レナスII 封印の使徒のエンディング

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宇宙船へと突き進むファルス。 そして、最深部にたどり着いたのはグラナダだった。 グラナダ「ファルス!よく来たな!せっかくだから、お前に良い事を教えてやろう!お前は不思議には思わなかったのか?このグラナダができなかった、地底の大統一をなぜお前が完成できたか?大統一を防げと言うなら、ペトロが自分で集めればいいのに、何故ペトロはお前に封印集めを命じたのか?何故、ミディアはお前を重力の虹に乗せ、レナスに送りこんだのか?教えてやろう!お前自身が大統一なのだ!お前が大統一のスイッチなのだ!地底の大統一も、封印も最終大統一もお前無しでは、動かないのだ!確かにレナスとエルツは一つになった。だが、お前がそこにいて、お前の体内から出るエネルギーを与えなければ、大地が炎に包まれる事はない。本当の大統一はお前の死をもって完成する!お前の体内エネルギーが放出され、最終大統一が完成するのだ!そう!神々の御座の頂上で、お前がくたばるのを待っていたのさ!そして、もう一つ良い事を教えてやろう!この俺も大統一だ!大統一のスイッチなのだ!俺とお前は同じコインの裏と表……。俺を殺せば、大統一をキャンセルできるんだ!俺を殺せるのはお前だけ!お前を殺せるのは俺だけだ!俺はお前を殺す!殺して、大統一を完成させてやる!」 ついにグラナダとの最後の戦いが始まった。 グラナダの強さは強力だが、それでもくじけず呪文と武器のコンビネーションを繰り出すファルス。 そして、グラナダとの戦いに勝った! レナスとエルツは分裂し、再び衛星の軌道に乗った。 ペトロ「よくやった。ファルス!これで、大統一はくい止められた。さあ、エルツに帰ろう。」 それから ながいあいだ ファルスは ねむりつづけた……。 そして……。 「………ま。 「……さま。 「ファルスさま。 「ファルスさま。  よかった……。  おめざめになったのですね。 「このまま、めをさまさなかったら  どうしようかと  おもっていたのですよ。 「でも、ファルスさまは  こうして ぶじに  おめざめになられました。  これでパーティをはじめられます。 「どうぞ、あちらこちらを  たずねてみてください。  なつかしい かたがたが  あつまってくれていますよ。 ゾック「わたしたち、  テラノ族の 大部分は  地底の大統一とともに  滅びてしまいました。 ゾック「いいんです。  ファルスさま、  そのことで あなたを  せめるつもりはありません。 ゾック「運命によって、  あなたとわたしたちは出会い、  運命によって、  ともに戦ってきました。 ゾック「そして、どうほうの  おおくをうしなったいま、  わたしたちを みちびいてきた  運命もなくなってしまいました。 ゾック「そうですね。  これからの運命は わたしたちが  うみだしていくしかないんです。 ゾック「わたしたち、  大統一の五使徒は テラノ族再建の  五使徒として、新しい運命を  きずいていくつもりです。 ゾック「ファルスさま。どこにいても、  わたしたちのことは  忘れないでください。 ゾック「そして、いつか  わたしたちの 未来を  見にきてください! クレスター「ファルスさま。  ねえ、ぼく すこしは  おとなになれたのかな? クレスター「ぼく、すこしは  強くなれたのかな? クレスター「ぼく・・・・・・、 クレスター「ぼくね・・・・・・、 クレスター「いやだ!  ぜったい いやだ! クレスター「いやだよ!  さびしいよ!  どこでもいいから、  ぼくをいっしょに・・・・・・。 クレスター「いっしょに  つれていってよ! クレスター「ねえ・・・・・・・・・。  ファルスさま。 ジョード「ファルスさんよ。  どうしたんだい?  けっこう  なさけない顔してるじゃねえか。 ジョード「よしてくれよ!  アンデルは  あんなことになっちまったけど、  同情なんか いらねえぜ。 ジョード「過去は過去だ!  おれたちは 前に進むしか  ないんだぜ! ジョード「ぐずぐずするなよ。  なさけない顔は やめなよ。  さあ、早く あんたの道を  歩くんだぜ! ジョード「あばよ! ユマ「そうですね。  わたしは光の精霊使い。  光のことなら  知っていたはずなのに・・・・・・。 ユマ「ファルスさま、あなたには  ほんとうの光の意味を  教えてもらったような気がします。 ユマ「わたしたち、テラノ族は  いま暗やみのなかにいますが、  希望の光で やみをてらし、  どこまでも 歩いていきます。 ユマ「ファルスさまも  おげんきで・・・・・・。 ゴルトーク「よう。  わしのベットの  ねごこちは よかっただろう。  わはははははは! ゴルトーク「くわしくは しらないが  おまえが エルツを  すくったそうじゃないか。  わはははははは! ゆかいゆかい! ダフネ「またしても  おまえたち いたずらぼうずに  世界が すくわれたんだね。  礼をいうよ。ありがとう。 ダフネ「しかし、  よくよく考えてみたら  世界に危機を もたらしているのも  おまえたちだね。 ダフネ「いや、それはそれで  いいとするかね。  おわりよければ なんとやらだよ。  さて、あんたに宿題をだすかね。 ダフネ「おまえたちは  きっと ライガへいくだろう。  そして きっと だいそれたことを  しでかすだろうね。 ダフネ「そしたら、かならず  わしのところへきて  その話を きかせてほしいのだよ。 ダフネ「わしは  レナスにもどって まっているよ。  いいね? かならず  きかせておくれよ。 マイラ「よかった。  ファルスさん。  また、あなたに会えた。 マイラ「はるかなる  たいがのほとりで、  くおんなる  しんえんのそこで・・・・・・、 マイラ「だれにも きこえぬよう  泣きたくなるときもあった。  だれも わたしの心を知らない。  だれも わたしの存在を知らない。 マイラ「そんな ぜつぼうが  青黒い大きな口をあけて、  なんども なんども  わたしをのみこもうとしていた。 マイラ「わたしは  帰るみなとのない船だった。  さばくに 落ちた  小さな たねだった。 マイラ「ファルスさん。  あなたのおかげだ! マイラ「船は みなとをみつけた。  たねは 希望のめをつけた。 マイラ「新たな海へでるために、  大きな みを つけるために、  こんな小さな からだだが、  わたしは 歩いている。 マイラ「ファルスさん。  また どこかで であえたら、  いまよりも もっと成長したすがたを  おみせできることだろう。 マイラ「そんな日がくることを  心のそこから  のぞんでいるよ。 クレイトン「ファルス!  あいかわらず しけたツラしてるな。  きょうは おいわいだ!  ぱーっとやろうぜ! ぱーっとな! クレイトン「ところで、  おれは さいきん、おまえさんから  かせがしてもらったゼニで、  新しい しょうばいを はじめたよ。 クレイトン「そうさ!  バトル・コンサルタントさ!  いいしょうばいだぜ! クレイトン「なにしろ、  ドケチなやつから、  ダンジョン特別料金を  いただくより、 クレイトン「ずっと楽に  かせげるんだからよ。  ま、おまえさんも  いろいろ教えてもらいたかったら、 クレイトン「おれんところに きなよ。  へへ・・・・・・。  特別料金に まけといてやるからよ。 ゴンド「おら、さびしいよ。  よのなかが、いくらよくなっても、  ファルスさん、おら あんたたちと  いっしょに戦えねえのは いやだ! ゴンド「おいていかねえでくれ!  おねがいだから、  つれてってくれよ!  おら、ひとりぼっちはきらいだよ。 バイ「へへへへへ・・・・・・。  ちかごろ、平和になって  よござんしたね。 バイ「なんでも、だんなが  だいかつやくだったとか・・・・・・。  まあ、なんでやすな。 バイ「とじまりの火の用心だけは  どんな 世の中でも  わすれちゃいけやせんぜ。 バイ「ふう・・・・・・。 バイ「それにしても、  このあたりにお住みの みなさんは、  いいみなりをしてらっしゃる。 バイ「いや! だんなも人が悪い。  ひとりごとでやすよ!  ひとりごと・・・・・・。 アイリス「あのね。  あのね・・・・・・。 アイリス「アイリスね。  ファルスさんと旅行したり、  プレゼントもらったり、  とっても 楽しかったの。 アイリス「でも、アイリス、  女の子だから、  きちゃない怪物と 戦うのは  あんまり すきじゃなかったの。 アイリス「でもね、でもね。  アイリス。ファルスさんのことは  とってもすきなの。 アイリス「だから、ファルスさん!  また、アイリスと旅行しようね!  でね、いっぱい いっぱい  おみやげ 買おうね。 ニキータ「ファルス! ひさしぶりね。  あなたには かんしゃしている。  あなたとの 戦いの日々は  わたしのボディを みがいてくれた。 ニキータ「あなたが はなたばをもって  楽屋を たずねてくれたときのことを  わたしは一生 忘れない! ニキータ「そうね。  おしごとには  また もどってみたわ。  でも、なにかがちがう。 ニキータ「ファルス!  あなたとともに 戦った日々。  あなたとともに 世界を旅した  あのすばらしい日々・・・・・・。 ニキータ「もう  あれほどの時間は  かえってこないのかも  しれないわね。 ニキータ「また、わたしの肉体を  戦わせてくれるチャンスがあれば、  かならず、声をかけてね。  忘れないでね。きっとよ! ジェンカ「ファルス!  あなたは 風になったのね。  世界をつつむ やさしい風。  悪をほろぼす 強い風。 ジェンカ「わたしとあなた  ふたつの風が かけぬけた。  そんな さわやかな思いでを  風は そよそよ おぼえてる。 ジェンカ「風はわたしに教えてくれた。  風は ふたつに わかれても  いつか ひとつにむすびつく。 ジェンカ「おねがい!  風を忘れないで。  風の精霊使いがいたことを。 キャラット「やあ ファルス!  コングラチュレーションズ  オン マイ フレンド! キャラット「やったじゃないか。  きみの かつやくは  みんなが知ってるよ。 キャラット「世界に光をとりもどした  ファルス!  きみはブリリアントなヒーローさ。  ぼくのことを わすれないでくれよ。 キャラット「ぼくも きみを  わすれないからさ。  シー ユー アゲイン! ボー「ふーほ。ふーほ。  これは これは ファルスどの。  なんとまあ おなつかしい。 ボー「フェリア族の ことわざに  火をふくダルマ にど さんど。  というのがあるが、  まさにそのとおりですな。 ボー「え?  そのことわざの  意味ですと・・・・・・?  ふーほ。ふーほ。 ボー「火の精霊使いとは、  なんどあっても、いいものだ。  そういうことでしょうな。  ふーほ。ふーほ。 チェチェ「あたしゃね、  よくいうんですよ。 チェチェ「世界を大統一から救った  ファルスさんを 知ってるかい とね。  とうぜん、みんな 知ってるに  きまってるんですけどね。 チェチェ「それで、このあたしは  ファルスさまといっしょに  冒険してたんだと  教えてやるんですよ。 チェチェ「あたしは ほら、  こうみえても 42でしょ?  みんな なかなか  信じてはくれませんよ。 チェチェ「でね、  ちょっと おみみを  はいしゃく。  ・・・・・・・・・・。 チェチェ「・・・・・・・・・。 チェチェ「・・・・・・・・・でしょ。  で、・・・・・・・・・。  へへへへへ。 チェチェ「そういうと、  みんな目を丸くしますよ。  へえ、あのファルスさまが  そんなものを 買うんだって! チェチェ「あ、でも、  安心してください。  ちゃんと 口どめしてますから。 ポロック「ロコッポ。ルッポ。  ポポロ。クポッポ。 やはり ただの けだものだった。 ジョイナス「あ、ファルスさん! ジョイナス「ねえ、ねえ!  ファルスさん、聞いてよ。  わたし、  魔法学校にもどったんだけど・・・・・・、 ジョイナス「このあいだね。  クラスで 先生より強い  ズザンを使ったんだよ! ジョイナス「先生ったら、  すっごく 怒っちゃって、  わたし 泣いちゃった。 ジョイナス「・・・・・・・・・。 ジョイナス「学校って  やっぱり  つまんない。 ジョイナス「ねえ、ファルスさん!  また、  冒険につれていってよ! 「いそがしい。いそがしい。  ああ、いそがしい。  料理をつくるのって  いそがしいわよね。 「お祝いの 料理らしいんだけど・・・・・・、  いったい なんの  お祝いなのかしら・・・・・・。 「ぶらぶら。ぶらぶら。  ぶら。ぶぶ。 「わーい! 勇者さまだ! ゴン・ガルス「おお!  ファルスさん! あなたには、  まっさきに お知らせしたかった!  じつは・・・・・・。 ゴン・ガルス「じつは、  子どもが できたんだ! ゴン・ガルス「もうすぐ  わしは お父さんになるんだ。 ゴン・ガルス「男の子でも、  女の子でもかまわんよ。  子どもには あなたのことを  じっくり聞かせてやりたい。 ゴン・ガルス「父さんと 母さんが  ファルスさんといっしょに  どんなにすばらしい旅をしたかを  聞かせてやりたいと思っている。 ゴン・ガルス「わしらの家に  ぜひ 遊びにきてくれ。  子どもにあんたを  みせてやりたいんだよ。 ラブ・ガルス「ファルスさん。  わたしとゴンは一心同体・・・・・・。  それに もうすぐ  もうひとり くわわるんです。 ラブ・ガルス「あなたも  おからだに 気をつけて・・・・・・。  ぜひ、わたしたちの家に  遊びに いらしてください。 「ハモンドの丘なら、どこでも  10Gで、連れてってやるよ。  どうだい? おいらの  グボタクシーに のらないかい? 「なんてな。じょうだんだよ!  きょうは せっかくのお祝いだ。  自分の足で  いろいろと たずねてみるといいよ。 「グボグボグボボボボボ・・・・・・・・・。 「ここは、わたしたちにまかせて  みなさんとの  おしゃべりを  楽しんでください。 ダーク「よせよ!  なにもいわないでくれ。 ダーク「おれは金のため、  自分の修行のために  仕事をしただけなんだぜ。 ダーク「ふ。 ダーク「また、いい話があったら、  声をかけてくれよ。 「わっはっは!  ここは 貴族の町だ。 「ふだんなら  おまえみたいなやつは  おいだしてしまうところだが、  今日は 特別だ! 「なんでも 勇者さまが  エルツを 救ってくれたそうだ。  だから 今日は お祝いだ!  わっはっは! ジンバル「ファルスさん。  みごとに グラナダを  倒したようだね。 ジンバル「おかげで わたしも  生きのびることが  できましたよ。  ありがとうございます。 ゼーン「ファルス。ありがとう。  大統一の4天使は ほろびた。  レナスにも 平和がもどった。 ゼーン「だが、ほんとうに  すべては終わったのか?  それが不安でたまらない。 ゼーン「あの空に ライガが  かがやいているかぎり、  なにかが  おこりそうな気がするんだ。 ゼーン「ファルス!  気をつけてくれよ。 「なんだか しらないけれど、  世界の危機が去ったらしいよ。  そういえば、このまえ、  大きな星が とんでいったね。 フラッシュ「ファルス!  やったじゃねえか!  トロくさい おまえのことだから  どうなるかと 思っていたが・・・・・・。 フラッシュ「やるときは  やるじゃねえか!  みなおしたぜ! ファルス! 「うしうしうしうし。  うし。 メカニードス「ニンムカンリョウ。  タイキモードヘ  ハイリマス。 メカニードス「・・・・・・。 「ふふ。  あたしのこと おぼえている? 「お客さんには  ずいぶんと かせがせてもらったわ。  また、あそびにいらしてね。 「なんだ? やるのか? →はい 「よし! しょうぶだ! 「ま、まて!  じょうだんだ!  勇者さまに  勝てっこないだろう。 →いいえ 「なんてな、  じょうだんだよ。 「ファルスさん。  あなたが 1回に あつめた、  ハウスエッグの記録は  ○こです。がんばりましたね。 「ところで、ファルスさん。  あれだけハウスエッグを  あつめたのですから さぞかし  りっぱな家をたてたのでしょう? 「とても、うらやましいですわ。  ああ! 夢のマイホーム! 「いらっしゃいませ。  ここは宿屋です。 「・・・・・・が、きょうは特別に  酒場になっているんですよ。  どうです一杯?  とれたてのグボのミルクですよ。 リヒターJr.「このあいだ、  だいがらん山みゃくに  いったとき、  父に あいました。 リヒターJr.「父に ファルスさん。  あなたのことを話したら、  いつか、お会いしたいと  いってましたよ。 リヒターJr.「そうですね。  このレナスには  まだまだ おおくのなぞが  かくされているようです。 リヒターJr.「そのなぞを  もっと知りたい!  また、旅にでることにします。 リヒターJr.「ファルスさん。  あなたとは、また思わぬところで  お会いするかもしれませんね。 リヒターJr.「ごぶじを  おいのりしています。 ルーカス「こんど  レイヨルドの 魔法学校で  子どもたちに 魔法を  教えることになりました。 ルーカス「ファルスさん。  ぼくも まだまだ 子どもですが、  あなたとの旅でえた けいけんを  レナスの明日のために役立てたい。 ルーカス「世界に にどとさいやくを  おとずれさせないためにも、  それは、  とてもたいせつなことだと思います。 ルーカス「兄のことと  ファルスさん、あなたのことは  この世界の 伝説として、永遠に  語りつづけられていくはずです。 ルーカス「ファルスさん。  ありがとう。  そして、さようなら。 グランタス「あれから、  レクタスと話をしてみたよ。 グランタス「・・・・・・・・・。 グランタス「やっぱり、  やつのことは  好きになれねえ。 グランタス「だが、  もう あいつのことを  いしきするのは やめた! グランタス「おれは おれ!  やつは やつだ! グランタス「こんかいのことで、  おれも 自分のことが すこしだけ  わかったような気がする・・・・・・。 グランタス「やっぱり、  自分がわからねえと、  自信も もてねえってことかな? グランタス「ははは・・・・・・。  あばよ、ファルス! シロッコ「ファルス!  おまえが グラナダとかを  たおしたって きいたぜ! シロッコ「まあ、  ウワサでしか 知らんが、  すこしは うまく  戦えるようになったみたいだな。 シロッコ「いまのおまえとなら、  長いつきあいが  できそうな気がするぜ。 レクタス「ファルス。  レナスの危機を 救ってくれて  ありがとう。 レクタス「さすがに、  チェズニ・・・・・・。 レクタス「いや、ペトロが  みこんだだけのことはあるな。 レクタス「きみたちのことは  忘れないよ!  さらばだ。 市長「やりましたね。ファルスさん。  わたしは 信じていましたよ。  なんてったって  ライガ人ですからね。ライガ人。 市長「空中神殿が  壊されていなければ、  ジュレーンで パーティを  開きたかったのですが・・・・・・。 市長「壊れてしまったものは  しかたがないですね。  今日は ここで  パーティを楽しみましょう。 「ファルスさん、おひさしぶりです。  プレザスの娘です。  そのせつは  お世話になりました。 「父のために  ダルルのめがねを  もってきてくださったことを  かんしゃしています。 「きょうは 父といっしょに  ファルスさんの  おいわいにきたのですが・・・・・・。 「父は どこへ  いったのでしょう? プレザス「おお あんたか。  わしの目も すっかりよくなったよ。 ユデヌス「いい嫁さんも  もらったし、  世界も平和になった。  なにも、いうことはないな。 ペペ「ああ、  ユデヌスさま・・・・・・。  わたし、幸せです。 ペペ「こうやって、  世界も平和になって、  わたしたちの かていも  幸せで・・・・・・。 パスコ「ありがとうございます。  グラナダは 滅びました。  正義は勝つのですね。  ラ・ファルス! ウィ・ファルス! ランカサル「このランカサル、  このとしになって、あれほどの  花をさかせることができるとは、  思ってもおらなんだ。 ランカサル「この世界が  どれだけ広く、  どれだけの  おどろきにみちているか。 ランカサル「いくつになっても  知らぬことはあるものだな。 ランカサル「それがしは  腕をみがいておくことにするよ。  また、どんなチャンスが  あるかもしれぬからな! ランカサル「ははははは・・・・・・。 ゴッサム「さかなだよ!  れいの大統一のおかげで、  さかなのしゅるいが  ふえたんだよ。 ゴッサム「どうやら、  レナスのさかなが エルツの海に  まよいこんできたんだな。 ゴッサム「うまいぜ!  新しい さかなはよ!  ぜひ ソレージュに遊びにきてくれ!  ごちそうするよ! ゴッサム「きっとだぜ! 「わはははは!  どうだ?  わしらのアイテムは  役に立っただろう? 「話しかけんといてや。  静かに この音楽を  聞かんかい! 「はて? わしは どうして  こんなところに おるのじゃろう?  そもそも、わしは  だれなのじゃ? 「うむ。 「うむむ。 「うむむむ。おもいだせん。 「なにも おもいだせん。  とりあえず、  あんたのサインでも  もらえんか? 精霊「ははははは!  ゆかいなり!  とてつもなく  ゆかいなり! 精霊「邪悪な力により  ゆがめられていた ことわりが、  ただしき じょうたいを  とりもどした! 精霊「ファルス!  これも おまえのおかげなり!  さすがは、わしの仲間が  みとめた男なり! ピアズ「ありがとう ファルス。  きみたちのおかげで  ふたつの世界は 救われた。 ピアズ「おはずかしい話だが、  こんかいほど、  自分の ふがいなさを  感じたことはなかったよ。 ピアズ「ともすれば、  われわれ ライガ人は  心のありかを  わすれがちなのだが・・・・・・。 ピアズ「きみに 教えられたよ。  どんなに つらいときでも、  心を 忘れてはならないことを・・・・・・。 ピアズ「ありがとう。  心から 礼をいう。  ほんとうに ありがとう! ミディア「ファルス。  あなたはエクト・ライガ。  エクト・ライガには  ふたつの意味があります。 ミディア「ひとつは 大地の命。  大地から はぐくまれる  あらゆる命の  シンボルという意味です。 ミディア「そして、悪夢の神。  神話にでてくる 心をもたない神。  ぜんあくの意味すら 知らず、  悪をなす むじゃきな神です。 ミディア「あなたとグラナダは  ともにエクト・ライガでした。  グラナダは ライガに眠り、  あなたはアンデルに眠っていた。 ミディア「グラナダは あなたより  すこしだけ早く目を覚ましたのです。  そして、どちらも もつはずがない  心を もってしまった。 ミディア「あなたは自分の心で  世界を救おうとした。  グラナダは 自分の心で、  ・・・・・・・・・。不幸なことです。 ミディア「だれが あなたと  グラナダを 起こしたのか。  そして、大統一という形で、  ふたつの星を破滅にみちびいたのか。 ミディア「おわかりですね。  私やペトロが  戦おうとしているのは、  そんな敵なのです。 ミディア「あなたには、  私たちにはない力がある。  エクト・ライガの力。  命を生む力。悪夢の力。 ミディア「あなたがどんな力を  ふるうのか、それは  あなたの心しだいです。 ミディア「ファルス・・・・・・。  あなたを信じています。 ペトロ「ファルス。  ご苦労だったね。  おかげで、グラナダは倒され、  大統一の危機は さけられた。 ペトロ「レナスとエルツは  ふたつの衛星として、  ふたたび きどうにもどった。 ペトロ「地底世界アンデルは  ざんねんなことをしたが、  世界はすこしずつ 落ちつきを  とりもどしていくことだろう。 ペトロ「・・・・・・・・・。 ペトロ「ぼくとミディアは、  ライガに旅だつことにした。  ライガは ぼくたちの  ほんとうの ふるさと・・・・・・。 ペトロ「そう!  エクト・ライガである  きみをうみだした星だ。 ペトロ「レナスとエルツ!  ふたつの星におこる あらゆる  悲劇がそこで生まれ、  希望も そこからはじまる。 ペトロ「ぼくたちは  希望を 生むために  ライガへむかう! ペトロ「どんな こんなんが  まちうけているか わからない。  ながい旅に なるだろう。 ペトロ「だけど・・・・・・、いや、  だからこそ ファルス、  きみに いっしょに  きてもらいたいんだ。 ペトロ「・・・・・・・・・。 ペトロ「きみの なかまたちが  お祝いに  あつまってくれている。 ペトロ「みんなと 話してくると  いいだろう。  そして、きみの決心がついたら、  もういちど ここにきてくれ。 ペトロ「ファルス。  もういいのか?  決心はついたのか? 決心がついたファルス。 ペトロ「そうか。  では、いこう!  ミディア! ピアズ! ファルス!  大いなるライガへ!!
宇宙船へと突き進むファルス。 そして、最深部にたどり着いたのはグラナダだった。 グラナダ「ファルス!よく来たな!せっかくだから、お前に良い事を教えてやろう!お前は不思議には思わなかったのか?このグラナダができなかった、地底の大統一をなぜお前が完成できたか?大統一を防げと言うなら、ペトロが自分で集めればいいのに、何故ペトロはお前に封印集めを命じたのか?何故、ミディアはお前を重力の虹に乗せ、レナスに送りこんだのか?教えてやろう!お前自身が大統一なのだ!お前が大統一のスイッチなのだ!地底の大統一も、封印も最終大統一もお前無しでは、動かないのだ!確かにレナスとエルツは一つになった。だが、お前がそこにいて、お前の体内から出るエネルギーを与えなければ、大地が炎に包まれる事はない。本当の大統一はお前の死をもって完成する!お前の体内エネルギーが放出され、最終大統一が完成するのだ!そう!神々の御座の頂上で、お前がくたばるのを待っていたのさ!そして、もう一つ良い事を教えてやろう!この俺も大統一だ!大統一のスイッチなのだ!俺とお前は同じコインの裏と表……。俺を殺せば、大統一をキャンセルできるんだ!俺を殺せるのはお前だけ!お前を殺せるのは俺だけだ!俺はお前を殺す!殺して、大統一を完成させてやる!」 ついにグラナダとの最後の戦いが始まった。 グラナダの強さは強力だが、それでもくじけず呪文と武器のコンビネーションを繰り出すファルス。 そして、グラナダとの戦いに勝った! レナスとエルツは分裂し、再び衛星の軌道に乗った。 ペトロ「よくやった。ファルス!これで、大統一はくい止められた。さあ、エルツに帰ろう。」 それから長い間ファルスは眠り続けた……。 そして……。 「………ま。……様。ファルス様。ファルス様。よかった……。お目覚めになったのですね。このまま、目を覚まさなかったらどうしようかと思っていたのですよ。でも、ファルス様はこうして無事にお目覚めになられました。これでパーティを始められます。」 「どうぞ、あちらこちらを訪ねてみてください。懐かしい方々が集まってくれていますよ。」 ゾック「私達、テラノ族の大部分は地底の大統一とともに滅びてしまいました。いいんです。ファルス様、その事で貴方を責めるつもりはありません。運命によって、貴方と私達は出会い、運命によって、ともに戦ってきました。そして、同法の多くを失った今、私達を導いてきた運命もなくなってしまいました。そうですね。これからの運命は私達が生み出していくしかないんです。私達、大統一の五使徒はテラノ族再建の五使徒として、新しい運命を築いていくつもりです。ファルス様。どこにいても、私達の事は忘れないでください。そして、いつか私達の未来を見にきてください!」 クレスター「ファルス様。ねえ、僕少しは大人になれたのかな?僕、少しは強くなれたのかな?僕……、僕ね……、嫌だ!絶対嫌だ!嫌だよ!寂しいよ!どこでもいいから、僕を一緒に……。一緒に連れていってよ!ねえ………。ファルス様。」 ジョード「ファルスさんよ。どうしたんだい?結構情けない顔してるじゃねえか。よしてくれよ!アンデルはあんな事になっちまったけど、同情なんかいらねえぜ。過去は過去だ!俺達は前に進むしかないんだぜ!ぐずぐずするなよ。情けない顔は止めなよ。さあ、早くあんたの道を歩くんだぜ!あばよ!」 ユマ「そうですね。私は光の精霊使い。光の事なら知っていたはずなのに……。ファルス様、貴方には本当の光の意味を教えてもらったような気がします。私達、テラノ族は今暗闇の中にいますが、希望の光で闇を照らし、どこまでも歩いていきます。ファルス様もお元気で……。」 ゴルトーク「よう。わしのベットの寝心地はよかっただろう。わはははははは!詳しくは知らないがお前がエルツを救ったそうじゃないか。わはははははは!愉快愉快!」 ダフネ「またしてもお前達いたずら坊主に世界が救われたんだね。礼を言うよ。ありがとう。しかし、よくよく考えてみたら世界に危機をもたらしているのもお前達だね。いや、それはそれで良いとするかね。終わり良ければなんとやらだよ。さて、あんたに宿題を出すかね。お前達はきっとライガへ行くだろう。そしてきっと大それた事をしでかすだろうね。そしたら、必ずわしの所へ来てその話を聞かせてほしいのだよ。わしはレナスに戻って待っているよ。いいね?必ず聞かせておくれよ。」 マイラ「よかった。ファルスさん。また、貴方に会えた。遥かなる大河のほとりで、久遠なる深淵の底で……、誰にも聞こえぬよう泣きたくなる時もあった。誰も私の心を知らない。誰も私の存在を知らない。そんな絶望が青黒い大きな口を開けて、何度も何度も私を飲み込もうとしていた。私は帰る港のない船だった。砂漠に落ちた小さな種だった。ファルスさん。貴方のおかげだ!船は港を見つけた。種は希望の芽をつけた。新たな海へ出るために、大きな実をつけるために、こんな小さな身体だが、私は歩いている。ファルスさん。またどこかで出会えたら、今よりももっと成長した姿をお見せできる事だろう。そんな日が来る事を心の底から望んでいるよ。」 クレイトン「ファルス!相変わらずしけたツラしてるな。今日はお祝いだ!ぱーっとやろうぜ!ぱーっとな!ところで、俺は最近、お前さんから稼がしてもらった銭で、新しい商売を始めたよ。そうさ!バトル・コンサルタントさ!良い商売だぜ!何しろ、ドケチな奴から、ダンジョン特別料金をいただくより、ずっと楽に稼げるんだからよ。ま、お前さんもいろいろ教えてもらいたかったら、俺ん所に来なよ。へへ……。特別料金にまけといてやるからよ。」 ゴンド「おら、寂しいよ。世の中が、いくら良くなっても、ファルスさん、おらあんた達と一緒に戦えねえのは嫌だ!置いていかねえでくれ!お願いだから、連れてってくれよ!おら、一人ぼっちは嫌いだよ。」 バイ「へへへへへ・・・・・・。近頃、平和になってよござんしたね。何でも、旦那が大活躍だったとか……。まあ、なんでやすな。戸締りの火の用心だけはどんな世の中でも忘れちゃいけやせんぜ。ふう……。それにしても、このあたりにお住みの皆さんは、良い身なりをしてらっしゃる。いや!旦那も人が悪い。独り言でやすよ!独り言……。」 アイリス「あのね。あのね……。アイリスね。ファルスさんと旅行したり、プレゼントもらったり、とっても楽しかったの。でも、アイリス、女の子だから、汚い怪物と戦うのはあんまり好きじゃなかったの。でもね、でもね。アイリス。ファルスさんの事はとっても好きなの。だから、ファルスさん!また、アイリスと旅行しようね!でね、いっぱいいっぱいお土産買おうね。」 ニキータ「ファルス!久しぶりね。貴方には感謝している。貴方との戦いの日々は私のボディを磨いてくれた。貴方が花束を持って楽屋を訪ねてくれた時の事を私は一生忘れない!そうね。お仕事にはまた戻ってみたわ。でも、何かが違う。ファルス!貴方と共に戦った日々。貴方と共に世界を旅したあの素晴らしい日々……。もうあれほどの時間は返って来ないのかもしれないわね。また、私の肉体を戦わせてくれるチャンスがあれば、必ず、声をかけてね。忘れないでね。きっとよ!」 ジェンカ「ファルス!貴方は 風になったのね。  世界をつつむ やさしい風。  悪をほろぼす 強い風。 ジェンカ「わたしとあなた  ふたつの風が かけぬけた。  そんな さわやかな思いでを  風は そよそよ おぼえてる。 ジェンカ「風はわたしに教えてくれた。  風は ふたつに わかれても  いつか ひとつにむすびつく。 ジェンカ「おねがい!  風を忘れないで。  風の精霊使いがいたことを。 キャラット「やあ ファルス!  コングラチュレーションズ  オン マイ フレンド! キャラット「やったじゃないか。  きみの かつやくは  みんなが知ってるよ。 キャラット「世界に光をとりもどした  ファルス!  きみはブリリアントなヒーローさ。  ぼくのことを わすれないでくれよ。 キャラット「ぼくも きみを  わすれないからさ。  シー ユー アゲイン! ボー「ふーほ。ふーほ。  これは これは ファルスどの。  なんとまあ おなつかしい。 ボー「フェリア族の ことわざに  火をふくダルマ にど さんど。  というのがあるが、  まさにそのとおりですな。 ボー「え?  そのことわざの  意味ですと・・・・・・?  ふーほ。ふーほ。 ボー「火の精霊使いとは、  なんどあっても、いいものだ。  そういうことでしょうな。  ふーほ。ふーほ。 チェチェ「あたしゃね、  よくいうんですよ。 チェチェ「世界を大統一から救った  ファルスさんを 知ってるかい とね。  とうぜん、みんな 知ってるに  きまってるんですけどね。 チェチェ「それで、このあたしは  ファルスさまといっしょに  冒険してたんだと  教えてやるんですよ。 チェチェ「あたしは ほら、  こうみえても 42でしょ?  みんな なかなか  信じてはくれませんよ。 チェチェ「でね、  ちょっと おみみを  はいしゃく。  ・・・・・・・・・・。 チェチェ「・・・・・・・・・。 チェチェ「・・・・・・・・・でしょ。  で、・・・・・・・・・。  へへへへへ。 チェチェ「そういうと、  みんな目を丸くしますよ。  へえ、あのファルスさまが  そんなものを 買うんだって! チェチェ「あ、でも、  安心してください。  ちゃんと 口どめしてますから。 ポロック「ロコッポ。ルッポ。  ポポロ。クポッポ。 やはり ただの けだものだった。 ジョイナス「あ、ファルスさん! ジョイナス「ねえ、ねえ!  ファルスさん、聞いてよ。  わたし、  魔法学校にもどったんだけど・・・・・・、 ジョイナス「このあいだね。  クラスで 先生より強い  ズザンを使ったんだよ! ジョイナス「先生ったら、  すっごく 怒っちゃって、  わたし 泣いちゃった。 ジョイナス「・・・・・・・・・。 ジョイナス「学校って  やっぱり  つまんない。 ジョイナス「ねえ、ファルスさん!  また、  冒険につれていってよ! 「いそがしい。いそがしい。  ああ、いそがしい。  料理をつくるのって  いそがしいわよね。 「お祝いの 料理らしいんだけど・・・・・・、  いったい なんの  お祝いなのかしら・・・・・・。 「ぶらぶら。ぶらぶら。  ぶら。ぶぶ。 「わーい! 勇者さまだ! ゴン・ガルス「おお!  ファルスさん! あなたには、  まっさきに お知らせしたかった!  じつは・・・・・・。 ゴン・ガルス「じつは、  子どもが できたんだ! ゴン・ガルス「もうすぐ  わしは お父さんになるんだ。 ゴン・ガルス「男の子でも、  女の子でもかまわんよ。  子どもには あなたのことを  じっくり聞かせてやりたい。 ゴン・ガルス「父さんと 母さんが  ファルスさんといっしょに  どんなにすばらしい旅をしたかを  聞かせてやりたいと思っている。 ゴン・ガルス「わしらの家に  ぜひ 遊びにきてくれ。  子どもにあんたを  みせてやりたいんだよ。 ラブ・ガルス「ファルスさん。  わたしとゴンは一心同体・・・・・・。  それに もうすぐ  もうひとり くわわるんです。 ラブ・ガルス「あなたも  おからだに 気をつけて・・・・・・。  ぜひ、わたしたちの家に  遊びに いらしてください。 「ハモンドの丘なら、どこでも  10Gで、連れてってやるよ。  どうだい? おいらの  グボタクシーに のらないかい? 「なんてな。じょうだんだよ!  きょうは せっかくのお祝いだ。  自分の足で  いろいろと たずねてみるといいよ。 「グボグボグボボボボボ・・・・・・・・・。 「ここは、わたしたちにまかせて  みなさんとの  おしゃべりを  楽しんでください。 ダーク「よせよ!  なにもいわないでくれ。 ダーク「おれは金のため、  自分の修行のために  仕事をしただけなんだぜ。 ダーク「ふ。 ダーク「また、いい話があったら、  声をかけてくれよ。 「わっはっは!  ここは 貴族の町だ。 「ふだんなら  おまえみたいなやつは  おいだしてしまうところだが、  今日は 特別だ! 「なんでも 勇者さまが  エルツを 救ってくれたそうだ。  だから 今日は お祝いだ!  わっはっは! ジンバル「ファルスさん。  みごとに グラナダを  倒したようだね。 ジンバル「おかげで わたしも  生きのびることが  できましたよ。  ありがとうございます。 ゼーン「ファルス。ありがとう。  大統一の4天使は ほろびた。  レナスにも 平和がもどった。 ゼーン「だが、ほんとうに  すべては終わったのか?  それが不安でたまらない。 ゼーン「あの空に ライガが  かがやいているかぎり、  なにかが  おこりそうな気がするんだ。 ゼーン「ファルス!  気をつけてくれよ。 「なんだか しらないけれど、  世界の危機が去ったらしいよ。  そういえば、このまえ、  大きな星が とんでいったね。 フラッシュ「ファルス!  やったじゃねえか!  トロくさい おまえのことだから  どうなるかと 思っていたが・・・・・・。 フラッシュ「やるときは  やるじゃねえか!  みなおしたぜ! ファルス! 「うしうしうしうし。  うし。 メカニードス「ニンムカンリョウ。  タイキモードヘ  ハイリマス。 メカニードス「・・・・・・。 「ふふ。  あたしのこと おぼえている? 「お客さんには  ずいぶんと かせがせてもらったわ。  また、あそびにいらしてね。 「なんだ? やるのか? →はい 「よし! しょうぶだ! 「ま、まて!  じょうだんだ!  勇者さまに  勝てっこないだろう。 →いいえ 「なんてな、  じょうだんだよ。 「ファルスさん。  あなたが 1回に あつめた、  ハウスエッグの記録は  ○こです。がんばりましたね。 「ところで、ファルスさん。  あれだけハウスエッグを  あつめたのですから さぞかし  りっぱな家をたてたのでしょう? 「とても、うらやましいですわ。  ああ! 夢のマイホーム! 「いらっしゃいませ。  ここは宿屋です。 「・・・・・・が、きょうは特別に  酒場になっているんですよ。  どうです一杯?  とれたてのグボのミルクですよ。 リヒターJr.「このあいだ、  だいがらん山みゃくに  いったとき、  父に あいました。 リヒターJr.「父に ファルスさん。  あなたのことを話したら、  いつか、お会いしたいと  いってましたよ。 リヒターJr.「そうですね。  このレナスには  まだまだ おおくのなぞが  かくされているようです。 リヒターJr.「そのなぞを  もっと知りたい!  また、旅にでることにします。 リヒターJr.「ファルスさん。  あなたとは、また思わぬところで  お会いするかもしれませんね。 リヒターJr.「ごぶじを  おいのりしています。 ルーカス「こんど  レイヨルドの 魔法学校で  子どもたちに 魔法を  教えることになりました。 ルーカス「ファルスさん。  ぼくも まだまだ 子どもですが、  あなたとの旅でえた けいけんを  レナスの明日のために役立てたい。 ルーカス「世界に にどとさいやくを  おとずれさせないためにも、  それは、  とてもたいせつなことだと思います。 ルーカス「兄のことと  ファルスさん、あなたのことは  この世界の 伝説として、永遠に  語りつづけられていくはずです。 ルーカス「ファルスさん。  ありがとう。  そして、さようなら。 グランタス「あれから、  レクタスと話をしてみたよ。 グランタス「・・・・・・・・・。 グランタス「やっぱり、  やつのことは  好きになれねえ。 グランタス「だが、  もう あいつのことを  いしきするのは やめた! グランタス「おれは おれ!  やつは やつだ! グランタス「こんかいのことで、  おれも 自分のことが すこしだけ  わかったような気がする・・・・・・。 グランタス「やっぱり、  自分がわからねえと、  自信も もてねえってことかな? グランタス「ははは・・・・・・。  あばよ、ファルス! シロッコ「ファルス!  おまえが グラナダとかを  たおしたって きいたぜ! シロッコ「まあ、  ウワサでしか 知らんが、  すこしは うまく  戦えるようになったみたいだな。 シロッコ「いまのおまえとなら、  長いつきあいが  できそうな気がするぜ。 レクタス「ファルス。  レナスの危機を 救ってくれて  ありがとう。 レクタス「さすがに、  チェズニ・・・・・・。 レクタス「いや、ペトロが  みこんだだけのことはあるな。 レクタス「きみたちのことは  忘れないよ!  さらばだ。 市長「やりましたね。ファルスさん。  わたしは 信じていましたよ。  なんてったって  ライガ人ですからね。ライガ人。 市長「空中神殿が  壊されていなければ、  ジュレーンで パーティを  開きたかったのですが・・・・・・。 市長「壊れてしまったものは  しかたがないですね。  今日は ここで  パーティを楽しみましょう。 「ファルスさん、おひさしぶりです。  プレザスの娘です。  そのせつは  お世話になりました。 「父のために  ダルルのめがねを  もってきてくださったことを  かんしゃしています。 「きょうは 父といっしょに  ファルスさんの  おいわいにきたのですが・・・・・・。 「父は どこへ  いったのでしょう? プレザス「おお あんたか。  わしの目も すっかりよくなったよ。 ユデヌス「いい嫁さんも  もらったし、  世界も平和になった。  なにも、いうことはないな。 ペペ「ああ、  ユデヌスさま・・・・・・。  わたし、幸せです。 ペペ「こうやって、  世界も平和になって、  わたしたちの かていも  幸せで・・・・・・。 パスコ「ありがとうございます。  グラナダは 滅びました。  正義は勝つのですね。  ラ・ファルス! ウィ・ファルス! ランカサル「このランカサル、  このとしになって、あれほどの  花をさかせることができるとは、  思ってもおらなんだ。 ランカサル「この世界が  どれだけ広く、  どれだけの  おどろきにみちているか。 ランカサル「いくつになっても  知らぬことはあるものだな。 ランカサル「それがしは  腕をみがいておくことにするよ。  また、どんなチャンスが  あるかもしれぬからな! ランカサル「ははははは・・・・・・。 ゴッサム「さかなだよ!  れいの大統一のおかげで、  さかなのしゅるいが  ふえたんだよ。 ゴッサム「どうやら、  レナスのさかなが エルツの海に  まよいこんできたんだな。 ゴッサム「うまいぜ!  新しい さかなはよ!  ぜひ ソレージュに遊びにきてくれ!  ごちそうするよ! ゴッサム「きっとだぜ! 「わはははは!  どうだ?  わしらのアイテムは  役に立っただろう? 「話しかけんといてや。  静かに この音楽を  聞かんかい! 「はて? わしは どうして  こんなところに おるのじゃろう?  そもそも、わしは  だれなのじゃ? 「うむ。 「うむむ。 「うむむむ。おもいだせん。 「なにも おもいだせん。  とりあえず、  あんたのサインでも  もらえんか? 精霊「ははははは!  ゆかいなり!  とてつもなく  ゆかいなり! 精霊「邪悪な力により  ゆがめられていた ことわりが、  ただしき じょうたいを  とりもどした! 精霊「ファルス!  これも おまえのおかげなり!  さすがは、わしの仲間が  みとめた男なり! ピアズ「ありがとう ファルス。  きみたちのおかげで  ふたつの世界は 救われた。 ピアズ「おはずかしい話だが、  こんかいほど、  自分の ふがいなさを  感じたことはなかったよ。 ピアズ「ともすれば、  われわれ ライガ人は  心のありかを  わすれがちなのだが・・・・・・。 ピアズ「きみに 教えられたよ。  どんなに つらいときでも、  心を 忘れてはならないことを・・・・・・。 ピアズ「ありがとう。  心から 礼をいう。  ほんとうに ありがとう! ミディア「ファルス。  あなたはエクト・ライガ。  エクト・ライガには  ふたつの意味があります。 ミディア「ひとつは 大地の命。  大地から はぐくまれる  あらゆる命の  シンボルという意味です。 ミディア「そして、悪夢の神。  神話にでてくる 心をもたない神。  ぜんあくの意味すら 知らず、  悪をなす むじゃきな神です。 ミディア「あなたとグラナダは  ともにエクト・ライガでした。  グラナダは ライガに眠り、  あなたはアンデルに眠っていた。 ミディア「グラナダは あなたより  すこしだけ早く目を覚ましたのです。  そして、どちらも もつはずがない  心を もってしまった。 ミディア「あなたは自分の心で  世界を救おうとした。  グラナダは 自分の心で、  ・・・・・・・・・。不幸なことです。 ミディア「だれが あなたと  グラナダを 起こしたのか。  そして、大統一という形で、  ふたつの星を破滅にみちびいたのか。 ミディア「おわかりですね。  私やペトロが  戦おうとしているのは、  そんな敵なのです。 ミディア「あなたには、  私たちにはない力がある。  エクト・ライガの力。  命を生む力。悪夢の力。 ミディア「あなたがどんな力を  ふるうのか、それは  あなたの心しだいです。 ミディア「ファルス・・・・・・。  あなたを信じています。 ペトロ「ファルス。  ご苦労だったね。  おかげで、グラナダは倒され、  大統一の危機は さけられた。 ペトロ「レナスとエルツは  ふたつの衛星として、  ふたたび きどうにもどった。 ペトロ「地底世界アンデルは  ざんねんなことをしたが、  世界はすこしずつ 落ちつきを  とりもどしていくことだろう。 ペトロ「・・・・・・・・・。 ペトロ「ぼくとミディアは、  ライガに旅だつことにした。  ライガは ぼくたちの  ほんとうの ふるさと・・・・・・。 ペトロ「そう!  エクト・ライガである  きみをうみだした星だ。 ペトロ「レナスとエルツ!  ふたつの星におこる あらゆる  悲劇がそこで生まれ、  希望も そこからはじまる。 ペトロ「ぼくたちは  希望を 生むために  ライガへむかう! ペトロ「どんな こんなんが  まちうけているか わからない。  ながい旅に なるだろう。 ペトロ「だけど・・・・・・、いや、  だからこそ ファルス、  きみに いっしょに  きてもらいたいんだ。 ペトロ「・・・・・・・・・。 ペトロ「きみの なかまたちが  お祝いに  あつまってくれている。 ペトロ「みんなと 話してくると  いいだろう。  そして、きみの決心がついたら、  もういちど ここにきてくれ。 ペトロ「ファルス。  もういいのか?  決心はついたのか? 決心がついたファルス。 ペトロ「そうか。  では、いこう!  ミディア! ピアズ! ファルス!  大いなるライガへ!!

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  227. 236
  228. 237
  229. 238
  230. 239
  231. 240
  232. 241
  233. 242
  234. 243
  235. 244
  236. 245
  237. 246
  238. 247
  239. 248
  240. 249
  241. 250
  242. 251
  243. 252
  244. 253
  245. 254
  246. 255
  247. 256
  248. 257
  249. 258
  250. 259
  251. 260
  252. 261
  253. 262
  254. 263
  255. 264
  256. 265
  257. 266
  258. 267
  259. 268
  260. 269
  261. 270
  262. 271
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  264. 273
  265. 274
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  358. 367
  359. 368
  360. 369
  361. 370
  362. ...
  1. ペトロ「よくやった。ファルス!これで、大統一はくい止められた。さあ、エルツに帰ろう。」
  2. それから ながいあいだ
  3. ファルスは ねむりつづけた……。
  4. そして……。
  5. 「………ま。
  6. ……
  7. 「ファルスさま。
  8. 「ファルスさま。
  9.  よかった……。
  10.  おめざめになったのですね。
  11. 「このまま、めをさまさなかったら
  12.  どうしようかと
  13.  おもっていたのですよ。
  14. 「でも、ファルスさまは
  15.  こうして ぶじに
  16.  おめざめになられました。
  17.  これでパーティをはじめられます。
  18. 「どうぞ、あちらこちらを
  19.  たずねてみてください。
  20.  なつかしい かたがたが
  21.  あつまってくれていますよ。
  22. ゾック「わたしたち、
  23.  テラノ族の 大部分は
  24.  地底の大統一とともに
  25.  滅びてしまいました。
  26. ゾック「いいんです。
  27.  ファルスさま、
  28.  そのことで あなたを
  29.  せめるつもりはありません。
  30. ゾック「運命によって、
  31.  あなたとわたしたちは出会い、
  32.  運命によって、
  33.  ともに戦ってきました。
  34. ゾック「そして、どうほうの
  35.  おおくをうしなったいま、
  36.  わたしたちを みちびいてきた
  37.  運命もなくなってしまいました。
  38. ゾック「そうですね。
  39.  これからの運命は わたしたちが
  40.  うみだしていくしかないんです。
  41. ゾック「わたしたち、
  42.  大統一の五使徒は テラノ族再建の
  43.  五使徒として、新しい運命を
  44.  きずいていくつもりです。
  45. ゾック「ファルスさま。どこにいても、
  46.  わたしたちのことは
  47.  忘れないでください。
  48. ゾック「そして、いつか
  49.  わたしたちの 未来を
  50.  見にきてください!
  51. クレスター「ファルスさま。
  52.  ねえ、ぼく すこしは
  53.  おとなになれたのかな?
  54. クレスター「ぼく、すこしは
  55.  強くたのかな?
  56. クレスター「く・・・・・・、
  57. クレスターぼくね・・・・・・、
  58. クレスター「いやだ!
  59.  ぜったい いやだ!
  60. クレスター「いやだよ!
  61.  さびしいよ!
  62.  どこでもいいから、
  63.  ぼくをいっしょに・・・・・・。
  64. クレスター「いっしょに
  65.  つれていってよ!
  66. クレスター「ねえ・・・・・・・・・。
  67.  ファルスさま。
  68. ジョード「ファルスさんよ。
  69.  どうしたんだい?
  70.  けっこう
  71.  なさけない顔してるじゃねえか。
  72. ジョード「よしてくれよ!
  73.  アンデルは
  74.  あんなことになっちまったけど、
  75.  同情なんか いらねえぜ。
  76. ジョード「過去は過去だ!
  77.  おれたちは 前に進むしか
  78.  ないんだぜ!
  79. ジョード「ぐずぐずするなよ。
  80.  なさけない顔は やめなよ。
  81.  さあ、早く あんたの道を
  82.  歩くんだぜ!
  83. ジョード「あばよ!
  84. ユマ「そうですね。
  85.  わたしは光の精霊使い。
  86.  光のことなら
  87.  知っていたはずなのに・・・・・・。
  88. ユマ「ファルスさま、あなたには
  89.  ほんとうの光の意味を
  90.  教えてもらったような気がします。
  91. ユマ「わたしたち、テラノ族は
  92.  いま暗やみのなかにいますが、
  93.  希望の光で やみをてらし、
  94.  どこまでも 歩いていきます。
  95. ユマ「ファルスさまも
  96.  おげんきで・・・・・・。
  97. ゴルトーク「よう。
  98.  わしのベットの
  99.  ねごこちは よかっただろう。
  100.  わはははははは!
  101. ゴルトーク「くわしくは しらないが
  102.  おまえが エルツを
  103.  すくったそうじゃないか。
  104.  わはははははは! ゆかいゆかい!
  105. ダフネ「またしても
  106.  おまえたち いたずらぼうずに
  107.  世界が すくわれたんだね。
  108.  礼をいうよ。ありがとう。
  109. ダフネ「しかし、
  110.  よくよく考えてみたら
  111.  世界に危機を もたらしているのも
  112.  おまえたちだね。
  113. ダフネ「いや、それはそれで
  114.  いいとするかね。
  115.  おわりよければ なんとやらだよ。
  116.  さて、あんたに宿題をだすかね。
  117. ダフネ「おまえたちは
  118.  きっと ライガへいくだろう。
  119.  そして きっと だいそれたことを
  120.  しでかすだろうね。
  121. ダフネ「そしたら、かならず
  122.  わしのところへきて
  123.  その話を きかせてほしいのだよ。
  124. ダフネ「わしは
  125.  レナスにもどって まっているよ。
  126.  いいね? かならず
  127.  きかせておくれよ。
  128. マイラ「よかった。
  129.  ファルスさん。
  130.  また、あなたに会えた。
  131. マイラ「はるかなる
  132.  たいがのほとりで、
  133.  くおんなる
  134.  しんえんのそこで・・・・・・、
  135. マイラ「だれにも きこえぬよう
  136.  泣きたくなるときもあった。
  137.  だれも わたしの心を知らない。
  138.  だれも わたしの存在を知らない。
  139. マイラ「そんな ぜつぼうが
  140.  青黒い大きな口をあけて、
  141.  なんども なんども
  142.  わたしをのみこもうとしていた。
  143. マイラ「わたしは
  144.  帰るみなとのない船だった。
  145.  さばくに 落ちた
  146.  小さな たねだった。
  147. マイラ「ファルスさん。
  148.  あなたのおかげだ!
  149. マイラ「船は みなとをみつけた。
  150.  たねは 希望のめをつけた。
  151. マイラ「新たな海へでるために、
  152.  大きな みを つけるために、
  153.  こんな小さな からだだが、
  154.  わたしは 歩いている。
  155. マイラ「ファルスさん。
  156.  また どこかで であえたら、
  157.  いまよりも もっと成長したすがたを
  158.  おみせできることだろう。
  159. マイラ「そんな日がくることを
  160.  心のそこから
  161.  のぞんでいるよ。
  162. クレイトン「ファルス!
  163.  あいかわらず しけたツラしてるな。
  164.  きょうは おいわいだ!
  165.  ぱーっとやろうぜ! ぱーっとな!
  166. クレイトン「ところで、
  167.  おれは さいきん、おまえさんから
  168.  かせがしてもらったゼニで、
  169.  新しい しょうばいを はじめたよ。
  170. クレイトン「そうさ!
  171.  バトル・コンサルタントさ!
  172.  いいしょうばいだぜ!
  173. クレイトン「なにしろ、
  174.  ドケチなやつから、
  175.  ダンジョン特別料金を
  176.  いただくより、
  177. クレイトン「ずっと楽に
  178.  かせげるんだからよ。
  179.  ま、おまえさんも
  180.  いろいろ教えてもらいたかったら、
  181. クレイトン「おれんところに きなよ。
  182.  へへ・・・・・・。
  183.  特別料金に まけといてやるからよ。
  184. ゴンド「おら、さびしいよ。
  185.  よのなかが、いくらよくなっても、
  186.  ファルスさん、おら あんたたちと
  187.  いっしょに戦えねえのは いやだ!
  188. ゴンド「おいていかねえでくれ!
  189.  おねがいだから、
  190.  つれてってくれよ!
  191.  おら、ひとりぼっちはきらいだよ。
  192. バイ「へへへへへ・・・・・・。
  193.  ちかごろ、平和になって
  194.  よござんしたね。
  195. バイ「なんでも、だんなが
  196.  だいかつやくだったとか・・・・・・。
  197.  まあ、なんでやすな。
  198. バイ「とじまりの火の用心だけは
  199.  どんな 世の中でも
  200.  わすれちゃいけやせんぜ。
  201. バイ「ふう・・・・・・。
  202. バイ「それにしても、
  203.  このあたりにお住みの みなさんは、
  204.  いいみなりをしてらっしゃる。
  205. バイ「いや! だんなも人が悪い。
  206.  ひとりごとでやすよ!
  207.  ひとりごと・・・・・・。
  208. アイリス「あのね。
  209.  あのね・・・・・・。
  210. アイリス「アイリスね。
  211.  ファルスさんと旅行したり、
  212.  プレゼントもらったり、
  213.  とっても 楽しかったの。
  214. アイリス「でも、アイリス、
  215.  女の子だから、
  216.  きちゃない怪物と 戦うのは
  217.  あんまり すきじゃなかったの。
  218. アイリス「でもね、でもね。
  219.  アイリス。ファルスさんのことは
  220.  とってもすきなの。
  221. アイリス「だから、ファルスさん!
  222.  また、アイリスと旅行しようね!
  223.  でね、いっぱい いっぱい
  224.  おみやげ 買おうね。
  225. ニキータ「ファルス! ひさしぶりね。
  226.  あなたには かんしゃしている。
  227.  あなたとの 戦いの日々は
  228.  わたしのボディを みがいてくれた。
  229. ニキータ「あなたが はなたばをもって
  230.  楽屋を たずねてくれたときのことを
  231.  わたしは一生 忘れない!
  232. ニキータ「そうね。
  233.  おしごとには
  234.  また もどってみたわ。
  235.  でも、なにかがちがう。
  236. ニキータ「ファルス!
  237.  あなたとともに 戦った日々。
  238.  あなたとともに 世界を旅した
  239.  あのすばらしい日々・・・・・・。
  240. ニキータ「もう
  241.  あれほどの時間は
  242.  かえってこないのかも
  243.  しれないわね。
  244. ニキータ「また、わたしの肉体を
  245.  戦わせてくれるチャンスがあれば、
  246.  かならず、声をかけてね。
  247.  忘れないでね。きっとよ!
  248. ジェンカ「ファルス!
  249.  あなたは 風になったのね。
  250.  世界をつつむ やさしい風。
  251.  悪をほろぼす 強い風。
  252. ジェンカ「わたしとあなた
  253.  ふたつの風が かけぬけた。
  254.  そんな さわやかな思いでを
  255.  風は そよそよ おぼえてる。
  1. ...
  2. 11
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  26. 35
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  28. 37
  29. 38
  30. 39
  31. ...
  1. ペトロ「よくやった。ファルス!これで、大統一はくい止められた。さあ、エルツに帰ろう。」
  2. それから長い間ファルスは眠り続けた……。
  3. そして……。
  4. 「………ま。……様。ファルス様。ファルス様。よかった……。お目覚めになったのですね。このまま、目を覚まさなかったらどうしようかと思っていたのですよ。でも、ファルス様はこうして無事にお目覚めになられました。これでパーティを始められます。」
  5. どうぞ、あちらこちらを訪ねてみてくだ懐かしい方々が集まってくれていますよ。」
  6. ゾック「私達、テラノ族の大部分は地底の大統一とともに滅びてしまいました。いいんです。ファルス様、その事で貴方を責めるつもりはありません。運命によって、貴方と私達は出会い、運命によって、ともに戦ってきました。そして、同法の多くを失った今、私達を導いてきた運命もなくなってしまいました。そうですね。これからの運命は私達が生み出していくしかないんです。私達、大統一の五使徒はテラノ族再建の五使徒として、新しい運命を築いていくつもりです。ファルス様。どこにいても、私達の事は忘れないでください。そして、いつか私達の未来を見にきてください!」
  7. クレスター「ファルス様。ねえ、僕少しは大人になれたのかな?僕、少しは強くなれたのかな?僕……、僕ね……、嫌だ!絶対嫌だ!嫌だよ!寂しいよ!どこでもいいから、僕を一緒に……。一緒に連れていってよ!ねえ………。ファルス様。」
  8. ジョード「ファルスさんよ。どうしたんだい?結構情けない顔してるじゃねえか。よしてくれよ!アンデルはあんな事になっちまったけど、同情なんかいらねえぜ。過去は過去だ!俺達は前に進むしかないんだぜ!ぐずぐずするなよ。情けない顔は止めなよ。さあ、早くあんたの道を歩くんだぜ!あばよ!」
  9. ユマ「そうですね。私は光の精霊使い。光の事なら知っていたはずなのに……。ファルス様、貴方には本当の光の意味を教えてもらったような気がします。私達、テラノ族は今暗闇の中にいますが、希望の光で闇を照らし、どこまでも歩いていきます。ファルス様もお元気で……。」
  10. ゴルトーク「よう。わしのベットの寝心地はよかっただろう。わはははははは!詳しくは知らないがお前がエルツを救ったそうじゃないか。わはははははは!愉快愉快!」
  11. ダフネ「またしてもお前達いたずら坊主に世界が救われたんだね。礼を言うよ。ありがとう。しかし、よくよく考えてみたら世界に危機をもたらしているのもお前達だね。いや、それはそれで良いとするかね。終わり良ければなんとやらだよ。さて、あんたに宿題を出すかね。お前達はきっとライガへ行くだろう。そしてきっと大それた事をしでかすだろうね。そしたら、必ずわしの所へ来てその話を聞かせてほしいのだよ。わしはレナスに戻って待っているよ。いいね?必ず聞かせておくれよ。」
  12. マイラ「よかった。ファルスさん。また、貴方に会えた。遥かなる大河のほとりで、久遠なる深淵の底で……、誰にも聞こえぬよう泣きたくなる時もあった。誰も私の心を知らない。誰も私の存在を知らない。そんな絶望が青黒い大きな口を開けて、何度も何度も私を飲み込もうとしていた。私は帰る港のない船だった。砂漠に落ちた小さな種だった。ファルスさん。貴方のおかげだ!船は港を見つけた。種は希望の芽をつけた。新たな海へ出るために、大きな実をつけるために、こんな小さな身体だが、私は歩いている。ファルスさん。またどこかで出会えたら、今よりももっと成長した姿をお見せできる事だろう。そんな日が来る事を心の底から望んでいるよ。」
  13. クレイトン「ファルス!相変わらずしけたツラしてるな。今日はお祝いだ!ぱーっとやろうぜ!ぱーっとな!ところで、俺は最近、お前さんから稼がしてもらった銭で、新しい商売を始めたよ。そうさ!バトル・コンサルタントさ!良い商売だぜ!何しろ、ドケチな奴から、ダンジョン特別料金をいただくより、ずっと楽に稼げるんだからよ。ま、お前さんもいろいろ教えてもらいたかったら、俺ん所に来なよ。へへ……。特別料金にまけといてやるからよ。」
  14. ゴンド「おら、寂しいよ。世の中が、いくら良くなっても、ファルスさん、おらあんた達と一緒に戦えねえのは嫌だ!置いていかねえでくれ!お願いだから、連れてってくれよ!おら、一人ぼっちは嫌いだよ。」
  15. バイ「へへへへへ・・・・・・。近頃、平和になってよござんしたね。何でも、旦那が大活躍だったとか……。まあ、なんでやすな。戸締りの火の用心だけはどんな世の中でも忘れちゃいけやせんぜ。ふう……。それにしても、このあたりにお住みの皆さんは、良い身なりをしてらっしゃる。いや!旦那も人が悪い。独り言でやすよ!独り言……。」
  16. アイリス「あのね。あのね……。アイリスね。ファルスさんと旅行したり、プレゼントもらったり、とっても楽しかったの。でも、アイリス、女の子だから、汚い怪物と戦うのはあんまり好きじゃなかったの。でもね、でもね。アイリス。ファルスさんの事はとっても好きなの。だから、ファルスさん!また、アイリスと旅行しようね!でね、いっぱいいっぱいお土産買おうね。」
  17. ニキータ「ファルス!久しぶりね。貴方には感謝している。貴方との戦いの日々は私のボディを磨いてくれた。貴方が花束を持って楽屋を訪ねてくれた時の事を私は一生忘れない!そうね。お仕事にはまた戻ってみたわ。でも、何かが違う。ファルス!貴方と共に戦った日々。貴方と共に世界を旅したあの素晴らしい日々……。もうあれほどの時間は返って来ないのかもしれないわね。また、私の肉体を戦わせてくれるチャンスがあれば、必ず、声をかけてね。忘れないでね。きっとよ!」
  18. ジェンカ「ファルス!貴方は 風にたのね。
  19.  世界をつつむ やさしい風。
  20.  悪をほろす 強い風。
  21. ジェンカわたしとあなた
  22.  ふたつの風が かけぬけた。
  23.  そんな さわやかな思いでを
  24.  風は そよそよ おぼえてる。
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