあまり、隣で湯につかっていた先客に、湯がかかる。 ガオイ「あっ、すみません!」 背を向けていた客が振り返る── なんと、ジャグラー。 ガイ「お前……!?」 ジャグラー「先に上がってるぜ」 ジャグラーが湯から上がり、店主に一礼すると、悠々と浴室を出る。 銭湯の店頭。ナオミが浴衣姿で佇んでいると、渋川が通りかかる。 渋川「おっ、ナオミちゃん! いやぁ、色っぽいねぇ」 ナオミ「もう、みんな長風呂なの。湯冷めしちゃよ」 ジェッタとシンが出てくる。 ジェッタ「やっぱり銭湯はいいねぇ、シンさん」 渋川「よぅ!」 ジェッタ「あっ、渋川さん」 ナオミ「ねぇ、ガイさんは?」 渋川「何、あいつも来てんの?」 ジェッタ「そう言えば、さっきまで一緒だったのに……?」 オーブニカの音色が、彼方から流れてくる。 夕暮れの河原を、ガイが荷物を背負い、1人で歩いている。 渋川「おぉい、風来坊!」 ナオミたちSSP一同が駆けて来る。 ジェッタ「いつかまた、ふらっと帰って来るんだろ!?」 シン「また、逢いましょう!」 ナオミ「ガイさん…… ガイさんのバカぁぁ!!」 渋川「おいおい、バカってことはないんじゃないのか?」 ナオミ「ガイさん、私…… ずっと待ってるから! 元気でねぇ──!!」 ガイは、照れ笑いの顔を隠すように、テンガロンハットを目深にかぶる。 ガイ「あばよ……」 去ってゆくガイを、ナオミたちが手を振って見送る。 一同「あばよ──!!」 エンディングテーマとエンドロールに乗せ、テレビ版からのハイライト場面が流れる。 そして、夕陽に照らされた河原を歩くガイのもとに、空から飛んできた[[ウルトラマンゼロ>ウルトラゼロファイトの最終回 (第2部)]]が降り立つ。 ゼロ「よいしょっと、お待たせ!」 ガイ「はぁ…… 遅いですよ、ゼロさん! もう終わりました」 ゼロ「それが、そうでもないんだなぁ。新しい事件が発生だ」 ガイ「えっ!?」 ゼロ「[[デザストロ>ウルトラマンX きたぞ! われらのウルトラマンのエンディング]]って怪獣が次元を越えて、この地球に向かってる。一緒に来てくれ。ウルトラマンオーブの力、お借りします!」 ガイ「……喜んで!」 ガイが力強く、変身アイテム・オーブリングを構える。 新たな姿、エメリウムスラッガーとなったウルトラマンオーブが、新たな戦いを目指して空へ飛び立つ──! #center(){&big(){(終)}}