ドラえもんたちの活躍によって魔王デマオンは敗れ、平和が戻った。 美夜子「そうだったの…… 別の世界から来てたの。あなたの世界もこんな風に美しい?」 のび太「うん。あんなことがあると、改めて地球っていい星だなって思うよ」 美夜子「その地球を守れたのも、あなた達のおかげだわ」 のび太「いやあ、僕なんか……」 美夜子「やっぱり、帰るの?」 のび太「うん。僕、魔法の世界じゃやってけそうにないもん…… 美夜子さんに会えてよかった……」 美夜子「私もよ。いい思い出ができたわ……」 のび太「僕だって」 美夜子「じゃあ……」 のび太「さようなら……」 『もしもボックス』の使用によって世界が元に戻る。 のび太「これで元の世界に戻ったんだね」 ドラえもん「すっかりね!」 のび太「美夜子さん、パラパラワールドなんだね……」 ドラミ「それを言うなら、パラレルワールド」 のび太「まぁいいや。ちょっとみんなに会ってくるね!」 ドラえもん「のび太君! もう魔法は使えないよ」 のび太「わかってるって!」 ドラえもん「本当にわかってるのかな?」 ドラミ「大丈夫よ……」 ドラえもん「だといいけど……」 空き地。 のび太「みんな、いるかな? あっ、いたいた。何事もなかったみたい…… ちんからホイ」 しずか「わあっ! や、やだ!!」 のび太「あれぇ? 風だよね、きっと……」 しずか「のび太さん!」 ジャイアン「のび太……」 スネ夫「どこ行ってたんだ?」 のび太「僕さ、魔法使えるんだ!」 ジャイアン「またまたそんなこと言って!」 のび太「嘘じゃないって。いいか? ちんからホイ!」 スネ夫「ちんからホイ、ちんからホイ。ちんから峠のお馬がホイ! あはは!」 のび太「本当だってば!」 ジャイアン「わかった、わかったよ」 スネ夫「それより野球しようぜ!」 #center(){ (終) }