エアフォース・ワン(映画)(吹替版)のエンディング

ジェームズ・マーシャル大統領が大統領専用機「エア・フォース・ワン」でアメリカへ戻る中、突如とロシアのイワン・コルシュノフを筆頭とする過激派テロ集団によりハイジャックされ、マーシャル大統領は逃げるものの、それを装い、テロ集団に立ち向かい、テロリストの目的であるラデク将軍の釈放が進む中、ジェームズ・マーシャルは仲間と共に頭脳と格闘戦の末にコルシュノフを倒し、ラデク将軍は脱走寸前に射殺され、ロシア・アメリカ両方の大統領・側近らはそれに賛美の声をあげる。

無線「間一髪でした。聞えますか!ラデクは射殺されました」
側近「やった!大統領ですテロリストを倒しました」

アメリカ政府の人々は歓喜を上げる一方で飛行機内で撃たれた機長をギブス警護官が見ていた。

ジェームズ「具合はどうだ」
ギブス「危ないですね。」
ジェームズ「操縦はできないよな」
機長「もちろん」
ジェームズ「よし少佐、手伝ってくれ」
機長「はい」

ジェームズは機長と共に操縦室へと行く。

機長「何年ぶりですか」
ジェームズ「25年だ。それもこんなジェットじゃない小型機さ、聞こえるか?」

ジェームズと機長は操縦席に乗り、ジェームズは無線で通信をする。

側近(無線)『はい閣下』 
ジェームズ「だれか操縦を教えてくれ」

アメリカ政府内。

ジャクソン大佐「ジャクソン大佐です」
ジェームズ(無線)「ああボブ」
ジャクソン大佐「敵の領空を出ましょう」
ジェームズ(無線)「ああ、そうしたい」
ジャクソン大佐「では中央のビデオスクリーンをご覧ください。光った数字がたくさん並んでいまして、一つは110だと思いますが?」

エアフォース・ワン内。

ジェームズ「ああ」
ジャクソン大佐(無線)「それが方角です。その下に目盛りの付いたノブがありますが、それを時計回りに回して290にしてください」
ジェームズ「90…」

ジェームズはメモリのノブを回す。

ジェームズ「旋回してる」
ジャクソン大佐(無線)「絶好です」

エアフォース・ワンは旋回する。

ジャクソン大佐(無線)「これでカザフスタンを出られます。」
ジェームズ「もう安心だ」
ジャクソン大佐(無線)「ただし、自動操縦で着陸できませんので。ご説明します。」

アメリカ政府内。

キャサリン・ベネット副大統領がやってくる。

キャサリン「一番近い飛行場は?」
大佐「トルコの西にあります」
キャサリン「ノースウッド将軍。あれは?」
ノースウッド「副大統領、あの赤い点は来る戦闘機です。エアフォース・ワンに向かってます」
側近「アクツビエスから来たんだな、司令官がラデクの指導者だ」
キャサリン「将軍、カザフスタンにうちの戦闘機を送って。どんな手段を使っても大統領を守るのよ」
ジャクソン大佐「最後のアプローチにきたらスロットを真ん中にします」
ジェームズ(無線)「わかった」

するとキャサリン副大統領がジャクソンの電話を咄嗟にとる。

キャサリン「大統領、聞こえますか?」
ジェームズ(無線)「ああ、キャサリン」
キャサリン「そちらにいる六機の戦闘機が向かっているので、迎撃のためF15を急行させます」

エアフォース・ワン内。

ジェームズ「なんだと…」
機長「イーグルですって!?」
ジェームズ「ああそうらしい、座席に座ってベルトを付けてください」

ジェームズ大統領は家族と乗客らにベルトを着けるように指示する。

ジェームズ「厄介なことになりそうだ。イーグルが近づいてきたら操縦しないと、自動操縦の解除は?」

ジェームズと機長が自動操縦を解除の準備をする一方でギブス警護官が死んだコルシュノフの服から拳銃を取り出し手に入れる。

ジェームズ「よーし、全身あるのみだ」
ジャクソン大佐(無線)「そーう、すぐ思い出しますよ」

一方でキャサリン副大統領が派遣したF15はエアフォース・ワンにむかっていた。

パイロット「ゼロフライト、こちら090、迎撃の指示を受けた。予備弾丸を補充せよ!」

F15は全速力で発進する。

エアフォース・ワン内。

ジェームズ「イーグルはどこだ?」

するとジェームズと機長は警告音に気付きモニターを確認する。

レーダー確認(翻訳字幕)

ジェームズ「近いな…」

ラデク部隊の戦闘機イーグルはエアフォース・ワンに向けてミサイルを発射する。

機長「攻撃撹乱装置が作動している!」
ジェームズ「旋回」

ジェームズと機長はエアフォース・ワンを旋回し撹乱弾をばら撒く。

機長「危ない!」
ジェームズ「応援を呼ぼう」
機長「エアフォースワンより、米軍戦闘機へ。攻撃を受けている来てくれ!」
パイロット「こちらハローフライト。こちらに向かっています到着は2分後」
ジェームズ「二分も待っていられんぞ!」

するとイーグルがエアフォース・ワンを機銃で攻撃しエンジンを破壊する。

機長「やられました!」
ジェームズ「くそっ…出火してるぞ…エンジンが出火!第四エンジンが出火!」
無線「天井に消火スイッチが」
機長「ああ、あった!これだ!OK!」

機長はスイッチを押して、出火を止める。

ジェームズ「右に傾いてる」
ジャクソン大佐(無線)「舵を左に、そしてバランスをとって!」
ジェームズ「第四エンジンを読めるか?」
ジャクソン大佐(無線)「いいえ、速度が落ちます。バランスを取るんです!」
ジェームズ「どうやるんだ」
ジャクソン大佐(無線)「コントロールパネルのノブです!」

ジェームズと機長はモニターを確認し、ノブを動かす。

機長「赤いランプがついた」
ジェームズ「燃料が漏れているらしいぞ」

一方で、F15はエアフォース・ワンに向かっていた。

パイロット「ゼロフライト、全機、狙いを定めろ。最短距離でスタンバイ。行くぞ!フォックス!」

F15部隊はイーグル部隊に向けてミサイルを発射する一方で、イーグルは機銃でエアフォース・ワンを攻撃する中、F15がイーグルをミサイルで次々と撃墜する。

パイロット「一機撃墜!」「二機目だ!」「090の方向に4機いる!ハローフライト!攻撃せよ!」

ジェームズ「はははは!味方が来た!」

ジェームズは笑顔になる。

パイロット「エアフォース・ワン!西へ逃げてください!」
ジェームズ「了解!」

別のイーグルがエアフォース・ワンの後部エンジンに向かって攻撃しようとしていた。

パイロット「上昇して!後ろから来ます!」
ジェームズ「追い払え!」

F15がエアフォース・ワンを攻撃しようとするイーグルに向かう中、そのイーグルがミサイル発射する。

パイロット「エアフォース・ワン、ミサイルを発射!左を旋回!」
機長「くそっ!かく乱装置が故障!。こちらR2撹乱装置が故障!」
パイロット「私が行きます!」

F15がエアフォース・ワンを庇う形で撃墜されるのも、その破片がエアフォース・ワンにぶつかる。

パイロット「やられた!R2、エアフォース・ワン無事ですか!」
ジェームズ「ああ、まだ生きている!」

F15は残りのイーグル部隊を一掃しようとしていた。

パイロット「そう逃がすものか!」

F15はイーグルを撃墜する。

パイロット「残り三機は撤退しました!もう安心です!」

見守っていたアメリカ政府の人々は歓喜する。

ジェームズ「ボブ、いるか?困ったことになった」
ジャクソン大佐(無線)「はい」
ジェームズ「舵が効かない」
パイロット「調べてみましょう」

F15のパイロットはエアフォース・ワンに近づいて尾びれのウイングが損傷してるのを確認する。

パイロット「これはひどい、大分重症のようですね。消光弾は聞きますか?」
ジェームズ「反応は鈍いな。燃料も漏れてる」
パイロット「了解。問題が発生した、エアフォース・ワンは酷く損傷しています。これでは着陸不可能ですね。お気の毒です」
ジェームズ「ご苦労だった」
パイロット「そばについてます。そのうち解決策が出るでしょう。閣下、ごりっぱでした」

パイロットがそれを言うと敬礼しジェームズも敬礼する。

アメリカ政府。

側近「舵も聞かないうえに燃料もない」
キャサリン「でも何か手があるはず」
大佐「あれはわが軍の部隊か?」

モニターを確認すると別の飛行機が表示されている。

大佐「むちゃなことを思いついた」

空挺部隊のプロペラ飛行機はエアフォース・ワンの危機にアメリカ政府の傍受を受けて向かおうとしていた。

無線「時間がない北に旋回せよ。詳しい事は話をもって説明する」

アメリカ政府は空挺部隊に連絡しエアフォース・ワンへと行かせる。

空挺部隊パイロット「了解。命令に従います」

空挺部隊は旋回する。

空挺部隊パイロット(無線)「方向を維持してください。南から救援機が来ます、2分程です。」
ジェームズ「分かった」
空挺部隊パイロット(無線)「危険ですが」
ジェームズ「分かってる」
空挺部隊パイロット(無線)「他に手がありません」

すると娘アリス・マーシャルが父ジェームズの元へ行く。

アリス「パパ」
ジェームズ「大丈夫だ」
アリス「心配ないわ、きっとうまくいく」

ジェームズはアリスの頬にキスをする。
一方でホワイトハウスでは大統領らの生還を待ち望んでいる人々が集まっていた。

キャスター「ホワイトハウスの前には大勢の人が集まって大統領の成果の安否を気遣っています。情報によりますとエアフォース・ワンは損傷が激しく着陸は不可能だということです。また大統領一家は今も機内に取り残されており、一か八か空中救助作戦が行われているところです。」

夜明けの空。
空挺部隊がエアフォース・ワンに辿り着く。

空挺部隊(無線)「エアフォース・ワン、リバティ245、3号に接近。」
機長「エアフォース・ワン、了解した」
ジェームズ「ギブス来たぞ!ドアを開けろ」
ギブス「はい!」
空挺部隊(無線)「高度3000m、200ノット」
ジェームズ「よーし、速度を下げるぞ」

空挺部隊のプロペラ機がくるとF15は離れる。
ギブスは救助作戦の準備のためエアフォース・ワンのドアを開ける。
アメリカ政府の人々は大統領が賭けた作戦に不安を抱えたまま静かになる。

空挺部隊(無線)「こちらエイマックス・ブルースター。エアフォース・ワンとリバティ245をレーダーで確認。エアフォース・ワンは燃料がほとんどありません」
ジェームズ「了解、ブルースター」
空挺部隊(無線)「エアフォース・ワン、翼を水平に保ってください。高度が下がっても速度は維持するように」

空挺部隊は救出をはじめる。

部隊「いいぞ!」「リバティ1、1人目が出ました」
機長「降りて、ゆっくり」
空挺部隊(無線)「エアフォース・ワン、左へ6度」

指示通りにエアフォース・ワンは左へ向く。

ジェームズ「速度はどうだ」
機長「ええ、完ぺきですよ。速度は」
空挺部隊(無線)「もう少し左、一度、二度、三度」

救助部隊は飛行機に掴まり、救助しようとする。

救助部隊「掴まってー!」
ギブス「こっちだー!」

ギブスは救助部隊を中へ入れる。

救助部隊「ベルトを外して」
ギブス「待ってろ」

ギブスはベルトを外すとドアの淵にロープを引っ掛ける。

救助部隊「ロック完了!大統領はどこです?」
ギブス「操縦室にいる」

救助部隊は大統領のもとへといく中、エアフォース・ワンのエンジンに不具合が起きる。

ジェームズ「またエンジンだ」
機長「もう一つのエンジンが駄目になった!」
空挺部隊パイロット「リバティ24了解」

すると救助部隊が操縦士にやってくる。

救助部隊「閣下。行ってください」

救助部隊の言うとおりに大統領らとその家族は脱出の準備をする。

ジェームズ「操縦はどうする?」
救助部隊「私が代わります」

一方で救助部隊らはエアフォース・ワンに二人目を送り込む。

救助部隊「こちらウインチ、二人目が行きました」

二人目の救助部隊が機内に到着する。

救助部隊「大統領、行きましょう!」
ジェームズ「家族が先だ!」
救助部隊「閣下をお連れしろと命令です」
ジェームズ「早く行くんだ!」

一方でホワイトハウス内では大統領の生還を望んでいる人たちがいた。

空挺部隊パイロット「ブルースター、3人目がエアフォース・ワンに到着。スタンバイしています。了解!高度を下げて!」

一方でエアフォース・ワン内では救助準備にかかっていた。

アリス「パパ!」
ジェームズ「心配ないよ」
アリス「絶対に!?」
ジェームズ「絶対にだ!目をつぶって!」
グレイス「大丈夫よ!つかまってね!」

大統領夫人グレイスは娘のアリスにキスをする。

救助部隊「大丈夫任せて!」

救助部隊は娘アリスをプロペラ機へと移送する。

ジェームズ「心配ないよ」
アリス「ああパパ!」
救助部隊「掴まって!」

救助部隊はプロペラ機へと辿り着く。

救助部隊「御嬢さんを救助。」

一方で救助部隊らは大統領らの残りの側近をプロペラ機へと移送する準備にかかっていた。

ジェームズ「すぐに行くから!」

ジェームズは妻・グレイスにキスすると、グレイスをプロペラ機へと避難させる。

救助隊「さあ行きましょう」
ジェームズ「いや、けが人が先だ!」
執事「大統領、いけない」
ジェームズ「いいや、待って頑張れよ!しっかりしろ!」

大統領は怪我した執事を運ばせる中、エアフォース・ワンを操縦していた救助隊はエンジントラブルの音に気付く。

救助隊「またエンジンが止まった!」
空挺部隊(無線)「エアフォース・ワン、降下が早すぎる。あと一人で精いっぱいだ!1000mし回ってる!あと2分で墜落するぞ!早く大統領を救出せよ!」

エアフォース・ワンを操縦した救助隊はとっさに操縦室を離れて逃げ、別の救助隊はけが人の救出に成功する。

ジェームズ「ついたぞ!」
救助隊「大統領、ハーデスを付けて!急がないと!」
ジェームズ「他の者はどうなる?」
救助隊「もう時間の猶予がありません!救助できるは一人だけです!」
ジェームズ「だめだみんなを連れて行く!」
救助隊「それは無理です閣下だけをお連れします。」
副機長「機長、そろそろ行かないと間に合いません!さあ行ってください!早く行くんです」

副機長がそれを言う中、ギブスが救助隊を射殺する。

副機長「お前だったのか!」

テロリストを容易に入れさせたのはギブスで副機長を射殺すると、ジェームズの元へと行く。

ギブス「ストラップをよこせー!」
ジェームズ「ずっとお前を信じていた」
ギブス「信じていた、裏切り者目が早くストラップをよこせー!」

ギブスがそれを言う中、エアフォース・ワンは墜落間際であった。

空挺部隊(無線)「ケーブルを切り離すしかない。もう400mだ」

ジェームズとギブスは格闘する。

ギブス「飛行機を降りるのは俺だ」

ギブスがそれを言うのもつかの間、その隙にジェームズはギブスを殴り格闘の末に気絶させケーブルにホルダーを接続し、脱出準備をする。

空挺部隊(無線)「100m…150m!」「上昇するぞ!」

ジェームズは脱出成功し、ギブスはエアフォース・ワンの墜落もろとも死亡した。

ブルースター「ブルースター、エアフォース・ワンが墜落、エアフォース・ワンが墜落しました」「リバティ24、大統領閣下」

一方で救助隊は大統領を引きあげようとしていた。

無線「リバティ、大統領は無事ですか!?」「待って下さい」

この状況に不安の中、大統領は救出される。

空挺部隊(無線)「リバティ24の名前を変更します。新しい名前はエアフォース・ワンです。」

アメリカ政府ならびに大統領の帰還を願っていた人々は歓声を上げる。

救助隊「大統領閣下は我が機へようこそ!」

部隊が敬礼すると大統領も敬礼する。

続いてホワイトハウス周辺で大統領の帰還に歓声を上げる。
キャサリン副大統領は大統領辞令書を破る。

最後にジェームズが家族であるグレイスとアリスに抱きついて空挺部隊のプロペラ機とF15とともにアメリカへ帰るところで物語は終わる。

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最終更新:2017年06月07日 22:07