忍者戦隊カクレンジャーの第44話

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忍者戦隊カクレンジャーの第44話 - (2020/06/09 (火) 18:43:35) のソース

#center(){|~次回予告~&br()サスケ『痛みも恐怖も感じなかった。ただ、お前達のことを思い続けて、俺は走った』&br()『忍者戦隊カクレンジャー「傷だらけ大逆転」』&br()カクレンジャー『でやあぁ!!』&br()|}

ニンジャマンと鶴姫達4人のカクレンジャーのパワーを奪った妖怪ダラダラと
三神将が相対する。
大魔王「ダラダラを攻撃すれば、ニンジャマンだけでない。カクレンジャーの4人も苦しみながら死んでいくというわけだ!」
しかし、地上ではダラダラの毒で人々が苦しんでいた。
鶴姫「三神将、戦って!私たちはどうなっても構わない!」
一人逃げおおせたサスケも、花のくの一組の追撃を受けていた。
サスケ(人々を、みんなを助ける為にはどうしたらいいんだ・・・!?三神将――!)


#center(){|&big(){&bold(){傷だらけ大逆転}}|}
三神将の目が光り、構えた。
大魔王「とうとうやる気になったようだな、三神将。行け、ダラダラ!」
ダラダラ「ウォ!」
ダラダラが三神将に向かっていく。
ツバサマルがダラダラに体当たりするが、そのダメージをニンジャマンが受ける。
無敵将軍が火炎将軍剣でダラダラを切ると
セイカイと鶴姫がダメージを受ける。
隠大将軍がダラダラを殴ると、
サイゾウとジライヤがダメージを受ける。
大魔王「三神将の手でカクレンジャーが死ぬ、ふはははは!」

三神将「許してくれ、カクレンジャー。人々を救う為にはこうするしかないのだ」
カクレンジャー達がダラダラのダメージを受け、ダラダラの毒で人々が苦しみ続けていた。
ツバサマルが再度ダラダラに体当たりするも、受け止められ、ビルに投げつけられた。
ダラダラ「ウォ!」
ダラダラがニンジャブラックの様な動きで、隠大将軍と無敵将軍に接近し、
大魔王の動きに合わせて、刀で斬りつける。
大魔王「どうした、三神将。貴様らの力はその程度か?
ダラダラ、お前の力を思い知らせてやれ!」
ダラダラはニンジャブラックのブラックボウでビームを撃ち、
黄色のカクレンジャーボールを隠大将軍に投げつけ、
青色のカクレンジャーボールを無敵将軍に蹴りつける。
無敵将軍「火炎将軍波!」
ダラダラ「ウォォ!」
鶴姫達「「「うわぁ――!!」」」	
無敵将軍がダラダラに反撃するも、そのダメージを受け鶴姫達は倒れた。
ニンジャマン「う・・ぐ・・」
鶴姫「お父様・・・」
ジライヤ「・・ヌ・ァ・・・」
セイカイ「三神将・・・」
サイゾウ「サスケ・・・サスケ――!」


サスケ「スーパー変化・・・」
スイレン「はあ!」
サスケ「ぐわ!・・が・・あぁ・・・」
サスケはスーパー変化しようとするも、
スイレンの攻撃を受け、倒れてしまう。
サクラ「ほほほほ!最期の時が来た様ね、サスケ!」
アヤメ「あがくのはおよし!」
スイレン「鶴姫達も、今頃はダラダラのダメージを一手に受け」
ユリ「苦しみ、死ぬ頃だわ!」
ラン「サスケ、お前も地獄にいけ!!」
くの一組「「「ふふふ、ほほほ!」」」
サクラ「覚悟!」
花のくの一組が刀を構えるも、犬の太郎と次郎が飛び掛かった。
ブン「サスケ兄ちゃん!」
スイレン「小僧!」
ブン「危ない!うわあ!」
スイレンの爆弾を受けて、ブンが倒れる。
太郎と次郎は、人間の青年になり、花のくの一組を攻撃する。
サクラ「貴様ら、何者!?」
?「ニン!」
太郎達は、煙と共に姿を消した。
サクラ「くっ!」


サスケは、ある洞窟の中に運び込まれた。
サスケ「ブン、これはどういうことなんだ?君達は一体・・・」
太郎「僕達の両親は鶴姫家の家来だった。
だが、早くに死んでしまい、身寄りのない僕たちは鶴姫と兄弟同様に育ったんだ」
サスケ「じゃあ、君たちが太郎、次郎・・・」
次郎「僕たちは、鶴姫のお父さん、義輝殿と共に大魔王復活を阻止するために、妖怪世界に潜入した」
義輝と太郎、次郎は謎の洋館に潜入したが、太郎と次郎は落ちてきた檻に閉じこめられた。
太郎「だが、発見されてしまい、大魔王は義輝殿が妖怪の仲間になれば、僕たちの命だけは助けてやると言ったんだ」
次郎「それで、その条件を受け入れ、僕たちは生きながらにして、姿を変えられた」
太郎と次郎が大魔王の光線を受けて、犬の姿に変えられた。
次郎「それ以降、義輝殿は白面郎と名乗り、チャンスをうかがい、秘かにブンと一緒に
僕達を逃がしたんだ」

朝日が昇った。

サスケ「ちょっと待ってくれ。ブンと一緒に逃げたって・・・じゃあブンは・・・?」
ブン「・・・ボク、本当は妖怪なんだ!」
ブンが外にでた。
次郎「ブンは悪い妖怪にいじめられているのを、義輝殿に助けられたんだ」
太郎「僕達の犠牲になって妖怪世界に身を投じた義輝殿のためにできることは、殿に代わって君たちカクレンジャーを陰ながら見守ることだった」
太郎と次郎の体が光り出した。
次郎「僕達が人間に戻っていられるのは、ほんの一瞬だけなんだ」
太郎「今度戻った時、僕達2人は死んでしまう・・・」
サスケ「!」
次郎「太郎!」
太郎「これが、殿の残したダラダラを倒す手掛かりだ」

前回、大魔王に何処かに飛ばされてしまった白面郎だったが、
その寸前に投げた鶴の手裏剣を太郎と次郎が拾っていたのだ。

サスケが受け取った鶴の手裏剣から、
大魔王からダラダラが出て来る映像と大魔王の居城である洋館の地図が映される。
太郎「この地図を頼りに、早く鶴姫達を助けに行ってくれ、サスケ」
サスケ「待ってくれ!」
次郎「お別れだ、サスケ」
太郎「鶴姫に伝えてくれ、僕達兄弟は鶴姫のことを今でも本当の妹のように思っている・・・」
次郎「いつも、陰にいて見守ってると・・・」
太郎「頼んだぞ、サスケ」
太郎と次郎が犬の姿に戻った。
ブンが口笛を吹き、ブンと太郎と次郎は去っていった。
サスケ「太郎!次郎・・・!(君達の思い、必ず鶴姫に伝える・・・・)
みんな、待っててくれ、今助けに行くからな!」


三神将はダラダラに苦戦していた。

サスケ(みんな、あと少し!あと少しの辛抱だ!)
大魔王「死ねぇ!みんな死んでしまえ!!ふははははは!」
サスケは一人、大魔王のいる洋館へ走った。
サスケ「どこだ!どこにいる大魔王!!」
サスケは待ち構えるドロドロと花のくの一組を蹴散らし、大魔王の居室へたどり着いた。
大魔王「む?サスケ!」
鶴姫「サスケ・・・・」
サスケ「やい、大魔王・・・覚悟しやがれ!!」
大魔王「こしゃくな!」
大魔王が杖から光線を撃つ。
サスケ「うわ!・・・いやあぁ!」
サスケは光線を受けながらも、飛び上がり、大魔王を刀で二度斬った。

ダラダラ「グオォ!」
すると、ダラダラが苦しみだした。


サスケ「てやあ!!」
サスケは更に、大魔王にもう一撃与えた。
ダラダラ「ヌオォォォ!」
ダラダラが、吸収したパワーを解放して元の姿に戻った。
そして、パワーがニンジャマンと鶴姫達の元に戻った。

ニンジャマン「・・・力が戻って来たぜ!」
ニンジャマンが立ち上がり、鎖を引きちぎる。
鶴姫達の鎖をサスケが斬る。
サイゾウ「サスケ・・・きっと助けに来てくれると思った」
サスケ「お前達を見捨てられる訳ないだろ」
サイゾウ「サスケ・・・」
ニンジャマン「センキュー!」
大魔王「おのれ・・・貴様なぜダラダラの秘密を!」
サスケ「鶴姫の親父さんが貴様とダラダラは一身同体だということを教えてくれた、
貴様に一撃を加えれば、その分身である妖怪も倒せるというわけだ!」
大魔王「おのれ、白面郎め・・・」
サイゾウ「大魔王、よくも今まで俺達を痛めつけてくれたな!」
セイカイ「今度はこっちが暴れる番だぜ!」
ジライヤ「覚悟しろ!」
鶴姫「みんな、行くわよ!」
サスケたち「「「おう!」」」
「「「スーパー変化!ドロンチェンジャー!!」」」
サスケ達がカクレンジャーに変化した。

大魔王「むう!」
レッド「人に隠れて悪を斬る!」
カクレンジャー「「「カクレンジャー見参!!」」

アヤメ「バトル変化!」
花のくの一組が戦闘形態に変身する。
カクレンジャー「「「成敗!」」」
カクレンジャー、ニンジャマンと花のくの一組、ドロドロ達が戦う。
大逆転を果たしたカクレンジャーは花のくの一組を圧倒する。
レッド「カクレ丸!」
カクレンジャー「「「雷光波!」」」
花のくの一組「「「きゃあ!!」」」
5本のカクレ丸からの光線を受け、花のくの一組が倒れる。
大魔王「おのれ・・・!」
大魔王が巨大化しだし、洋館が崩壊し始めた。
レッド「みんな、脱出するんだ!」

カクレンジャーが外に脱出した直後、大魔王は暗雲を引き連れ、巨大化した。
大魔王「この青二才ども、ひねり潰してくれるわ!」
ニンジャマン「青二才だと!?こっちこそ貴様をひねり潰してやるぜ!怒り爆発!!」
ニンジャマンがサムライマンに変化しながら巨大化する。
サムライマン「サムライマン見参!」

カクレンジャーも隠大将軍に乗り込んだ。

隠大将軍、無敵将軍、サムライマンと大魔王、ダラダラが相対する。
レッド「来い大魔王!今日こそ決着を付けてやる!行くぞ、みんな!」
ホワイト「応!!」
イエロー「よっしゃあ!」
ブルー「おう!」
ブラック「OK!」
大魔王「今こそ、私の恐ろしさを見せてやる!」
大魔王が杖から光線を撃つも、ツバサマルがキャノン砲を撃ち返す。
大魔王「ぬおぅ!」
ダラダラ「グワァァ!」
煙をかき分け、ダラダラが出て来るも、
サムライマンのサムライジャベリンが切り伏せた。
ダラダラ「ヌォ!」
無敵将軍「火炎将軍剣!」
サムライマン「サムライ激怒ボンバー!」
ダラダラ「ヌワアァ・・・」
無敵将軍とサムライマンの必殺技が炸裂し、
ダラダラは大爆発した。
大魔王「おのれ、私の可愛いダラダラをよくも!」

無敵将軍「超忍者合体!スーパー無敵将軍!」
無敵将軍がツバサマルと合体し、スーパー無敵将軍になる。
無敵将軍「無敵キャノン一斉射撃!!」
大魔王「うおお!!」
スーパー無敵将軍の必殺技が大魔王に炸裂した。

カクレンジャー「「「翼合体!スーパー隠大将軍!」」」
今度は、隠大将軍がツバサマルと合体し、スーパー隠大将軍になる。
カクレンジャー「「「鉄拳フライングフィニッシュ!!」」」
スーパー隠大将軍の必殺技が大魔王に炸裂した。

大魔王「・・・これで勝ったと思うなよ、カクレンジャー。貴様らの命、この私が必ずいただく!ふははは・・・・」
大魔王が姿を消した。
空を覆う暗雲が晴れ、人々を苦しめていたダラダラの毒も消えた。


大魔王はよろけながらも、新たな拠点に来ていた。
花のくの一組「大魔王様・・・」「大魔王さま!」
大魔王「ええい、さわるな!これしきの傷、なんでもない・・・おのれ、カクレンジャー・・・」

白面郎、いや義輝が大魔王の前に引き立てられた。
大魔王「白面郎!貴様のせいで・・・!!」
義輝「残念だったな、大魔王。これでこの地上がどうやってもお前達の手に入らないことが分かったな」
大魔王「黙れ!!」
大魔王の光線が義輝の体を覆っていく。
義輝「大魔王――!!」
義輝は石像になってしまった。
ドロドロや花のくの一組達も恐れ戦いていた。
大魔王「ふふふ、ふふはははは!白面郎、貴様にはまだ利用価値がある。
しばらくはその姿でいてもらうぞ。ガイコツ城浮上!」
山を崩し、大魔王の顔を模した移動要塞・ガイコツ城が浮上した。

大魔王「待っていろ、カクレンジャー。必ずや貴様らを倒し、この地上に妖怪王国を作ってみせるぞ!ふはは。ふはははは・・・」
ガイコツ城は飛び去って行った。


鶴姫「じゃあ、太郎と次郎はもう人間には戻れないの・・・」
サスケ「・・・鶴姫を今でも妹の様に思っていると言ってた。いつも陰ながら見守っていると・・・」
鶴姫「太郎・・・次郎・・・」(お父様・・・)
鶴姫は、義輝と過ごした楽しいクリスマスを思い返す。
鶴姫「お父様・・・」
ジライヤが鶴姫に近寄り、クリスマスツリーのオブジェを手渡した。
ジライヤに笑いかけられ、鶴姫も笑顔を見せた。
サスケ「鶴姫・・・俺達がついてる!きっと幸せを取り戻せるさ!」
鶴姫「みんな・・・ありがとう」
サスケ「雪だ!」
平穏を取り戻した町に雪が降り、ホワイトクリスマスになった。
鶴姫「きれい・・・」


#center(){&big(){&bold(){つづく}}}